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【黒い十人の女】バカリズム脚本 第10話 最終回「さよなら黒い十人の女」 感想

ここにいるみんなは風さんのことが本当に好きで、風さんと2人で幸せになりたかったんだよ。

みんな不倫が悪いってわかってるけど、それでもあんたがどうしようもなく好きだから罪悪感感じながら付き合ってたの。

今はたくさんの中の1人だけど、自分が頑張ればもっと好きになってもらえるかもって。
そしたらいつか奥さんや他の人とも別れてくれるかもって。
そしたら誰にも文句言われずに堂々と会えるし、ず~っと一緒にいれるかもって…。

心のどこかでず~っと期待しながら我慢して付き合ってたの!

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黒い十人の女 第10話「さよなら黒い十人の女」

 10nin.jpg

ザザッと感想はTwitter実況で

最終回ですが。深夜帯につき簡単に(笑)

 10nin10

4文字が浮かんだ。「た し か に」

9人までは薬を飲ませる所を明確に見せたのだから睦さんが飲ませなかった事は解りきっていて。

こんな女たちに囲まれたら殺されるかも知れないのによくあんな男を助けたな、と思っていた。

なるほどねぇ…。

恫喝には恫喝を。
殺意には殺意を。

だって、どこからどう見ても、法律にまでも守られた立場に居るのは「配偶者」なのだから。

9人に囲まれて、飲ませなかった事を責められて、虐めのように罵られて…

どうするのかと思った直後からの極妻全開な睦さんが凄かった。
やっぱり、このドラマ、脚本も面白いけれども女優さんたちの演技にワクワクするよねぇ。

こんな若村さん、初めて見たかも(笑)

 

ふざけるな!!
そもそも人のもんに手ぇ出してんのはどっちなんだ!!

今まで散々うちの旦那と不倫しといてどのツラ下げて私に謝れとか言ってるの?

(だよね)

全員が一斉にそれに気づく瞬間である。。

 

私は殺されたも同じ?
おい…自分の旦那と8年間も堂々と不倫されてきたこっちの方が殺されたも同然なんだよ!

(だよね)

 

不倫女たちの方から物事を見ているから、今までずっと佳代さんは女ざかりの8年もを台無しにされて可哀想だと思ってきたけれども、よくよく考えたら(考えなくても)奥さん側から見れば8年間も不倫されていた相手の女なんだよね。

 

毎日怖くておかしくなりそうだったって?

おかしくなり「そう」ってことはまだ おかしくなってないってことだよね?

バカじゃないの!
不倫してる時点で全員おかしいんだよ。

あんたたちがおかしいことしてるからこんなことになってんだろ~が!

(だよね)

 

土下座を迫って、結局自分たちの方が土下座する。
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そうよ。
久未ちゃん、最初に合コンで出会った不倫男の奥さんに土下座してたじゃん。。

新しく若い彼が出来たし、離婚するという睦さん。

 

あんたたちが離れてった後、会社も休ませてうちでず~っとかくまってたの。

何年ぶりだろ?
あんなに長く2人っきりで過ごしたの。

最初はやっと取り戻したって思って安心してたけど何だか急にむなしくなってきちゃって。

私、何で こんなつまんない人と結婚したんだろって。

 

今思えば私、あの人と一緒に居たかったんじゃなくて独り占めしたかっただけだったのかもしれない。

 

何となく解るなぁ。

どうして風なのか。

たぶん、この人って「手が届きそうな感じがする」人なんだと思う。
「自分だけのものになりそうな人」

だからライバルが出てきても、そんなはずはない。きっと私の方に振り向くはず。と思ってしまう。

結果、気付いたら自分の他に9人もいた。
泥沼で、もう抜け出すのは大変だと……。

佳代さんは8年間、そんな風にして過ごして来たんだね。

結局、風を殺す事は出来なかったし、こういう男は人類滅亡の最後の最後まで生き伸びそう。。

 

