秀吉(竹中直人)待望の実子・鶴松を産んだ淀(二階堂ふみ)の権勢は、正室の
おね(黒木瞳)をしのぐまでに高まり、三成(田中圭)は淀と結託し、自らの権力を
確固たるものにしようと謀る。
そんな中、天下統一を阻む最後の大敵、小田原の北条攻めが始まるが、官兵衛
(岡田准一)が三成の策に異を唱えたことから二人は激しく対立する。
包囲が長引く中、官兵衛は単身、城に乗り込み戦なき世を実現するため降伏する
よう北条氏に迫る。
(「Yahoo!TV」より引用)
軍師官兵衛 第四十「小田原の落日」
ちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃ……うっさい…。
秀吉は茶々と「おすて」改め鶴松に夢中。
不敵に微笑むお茶々と意味ありげな表情の三成…。
この大河では三成が父親フラグなのかしら~。
北政所おねは豊臣の世継ぎのために聚楽第に移動するのだった。
これは各大名の妻を秀吉が京に集めたのでその監督として北政所が必要だった
わけで…別に追い出されたわけではないんだけど~。
女房衆たちのまとめ役は北政所様が…。
おねを聚楽第に送ったのはそのためじゃ。
と、政治家的な顔を見せたと思ったら、すぐに鶴松が喋ったと、ちゃちゃちゃちゃ
騒ぎ出す秀吉…。
大名の奥方を京に集めよう計画も三成が画策したみたいになってるけど…。
この段階では別に三成1人で考えて進言したってわけではあるまい…。
関ヶ原の直前にはもちろんこの人が必死になって人質集めするんだけどね。
黒田家も、みーーんな一緒に京にお引っ越し。
これからはこの京に住まうのですね。
善助もお道も嬉しそうなこと。
いつまでも仲むつまじき事じゃ。
糸姫だけが長政と引き離されたと不満そう…
でも、長政もちょいちょい京に来るよと聞いてアハハウフフ…の黒田家なのであった。
だから…糸姫と長政をそんなに仲良く描いてもいいのかねって…モゴモゴ…
そして、今回、時間はそれなりにかけたけど戦描写チョーー高速な小田原征伐。
わしは近頃、豊臣家の行く末が心配でならぬ。
淀の方が子を産んでから一層兄者は変わってしまった。
それに三成じゃ。
あやつが豊臣のためと動けば動くほど敵を作り家中の亀裂は深まるばかり…。
官兵衛。頼むぞ。
と、官兵衛に豊臣の行く末を託す秀長。
もうフラグ立ってます。あんた、酒とか飲んじゃダメだから~!・泣
秀長は結局、病で小田原征伐にも参戦できないわけだが、そこやったっけ?
もっとも前田も伊達もいない世界だからな…やらない事いっぱい。
秀長がもっと長生きしていれば…ってのも歴史のifですよね…。
秀吉一行が小田原攻めに際して駿府の徳川に寄ろうとする計画を
なりませぬ、殿下!駿府城ご入城は危のうございます。
聞き捨てならぬ噂がございます。
徳川殿は北条と縁続き。
裏で手を組み殿下を亡き者にせんと企てておると…。
と、「噂」で止めようとする三成。
ぉぃぉぃ…ネットでも「どこからの話ですか?ソースは?」と聞かれちゃうところ…。
官兵衛に駿府を素通りしたら世の笑いものになると諭されて、秀吉は
三成の言葉を一蹴。
悔しそうに官兵衛を見る三成。…今回も安定の小者感。
思ったよりも兵糧を溜めこみなかなか落ちない北条…とセリフで説明。
秀吉は茶席で官兵衛に意見を求める。
まずは武蔵国に残る敵の城を落とし小田原を孤立させるのがよろしいかと。
残るは忍、八王子、岩槻、鉢形…。
誰を向かわせるかのう?
