学校にはいろんな子がいます。
勉強ができる子できへん子、スポーツが得意な子苦手な子。
元気な子、おとなしい子。
せやけど… いらん子なんか1人もいません。
みんなそれぞれ助け合って成長していくんです。
「浪花少年探偵団」第4話
大路小学校では、もうすぐ5年生と6年生の球技大会が行われます。
しのぶセンセは学生時代、実業団からスカウトが来たくらいのソフトボール選手。
自前の赤いユニフォーム姿も凛々しく、指導にも力が入ります。
6年2組はみんな仲よしですが、人には得手不得手がある物で、中西くんは浮かぬ顔です。
昨年の球技大会がトラウマになって今年は見学したいとしのぶセンセに申し出ます。
中西くんは夏休みに家の都合で東京に転校するんだそうです。
俺がおらん方がええんや。俺がおったらクラスに迷惑かける。
何をアホなこと言うてんのや。
クラスにおらん方がええ子なんて1人もおらへんで。
お父さんが東京転勤になって、夏休みに引っ越すねん
そやから最後に嫌な思いしたないねん。
なんで嫌な思いするって決めつけるん?
ホームラン打てるかもしれへんやんなあ?
今日もしのぶセンセはそうやって子供たちに明るく檄を飛ばしているのでした。
そんなしのぶセンセの様子を物陰から1人のおっさんが、ずっと眺めていました。
しのぶセンセがストーカーと間違えたこのおっさん、西丸商店という会社の会長さんで
西丸仙兵衛さんというお方。
しのぶセンセはこの仙兵衛さんにしゃぶしゃぶで釣られて会社まで行き、そこで
何とヘッドハンティングされるのでした。
他の仕事に就く気はない、とセンセが断ったその時、会社の中で男の悲鳴が上がります。
そして、上から落ちてきた男の人のご遺体が倒れていたのでした。
事件です。
全く、しのぶセンセの行くとこ行くとこ事件が起こります。
まるでコナンくんや。
…と思っていた所に、漆崎さんが同じことをセリフでキッチリ言うてくれはったんです。
しっかし、しのぶ先生、ようこんだけいっつもいっつも事件現場に遭遇しますなあ。
さすが「浪花少年探偵団」。ツッコミは外す事がありません。
しかし、漆さんやしのぶセンセが「事故」や「事件」や言うたびに仙兵衛さんは、やったら
「自殺や」と強調します。
まるで自殺してもらいたいかのようです。
確かに、亡くなった米岡さんが落ちた事務所の現場は窓際に綺麗に靴が揃えられ、
いかにも飛び降りたように見えます。
しかし、しのぶセンセは言うのでした。
飛び降りるんやったらブラインドは開けるんとちゃいますか?
ブラインド下ろしたまま体当たりして飛び込むなんておかしいです。
おかしい!絶対おかしい!
それからあれ、ブラインドのレール…あんなに曲がってんのは米岡さんが落ちる瞬間に
ブラインドにつかまったからやと思います。
自殺する人がつかまったりするやろか。
しません!絶対しません!さすがしのぶセンセや!
あ、↑合いの手を入れているのは新藤さんです。
先週から本間さんという強力ライバルが現れたので、もう、しのぶセンセの気持ちを
向かせるのに必死な様子が面白すぎです。
すいませんが、長くなりそうなので、ここらで端折らせてもらいます。
西丸商店は会長の人徳で上手くやってきましたが、会長の息子が社長になってから
様相が変わってきました。
資格を持たない人間、仕事が出来ない人間は要らないと1日中怒鳴りたて、社員たちは
ビクビクしながら働いていました。
米岡さんも、パソコンの使えない人間は要らんと言われ、毎日、仕事が終わってから
パソコン教室に通っていたそうです。
その様子は相当追い詰められていたように見えたとパソコン教室のセンセも仰っていました。
米岡さんは高所恐怖症だという話を仕入れたしのぶセンセは飛び降り自殺は有りえない、
と断定し、やはりこれは自殺ではなく事故だという結果に至ります。
高所恐怖症だから飛び降り自殺しない、という事はないだろう…
むしろ、土壇場では恐怖感感じて頭が麻痺した方が自殺する勇気も出るやろし…
と、ウチは思いましたが、まぁ、そこはドラマの方向とは無関係なのでスルーして下さい。
仙兵衛さんはあの日、米岡さんが落ちた現場を見て、自殺したように現場を工作したのでした。
全ては息子である社長に改心してもらいたかったからです。
会社の財産は「人」やいうことや!
米岡が死んだことを利用してヘタな小細工してホンマに申し訳ないことしたと思うてる。
せやけど、そうまでしてもお前に分かってほしかったんや。
会社の方針を変えてほしかったんや。
会社をここまでにしてくれたんは、わしでもお前でもない。
働いてくれてる社員のみんなや!
