【篤姫】第七話

泣けた。

 

一人娘がいなくなる前の家の中の寂しさ。

 

皆が於一を思い、その先行きを祈る気持ち。

 

自らを亡くして心残りを消し去ろうとした菊本

 

「前を向いて生きろ」と諭す尚五郎

 

上に立つ者の心得を聞かせる母。

 

そして、何よりも

 

去っていく娘に上手く別れを告げることが出来ない不器用な父。

 

わしもそなたの父で。。。

 

 なんと言うか、愉快であった。

 

この一言。

 

これだけ仲の良い家族だったのだもの。

 

1人でも欠けたら、その寂しさは言いようもない物であろう。

 

打ち掛けを着て籠に乗り、静かに頭を下げる娘。

 

その姿を頭を下げて見送る家族。

 

ここからは、もう、この娘は家族ではなくなる。

 

送り出した娘を偲び、庭で密かに名を呼ぶ父と、母の涙。

 

長塚京三樋口可南子の演技が素晴らしかった。

 

ドラマだから、これからも会えたりするのかも知れないけれども、

 

現実はお城に入った娘には一生会う事はできなかったでしょう。

 

祝うべき門出ではあるけれども、寂しい話だった。

 

尚五郎の恋も終わりました。

 

その切なさは、どっかのドラマの片想い四重奏 よりも

 

はるかに上を行くもので。。。

 

最後の碁を打つ尚五郎於一

 

碁盤の上から互いの碁石を片付けていく。

 

これが碁盤から無くなったその時。。。

 

もう二度と向かい合って座ることはない。

 

素晴らしく上手い演出でした。

 

なんて寂しい。。。

 

こうして多くの人々に祝福されて送り出された於一の目は

 

もう前へ向いている。

 

女の道は一本道にございます。

 

運命に背き引き返すは恥にございます。

 

菊本の言葉に背中を押されて。

 

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コメント

  1. くう より:

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    >ドタバタ色々於一の言動に振り回されてきた家族ですが、それでも本当「愉快であった」んでしょうね。

    >ま、意味は直訳ではないですけど。

    >本当この一言に尽きる回でした。

    愉快であった、は素直な感情でしょうね~。。。

    馬鹿な子ほど可愛いって言うけど、於一は当時の娘としては

    おてんばすぎて手を焼く子だっただろうし、

    でも、その分思い出も多いでしょう。

    >両親おふたりの演技に涙、そして尚五郎の一途さに涙、何より菊本の覚悟に涙涙の回でした!!

    いや、本当に素晴らしい演出、素晴らしい演技。

    この大河始まってから今までで最高の出来でした。

    尚五郎にはエールを送りたいです(;>_<;)

    >どこぞのドラマより切ない・・・その通り!!(あはは)

    いい加減リタイアしようかと思いつつ、その次の「喜多」を

    見ているものだから、ついつい見ちゃうのよね。。。ぶちぶち言いつつ(-_-;)

  2. なぎさ美緒 より:

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    PASS:
    ドタバタ色々於一の言動に振り回されてきた家族ですが、それでも本当「愉快であった」んでしょうね。

    ま、意味は直訳ではないですけど。

    本当この一言に尽きる回でした。

    両親おふたりの演技に涙、そして尚五郎の一途さに涙、何より菊本の覚悟に涙涙の回でした!!

    どこぞのドラマより切ない・・・その通り!!(あはは)

  3. くう より:

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    >うん。。。。泣けたねぇ~

    >こんなに愛されていて幸せだなぁ~と思ったよ。

    良いご両親だよね~。。。

    私、最近のらむさんの記事の事、考えてたんだ。

    まさに巣立ちの寂しさだよね。

    >親の愛情がにじみ出ていて、

    >自分がいつの間にか親の感情に沿っているのに気がついて

    >それぞれの役の心情を考えながら見れるようになったなぁ~

    そうね。自分が親になったから解る寂しさだよね。

    その内、姑の心にも添えるようになってしまうのか~。。。(-_-;)

  4. くう より:

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    >良い親子だったよね。

    >この時代に、あそこまでハッキリとした物言いが出来て、

    >周りも認めてくれて。

    >いい環境で育てられた事を、ずっと忘れないでしょうね。

    こんな風に育ったからこそ見初められたんですものね。

    良いご両親でした。

    家を離れても一生会えなくても親子の絆が続くでしょうね。

    >先が分かってはいても、尚五郎の恋、

    >応援せずにはいられませんでした。

    そーなんですよ~(;>_<;)

    絶対に一緒にはなれないんだけどね、でも応援してました。

    最後の碁、お守りの交換、全部切ない場面でした。

  5. くう より:

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    >今回はとても素晴らしい演出でしたね。

    >涙腺をグイグイと刺激してくる感じがしました。

    >やはり別れとは辛いものです・・・。

    後から後からって感じで涙が止まりませんでした(;>_<;)

    寂しい話だったなぁ。。。暖かいんですけどね、

    でも、寂しかったです。

  6. SECRET: 0
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    うん。。。。泣けたねぇ~

    こんなに愛されていて幸せだなぁ~と思ったよ。

    親の愛情がにじみ出ていて、

    自分がいつの間にか親の感情に沿っているのに気がついて

    それぞれの役の心情を考えながら見れるようになったなぁ~

  7. えしゃ母 より:

