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【ぼくの夏休み】フジテレビ昼ドラ 第6・7話まとめ感想

上条旅館で働く事にも何とか慣れてきた和也だったが、今までの体験から、
もう平成の事は言うまいと心に決めた。

しかし、妹・はる菜は言ってきかせたにもかかわらず、平気で周りに喋ってしまうのだった。

 

「ぼくの夏休み」第6話・第7話

      『ぼくの夏休み』感想

 

上条旅館は決して居心地良くはなかったが、とりあえずご飯の心配はしなくても良くなった。

長男の耕作は戦地から怪我をして帰ってきて以来、狂人になってしまったらしく、
部屋に閉じ込められ、鍵をかけられている。

そして、食事を届ける和也に何かと絡んでくるのだった。

長男と次男は主人の先妻の子どもであり、三男は女将・佐代の連れ子であった。
連れ子が気に入らない次男は三男に暴力をはたらき、三男は憂さ晴らしのために和也に
当たってくる。家の中は荒んでいた。

そんな中、大女将・マツだけが和也の唯一の救いになっていた。

  。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

簡単ですが、あらすじはこんなところ。

 

昭和生活は一応の安定を見せたものの、拾ってくれた上条家も複雑な事情を抱えて
家の中は暗く荒んでいます。

暴力を振るわれたり冷たい言葉を吐かれたり、気の休まる間が無い和也。

しかし、それでも生きて行かなければなりません。
こんな時に拾ってもらっただけでも有りがたいんですよね。

本当だったら、はる菜と2人、それこそ「火垂るの墓」状態になってもおかしくないんだもん。

 

しかし、入院中の妹・はる菜の方は

 

新幹線ってすっごい速いんだよ。
このビルはね、60階建てなんだよ。
新宿にはそんなビルがたくさんあるんだよ。

そんな話をべっらべら喋ってベッドの周りに大人をたくさん集め、
すっかり人気者になっています。

 

だ・か・ら~~~・・・・・・!!

平成の事は言っちゃいかんと兄ちゃんから言われたやろ、はる菜( ̄∇ ̄;)

はぁ~~この子を見ていると和也が初め、妹をウザいと思っていた理由が
ちょっと解るような気もするーーー。

 

みんな夢物語だと思って笑って聞いていますが、中には

憲兵さんに言わなくてもいいだべかな?

とか言っている人もいるわけで……。

 

病院のスタッフ・ちえ子からその話を聞いた和也は顔色を変えて病院へ飛んでいきます。

そして、言い聞かせてもまだ「ママの写真見せてくれたら言わない」とか
幼稚園生のような拗ね方をする妹に向かって、

二度と喋るな!
いいから何もしゃべるな!

と、叱りつけるのでした。

 

しかし、そんな和也も旅館のお客に東京の何処から来たのかと聞かれて
千代田線とかつい言っちゃう始末…… 

子どものお口を止めておくって言うのは、案外難しい事なのかも知れませぬ。

このお客(坂田利夫)も、いい人そうに見えて結構怪しいからね。
この家には耕作という爆弾もいるし、もしかしたら特高のスパイってやつかも知れません。

 

戦死した人の葬列をマツと2人で見送る和也。

 

戦争で死んで骨が戻ってくる者なんていねえ。

だから耕作は幸せだ。
世間で何と言われても、生きてるだけわしは幸せだ。

 

このお祖母さんの優しさと心の正しさに泣かされる……。

 

和也もマツの言葉をしみじみと噛みしめます。

 

生きてるだけ幸せ。

生きてるだけ幸せ。

 

平成では、生きている事は当たり前だった。
しかし、ここでは生きている事がそれだけで幸せ。

 

生きて帰ってきた耕作にも残酷な体験があった事を和也は知ります。

仲間内にスパイがいて、上官に仲間内の会話を全部流していたのだそうです。
おかげで、みんな上官からしごきを食らった。

そして、そのスパイは耕作だという事にされてしまったのだそう。

耕作の心は人間不信と孤独でいっぱい。

たぶん・・・気なんか狂ってないんだよね。
生きていくために狂ったフリをしてきたのでしょう。

 

和也。
お前、話し相手はいるのか?
俺がなってやってもいいぞ。

 

こんな子ども相手しか心が開けない。
なんという孤独。

 

それを拒否してしまった和也だけど……。

たぶん、だんだんとこの2人は親しくなっていくんだろうな。

そのためには和也の「お友達」になった子うさぎさんは、いなくならなければ
ならないわけで………。・泣

いやーーー残酷な居なくなり方だけはやめてーーーーー!!

 

三男・栄次郎から佐代と楽しく喋っていた事を嫉妬され、

俺のお母さんと笑い合うな。
二度としゃべるな。
返事をしろ。二度としゃべるな。

と、言われる和也。

 

自分も…同じことをはる菜に言った。

 

そして、あれからはる菜は全く喋りも笑いもしなくなって、ついに
病院から消えてしまった。

 

私たちは、人に言っちゃいけない事や残酷な事を、ついつい口にする。

そんな事まで…少年はこの夏休みに一気に気づかされるのでした。

 

公式HPには、和也役の綾部守人くんと、はる菜役の二宮星ちゃんの
インタビューが掲載されています。

これを見ていると2人とも役柄とは全く違う感じ。
やっぱり子役さんはシッカリしているなぁ…と…。

      ぼくの夏休み2

 

  。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 「戦争に負けても日本は無くならない」耕作(崎本大海)に思わずそう言ってしまった
和也(綾部守人)。
さらに、はる菜(二宮星)が病院で、入院患者たちに平成の話をしていることが明らかに。
和也の脳裏に、農家の人たちに怪しまれ、殺されそうになった時の恐怖が蘇る。
和也は、はる菜を厳しく叱り、何もしゃべらないと約束させる。

数日が経ち、上条旅館に競馬の騎手だったという客・宮内(坂田利夫)がやって来る。
都会からやってきた宮内の話に、誰もが興味津々。
台所にいる和也の耳に、アレは親に見捨てられた子だ、と自分のことを説明する大五郎(升毅)の
声がこびりつく。

そんなある日、マツ(うつみ宮土理)と山菜採りに出かけた和也は、罠にかかった仔ウサギと出会う。
親とはぐれた、自分と同じ境遇の仔ウサギを放っておけない和也は、マツに許しをもらって
小屋の中で飼うことにするのだが…。

(上記あらすじは Yahoo!TVより)

 

よろしければ→【2012年7月期・夏クールドラマ何見ます?】ラインナップ一覧とキャスト表と展望

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【キャスト】

青山和也(12) – 綾部守人
青山はる菜(9) – 二宮星

上条佐代・青山詩緒里 – 高岡早紀
青山浩二 – 中原裕也

上条マツ – うつみ宮土理
上条大五郎 – 升毅
上条耕作 – 崎本大海

上条勇作 – 森永悠希
上条栄次郎 – 西山潤
文子 -土谷春陽

※詳しい出演者情報はシャブリさんのブログへ

 

  

 
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