生活の為に、かか(=母)君子(木村多江)が、妾になってしまう。焦る常子(高畑充希)は、お金を稼ごうと仕事を探すが、見つからない。ふと、叔父・鉄郎(向井理)が「はとを売ればお金になる」と言っていたことを思い出し、三姉妹ではとを捕まえるも、結局一銭も稼げずじまい。家に帰ると君子の姿はなく、よそ行きの着物がなくなっている。必死に近所を探す常子たち。その先で語られてこなかった君子の秘密を知ることになって…
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「とと姉ちゃん」第2週「常子、妹のために走る」 第12話
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
【注】
本日の地上波放送はお休みになったので、この記事の内容は完全なネタバレです。
本放送は月曜にあるので、そこで見るって方はこの記事を読まないようにご注意くださいませ。
…と言っても……
正直、内容としては↑のYahoo!テレビのあらすじを全く出ていない とと姉ちゃんである。
妾話に戸惑う姉妹に、
俺だって信じ難いよ。
でも金に困ってるのは確かだろ。
大家に泣きついてそういう相手紹介してもらおうとしててもおかしかねえわな。
と神妙に語る鉄郎おじである。
ぉぃぉぃ…
そして、
なんとかしてやりてえとこなんだけど…行かねえと。
えっ!?
新潟でな、コイの餌に蜂蜜混ぜて大成功したって記事が新聞に載っててな。
金が入ったら戻ってくっから頼んだぞ。
と、叔父は問題だけ投げかけてスルっと去っていくのだった。
そういう男だよ。
お金稼ぐしかないんじゃない?
だって、お金さえ稼げればお妾さんの話なんて出てこないし。
と、悩んだ姉妹…が仕事はなかなか見つからない。
それこそ、援助を打ち切ると言ってきた社長さんに学業に差し障りない程度の職を紹介してもらえばいいんじゃね…。この時代、臨時雇いとしての女学生アルバイトの概念はないが「お手伝い」で「おこずかい」貰うのは良かろうもん。
かかが鼻歌歌うのって暗い気持ちを払拭しようとする時が多い気がするんだけど…。
と、思わせぶり映像が続く。
悩んでいたけど答えは出せたから。
ってセリフも、いかにもだし。
普段から小橋のかかに貧しい感じはまったくないが、今日のかかは一段と艶っぽくてキレイだす。
ところで、ウチの方では「夜爪を切ると親の死に目に会えない」と言いますが、「早死にする」とは初めて聞いた。
姉妹が稼ぎとして行きついた考えが、
鳩。
ほら。前に叔父さんが言ってたじゃない?
近い将来、日本人も鳩を食べるようになるって。
大阪では食用の鳩の飼育が流行ってるって。
鞠子も、
いや、どうかな~。
叔父さんの言ってた事だし…。
と言いつつも、結局、そこに乗るしかないのだった。
で、一応業者に確かめる姉妹。
そりゃそうだ。
おじさんの言う事は信じちゃいかん。
ああ。鳩の~。一羽50銭で買い取るにぃ。
ガチか。
すごい!叔父さんが本当のこと言ってた。
↑信頼感の度合いが解るこのセリフ(笑)
の間に差し挟まれる かかのチョー思わせぶりな映像の数々…ぉぃぉぃ…
ひぃ、ふぅ、みぃ…。
10羽。…って事は?
5円?
お~!
捕まるもんなんだね…
ちょっと恐い…わしは鳩が怖い。
ところが、持っていくと当然買い取ってもらえない。
金になるのは「雉鳩」。
こんだけいても一銭の値打ちもないにぃ。
徒労に終わった。
おまけに家に帰ると かかが居ない。
一張羅もなく、髪飾りもない。
探し回る姉妹だが…犬や猫じゃあるまいし、かかーーーとか叫んでもね…。
一張羅の着物がないことに気づくほどの観察眼なのに、なぜ人違い?
やっと、橋の上を歩く かかを見つける。
私は、お妾さんになるつもりはありません。
どこへ行っていたのかというと、女学校の転校について聞きに行っていたんだって。
うーーん……
転校の話なんて一番最後じゃね…。
この家族だったら事情をちゃんと説明して まず娘たちの意向を訊ねる気がするけどね。
今までだって常子が戸主だというところを立ててやってきたんでしょ。
…それとも、やっぱりただの天然なのか。
何だか視聴者にミスリードさせるために話がおかしくなりすぎたよね…。
実はね、母のところにお世話になるかどうか悩んでいたの。
私の母。
貴女たちのおばあさま。
この家では、かかの両親は亡くなった事になっていたらしい。
朝ドラでよくある、母親の出身が名家ってやつである。
で、とととの結婚には反対で縁を切ったみたいな話?