みんなそれぞれに幸せになれればいいな、と思った。
(睦さんも…早く目覚めて。相手が年下となると、今度は金を取られるから)

原作映画の結末

原作ではもっとドロドロした結末が待っている。

殺される事を知った風と、夫を取り戻したい妻が共謀して、妻がみんなの前で風を殺したフリをして見せるという展開。

女たちの1人が風を後追いして自殺してしまう。
結構ハード。。

妻と離婚した後の風は佳代さんにあたる女優が引き受けるが、女は女優を辞め、風も会社を辞めて牢獄の中の2人のように何所にも出られず一緒に暮らし続けるという…。

誰も不倫の事を忘れられず、誰もちっとも幸せにならない結末なのだった。

 

だから、このドラマはものすごく改変されてバカリズムらしい軽妙なストーリーになっている。

たぶん、バカリズムさんは基本的にはハッピーエンドが好きなのね。
優しいんだろうな、と思った。
(でも、睦さんの今後がこの女たちのリピになりそうな点は残酷だけどね。)

恐らく今も風が飄々と生きているのだろうことはハラも立つけれどもホッとすることでもある。

殺人なんてしてしまったら、楽しい未来なんてないものね。

クズでも生きていてきっと役立つ事はある。
きっと。

たくさんの新しい顔を見せてくれた女優さんたちと、それを実現した脚本・演出に感謝。

また、こんな豪華な競演を見たいな。

風(船越英一郎)を殺害し、平穏な生活を送っていた愛人たち。
しかし、夏希(MEGUMI)からのLINEで全てが崩れ落ちてしまった…なんと風が生きている…というのだ。
一致団結していたはずの風の妻・睦(若村麻由美)と9人の愛人たち。
しかし、10人の女たちは壮絶な修羅場を迎えることに。
そして、風と愛人たちの最終バトルの行方は!?様々な壮絶バトルを繰り広げてきた今年最もカオスな不倫劇は驚きの結末を迎えるー。
あらすじはYahoo!テレビより引用

【関連記事】
https://dramablog.cinemarev.net/blog-entry-5325.html

よろしければ→【2016年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

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※キャスト

風 松吉 … 船越英一郎

神田久未 … 成海璃子
相葉志乃 … トリンドル玲奈[
弥上美羽 … 佐藤仁美
如野佳代 … 水野美紀
文坂彩乃 … 佐野ひなこ
皐山夏希 … MEGUMI
水川 夢 … 平山あや
卯野真衣 … 白羽ゆり
長谷川冴英 … ちすん

風 睦 … 若村麻由美

春江 … 寺田御子
夏美 … 森田涼花
秋子 … 松本穂香
冬樹 … 中山祐一朗
池上穂花 … 新田祐里子
浦上紀章 … 水上剣星
火山梅人 … 山田純大

※スタッフ

脚本 … バカリズム
演出 … 渡部亮平、瑠東東一郎、山本大輔、豊島圭介
プロデューサー … 汐口武史、河野美里

音楽 … 兼松衆
主題歌 … 「愛/憎」CIVILIAN

原作 … 和田夏十(映画『黒い十人の女』市川崑監督)

公式サイト http://www.ytv.co.jp/kuro10/

コメント

  1. 不倫の人々

    「黒い十人の女」を見ました。 日テレにて 木曜深夜にやってました 市川崑監督作で有名な 和田夏十原作の『黒い十人の女』のリメイク、連ドラ 本作はやはり脚本がバカリズムというね ホントに最近 脚本家として凄いですね そんなバカリズム脚本なので、正統派ではない…

  2. くう より:

    巨炎さん
    >「純と愛」の時より怖い?
    あれは頭から追い出し気味ですが(笑)
    恐かったですね。すごかったです。

    >自力ではループから抜け出せなかったけど正妻の一喝で目が覚めたという話…。

    正妻に一喝されて現実を見たんですね。
    本人たちにとっては甘美でも悪夢のような恋だったのかも~。

  3. くう より:

    ゆりかさん
    コメントありがとうございます^^

    >浦上さんって、既婚者でしたっけ?

