NHK朝ドラ【 マッサン 】　第15回　感想

新婚生活を始めたマッサン（玉山鉄二）とエリー（シャーロット）のもとに突然
訪ねてきた鴨居（堤真一）は虎の置物と舶来物の香水を引っ越し祝いにと
渡して去る。
米炊きに失敗してばかりのエリーはついに優子（相武紗季）に相談、厳しい
指導のもと猛特訓がはじまる。
そのなかで、自由に生きてみたいという優子の思いを知り、徐々に友情を
深めていくエリー。
一方、マッサンはウイスキー製造実験と事業計画書の作成にまい進する。

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「マッサン」第3週「住めば都」　第15話

　　　　　　　

 

昨日、優子さんがデレるの早すぎ～…と、書いたけれども、あんまりどーでも
いいよね…。

だって、優子さんは元から良い人なんだもの。

塩をぶっ込む時だって、すごく勇気出してぶっ込んでるのが伝わったし、
たぶん罪悪感でいっぱいだったと思うんだ。

そういうところ、相武紗季さんの演技でちゃんと表現されていた。
本当にいい女優さんになったね…。

エリーたちが出て行ったのは優子さんにとってはホントに良かったわ。
頭を冷やす機会ができたって意味で。

 

…という事は、本当にどうでもよく、今日は冒頭から嵐の到来…。

 

どんどんどんどんどん…
おい、開けろ！　開けてくれ！

 

この声は……
カモキン、来たぁぁぁぁ！！

 

どかどかと人の家に上がりこみ、人の奥さんをハグして匂いを嗅ぎ、

引っ越し祝。タイガー。
ガオ～！

と喚き、人の家に置いてあるものを勝手にどかして、

俺の虎

を勝手に設置するカモキン、さいきょーーーーー！！

 

しかし、エリーも負けてはいない。

エリーちゃん、どっちの瓶が好きや？
気に入った方プレゼントするわ。

 

と、２つ持ってきた香水の瓶を

ボトルのライン、こっち。だけどデザイン、こっち。
だけど…２つ合わせる、一番好き。

 

と、両方せしめるエリーであった。素晴らしい。
ま、どっちもあげるつもりで持ってきたんだろうけど。

これで今日のカモキンの出番は終了～。
オレのためのサービスタイム。

 

エリーは今日もご飯炊きに失敗。
私はお焦げのあるご飯好きだけどな。

 

マッサンは仕事が忙しいので指導どころの騒ぎじゃない。

…で、また優子さんの所へ行くエリー。

 

何でそこまでご飯にこだわるん？
別にスコットランドの料理でええんちゃうの。

 

マッサン、お米大好き。

 

ほな食堂行って食べたら？

 

いえ。
ワタシ、マッサンのために早くおいしいお米炊けるようになりたい。
お願いします！
プリーズ！

 

自分が結婚するはずだった男の女房がその男のためにするご飯炊きの
指導をしてあげる、という、何だか残酷な構図…。

拘らない人もいるのかも知れないが、私だったらイヤだね。
心狭いんで。すいません。

 

しかし、優子さんは、呆れたように…けれども、結局は面倒見てやるのだった。

この人、男前やで。

 

水加減はな、大体中指の…ここら辺まで…。
体で覚える！
火が強い！
はじめチョロチョロ中パッパ。
初めのうちはとろ火。小さめの火の事。
初めは弱火でお米に十分　水を吸わせる。
湯気が出てきたら強火にして炊き上げる。
あんたは初めっからずっと強火で炊くから炊きムラが出来るし真っ黒焦げの
ごはんになんねん。

 

花嫁修業も兼ねて、従業員の賄いをずっとやってきたんだよな～。

これがまた手際が良くて、ちゃんと作っている感じが描写されているから
見ていて気持ちいいし、ご飯早く炊けないかな～って気持ちになってくる。

これね…
「作ってる感」ってこれなんですよ。

前々作の時にね、「料理している描写がないというけれども、ちゃんと描かれてる」
とか、「料理番組みたいに細かく描けばそれでいいのか」とか、そういう話が
随分あったけれどもね～。

この盛り上がりが無かったの。

ほら、今日だって、別に15分たっぷりご飯炊きばっかりやっているわけでは
ないじゃん？
でも、作ってる作ってるって雰囲気が生き生きと描かれているじゃないか。

結果、出来上がったものが、ものすっっごく温かそうで美味しそう。

 

羨ましいな。
うちもエリーさんみたいに生きてみたい。
親の反対を押し切って、家、飛び出して何もかも新しい暮らし始めて…。

 

エリーに語り始める優子さん。
心、開いているよね。
家の事が忙しくてお友達も居そうな雰囲気がないし。

 

スコットランドと日本、どっちが好き？

スコットランド好き。
だけど、日本大好き。
とてもいい国思います。

 

ピン子が居ても日本がいい国だと思ってもらえて良かった……
…と、いうことではなくーーーーー！

 