この時の官兵衛が面白かったわ。
持っていた茶碗を無言で三成に渡す。
おめーーがやってみろや、的。
よし、行ってまいれ。たまには武功をあげてみよ。
三成、ちょっと青い顔。
また、利休の提案でお茶々は秀吉の側に。
留守中の子育てはおねに任されることに。
喜んで豊臣の跡継ぎを引き受けるおねさんだけど…これもまたフラグだったり…。
石垣山一夜城のお披露目によって、動揺する北条~~。
もう一気にどうしようどうしようのムードです。
ここまでの間に家康の裏工作で謀反が出たり、内通者が見つかったり、八王子城が
堕ちて首が送りつけられてきたりして北条は充分に動揺する要素があり、結論の出ない
「小田原評定」も行われているわけだが、おねとお茶々ドラマでそういう所はすっ飛ばし。
今こそ和睦の潮時でございます。
と言う官兵衛の進言に折れ、秀吉は官兵衛に和睦交渉させることに。
最初に名指しされたのに上手く逃げて官兵衛にやらせる黒い家康。
かくして、物語は今年1月の冒頭に戻る。
「国滅びてはまたと還らず。死人はまたと生くべからず」
方々命を粗末になさるな!
生きられよ!
あっ…そう言えば、これを聞いて思い出した。
最初の頃は一話一格言やってたよね。
いつごろ無くなったんだっけ?
これ以上、戦を続けても意味はございませぬ。
降伏して頂けるのであれば殿下は伊豆、相模の2か国安堵を許すと仰せで
ございます。
2か国安堵…それは誠でござるか?
殿下は九州でも島津相手に寛大な処分を下されました。
北条様さえ降伏なされば…この国の戦は終わりまする。
天下のためにも北条家を残すためにも何とぞ…ご決断を!
あれ~~……単身敵城に乗り込むのも、こういうセリフもかつてあったような…。
有岡でもあんな目に遭ったのにまた繰り返すこの人の人生って一体……。
そして、そんな約束しちゃっていいのかよ…確かに島津には寛大だったけどさ…ほら…。
と、思った通りの事がこの後起きるのだった。
1590年(天正18年)7月5日。
小田原は開城。
官兵衛!よくやった!ハハハハハハ…。
それに比べて三成は城攻めにしくじりおった。まだまだ戦においては
官兵衛には及ばぬ。
官兵衛よ。
今後ともわしの軍師としてよろしく頼むぞ!
その三成がしくじり、この戦いで唯一落城しなかったのに一切触れられなかった忍城に
ついては、『のぼうの城』をごゆっくりご鑑賞ください。・泣
ところで官兵衛。少々形勢が変わってのう。
北条を許すのはやめにした。
氏政には切腹を命じる。氏直は高野山へ追放じゃ。
顔色の変わる官兵衛さん…うん……ほら…官兵衛さん、デジャヴじゃないから…。
お待ち下さい。
それは…話が違いまする!
それは初めての事じゃないでしょ。
こうして、官兵衛はまた自分の発言で恨みを買うような結果になっちゃうのだった。
北条の所領は家康に与える。
このまま北条を生かしておけば、いずれ家康と組みこのわしに仇なすに決まっておる。
これは徳川様の動きを封じるためにございます。
徳川を遠い関東へ追いやってしまえば豊臣の天下は安泰。
三成の勝ち誇りを抑えたような無表情が憎らしい。
石田様を殿下のおそばから遠ざけるほかはありませぬ。
その上で殿下をお諫めするよりありませぬな。
官兵衛にそう囁く利休。
あんたも着々とフラグ立ってますぜ…。
どうも秀吉の行動が三成の思い通りになっているような…
しかもこの三成、官兵衛への嫉妬心で動いているような…
そんな状態のまま話は続くよどこまでも…。
秀吉自身の天才的発想力が見えなくて、官兵衛と三成が全部やっているみたい。
女を追っかけている姿ばっかり映すしな。
そして、ドス黒い部分も全て三成くんが背負っていくのだった…。
※コメントのお返しができていない状態でもうしわけありませんっ。
楽しみに読ませていただいています。
