【火の粉】第8話まで 最終回前一気 感想と あらすじ

武内さんのことをいい人だと思ってる方が楽だったんです。
身も心も死んでいた私を、武内さんが救ってくれたんです。

私、そのとき決めたんです。
武内さんがどんな人であろうと味方で いようって。
でも…。

私もようやく気が付いたんです。
武内さんは私たち家族の幸せを脅かしてます。

私の息子を傷つける人は誰であろうと許しません。

あなたは私たちの家族じゃない。

梶間家のあるじは主人です。



オトナの土ドラ 火の粉  第8話


   


毎週毎週、レビューしたいと思いつつ気づいたらもう8話だって。
来週は最終回だよ~。

ユースケ・サンタマリアが出ていて隣人がうんたらと言ったら2003年の『あなたの隣に誰かいる』を思い出す。
いかりや長介さん、ドラマでは遺作。

あの時はユースケは被害者一家だった。
今度は武内さんである。

間違いなくユースケ・サンタマリアの代表作になるであろう。
だって、武内さんだもの。


何なんだ、武内さんって…

という方のために、ザっと書いておく

最終回前でも解る簡単「火の粉」



…っと言う名目の8話一気感想。GO!
面倒なので(コラコラ)実況ツイを含めます。

閑静な住宅地に割と大きな家を構える梶間家。

家族構成は、

・現在は引退している元裁判官の勲(伊武雅刀)
・その妻・尋恵@専業主婦(朝加真由美)
・息子の俊郎@俺はまだ本気出してないだけ・無職(大倉孝二)
・その嫁・雪見@ニートな夫のためにパート主婦(優香)
・息子夫婦の1人娘・まどかちゃん@幼稚園生(庄野凛)


そして勲の母親で寝たきり要介護状態の老人(星野晶子)

の6人である。

その隣に、ある日「武内」という男が引っ越してきた。
人懐っこい普通の男だったが、実は彼はかつて残虐な一家みな殺し事件の容疑者であり、勲が無罪判決を下したという因縁の相手なのだった。

彼が現れてから変わった出来事が多くなり、雪見は武内が本当に無罪だったのか、隣りに越してきたのは偶然なのかと疑い始める。

「冤罪」を掛けられた人の世間から受ける思い込みによる差別の目…

なのか、

本当は犯人だったものを大人の事情で世に放ったのか。

「差別」「思い込み」「虐待」そして「家族」の信頼性など、お話自体はツッコミ所満載なれど、意外と考えさせられる部分も多いのさ。

第1話



梶間家の隣に「武内さん」が引っ越しして来る。

武内さんは非常に愛想よかったが、連れている犬がオーメンに出てくるダミアン犬くらい恐いので、何となく不気味で不安な第一印象を覚える雪見。


これ、つまらないものなんですがお近づきの印に。

と、夜、引っ越しの挨拶として彼が持ってきたのは、

信州・戸隠の蕎麦屋からわざわざ取り寄せた蕎麦、北海道名産の肉、瀬戸内の佃煮の詰め合わせ、九州から取り寄せた苺、静岡の出汁、まどかへクマのぬいぐるみ…そして…

手作りのバウムクーヘン。
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次々と出てくる豪華な貢物に喜びよりも困惑する雪見。
だが、夫と義母は素直に喜んでいる。

しかし、そこに大学で法を教えている義父が帰宅し、雪見の困惑は一気に疑惑へ向かうのだった。


彼は私が最後に担当した裁判の被告人だった。
3年前。 一家3人を殺害した事件の容疑者として死刑が求刑されていた。


勲は証拠不十分で武内さんを無罪にした。

親が残してくれた遺産のおかげで生活には 困らないのが救いですが。
元はといえば全て私が悪いんです。
警察の取り調べに負けて自供してしまったんですから。

でも裁判でそれを覆す勇気をくれたのが先生でした。

私は命の恩人である先生との再会は神様が与えてくれたご褒美だと感じています。
先生とご家族が温かく 迎え入れてくれて、また新しい人生を 歩む。
そんな勇気をもらったんです。