うーーん…
今日の鳩エピは『梅子』のコーラを思い出したよ。
とと との残り少ない幸せな触れ合いがキラキラと描かれた一週目に比べて、このたわいなさすぎる二週目は…どうしたもんじゃろうかの…。
「日常」を大切に描くのはとてもいいのだが、エピソードが既視感だらけで…。
もう少し、のめり込める何かが欲しかったりする。個人的には。
映像も美しく画が好ましいことに変わりはないので物語にそれに見合った物がほしいです。
決して嫌いではないのだけど。
ところで…
これで来週から東京編になるんでしょうね。
モデルの人・大橋鎭子さんは、この舞台である浜松市と無関係である。
東京で生まれ、幼い頃の一時期を北海道で過ごし、また東京へ戻るという…
人生のほとんどは東京。
なのに、なぜ浜松なのか??
正直、とっても疑問なの。
地方興しは朝ドラや大河の使命。
しかし、史実のモデルがいるドラマで、今まで全く無関係な土地が舞台になったことがあったろうか。
※ちなみにこの件についてネットで検索しても答えは全く得られず、タイトルで釣るだけの不愉快な記事に遭遇するだけなので止めた方がいいです。
で、私はこの件でNHKにお便り(メールね)を出した。(単なる疑問だ)
ただ今、返信待ち。
ともあれ…
こうしてヒロイン一家は浜松を離れることとなった。
多くの朝ドラでは故郷に誰かしら残っているから再び出てくるワケだけれども、この一家の場合はみんなで東京に来ちゃうから…浜松は用済みになっちゃうよね。
どうするんだろうか。
余計なお世話だけど。
よろしければ→【2016年4月期・春クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
※キャスト
小橋 常子 … 高畑充希(子役期:内田未来)
小橋 竹蔵 … 西島秀俊
小橋 君子 … 木村多江
小橋 鞠子 … 相楽樹(子役期:須田琥珀)
小橋 美子 … 杉咲花(子役期:川上凛子、根岸姫奈)
小橋 鉄郎 … 向井理
青柳 滝子 … 大地真央
玉置茂雄 … 大内田悠平
玉置正雄 … 加藤諒
玉置幹雄 … 藤野大輝
山田 … 田中幸太朗
杉野栄治 … 田山涼成
大迫博文 … ラサール石井
隈井 栄太郎 … 片岡鶴太郎
青柳 清 … 大野拓朗
森田 まつ … 秋野暢子
森田 宗吉 … ピエール瀧
森田 照代 … 平岩紙
森田 富江 … 川栄李奈
中田 綾 … 阿部純子
星野 武蔵 … 坂口健太郎
東堂 チヨ … 片桐はいり
花山 伊佐次 … 唐沢寿明
五反田 一郎 … 及川光博
谷 誠治 … 山口智充
水田 正平 … 伊藤淳史
ナレーション(語り) … 檀ふみ
※スタッフ
脚本 … 西田征史
演出 … 大原拓、岡田健、藤並英樹、松園武大
プロデューサー … 盆子原誠
制作統括 … 落合将
音楽 … 遠藤浩二
衣装監修 … 黒澤和子
主題歌 … 宇多田ヒカル「花束を君に」
公式サイト http://www.nhk.or.jp/totone-chan/
とと姉ちゃん(part1) [ NHK出版 ] |
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暮しの手帖別冊 しずこさん「暮しの手帖」を創った大橋鎭子 2016年 04月号 [雑誌] |
コメント
OUR HOUSE第1話 & とと姉ちゃん第2週(4.11-18)
・OUR HOUSE第1話
母親の死後家を支える長女(芦田愛菜)と
そういった家庭の事情を何も知らずに来日、
後妻となった米国人女性(シャーロット・ケイト・フォックス)の
衝突と交流を描くホームコメディ。
初回視聴率は4.8%でテレビ東京を含む全局の中で最も低かったらしい。
僕も観る前は野島伸司脚本ということで拒絶反応があったのですが、
野島脚本独特のアクの強さは感じられなくて、観やすい内容…
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原作者の津島佑子氏が太宰の娘さんなのですね。
タイトルに不似合いなほど暗い作風があまり好きじゃなくて、それも調べませんでした^^;
「おはなはん」ですか~~^^;
それはもう~私が見られる時代の話ではありませんね。
当時は今とはテレビ事情もだいぶ違うのではないでしょうか。
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>大宰治の奥さん妹が主人公
それは、びっくりぼん!
ちなみにドラマ「太宰治物語」が「純情きらり」前年に
トヨエツ主演でありまして、奥さん役は寺島しのぶさん。
これが縁で「純情きらり」「あさが来た」と宮崎さんと共演続き?
史実と違う場所の第1号は多分、「おはなはん」
実話は徳島出身なのが撮影協力を渋って
愛媛に観光客を持って行かれたという間の抜けた逸話があります。
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なるほど前例があるのですね。
ありがとうございました。
(そういえば純きらの時はあまり考えないで見てました(笑))
とと姉ちゃん (第12回・4/16放送予定分) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(公式)
第2週『常子、妹のために走る』『第12回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。
生活の為に、かか(=母)君子(木村多江)が、妾になってしまう。焦る常子(高畑充希)は、お金を稼ごうと仕事を探すが、見つからない。ふと、叔父・鉄郎(向井理)が「はとを売ればお金になる」…
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史実のモデルがいるドラマで、無関係の土地を
→宮崎あおいさん主演の純情きらりは、原作は大宰治の奥さんの実家がモデルで甲府の話ですが、愛知県がまだ朝ドラの舞台になっていなかったからという理由で、岡崎に変更されました…
ただ、これは調べないと大宰治の奥さん妹が主人公だなんて、全く気がつかなかったですが。
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コメントありがとうございます!