よろしければ→【2014年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
※キャスト
黒田官兵衛 … 岡田准一(少年期:若山耀人)
光 … 中谷美紀
黒田重隆 … 竜雷太
黒田職隆 … 柴田恭兵
いわ … 戸田菜穂
ぬい … 藤吉久美子
黒田長政 … 松坂桃李(少年期:秋元黎→若山耀人)
糸姫 … 高畑充希
栄姫 … 吉本実憂
黒田休夢 … 隆大介
井出友氏 … 飯田基祐
母里小兵衛 … 塩見三省
母里武兵衛 … 永井大(少年期:大嶋康太)
栗山善助 … 濱田岳
母里太兵衛 … 速水もこみち
井上九郎右衛門 … 高橋一生
後藤又兵衛 … 塚本高史
大野小弁 … 辻本祐樹
黒田一成 … 小林ユウキチ
力 … 酒井若菜
お国 … 中川翔子
お福 … 阿知波悟美
お道 … 福島リラ
おゆう … 中村映里子
織田信長 … 江口洋介
お濃 … 内田有紀
土田御前 … 大谷直子
明智光秀 … 春風亭小朝
徳川家康 … 寺尾聰
柴田勝家 … 近藤芳正
丹羽長秀 … 勝野洋
滝川一益 … 川野太郎
佐久間信盛 … 立川三貴
森蘭丸 … 柿澤勇人
万見仙千代 … 田中幸太朗
織田信行 … 尾関伸嗣
織田信忠 … 中村倫也
織田信孝 … 中山麻聖
荒木村重 … 田中哲司
だし … 桐谷美玲
高山右近 … 生田斗真
小西行長 … 忍成修吾
羽柴秀吉 … 竹中直人
おね … 黒木瞳
羽柴秀長 … 嘉島典俊
竹中半兵衛 … 谷原章介
石田三成 … 田中圭
蜂須賀小六 … ピエール瀧
小寺政職 … 片岡鶴太郎
お紺 … 高岡早紀
江田善兵衛 … 上杉祥三
櫛橋左京亮 … 益岡徹
櫛橋左京進 … 金子ノブアキ
力 … 酒井若菜
伊吹善右衛門 … 尾藤イサオ
おたつ … 南沢奈央(少女時代:三池怜菜)
伊吹文四郎 … 遠藤要
赤松政秀 … 団時朗
円満 … 麿赤兒
石川源吾 … 升毅
別所長治 … 入江甚儀
別所賀相 … ベンガル
別所重棟 … 佐戸井けん太
上月景貞 … 土平ドンペイ
羽柴秀勝 … 倉本発(子役期:佐藤涼平)
足利義昭 … 吹越満
小早川隆景 … 鶴見辰吾
安国寺恵瓊 … 山路和弘
顕如 … 眞島秀和
山中鹿介 … 別所哲也
宇喜多直家 … 陣内孝則
島津義久 … 永澤俊矢
宇都宮鎮房 … 村田雄浩
宇都宮朝房 … 橋本淳
お鶴 … 市川由衣
ナレーション … 藤村志保 → 広瀬修子
※スタッフ
制作統括… 中村高志
脚本… 前川洋一
演出… 田中健二、本木一博、大原拓
音楽… 菅野祐悟
題字… 祥洲
公式サイト http://www1.nhk.or.jp/kanbe/
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コメント
大河ドラマ「軍師官兵衛」生き抜く為に勝つ術40官兵衛の交渉術で氏政は降伏し天下統一を果たすも官兵衛が出した条件を秀吉がひっくり返し遺恨を残した
大河ドラマ「軍師官兵衛」第40話はついに秀吉は最後の抵抗勢力である北条氏の小田原城攻めを実行に移す。その数22万というかつてない大軍で小田原城を包囲するというものだっ …
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お疲れ様です。
今回は、三成と官兵衛の対決が面白かったですね。
まるで、秘書と顧問弁護士のようでした。
で、社長ときたら、ちゃちゃといちゃいちゃ(笑)
なるほど、三茶連合の方に分があるわけだ。。。
おねの占める%が頼みの綱かも・・・?
どことなく、小寺政職の時に似てるような感じがしました(^^;
大河ドラマ「軍師官兵衛」 #40 小田原の落日
いよいよ小田原攻め。
って、このタイミングで関ヶ原まで間に合うのか??
