NHK朝ドラ【まれ】　第9回　感想

スカウトされ浮かれる一子（清水富美加）だが、幼なじみたちは話がうますぎると懐疑的。
それでも一子は、絶対に東京に行くと心躍っている。
対照的に希（土屋太鳳）は、夢を求めることなく市役所への就職を希望している。
そんな矢先、徹（大泉洋）が能登に帰ってくる。6年ぶりに帰宅した徹は、希たちに
あの手この手で言い訳を繰り返す。
だが藍子（常盤貴子）はそんな徹に対して「今日から赤の他人」と言い放つ。

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「まれ」第2週「告白シュークリーム」　第9話

　　　

 

ちょーー簡単感想で。

 

朝ドラには恒例行事だが、前作ファンが次作の掲示板やSNSに「前の嫁は良かった」と
愚痴をこぼす朝ドラを見守る姑の会が今期も活動中のようです…。　

まぁ、前作に何の思い入れもない者にとっては、今期の嫁を冷静に見守るまでです。

今期の嫁は、今までの嫁を思い起こす仕掛けがあちこちに施され、それが鼻に付く
方々もおられるらしい。

元々、朝ドラってそういうの多いけどな…。
確かにネタとして仕込まれ過ぎな気はする。
かと言って、それだけを土俵に作っているワケではないと思うので、まぁ…静観してる。

あのみんなで集まってシュークリーム食べてるところは、どう見ても海女カフェっぽい
けれども……まぁ静観できるレベル。　

一子のモデルスカウトもどういう流れに行くんだかよく解らないけれども、
まさかGMTに入るわけでもないだろうから…まぁ…静観してる。

 

スカウト話を聞いて、

あのえ一子…
ほんなうまい話、詐欺かもしれんがいえ！

と、全員からツッコまれる一子。

東京なんて、そんなにイイところではないと言う希に、

希には分からん。
風の人やし。

希は東京住んどったさけ、ほんなん言えるげ。
うちら土の者の気持ちは希らちみてえな風の者には分からん。

 

と言う一子であった。

 

お互い憧れ合うとるがかもしれんね。
土も風も。

 

憧れあっている部分もあれば、疎ましがっている部分もあるのかも知れぬ…。
同じ日本なのにさ、言葉も通じないほど違ったりするし、都市部だろうが地方だろうが
郷土愛が強い人を冷ややかな目で見る余所の人もおるし。

世界に国境があるように国内に県境あり……。
これって永遠に埋まらない寂しい壁よね。

「余所」とは憧れでもあり、奇異なものでもあり、行きたい所でもあり、行くのが
恐い所でもあるのだった。

 

しかし……

このドラマの中では「風」中の「風」ってほど根無しの父親・徹が、実は
一番この土地に馴染んでるんじゃないかってのが面白いところ。

火曜どうでしょう…で、フラッと戻ってきた徹は、浩一や真人たちにシッカリ
匿われていたのだった。

 

お～！マコっちゃんシンちゃん！

お握り。

お握りか～。まあいいや。

 

もう元々の幼馴染みのようである。　

あ～結局、根無しが一番どこへ行っても上手くやっていけるんだな。
寅さんもそうだもんね。(あ、でも寅さんは葛飾柴又を愛してるけどな)

完全な「風」になっちゃった方がどこでも受け入れられるという皮肉。

 

もう始まったけ？
私はね、映画の最初をちゃ見逃すのが一番嫌いねん。

 

お茶うけやおつまみを用意して津村家会議を観賞する桶作夫妻。　

 

いや～、藍子。久しぶりだな。希も一徹も。
ﾊﾊﾊ……大きくなってお父さんびっくりしちゃったよ。
こんなちっちゃかったのにな、そんな大人になっちゃってな～。

……

……うん…間違えた。
…いや、ちょっと間違えました。

やり直していいですか？

 

ああどうぞ。

 

申し訳ありませんでした！

 