最初は「気持悪い」と言っていた夫の俊郎も慣れ、まどかも懐き、毎日のようにバウムクーヘンを持って来たり、ついにはお祖母ちゃんの介護まで始める武内さんに雪見は困惑するばかり。


だが、ついに事件が発生する。

長年、たった一人の介護生活に疲れ果てていた尋恵が姑の理不尽さにぶち切れそうになった夜、姑は夕食を喉につまらせて死亡するのだった。



第2話から…



介護生活が長かったせいで姑を失った尋恵は空の巣症候群のような状態に。
しかし、武内さんに慰めらて立ち直っていく。

姑の葬儀に際し、俊郎の伯母であり勲の妹である満喜子が香典と共に消えた。
介護に手は出さないが口出しだけはしてきて小遣いをせしめ、尋恵のストレスとなっていた伯母である。

祖母の死にも伯母の失踪にも不信感を抱く雪見。


一方、尋恵に引き続き俊郎までが武内さんからスーツをプレゼントされたり大金を借りたりして武内信者になっていく。
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仕事しろ俊郎!!!

という視聴者の声を一身に受けて、どんどんクズ化する俊郎であった。

そんな時、雪見の前に1人の男が現れる。
チュゴクジンのリンサンアル……(違)

武内さんを有罪だと疑って付け回している記者だと思われていたが、


理由は簡単です。
おばあさんが邪魔だったからです。

やつは自分の居心地のいい環境を つくるために邪魔な人間はどんな手を使ってでも 排除するんだ。

3年前もやつは家族を皆殺しにした。
あいつは善人面して人を引き付ける悪魔のようなやつなんです。


と、武内さんを敵視する暗い情熱っぷりがただ事じゃない。

梶間の家族は1人ずつ武内さんに籠絡され、1人武内さんを疑う雪見は孤立していく。

つい、まどかを叱ってしまえばDVを疑われ、墓参りに行くと家族の誰にも秘密にしていた まどかの前に流産した子供の墓がいつの間にか敷地内に建っているという怪現象。
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これは俊郎の子供だったのだが生活不安定の中、夫に言い出せずにいた黒歴史を暴かれ不倫疑惑までかけられて、追い詰められた雪見は まどかを奪われ家から出て行かされてしまう。
 

武内さんは無罪なのか



起きている事は色々と変だけれども、もしかしたらこれは全て武内さんではない他の誰かが仕組んでいることなのかも知れない。

雪見の親友である琴音が言うように、武内さんへの対応は家族の方が正しく、偏見で固まった雪見に世間の目というものを被せているのかもしれない。

「偏見」とは恐いものだ…という話なのかもしれない。

という可能性もあった。


が、ここで武内さんは、いつも母に向かって語りかけているビデオレターで告白するのだった。

梶間先生の良識ある判決によって、僕は死刑という残酷な運命から解放されました。

命を与えられました。
自由を 与えられました。

だからこれからは梶間家の人たちのために生きたい。

もし梶間家の人たちを傷つけるような人がいたら…。
梶間家の人たちの大切なものを損なうような人がいたら…。

どんな手を使ってでも振り払う。

一生懸けて梶間家の人たちに恩返ししたいと思っています。

いや。
一生懸けたって足りない。

人殺しの僕を理解してくれてるんだから。



はい。
殺ってました。

武内さんの目的



とても厄介な事に、武内さんは別に快楽的に人を殺したいサイコパスなどではなく、「正義」と「善意」の制裁だと思っているのだった。

リンさん…じゃなくて隆太くんはここでは、一家皆殺しされた的場家の親族だったのですが、この家族が殺されたのは、武内さんが家族だと思い込んで親切に接してやってあげていたのに、あげたネクタイを拒んだからだったんですよね。

