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【花燃ゆ】第37回 「夫の忘れがたみ」感想


倒幕をかけた鳥羽伏見の戦いが始まった。美和(井上真央)は戦火の中、京に亡き夫・久坂玄瑞の遺児を探しにくる。そして互いの素性を知らぬまま、芸妓の辰路(鈴木杏)と夫の忘れ形見・秀次郎に偶然出会う…。ついに幕府は倒れ、新政府が樹立、日本は明治時代を迎える。小田村伊之助から名をあらためた楫取素彦(大沢たかお)は藩の領地を朝廷に返還する「版籍奉還」を進言。奥御殿も変革を迫られる中、美和が決意したこととは…!
(あらすじ「Yahoo!TV」より引用)

    花燃ゆ大

 

花燃ゆ 第三十七話「夫の忘れがたみ」

 

もうデフォですが、簡単感想で。

 

本日のハイライト。
秀次郎が五十嵐陽向くん!!!!!!
 
八重さく番外「鳥羽・伏見の戦い」hanamo37-陽向くん

 

もう、これだけで良かろう。

主人公、またどこでもドアで鳥羽伏見戦中の京なんかに1人で来ちゃって、市中で突然「威勢のいい女じゃねえか」「ああ?かわいい顔しとるのう」と、チンピラに追いかけられるという一昔以上も前の少女マンガ展開で偶然助けてくれた辰路さんに会っちゃって、「世話あない」のひと言で辰路に身元が知れるとかもうベタベタベっっっっタベタの恥ずかし展開だけど、それでもいいじゃないか。脚本家、感性大丈夫とか思ったけれども、それでもいいじゃないか。

 

カワイイは正義!!
   八重さく番外「鳥羽・伏見の戦い」hanamo37-1

 

ってことで……。

今回のメインは鳥羽伏見かも……
という淡い期待を通常運転でスルーし、今日も爆走するパラレルワールド花燃ゆ。

秀次郎と美和さんの出会いは上に書いた通りですが(ぇ、これ )、美和さんの方はこれが忘れ形見だとは知らずに帰るのでした。

いやいや、連れて帰りなさい。可愛いものは今すぐ連れて帰りなさい。

 

兄上も知っとったんじゃないんですか?
久坂の子の事。

と、伊之助…改め楫取素彦に文句を言う美和さん。

もちろん知らなかったカトリーは、探してやるからと優しく美和さんに言うのでした。

あのさ~~……
この大河ではもうすっかり無視ですが、カトリーの次男・米次郎が養子として久坂を継いでいるわけですよ、現在。久坂の女房としては本来は実親であるカトリーには「実子が出てきてしまいましてお騒がせして」と頭を下げなきゃいけないくらいなんでねーの。

そして、カトリーは実子の立場が今後どうなるか解らない局面なのに「俺も捜してみよう。」じゃねー……。何だか色々と色々と違う気がする。

 

さて…何だかんだで鳥羽伏見の戦が終わり……

え、一行で端折るなよって

だ、だって本当にドラマ自体がそーだったんだものーーーー!!

 

撃て~!

慶応4年1月。鳥羽・伏見で薩長軍と旧幕府軍が激突。
4日間に及ぶ死闘を繰り広げた。
戦の流れを決めたのは天皇のみしるしである錦の御旗であった。

敵方は総崩れとなり退却を始めました!
勝ちじゃ。勝ちじゃ。
我らの勝ちじゃ~!

 

ばんざーーいばんざーーい、よかったねーーーボーーーーーー……

みたいな感じで本当に超高速で終わったのでした。

そして、ナレーションで戊辰戦争の終わりが告げられ、時代は明治へ…ボーーーーーー……

 

薩摩、長州を中心に新政府が発足。
楫取が新政府の重臣である参与に任命され、日本の政治を牽引していく事となった。

つーことであっちゅー間に新政府が……
ぇ、何か私、気でも失ってたかな…。見てない間にこうなったのかな。
この間、わずかに20分弱。

大政奉還なんてもちろんぶっ飛ばし、戊辰戦争とは鳥羽伏見だけで終わったらしい。 
パラレル花燃ゆ界には『八重の桜』はないよ。 

 