クズ親父の土下座ほど真実味のないものは無いのだった。　

音沙汰ないのかと思っていたけれども、手紙はちゃんと送っていたらしい。
けれども最後の方はもう開封すらされてない。

 

何で読んでないのよ？お父さんの手紙。

読んでもしかたないがいね。
「春までには帰る」「冬までには」「来年には」ちゅうてウソばあかし書いてあるげし。

 

あ～あ、つまらん映画やねえ。もう飽きたわいね。

こういう話っちゃあれけ？
家族や許して元どおりになるパターンや多いがけ？

まあ、ありきたりやけどほれや王道やろ。

だらみたいやねえ。

子どもはどんなんけ？　
「お父さん会いたかった」とか言うがけ？

いや～、ほれは正直６年もたつとお父さんっちゃ何やったけ…。

 

散々ネタにされ、disられ、最終的には、

他人にほんなこと言われる筋合いないげさけ。

と、藍子さんから通告を受ける徹。

 

他人？

 

態度をちゃはっきりさせえて言うたね。
あなたと私らちは、今後一切、赤の他人ちゅう事でお願いします。

ほんなら私らちは帰るさけ。行くよ、希、一徹。

 

がーーーーーーん……
を絵にかいたような顔をした徹を残して、自分たちの部屋に去っていく藍子たちであった。

その通告、遅いわ、藍子さん。　

まぁでも…
毎日神社にお参りし、もったいないお賽銭まで落として願い事しているんだから、
藍子さんには徹と別れる気ないのが見え見えだけどな。

 

ちょっと藍子…藍子さん？一徹？希？…
おい希！希！

……赤の他人…。

置いて行かれる父・徹に対する文さんの

別の部屋、お貸ししますけ？

のタイミングに笑った(爆)

 

とりあえず、コメディとしてのセリフ作りと間と役者さんの演技は面白いわ。ホント。

 

でも、公務員はチマチマとか地味だとかいう話はかなり違うよな。
公務員、優秀じゃなきゃなれませんから～。
昔から憧れの職業だでよ～。

 

※映画のブログの方を引っ越し中で毎日狂ったように編集作業してますけん…
いつも以上にコメントのお返しなどが遅れていてホントすいませんっっっ！
感謝しております。楽しく読ませていただいてます。

 

　　　　　　　

 

　　
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よろしければ→【2015年4月期・春クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

 

　　
※キャスト

津村希（まれ） … 土屋太鳳（子役期・松本来夢）

津村徹 … 大泉洋
津村藍子 … 常盤貴子
津村一徹 … 葉山奨之(子役期・木村聖哉)
桶作元治 … 田中泯
桶作文 … 田中裕子

蔵本浩一 … 篠井英介
寺岡真人 … 塚地武雅
角慎一郎 … ガッツ石松
蔵本はる … 鈴木砂羽
寺岡久美 … ふせえり
小原マキ … 中川翔子
紺谷弥太郎 … 中村敦夫
紺谷博之 … 板尾創路
紺谷圭太 … 山崎賢人
蔵本一子 … 清水富美加
寺岡みのり … 門脇麦
二木高志 … 渡辺大知
角洋一郎 … 高畑裕太
池畑大悟 … 小日向文世
池畑輪子 … りょう
池畑大輔 … 柳楽優弥
池畑美南 … 中村ゆりか
浅井和也 … 鈴木拓
矢野陶 … 孫成順

ナレーション … 戸田恵子

 

※スタッフ

脚本 … 篠﨑絵里子
演出 … 渡辺一貴、一木正恵、西村武五郎、他
プロデューサー … 長谷知記
制作統括 … 高橋練
音楽 … 澤野弘之

製菓指導 … 辻口博啓

主題歌 … 「希空～まれぞら～」/作詞:土屋太鳳　作曲:澤野弘之

公式サイト　http://www.nhk.or.jp/massan/

 

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