お気に召しませんか。←武内さんの必殺予告
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武内さんは、いつも自分の行いは「善」だと信じていて、それを拒んだ相手に天誅を下しているのです。

家族を粗末にする人間が許せないわけです。

雪見さんは「家族である自分」の善意を疑い、家族を混乱に陥れたので天誅食らったわけなのでした。

他人と自分の距離感を計れない病。
一種の人格障害ですよね。

ここまでの被害者(推定)



雪見は武内さんを完全無罪だと信じて武内さんと家族に頭を下げ、戻ってきました。
その頃から、勲が武内さんに今さら疑問の目を向け始めるのでした。

武内さんがいつも大事にしているデッカすぎるスーツケース。
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ここまで犠牲になった(と思われる)人々。

・梶間家の要介護おばあさん(尋恵さんに感謝がないから)
・勲の妹・満喜子おばさん(尋恵さんを苦しめていたから)
・前被害者的場夫妻の兄・池本(雪見を惑わせるから)
・弁護士の関先生(贈り物のネクタイを拒否ったから)
・琴音の前夫・稲葉(琴音さんにDVを行っていたから)
・俊郎の前会社の社長(ブラック企業で俊郎を苦しめたから)

※補足 : 池本の妻・杏子はストーカーとして警察に捕まっています。



もっとも、みなさん綺麗にいつの間にか姿を消しており、遺体も見つかっていないし、死んでいるか生きているかも解らない状態です。

スーツケースの中身も何か…美容用品みたいな物だったしね…。
今のところ、よく解りません。

急展開の第8話



こんな具合に、今まで梶間家のみなさんに害をなすと判断された者はいつの間にか消され、第7話ではついにマッサージチェアでの調教も行われ、武内家のお墓も梶間家に引っ越して、ついに武内さんは完全に家族になったのです。
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今まで完全に武内教だった俊郎もさすがに目が覚め、今さらのように雪見に対して頭が高い謝罪を行ったりするのでした。
(ってか謝れよ、もっと!!)

逃げ出す間はいくらでもありそうな気がするのに、何となくみんなでブツブツ言いながら家に居続ける梶間家の皆さん。何だか肝が据わってません。

しかし、ここへ来て、自分に逆らうようになった俊郎を武内さんが階段からけり落とすという事件がおき…正体が解っても武内教を続けていた尋恵がさすがにこりゃダメだと思い始めるのでした。


武内さんのことをいい人だと思ってる方が楽だったんです。
身も心も死んでいた私を、武内さんが救ってくれたんです。

私、そのとき決めたんです。
武内さんがどんな人であろうと味方で いようって。
でも…。

私もようやく気が付いたんです。
武内さんは私たち家族の幸せを脅かしてます。

私の息子を傷つける人は誰であろうと許しません。

あなたは私たちの家族じゃない。



気づくのが遅いですね。

まぁ、夫は自分の母親の介護を押し付けっぱなし、報われる事もなく誰にも感謝もしてもらえず、気晴らしもない生活を長年送っていたのを武内さんに開放してもらったのですから、この人の気持ちも少しは解ります。

でもさ、命の危険には気づけよ。


そして、こんな武内さんにすっかり恋をしてしまったのに「貴女は僕の家族にはなれません」と言われて梶間家の皆さまに嫉妬していた琴音が突然、武内さんの家に押しかけて武内さん自身と同じことをするという面白さ…。


やっぱり武内さんのことを分かってあげられるのは私しか いません。
だから 武内さんの傍にいることに 決めました。
迷惑ですか?


琴音さんとは家族になれないと言ったはずです。

梶間家とはなれるんですか?

なれます。

武内さんは 偽りの幸せで満足なんですか?

