おそらく 降格人事は免れない。
プライドの高い君としてはしばらくつらい時間が続くだろう。
けど、どうしようもないんだよ。
危機に直面した以上、無傷ではいられない。
地位、仕事、家族、恋人、名誉、プライド…。全てを守ろうとしたら何も守れない。
君が絶対に守りたいものは何なのか。
今こそ考えるべきだ。
そうすれば 本当の自分と向き合うことができる。
それを乗り越えたら新しい世界が待ってる。
危機こそがチャンスなんだよ。
リスクの神様 第1話
神狩かおりは、大手商社・サンライズ物産の電機部主任である。
5年前にかおりが電機メーカー・生島電機に持ち込んだ特殊耐熱素材から開発された
次世代型バッテリー「LIFE」が世界に注目され、両社が手を組んで新設する「ライフパワー社」
の商品開発担当役員に今、抜擢されようとしているのだった。
「ライフパワー社」の新社長は生島電機の専務・生島徹。
ずっと一緒に仕事をしてきた生島に かおりは絶対的な信用を寄せていた。
設立第一弾の商品として「ライフパワー社」は次世代型バッテリー「LIFE」を搭載した
自走式掃除機を発売。
これが かおりの人生を大きく狂わせる火種となる……。文字通り「火種」。
面白かったわーー久々に!!
こういう男くさいビジネスドラマを待ってた。
時代劇みたいに印籠出して倍返ししたり、土下座したりするヤツじゃなくてね~~
もう少し現実が見えるストーリー。
ビジネスドラマとしてこれ以上ないってほど豪華なキャスティングとカッコいい絵面…。
ホント、久々に池〇戸原作ものから離れたドラマが見れたって気がするよ。
もっとも、内容はまさに土下座に近い…
頭が高かったヒロインが頭を下げる事を覚えるストーリーである。
LIFE搭載掃除機の発火事故。
確かにクレーマーっぽい女ではあるけれどもね、お客。
火が出た事は確かなのだからとりあえず謝らないとね…。
っていうか…
「あり得ません!」
じゃなくてね…発火したという事実は重く受け止めないと。
2件も事故が出ているというのに「テストでは異常なかったのだからありえない」の一点張り。
その態度はクレーマーじゃない客だってクレーマーにするよ~。
…と、長年仕事でクレーム対応係をやってきたオレが言う…。
クレーマー気質の人は確かにいるわけだが、クレームの大半は店やメーカーの
初期対応の悪さにあるのだった。
始めにひと言、真摯な態度で「すいません」と言うだけでこじれないで済んだという
案件はたくさんあるのである。
だって、お客さんには会社の事情や部品の事情なんて関係ないのだもの。
ましてや…
ヒロインの出世の事情なんてもっと関係ないのである。
何度も言いますが、うちの製品には不備はありません。
なぜそう言い切れるんだ?
1万回ものテストでそんな事例はありませんでした。
君がテストしたわけじゃないだろ。
生島さんからそう報告を受けています。
なぜ生島社長の報告を信用できる?
自社の製品に絶対的な自信を持つのは大切な事である。
けれども、どんな事案にも「絶対」こそあり得ない。
危機対策室室長・西行寺は言う。
いないよ。
へまをしない人間なんてどこにもいない。
どんなに気を付けたって危機は訪れる。
結局、高温多湿状態が原因で発火することがテストによって解り、製品の不良を
しぶしぶ認めてリコールすることになった「LIFE」バッテリー。
ここから、かおりに対する風当たりの強さも見どころ…。
社長はLIFE事業は潰さない、全責任をかおりが取れと言う。
すごい厳しいよね~。
生島は入院したことにされ、たった1人で記者会見するかおり。
社長が入院したとしたって他の役員も一緒に頭さげろよ……
と、思ったけれども、見ている内に
これはおっさんが揃って頭下げるよりも美人が涙流して頭下げる方が同情呼ぶよな…
と、解った。世の中そういう風に出来ている。
戸田恵梨香が頭下げる図が美しい。
そして、これが正しい謝罪の王様…
いえ…何でもありません……。
かおりが生島とホテルで密会する現場写真まで押さえていた西行寺。
7012回目のテストで発火事故が起きたのはこのホテルで君と生島社長が
密会するわずか2日前のことだった。
そしてこのときを境に、あれほどマスコミに露出していた生島社長はすっかり息を潜めて
君が「LIFE」の象徴として表舞台に出るようになった。
ひょっとしたら生島社長は全てを承知した上で今回のような事態に備えて君を役員に
押し込んだのかもしれないよ。全ての責任を負わせるためにね。
言ったろ?