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こんにちは。はじめまして。
忍城攻めは、三成は水攻めに反対する書状も送っているのに
秀吉に押し切られて仕方なかった、つまり三成のせいではなかったということが、今では分かっているのですが。
こんな三成じゃあ、関ヶ原で首はねられても誰も同情しまい・・・
雨雲の蔽える月も胸の霧も掃いにけりな秋の夕風・・・と愛妻家・北条氏政(岡田准一)
この子が跡を継ぐとなると北条家もお終いか・・・と父・氏康を嘆かせた後北条家四代目当主・氏政。 その予言通りに後北条家は滅んだ。 氏康の慧眼恐るべし・・・という考え方もあるが・・・そう思うのなら何とかしろよとも思う。 氏康は氏政の按排の悪さが気にかかったわけだが・・・まあ、辞世が少し字余りなのが御愛嬌
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第40回「小田原の落日」
海とお城の小田原、お魚と蒲鉾の小田原、ラーメンも和菓子も美味しかった小田原、私小田原には良い印象ばかりで、落日の景色も綺麗でしたっけ。でも関東の雄・北条様の命運もここに尽きてしまうかと思えばあわれ。猛きものもついには滅ぶ、これもこの世の習わしなんでしょうねええ。
『軍師 官兵衛』 第40回「小田原の落日」
天下統一のため、秀吉は小田原北条氏を攻める決断を下します。淀殿に鶴松が生まれて、いよいよ権勢を誇る秀吉にとって、最大の討伐作戦でした。官兵衛は、軍師として意見しますが、これを嫌う三成との間が険悪に。陸には20万の大軍、海上には毛利氏や九鬼氏などの水軍で、徹底した重厚な包囲陣をしいた関白秀吉は、小田原を見下ろす山に一夜城の建設を進め、諸大名に妻子を呼ばせ、自分も淀殿を陣中へ招いてご機嫌です。…
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忍城攻めで三成が苦杯をなめたことも、わからないままですよね。『のぼうの城』があって良かった。
もっとも、あの作品では三成も敗北しながら見せ場もちゃんとあるキャラクターですが。
政治は三成に、軍事は官兵衛におまかせの秀吉では、天下人の威厳がないようです。独裁者としての迫力も。
軍師官兵衛 第四十回
『小田原の落日』
「小田原の落日〜天下統一の陰で亀裂走る」
内容
茶々(二階堂ふみ)が、秀吉(竹中直人)の世継ぎ・鶴松を産んだ。
その後、淀城から大坂城へと、茶々こと。。淀の方は移り住むことになり、
そのことを三成(田中圭)から報告を受けたおねこと北政所…
軍師官兵衛 第40回「小田原の落日」〜方々、命を粗末になさるな! 生きられよ!
三成(田中圭)と官兵衛(岡田准一)の違い。
小田原攻めで秀吉(竹中直人)が駿府城に入る時、
三成は、家康が謀反を企んでいるという噂を聞いて「なりませぬ、殿下! 駿府城ご入城は危のうございます」と言う。
一方、官兵衛は、「噂に振りまわされているよう…
軍師官兵衛 第四十話「小田原の落日」
第三十九話「跡を継ぐ者」はこちら。前回の視聴率は14.6%と微減。裏のDASH島に食われたか。さて今回から、いよいよむき出しの本妻VS愛人の争い。そんな下世話な……と思われるかも知れませんが、司馬遼太郎は北政所VS淀君の争いが関ヶ原だと断定し…
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>最初の頃は一話一格言やってたよね。
もう結構前からやっていないような感じがします。
一話一格言、好きだったのですが…♪
>『のぼうの城』をごゆっくりご鑑賞ください。
「のぼうの城」を観ていると、脳内補完されますよね。
その後、秀吉が北条を許さず…
三成のしてやったり顔がかなり憎たらしかったです(苦笑)
大河ドラマ「軍師官兵衛」第40回
北条、許さず…
詳細レビューはφ(.. )
http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201410050000/
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「軍師官兵衛」 第40回、小田原の落日
大河ドラマ「軍師官兵衛」。第40回、小田原の落日。
豊臣秀吉の小田原北条攻め。
豊臣家中に争いの種あり。
軍師官兵衛第40話(10.5)
北条氏を説得し、和睦に持ち込む黒田官兵衛@岡田准一だったが、
豊臣秀吉@竹中直人はそんな北条氏を滅亡に追い込んだと
北条氏の出番は今回で終わりなのかな。
この展開だと騙し討ちみたいなもの、
北条氏には官兵衛への恨み言でも残してほしかったが。
対北条の描写を除くと、
秀吉の増長・石田三成@田中圭の敵意・淀殿@二階堂ふみの台頭・官兵衛の懊悩、
あまり変わり映えがない展開が続きますな。
★軍師…