満足ではありません。

そりゃそうでしょ。
みんな 無理して笑ってるだけなんだから。

私の努力が足りないんです。
皆さんに幸せになってもらうためにもっともっと頑張るつもりです。


ああ…武内さんって真面目ですよね?
でも、それは愛を押し付けてるだけです。

愛情は必ず伝わります。

私はそう 信じてますけどね。
武内さんの方法じゃ無理です。

本当の愛が どういうものか私が教えてあげます。
それができるのは私だけなんです。

あなたが殺人犯だと分かっても愛してるんだから。

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そして、生きていた池本(ちょっと拍子抜け…)が武内さんを挑発して雪見の前で刺させようとするのを、後ろからやっちゃう琴音でありました…。

うーーん…
ちょっと武内さんが急激に弱くなりすぎたなぁ…
邪魔者がいつの間にか消されてるって今までのホラー感覚も消えちゃうよ。

武内さん、もう少し頑張ってくださいよ。


ちょっと尻すぼみになりそうな嫌な予感と共に最終回を待ちましょう。


しかし、あれやね…
別に全然、隆太くんのせいじゃないのだが『僕のヤバイ妻』も相馬刑事の登場シーンがストーリーを停滞させている感がイナメナイヨネ…。

こっちでも、池本さんにはバウムクーヘンの中から出てきていただきたかった…。

行方不明の他の人たちも続々と健康体で現れたらガッカリ感半端ねぇ…ぃゃ…不謹慎…。


せっかく、ここまで楽しかったので、最終回も盛り上げてぇぇぇ。





◆偽・幸せな家族◆
食卓は笑顔に満ちていた。雪見(優香)、勲(伊武雅刀)、尋恵(朝加真由美)、俊郎(大倉孝二)、まどか(庄野凛)、そして、武内(ユースケ・サンタマリア)…。
事情を知らぬ人から見れば、一家は非の打ち所がない幸福な家庭そのもの。
しかし、それはすべて演技。
やがて我慢の限界に達した雪見が、バウムクーヘンをたたきつける。
ところが尋恵はただ一人、武内に心酔しきっていた。

◆憎しみの向こう側◆
武内から「家族になれない」と拒絶された琴音(木南晴夏)。
雪見は、琴音の沈んだ目にたじろぐ。
武内への想いを募らせる琴音は一人、家族のように武内と毎日過ごせる梶間家の人々を羨んでいた。
その羨望は、やがて憎悪へと変貌を遂げる。
戸惑いを隠せぬまま家路につく雪見。
ふと足を止めた彼女の視線の先には、行方不明となっていたかつての事件の遺族・池本亨(佐藤隆太)らしき人影があった。

◆大逆転!?◆
戸惑いながらも、雪見は勲と連絡を取り、池本の件を伝える。
「彼はきっと、武内だけでなく、私たちのことも恨んでいるはずだ…」勲は後悔の念を強める。
そして2人が梶間家に戻ると、家の中では信じられない光景が広がっていた。
拘束される俊郎と尋恵、そして憤怒の表情を浮かべる池本と武内の姿…。
一体4人に何があったのか?
やがて事態は思いもよらぬ方向へと転がることに…。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)




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※キャスト

武内真伍 … ユースケ・サンタマリア
梶間雪見 … 優香
梶間尋恵 … 朝加真由美
梶間俊郎 … 大倉孝二
梶間まどか … 庄野凛

梶間勲 … 伊武雅刀

佐々木琴音 … 木南晴夏
佐々木陸 … 中野遥斗

池本亨 … 佐藤隆太
池本杏子 … 酒井若菜
関孝之助 … 迫田孝也

梶間曜子 … 星野晶子
相田満喜子 … 大島蓉子
稲葉 … 渋江譲二
中野… 川野直輝

※スタッフ

脚本 … 香坂隆史、高橋悠也
演出 … 森雅弘、竹村謙太郎
プロデューサー … 市野直親、高橋史典
音楽 … 兼松衆、大間々昴

原作 … 雫井脩介「火の粉」
主題歌 … 鈴木雅之「Melancholia」

公式サイト http://tokai-tv.com/hinoko/



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