>浜松出身で、方言が適当な事が少し不快だったのですが
そうなのですか!
関東圏住みだと方言についてはよく解らないんですよね。
方言指導については毎回朝ドラも大河も地元の方から不満出てますね^^;
>浜松から富士山はあんなに大きく見えないのですよ
昭和初期は大きかったのです(ウソです^^;)
わざわざ何の関係もない静岡を舞台にしたのに、これっきりはいさよなら、って事はまさか無いでしょうから今後も絡むと信じたいですね。
三兄弟も居ることですし…。
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初めてメールします。
浜松出身で、方言が適当な事が少し不快だったのですが、今回の記事を見て納得しました。ちなみに浜松から富士山はあんなに大きく見えないのですよ。大家のおばちゃんはゲスいし、なんだか浜松の扱いが…。
鳩>『とと姉ちゃん』第12話
いつも時間がある時はBSと地上波と両方観るのだが今日は地上波の方を観逃した…と思ってたら今日は地上波の方は放送しなかったらしいそーいや東日本の時もそうだったなあの時は…
鳩>『とと姉ちゃん』第12話
いつも時間がある時は
BSと地上波と両方観るのだが
今日は地上波の方を観逃した
…と思ってたら
今日は地上波の方は放送しなかったらしい
そーいや東日本の時もそうだったな
あの時は『てっぱん』だったっけな
BSの方を観逃した人にはネタバレになりますが
感想行きます
…ひじゅにですが何か?
「鳩と私達三姉妹との決闘よ!」by常子
*鉄…
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>北海道は「マッサン」でやったばかりのためだったりして。
それも言われてますよね~。
しかし、「どうして静岡」なのだろうかと。
少しも何の関係もないのに、という謎^^;
>思えば「マッサン」以降、お妾さんネタがよく出てくる。
ああ、ネットニュースでは「前作に続いて」ばかり言われてますが、そういえば「マッサン」でも出てましたね。時代背景としてはあるあるな話ですもんね。
>今回も電柱の上から町中を走る三姉妹を映すとか
映像は頑張っていますが舞台が変わるとどうなるのでしょう。
東京に行ったら突然セットっぽくなる…
というのは通例ですよね~。
「マッサン」も広島は美しかったのに大阪に入った途端にオールセットの虚しさ…。まぁ朝ドラだから仕方ないですか^^;
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>このまちには質屋というものはないんでしょうか…。
ゲゲゲのおじさんにはそれを教わればよいのでは…。
ああーー!そういえば!(笑)
着物を入れてましたよね^^;
叔父さん、それを教えてやって~~。
>そしてあの家は家具つきマンションみたいなものなのでしょうか…。
まずあの立派なかけじくや壺を売れと思うのですが…。
良い暮らしですよね。
今までずっとおかずも多かったし…
>一番したのひと、史実では服飾に関心を持つそうですね。
母が働き出して家でひとりになり手持ち無沙汰で端切れで小物を縫うようになった…
通学の行き帰りに美しい綿織物の意匠に目を奪われていた…
とかを入れれば未来につながると思って見ていました。
姉妹全員が服飾に関心を持ちます。「暮らしの手帖」の前に出したのが「スタイルブック」です。
恐らくあの美しい染物の風景は姉妹全員が暮らしの雑誌を作る基本として頭の中に在りつづけるのでしょうね。
そして服飾繋がりで次期の朝ドラに…^^;
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北海道は「マッサン」でやったばかりのためだったりして。
何のかんの言って経済効果はあったし。
思えば「マッサン」以降、お妾さんネタがよく出てくる。
「澪つくし」(1985年)では主人公が妾の子でしたが…。
「梅ちゃん」は無理に笑いを取ろうとする仰々しい演出が
酷かったので(常子達は一応、真剣だし)かなりマシ。
今回も電柱の上から町中を走る三姉妹を映すとか
映像は頑張っていますが舞台が変わるとどうなるのでしょう。
【とと姉ちゃん】第11,12話感想・放送延期&【てるてる家族】第6話
熊本で更に大きな地震が起こった影響で、今日の第12話(4/16土)、NHK総合で
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被災した方々へお見舞い申し上げます
このまちには質屋というものはないんでしょうか…。
ゲゲゲのおじさんにはそれを教わればよいのでは…。
そしてあの家は家具つきマンションみたいなものなのでしょうか…。
まずあの立派なかけじくや壺を売れと思うのですが…。
一番したのひと、史実では服飾に関心を持つそうですね。
母が働き出して家でひとりになり手持ち無沙汰で端切れで小物を縫うようになった…
通学の行き帰りに美しい綿織物の意匠に目を奪われていた…
とかを入れれば未来につながると思って見ていました。
今の美子ちゃんなってからはただふてくされている場面が多くちょっと残念でした。