しかし、この事故には意外な真相が隠されていました。
鑑識の話やとレールがこんな曲がんのは一点だけに力がかかったような場合やっちゅうことですわ。
米岡さんはレールにヒモをかけて首をつろうとしたんです。
脚立にヒモが引っかかってたんですけど、そのヒモから米岡さんの指紋が検出されてます。
米岡さんは 試しに体重をかけようとしたんでしょうな。
ところが、米岡さんの重みでレールが曲がってしもた。
つまり、首つり自殺の失敗です。
こんなこと言ったら申し訳ないけど、なんちゅうドジなお人や……。
米岡さんは社長のデスクの後ろの窓際で首を吊ろうとしていました。
成功していたら、社長のデスクを見下ろして死んでいく形になります。
それまでは米岡さんの気持ちを聞いても父の言葉を聞いても動じなかった社長も、
これにはさすがに黙り込みます。
うちは小学校の教師してます。
学校には色んな子がいます。
勉強ができる子できへん子、スポーツが得意な子、苦手な子。
元気な子、おとなしい子。
せやけど… いらん子なんか1人もいません!
みんなそれぞれ助け合って成長していくんです。
会社も同じやと思います。
ベタやな…と思いつつも、しのぶセンセの迫力にウルっとなってしまったシーンでした。・泣
「いらん子なんていない。」「会社の財産は人。」
「月9」のあの人にもしのぶセンセから言ってやってください。
西丸商店の件は綺麗に解決しました。
今回も、「浪花少年探偵団」が活躍してへんやろ…とか、新藤さん、情報漏らし過ぎやろ…とか
色々ある事はあるわけですが、清々しいソフトボールの試合の結末とか、ちょいちょい入る
上手すぎるギャグの間とかで不思議と文句なく見終わっちゃうドラマです。
なんでしょうねーーホンマ、「間」ってもんが上手いですわ。
これってお笑いの基本ですよね。
1時間ドラマでこれが出来るって凄い事だと思います。
どっかの朝ドラは毎日15分で1回笑えるのを目指しているらしいですが、ちっとも
笑えることはなく、ぜひこのドラマを見習ってほしいです。
ってか、これが朝ドラでええと思うわ。
一週間1エピソードでどうよ?
ほなまた来週~…も、たぶん書く。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
しのぶは西丸商店の会長、どケチで有名な西丸仙兵衛(蟹江敬三)に、ご馳走すると誘われて
仙兵衛宅を訪れる。
と、大きな物音にしのぶたちが駆けつけると、社員、米岡伸治が倒れていた。
仙兵衛は自殺だと嘆くが、不審な点もある。事務所は密室で窓のブラインドが壊れていた。
現場にあった脚立とファイルは何者かが移動させたように見える。
事件に興味津々のしのぶは、「密室殺人ではないか」と自説を披露する。
仙兵衛はしのぶに、息子で社長の昭一の秘書になって欲しいと言うが、しのぶは、強引な
昭一を社員たちが恐れていることを見抜く。
事件の真相は、社風やブラインドの構造にもヒントが隠れているとしのぶは察知。
(上記あらすじはYahoo!TVより引用)
よろしければ→【2012年7月期・夏クールドラマ何見ます?】ラインナップ一覧とキャスト表と展望
【キャスト】
竹内しのぶ – 多部未華子
新藤修平 – 小池徹平
本間義彦 – 山本耕史
榛名美佳 – 木村文乃
原田郁夫 – 前田航基
田中鉄平 – 濱田龍臣
原田修 – 前田旺志郎
土屋芙美 – 八木優希
上原美奈子 – 二宮星
畑中弘 – 高橋晃
原田日出子 – 斉藤由貴
原田昌夫 – 温水洋一
漆崎進 – 段田安則
中田幸夫 – 小日向文世
竹内妙子 – 松坂慶子
6年2組
福島友宏 – 伊澤柾樹
芹沢勤 – 吉井一肇
朝倉奈々 – 浜辺美波
阿部 翔太 – 上妻成吾
石川萌 – 今井風花
井上拓真 – 市川理矩
江藤 美咲 – 佐々木麻緒
加藤 亮太 – 松野太賀
渋谷 淳一 – 橋本一輝
園田 優花 – 沢朋花
中西 雄太 – 吉岡竜輝
根岸 明日香 – 川田怜奈
野田翼 – 鈴木励和
日野 桃子 – 佐藤瑠南
福島 友宏 – 伊澤柾樹
松川 はるか – 樽本真生夏
間中 翔 – 谷藤力紀
三輪 菜月 – 古川加奈子
持田 舞 – 蔵前美郁
5年1組
西田 真人 – 平松來馬
・第4話ゲスト
西丸 仙兵衛(西丸商店会長) – 蟹江敬三
西丸 昭一(西丸商店社長・仙兵衛の息子) – 梶原善
和代(西丸商店社員) – たくませいこ
米岡 伸治(西丸商店販売部長) – 牧村泉三郎
大友 福子(西丸家家政婦) – 藤本静
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コメント
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>うんうん、しのぶ先生のタンカがカッコイイです。
今回はあまりなかったですが、子供たちがところせましと頑張ってくれるところが楽しくて見てます。
新藤→しのぶ←本間の三角関係にも注目してます。
とてもシンプルに楽しませてくれるドラマですよね~^^
しのぶセンセは気風の良い女性だし、それにしても多部ちゃんは可愛いので、
首を突っ込む様子も説教も、出しゃばりでイヤな感じは受けません。
2人の男性もそれぞれいい人だし、どうなるのかな…
どうも、本間さんは美佳センセとくっつくような予感もしてきましたよ~。
その辺は曖昧なままで最後まで楽しませていただきたいなと(#^.^#)
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きゃーーお察しの通り夏バテなうな状態のくうでございます… (´・ω・`)
>この対比がなかなかに深みを感じさせるのですな。
ぼーっと見ていればそれなりに楽しいし
語りだせばきりがない・・・
そういうタイプのドラマですな。
そうですねー!