では本日この後、何が起きたのかというと、長州は幕府に勝ったのだから安泰に城主として今まで通りの生活を送れるのだろうと考えていた藩主たちにカトリーは表から、美和さまは裏から新時代に替わるのだという教育を施すという話なのだった…。

 

領地、領民を天子様にお返し頂きたいのでございます。

なんと…。

木戸とも計りました「版籍奉還」の策でございます。
今のままでは諸大名家が力を持ち過ぎ日本が国として一つにまとまりきれませぬ。
新政府を強くするためにはどうしても欠かせぬ策と存じます。
我ら長州が手本とならねばなりませぬ。

 

はい…教科書に載っていたフレーズが1つだけ出てきましたねーーーここテストに出ますよ~。

しかし、長州の版籍奉還はカトリーが薦めたとは知らなかったなーーーボーーーーーー…

「新たな世」の知藩事を元徳どのに譲り「そうせい」で明治を受け入れるそうせい候。

 

あの時、久坂は何も残してくれんかったと言うたが本当にそうなんか?
お前が大事に抱えて生きてきたもんがあるじゃろう。

 

みんなが夢をみられる世をつくりたいと…久坂は、私に…。

では、その世こそ新しい日本国ではないんか?
世話ぁない。大丈夫じゃ。
新しい日本人を育ててみろ。お前ならできる。

兄上…。

私だけではない。
寅次郎も久坂も高杉もみんなそう思うとる。

 

ニホンジン ソダテテクダサイ…

と、カトリーに言われ、明治の世になってもお握りを握り続ける決心をする美和さん。

ラストは表からカトリーに、裏からミワーに救いを求める呼び出しがやって来て、オレらがこれからの長州と日本を救うぜ!的盛り上がりを見せるカップル…。

 

これからは私が傍におる。
お前を支えてやれる。

 

って……もう何処から見てもラブラブなんですけど寿さんの立場は一体どうなるのだろう。
パラレル長州では寿さんが毒殺されそうな予感がします。
寿さん、逃げてぇぇぇぇぇぇ……。

 

よろしければ→【2015年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

 

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※キャスト

杉文 … 井上真央(子役期:山田萌々香)
吉田松陰 … 伊勢谷友介(子役期:板垣李光人)
楫取素彦(小田村伊之助) … 大沢たかお
久坂玄瑞 … 東出昌大

杉百合之助 … 長塚京三
杉滝 … 檀ふみ
玉木文之進 … 奥田瑛二
杉梅太郎 … 原田泰造(子役期:石津侑輝)
杉寿 … 優香(子役期:香音)
杉敏三郎 … 森永悠希(子役期:山田瑛瑠→大橋律)
杉亀 … 久保田磨希
玉木彦助 … 冨田佳輔
杉豊 … 信太真妃(子役期:梅崎音羽)
吉田小太郎 … 中野遥斗
久坂久米次郎 … 大西統眞(幼少:太田琉星)
秀次郎 … 五十嵐陽向

毛利敬親 … 北大路欣也
毛利都美子 … 松坂慶子

銀姫 … 田中麗奈
園山 … 銀粉蝶
潮 … 鷲尾真知子
鞠 … 石橋杏奈
日出 … 江口のりこ
志乃 … 高橋由美子
国島 … 白石加代子

桂小五郎 … 東山紀之
周布政之助 … 石丸幹二
椋梨藤太 … 内藤剛志
椋梨美鶴 … 若村麻由美
松島剛蔵 … 津田寛治
宮部鼎蔵 … ビビる大木
長井雅楽 … 羽場裕一
山県太華 … 藤田宗久
来島又兵衛 … 山下真司
内藤一馬 … 田中仁
来原良蔵 … 松本実
福原越後 … 西岡秀記
井上聞多 … 石井正則
白石正一郎 … 山本譲二
中原復亮 … 堀井新太