ワタシの国、つらい戦争経験しました。
けれど日本は平和です。
初めて来たのに、なぜかふるさとのような気がします。

 

2006年に制作された映画『戦場のアリア』では、第一次大戦下のクリスマス、
たった一晩だけスコットランド・フランス連合軍とドイツ軍が音楽によって
1つになり、クリスマスを祝うという史実に基づいた物語が描かれた。
(名作なので機会があったらぜひ)

スコットランドでは貧しさから抜け出すために兵隊に志願する人数がとても
多かったという事なので、エリーの知り合いにも戦死した方がいるのかも。

たぶん、エリーの階級では貧しさとは縁が無いような気がするが、人はどういう
関わりを持つか解らないものね。

日本だって戦争はしているわけだが優子さんの身の回りには軍人は
居なそうだし、負けてもいないからね。

優子さんが戦争の悲惨さを理解するのは、この先……。

 

まあ、ええ国といえばええ国やね。
特に男の人にとっては。

 

と、微笑む優子さん。

 

ええ嫁いうんは男にとって都合のええ女の事。
お台所、炊事、家の事、ちゃ～んとできていつも男を立てて、それが
日本の男が求めるええ嫁やねん。

 

でも、マッサン言いました。
ご主人、奥さん、パートナー。どっち偉い、ナイ。
いつもフィフティー・フィフティー。

 

まあ、いろんな夫婦がおるもんね。
ごめんごめん。今の話は忘れて。

 

優子さんはそういう結婚をするのがイヤなんだよね。

…だったら尚更、フィフティフィフティと言ってくれるマッサンと
結婚したかったんじゃないかな。

…と、つい同情してしまうのだった。

 

けれども、エリーは無邪気だ。

炊きあがったご飯は美味しそう！

 

出来た～出来た！出来た！出来た！

 

抱きつかれて、ビックリする優子さんの顔が可愛いよ。
ゆーこさん、かわいいよ、ゆーこさん。

 

まぁ、何だかんだでいいお友達になってくれそうだな～。

 

一方、ウイスキー作りの第一歩、蒸留実験正念場のマッサン。

 

「２昼夜寝かせて醗酵させたもろみをポットスチル代わりのやかんで沸騰させ、
その蒸気を冷やして蒸溜液を取り出します。
この出来のよしあしがウイスキーの味を大きく左右するのです。」

 

出てきた透明な液体を舐めて、喉が焼けると苦しむ池田くん。　

今の段階ではアルコール度数65度だって。　
これを樽に入れて寝かせると琥珀色になって飲みやすくなるのだそうな。

蒸留したてのウイスキーは無色透明なことを知っとるかの？樽に貯蔵することで少しずつ色がついていくんじゃ！しかし単純に長期貯蔵した原酒の色が濃くなるわけではなく、貯蔵する樽の特徴をはじめ様々な要素が影響するそうな。奥が深いのう！
@ニッカウヰスキー【公式】

　　　　

 

今日はウルサイ専務が居なかったから、お仕事方面は見やすかったわ。
この65度を専務に舐めさせて悶絶する姿を見たかった気もするが……。　

 

よろしければ→【2014年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

　　
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※「Ｙａｈｏｏ！テレビ みんなの感想」は久しぶりに覗いたら相変わらず荒れてた。　
ツイッターでは、1週目は割と好感触に見えるけど…。
　　　

 

　　
※キャスト

亀山政春 … 玉山鉄二
亀山エリー … シャーロット・ケイト・フォックス

亀山早苗 … 泉ピン子
亀山政志 … 前田吟
岡崎千加子 … 西田尚美
亀山すみれ … 早見あかり
番頭・島爺 … 高橋元太郎

住吉酒造
田中大作 … 西川きよし
田中優子 … 相武紗季
矢口専務 … 白井晃
事務員・好子 … 江口のりこ
池田 … 前野朋哉
松原 … 木内義一

キャサリン（種子） … 濱田マリ
食堂「こひのぼり」店主・春さん … 及川いぞう

鴨居欣次郎 … 堤真一
鴨居英一郎 … 浅香航大
黒沢 … 志賀廣太郎
俊夫 … 八嶋智人
巡査 … バッファロー吾郎A

森野熊虎 … 風間杜夫
森野ハナ … 小池栄子
森野一馬 … 堀井新太
亀山エマ … 優希美青

ヘレン … アナンダ・ジェイコブズ/鎌田梢
ウィリアム … タクマ・ウォーレン/比嘉久美子
ローズマリー … インゲ・ムラタ/松岡洋子
デイビッド … マイケル・ビアード/

ナレーション … 松岡洋子

※スタッフ

脚本 … 羽原大介
演出 … 野田雄介、梶原登城、佐々木善春、他
プロデューサー … 山本晃久
制作統括 … 櫻井賢
音楽 … 富貴晴美
制作主任 … 熊野律時

主題歌 … 中島みゆき「麦の唄」

公式サイト　http://www.nhk.or.jp/massan/

 

 

 

 

 

 

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