子ども達は無邪気で元気で純粋で…そして、しのぶセンセは子ども達目線に限りなく近い。
右往左往するしのぶセンセの周りの大人たちもそれなりに愛らしく、
いい役者さんたちが楽しんで演じている様子が見えます^^
これが見ている者に伝わってくるのがコメディでは大切だと思いますし、
出来ているからこのドラマは良いドラマ。
若干ツッコミつつも、ただ楽しもうと思えるマッタリした時間になっております(#^.^#)
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うんうん、しのぶ先生のタンカがカッコイイです。
今回はあまりなかったですが、子供たちがところせましと頑張ってくれるところが楽しくて見てます。
新藤→しのぶ←本間の三角関係にも注目してます。
ここ2,3年ドラマから離れてた自分がTVに釘づけになっております。次回も楽しみにしてます。
「浪花少年探偵団」第4話
自殺か事故か、それとも殺人か?ヘッドハンティングされそうになったしのぶは、またまた事件に巻き込まれることに…。
浪花少年探偵団 第4話 簡単感想
公式サイト原作未読です。時間の都合で箇条書きに。<続きは本家記事でご覧ください。>※本家の記事のURLhttp://miru-yomu-kiku.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/4-09fd.htmlこの記事のトラックバックURLht…
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またまた・・・夜更かしが過ぎておりますな。
睡眠不足は夏バテの原因になりますからご注意くださりませ。
切磋琢磨する大人の社会。
一致団結する子供の社会。
その落差に悲喜こもごもなドラマがあるわけでございます。
このドラマの美点は
しのぶセンセが超然として立っているところでございましょうねえ。
子供たちを鍛えるし、子供たちを甘やかす・・・
そして子供たちと一緒に喜ぶ・・・。
そして・・・子供たちは
仲間に対して優しい気持ちを育んでいく。
一方で・・・大人たちは
無理解だったり
片手落ちだったり
死を選んだり
嫉妬剥きだしだったり
いろいろと残念な感じを醸し出す。
この対比がなかなかに深みを感じさせるのですな。
ぼーっと見ていればそれなりに楽しいし
語りだせばきりがない・・・
そういうタイプのドラマですな。
やはり・・・原作の勝利かもしれませんけれど~。
キッドはこの夏一番のドラマは結局・・・これじゃないのかと
思っておりまする。
高所恐怖症の男は飛び降り自殺をするか?(多部未華子)痛っ(木村文乃)
大人しく夏休みに入るものもあれば季節なんて知った事かいっ・・・のドラマもある。 大路小学校は「球技大会」である。 もうなんていうか・・・我が道を行ってるね。 時々、多部未華…
「浪花少年探偵団」第4話
第4話「しのぶセンセと密室殺人」 視聴率7.1%
浪花少年探偵団 第4話
『自殺?事故?密室殺人!?東野圭吾の真骨頂!!』
内容
もうすぐ、5,6年生で球技大会が開かれる大路小学校。
しのぶ(多部未華子)は生徒へのソフトボールの“指導”に気合い
浪花少年探偵団 第4話=これこそ「犯人のいない殺人の夜」
東野圭吾「浪花少年探偵団」第4話
「自殺?事故?密室殺人!?東野圭吾の真骨頂!!」
ソフトボールをしてる多部ちゃんと、他の場面の多部ちゃんの前髪の長さが違うのが御愛敬。
…
浪花少年探偵団 第4話
第4話「自殺?事故?密室殺人!?東野圭吾の真骨頂!!」7月23日放送 球技大会の開催が近づき、竹内しのぶ(多部未華子)のクラスの生徒たちは、ソフトボールの練習に励んでいた。
「浪花少年探偵団」 第4話 しのぶセンセと密室殺人
なんや今回はすっきり爽快!という訳にはいかんかったなぁ・・
亡くなった理由が身につまされる感じだし・・・・
今回は内容も深刻なアレだったからなのかもしれないけど、いつ …
浪花少年探偵団 (第4話・7/23) 感想
TBS系ドラマ『浪花少年探偵団』(公式)の第4話『自殺?事故?密室殺人!?東野圭吾の真骨頂!!』の感想。なお、東野圭吾氏の原作小説『浪花少年探偵団シリーズ』『しのぶセンセシリーズ