毛利元徳 … 三浦貴大

高杉晋作 … 高良健吾(子役期:山崎竜太郎)
吉田稔麿 … 瀬戸康史
伊藤博文 … 劇団ひとり
入江九一 … 要潤
野村靖 … 大野拓朗
前原一誠 … 佐藤隆太
寺島忠三郎 … 鈴木伸之
品川弥二郎 … 音尾琢真
赤禰武人 … 阿部亮平
山縣有朋 … 永岡佑
松浦松洞 … 内野謙太
入江すみ … 宮崎香蓮
吉田ふさ … 小島藤子
吉田イク … 芳本美代子

梅田雲浜 … きたろう
小野為八 … 星田英利
山根文季 … 平田満
内藤一馬 … 田中仁
井上雅 … 黒島結菜
小田村志乃 … かたせ梨乃
金子ツル … 麻生祐未
高須久子 … 井川遥
福川犀之助 … 田中要次
富永有隣 … 本田博太郎
大深虎之丞 … 品川徹
吉村善作 … 日野陽仁
高須 糸 … 川島海荷
辰路 … 鈴木杏
金子重輔 … 泉澤祐希
野村望東尼 … 真行寺君枝

間部詮勝 … 堀部圭亮
石谷穆清 … 橋本じゅん
沖田総司 … 賀来賢人
近藤勇 … 中村昌也

金太郎 … 大河内浩
黒川嘉兵衛 … おかやまはじめ
長野主膳 … 祖父江進
山田浅右衛門 … 松本真司
井伊昌子 … 吉沢梨絵
徳川慶喜 … 森慎太郎
徳川家茂 …

井伊直弼 … 高橋英樹

西郷吉之助 … 宅間孝行
阿久根 … 山崎潤
島津久光 … 江口直人

三条実美 … 上杉祥三
尾崎三良 … 緋田康人
鷹司輔熙 … 小須田康人
三条西季知 … 大槻修治
近衛忠熙 … 瀬川菊之丞

坂本龍馬 … 伊原剛志
梅田雲浜 … きたろう
沼崎吉五郎 … 佐藤二朗
幾松 … 雛形あきこ
宮部鼎蔵 … ビビる大木
平六 … 春風亭昇太
吉川経幹 … 寺十吾
古高俊太郎 … 小久保寿人

スポールディング … クリス・ダーバル
ウィリアムズ … マーク・チネリー
タウンゼント・ハリス … リー・ロングショー
ヒュースケン … ヨヒアム・ヨンケーレ
トーマス・グラバー … ジョン・オオクマ

 

語り … 池田秀一

※スタッフ

脚本 … 大島里美、宮村優子、金子ありさ、小松江里子
音楽 … 川井憲次
題字 … 國重友美
制作統括 … 土屋勝裕
プロデューサー … 堀之内礼二郎
演出 … 渡邊良雄 、末永創

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コメント

  1. 珍大河『花燃ゆ37』と史実◆高杉晋作と海国長州

     珍大河『花燃ゆ36』と史実◆高杉晋作と幕長戦争の続きです。

    2015年NHK大河ドラマ「花燃ゆ」続・完全読本 (NIKKO MOOK)クリエーター情報なし産経新聞出版

     なんとも、ふざけたお話です。
     世子の持病のお薬が京にはないから、美和さまがお届けがてら、久坂の落とし…

  2. 「花燃ゆ」感想 第三十七回「夫の忘れがたみ」

    「戊辰戦争=鳥羽伏見の戦いみたいだね…&妻存命中から義妹に告る楫取」

    今回はなんというか…今までで一番すごい回でしたね。
    なんというか…ひどすぎて伝説に残る回のような気がしました。
    もうレジェンドです!
    ここまで何の感慨も浮かばない明治維新を私はまだ知らない…。

    まるで打ち切り漫画の最終回を見ている気分になりましたが、まだまだ三ヶ月も続くので今後がどのようになって…

  3. くう より:

    SECRET: 0
    PASS: d0970f9a670a457ba04fd47a84598fe5
    やったーーーーー「健ン写真集」だーーーーー!!!もぐもぐもぐ…え、食べるのはそっちじゃないって……

    超高速幕末事案の連発で目が回りそうです!!!
    なのに主人公のラブストーリーや「大奥」はゆっくり展開です。
    今どきこんなひどい時代劇作ってる局、他にないって……