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    土曜日の再放送を見ています。

    だから、この回はまだなんだけど、

    良い親子だったよね。

    この時代に、あそこまでハッキリとした物言いが出来て、

    周りも認めてくれて。

    いい環境で育てられた事を、ずっと忘れないでしょうね。

    先が分かってはいても、尚五郎の恋、

    応援せずにはいられませんでした。

  8. BROOK より:

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    おはようございます。

    今回はとても素晴らしい演出でしたね。

    涙腺をグイグイと刺激してくる感じがしました。

    やはり別れとは辛いものです・・・。

  9. くう より:

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    >ああ、確かに。

    >片思い四重奏と比べると雲泥の差でしたね(笑)

    私、あっちのドラマに全然ハマれないもんで、

    自分の感性はもう枯れたのか、とか心配してましたが、

    尚五郎くんは毎週充分切なかったので、自分のせいじゃないんだ

    って事が解ってホッとした次第です(^▽^;

    >尚五郎との最後の対極は切なかったです。

    だんだんと碁石が碁盤から消えていく寂しい演出。

    さすがです。素晴らしかったですね。

  10. くう より:

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    >あちゃ~(><)まあまあ、お金と時間の掛け方が違うんですから許してあげて(笑)

    いや~。。。(^▽^;

    演出とか、脚本とか。。。?

    人を感動させたり切なくさせたりするのは

    大変な事ですよね~(^▽^;

    >しかし肝付くん、良く泣きましたね。彼の涙に「くあらっ」ときた婦人も多いかもしれませんね。

    私、元々、密か瑛太ファンっす。。。

    あら、なおみさん、珍しく趣味が違うかな(^▽^?

    私も両親の下りが一番泣けましたです。

    今回のテーマ、永遠のテーマですね。

    また、役者さんが最高でした!

    >あ、ああ・・・くうさん、また倶楽部を作ってみたんで是非お越し下さいね!

    ぜひぜひ(^.^)v

  11. くう より:

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    >前へ進むためには

    >忘れなければならない事がある。

    >そう語る父と母でしたが

    >絶対に忘れられないものってありますね。

    忘れられない事は解っていて言っていたのでしょうね。

    あそこまで育ててくれた、両親と菊本の事は

    忘れなくても心の支えとして今後の彼女の人生を

    前に向かせてくれると思います(^.^)

    >一人、娘を思い出して嗚咽をこらえる姿に

    >離れていく子を思う親ってものを感じさせますね。

    寂しいシーンでした。。。

    親離れ、子離れする時が来たんですものね。

    >これはどこぞの火9のドラマと比べると

    >雲泥の差ですね(苦笑)

    はっはっは。。。(-▽-;)

    いや~、私、毎週、尚五郎くんの切なさにやられていたもので。。。

    演出、脚本の差でしょうか。

    あちらも頑張って一回くらいは泣かせてほしいものですが。。。

  12. くう より:

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    >兄への酌もそうでしたが、家族を感じる良いお話でしたね。

    >特にこの両親が(T.T)

    兄もね、照れてるんですよね。

    男兄弟のように親しかったから寂しいでしょう。

    両親は愛情豊かで立派な両親でした。

    素晴らしい家族ですね(^.^)

  13. くう より:

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    PASS:
    こちらこそ、ご無沙汰すいません(>_<)コメントありがとうございます♪

    >今回はとっても良かったです。

    >於一は本当に大切に育てられたんですね~。

    >父の愛、母の愛、そして菊本の想いをしかと胸に抱いて前を向いていく姿が印象的でした。

    本当に大事にされたんだなぁと思いました。

    一人娘を余所にやる親の寂しさ、でも、出ていくまでは

    それを見せない気丈さ。全てに打たれました。

    感動しました(; ;)

  14. SECRET: 0
    PASS:
    ああ、確かに。

    片思い四重奏と比べると雲泥の差でしたね(笑)

    尚五郎との最後の対極は切なかったです。

  15. なおみ より:

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    くうさん、こんばんは。

    >その切なさは、どっかのドラマの片想い四重奏よりも

    はるかに上を行くもので。。。

    あちゃ~(><)まあまあ、お金と時間の掛け方が違うんですから許してあげて(笑)

    しかし肝付くん、良く泣きましたね。彼の涙に「くあらっ」ときた婦人も多いかもしれませんね。

    >長塚京三と樋口可南子の演技が素晴らしかった。

    素晴らしかったです・・・そして美しかったですね。ワタシはこちらの方で泣けました(><)

    あ、ああ・・・くうさん、また倶楽部を作ってみたんで是非お越し下さいね!

  16. ikasama4 より:

    SECRET: 0
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    前へ進むためには

    忘れなければならない事がある。

    そう語る父と母でしたが

    絶対に忘れられないものってありますね。

    >わしもそなたの父で。。。

    > なんと言うか、愉快であった。

    これはもう今回の秀逸ですね。

    一人、娘を思い出して嗚咽をこらえる姿に

    離れていく子を思う親ってものを感じさせますね。

    これはどこぞの火9のドラマと比べると

    雲泥の差ですね(苦笑)

  17. SECRET: 0
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    >送り出した娘を偲び、庭で密かに名を呼ぶ父と、母の涙。

    >長塚京三と樋口可南子の演技が素晴らしかった。

    兄への酌もそうでしたが、家族を感じる良いお話でしたね。

    特にこの両親が(T.T)

  18. ミチ より:

    SECRET: 0
    PASS:
    ご無沙汰しています。

    今回はとっても良かったです。

    於一は本当に大切に育てられたんですね~。

    父の愛、母の愛、そして菊本の想いをしかと胸に抱いて前を向いていく姿が印象的でした。

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