    既婚者ではない…って事になってましたよね。
    少なくとも相葉志乃の前では独身男という事になってますね。
    でも「愛人」という事なので既婚者だったみたいですね^^;

    >愛人9人ていってたけど、そこにしのちゃんもまた入ってるのかな?

    …という気がします。
    そして、もしかしたら久未ちゃんと彩乃の友達・穂花がつき合っているのも彼だったりして^^;
    水上剣星さん主演でスピンオフが作れますね(笑)

  4. ゆりか より:

    初めまして(ˊ˘ˋ*)
    いつもくぅさんのブログたのしみにしてます!
    最近はTwitterも見るようになりました♡

    このドラマ、本当圧巻の演技に魅力されて、まだまだドロドロみたかったです(笑)

    1個だけ気になることがあって質問です。
    浦上さんって、既婚者でしたっけ?
    愛人9人ていってたけど、そこにしのちゃんもまた入ってるのかな?とか、人物相関が複雑すぎて分からなくなりました(笑)

  5. 黒い十人の女 第10話(最終話)

    最終話「さよなら黒い十人の女」 ラテ欄「10股不倫の果てに…幸せになりたい、だけ」 12月1日(木)深夜0時09分~放送※一部地域を除く ドラマPの風松吉(船越英一郎)には妻のほかに、なんと9人の愛人がいた。身の回りにいる様々な女性を愛人にしていた風。 風を殺…

  6. 絶望螺旋にさようなら(成海璃子)

    悪魔なので基本的に善悪の区別はない。 そもそも倫理というものはフィクションに過ぎないのである。 それぞれが自分にとって都合のいい正義を唱えるのが文化というものなので、そういう意味では不倫は文化なのである。 一夫一婦制度の下で肯定的な「愛」とされるオンリーユーオンリーミーな関係も独善的なひとつの思いこ

  7. 黒い十人の女 (第10話/最終回・2016/12/1) 感想

    読売テレビ・日本テレビ系・木曜ドラマ プラチナイト『黒い十人の女』(公式) 第10話/最終回『さよなら黒い十人の女』ラテ欄『10股不倫の果てに…幸せになりたい、だけ』の感想。 なお、原作は和田夏十氏のオリジナル脚本、市川崑監督による映画『黒い十人の女』(1961年)、和田夏十氏脚本と市川崑監督によるリメイクドラマ(2002年)は鑑賞済み。 風(船越英一郎…

  8. 巨炎 より:

    >こんな若村さん、初めて見たかも(笑)
    「純と愛」の時より怖い?

    >佳代さんにあたる女優
    旧作では岸恵子さんが演じて一番、存在感があり主役っぽい。後に「悪魔の手毬歌」を観ると
    「十股された経験があるなら四股ぐらい大目にとも思うけど、そこは正妻のプライドか」
    等と考えてしまうのでバカリズムの脚色も、その辺りに由来しているかも。

    自力ではループから抜け出せなかったけど正妻の一喝で目が覚めたという話…。

  9. 黒い十人の女 最終回「さよなら黒い十人の女」

    最終回は圧巻!でしたね。作戦は成功し、松吉(船越英一郎)死亡の証拠写真も送られてきましたが、実は妻・睦(若村麻由美)が裏切って、その死を偽装工作。疑問に想った愛人のひとりが、睦の店の前で松吉を見つけ、これまたスマホで証拠写真。愛人達は睦のもとに押しかけたものの、正論で逆襲され、みんなして土下座させられる羽目になりました。佳代(水野美紀)など、みんなの為に準備したカフェラテを9杯もかけられる始末。完全に格上の貫禄で圧倒。でも、実際に戻ってきて一緒に生活すると、嫌気がさし、離婚を決意したとのこと。そして…

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