    もう松茸でも食わなきゃやってられませんことよーーーっっ!!!
    さっ山へ……

  4. 花燃ゆ 第37回「夫の忘れがたみ」〜みんなが見たかった明治という新しい時代を私は歩んでいきます

     新しい時代、新しい国づくりの始まりです。
    「父祖伝来の土地はどうなる?」
    「奥御殿はどうなるのじゃ?」
    「お家を潰す気か!」
     当然、既得権者は動揺し、怒りますよね。

     これに対し、美和(井上真央)は前向きだ。
    「みんなが見たかった明治という新しい時代を…

  5. 大河ドラマ「花燃ゆ」 #37 夫の忘がたみ

    今日は、昨年までの上司のお父様のお通夜でした。

  6. 昼寝の時間 より:

    花燃ゆ #37「夫の忘れがたみ」

    公式サイト 倒幕をかけた鳥羽伏見の戦いが始まった。美和(井上真央)は戦火の中、京

  7. キッド より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    富士山唇印のブリトー&タコスをお届けにあがりました。
    ニノマエ撮影「ケン写真集」がオマケになっております。

    裏山ではパーティー用松茸狩り作戦をロイド軍団が実行中でございます。
    とんでもスピードで進む幕末大河。
    どう考えても楫取の旦那は
    長州藩解体を進める悪徳ブローカーでございますよね。
    奥御殿の情婦と組んで悪逆非道の限りをつくす展開・・・。

    お義兄さまも・・・ワルですな。
    いやいや・・・美和様ほどではありません。

    京都では・・・主人公があれ~と叫んでいると
    「よしなよ・・・嫌がってるじゃないか」
    と第五のイケメンが出てくるイキオイでございましたな・・・。
    まあ・・・とにかく・・・後1クールの辛抱でございます。
    新春が待ち遠しい今日この頃でございます・・・。

  8. 花燃ゆ 第三十七回

    『夫の忘れがたみ』
    「夫の忘れがたみ〜まさかの出会いと新時代への決意」

    内容
    京で戦う長州・薩摩連合軍の元徳に薬を渡すことを理由に、
    都美姫(松坂慶子)銀姫(田中麗奈)の許しを得て、京へ発った美和(井上真央)
    高杉に知らされた亡き夫の忘れ形見を捜すためだ…

  9. 広ク会議ヲ興シ万機公論ニ決スベシ~明治元年スターダストメモリー(東山紀之)

    大日本帝国の軍人に女性はいない。 四民平等もついに実現しなかった。 しかし・・・そんな時代にも女性は生きていたのである。 そして、平民たちは夢を見ていたのだ。 男女平等が語られるようになったのは戦後の話である。 女性兵士も自衛隊にならいる。 男に許されたことが女には許されなかった時代。 そういう時代

  10. 花燃ゆ 第37回「夫の忘れがたみ」

    大河ドラマ『花燃ゆ』のお時間です。
    第37回「夫の忘れがたみ」 あらすじ・・・・・・

  11. 花燃ゆ 第37回「夫の忘れがたみ」感想です。

    今日は最初の15分くらいが見れなかったので美和さんが辰路さんと会ったシーンは見れず(^^;;)わたしがテレビをつけた時にはもうあっさりと幕末という時代が過ぎて 明治の世になって…

  12. NHK大河ドラマ「花燃ゆ」第37回「夫の忘れがたみ」

    どこからともなく現れてお握り作って去っていく、その名は美和様!神出鬼没の御中臈~。本日は何と!鳥羽伏見の戦いにだって乱入よ♪ちょいと無茶な展開をしっかり受け止めて演じきってる井上様が素敵~。

  13. 大河ドラマ「花燃ゆ」吉田松陰の妹37美和は辰路と偶然対面し知らぬまま別れ長州は敬親のそうせい!の一言で版籍奉還が決定した

    大河ドラマ「花燃ゆ」第37話は京で薩摩・長州連合軍と旧幕府軍との戦になっている最中に美和は京で玄瑞の忘れ形見を探しに訪れていた。素彦もこの件についてはこの時初めて知っ …

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