どんなに気を付けたって危機は訪れる。
確かに君の仕事はほとんど完璧だった。
けどたった1つだけミスを犯した。
生島社長を信じるというミスをね。
そのせいで 君は 深い落とし穴にはまってしまったんだよ。
しかし1つだけそこから抜け出せる方法がある。
謝ればいいんだよ。
誠意が伝わるようにたくさんの記者やカメラの前でできるだけ無様に惨めに
頭を下げるんだ。
リアル感やシリアスさは確かに全く違うが、リスクの王様の言う事は謝罪の王様と
ほとんど変わらないのよ、ホント。
ようするに…
謝ってしまうことで済む世界があるということ。そういう真実もあるということ。
その際は、プライドほど邪魔なものはないということ。
さて……。
人間関係を整理しましょう。
大企業に有りがちな面倒い派閥が存在するワケね。
サンライズの社長は坂手光輝@中神@吉田鋼太郎。
この社長のせいで業績が落ちたとか言われているらしい。
けれども、ボンクラってわけではなく、今回かおりに何もかも責任負わせる手腕とか
なかなか黒い…。
しかも暴れ出しそうな空気感が恐い。←ぃゃ、暴れないから。チャオも来ないし…。
ここと対立しているのが専務・白川 誠一郎@シェフ@小日向文世…「俺様」とは言わない。
かおりは白川の駒だったわけね。
で、今回、坂手に蹴落とされたと。
西行寺を呼び寄せて危機対策室を設営したのは坂手社長の方。
だから白川専務側は危機管理室を警戒している。
実は坂手社長の方こそが会社の危機を真剣に考えていて、最終的には
かおりの味方になるのも社長の方…って気がしなくもない。
だって、こういうコヒさんってホントにクセモノだもん。
かおりが危機管理室に飛ばされてきたところで今回は終了。
面白くなりそうだ~~。
このドラマでは渋い役者さんたちも無駄遣いされなくて済む予感。
何を考えているのか解らないけれども言う事にいちいち理がある頼もしい笑顔の
西行寺がいいよね。つつみん、ハマり役。
副室長についてくれた財部@志賀廣太郎さんも「ハゲタカ」中延さんのような安心感。
森田剛と古田新太の位置づけもいいね。
泯さまとの親子関係と会社との関係の謎も今のところは気になる。
できるだけ毎回、簡単ぎみにレビュー出来れば…と思ってます。
流行の土下座ものに落ちない展開を期待する~。
西行寺智(堤真一)は、これまで数々のトラブルを解決してきた伝説的な危機管理専門家。
日本最大の商社・サンライズ物産社長の坂手光輝(吉田鋼太郎)にその手腕を見込まれた
西行寺は、同社の危機対策室長に迎え入れられ、久しぶりに帰国する。その頃、サンライズ物産では、電機メーカー・生島電機とともに新素材を使った次世代型
バッテリー「LIFE」を共同開発し、注目を集めていた。
その開発責任者は、東大卒の帰国子女で電機部主任の神狩かおり(戸田恵梨香)だ。
サンライズ物産と生島電機は、新会社ライフパワー社を設立し、社長には生島電機専務の
生島徹(風間トオル)が就任、かおりも商品開発担当役員に抜てきされる。ある夜、かおりは、サンライズ物産専務・白川誠一郎(小日向文世)の呼びかけで始まった
若手社員の勉強会に出席する。
そこには、広報部主任の橘由香(山口紗弥加)、薬品部主任でかおりの恋人の原田清志
(満島真之介)らも顔をそろえた。
その席で白川は、社長の坂手が危機対策室を立ち上げ、業界内で“the God of risk”と
ウワサされる西行寺を引き抜いてきたことを明かす。そんな折、ある家庭で、「LIFE」バッテリーを内蔵した自走式掃除機が発火し、子どもが
やけどを負ったという苦情が入った。
生島は、メーカーには悪質なクレーマーがつきものだからこちらで対処しておく、と
かおりに伝えるが。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
よろしければ→【2015年7月期・夏クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
※キャスト
西行寺 智 … 堤真一
神狩 かおり … 戸田恵梨香
結城 実 … 森田剛
種子島 敏夫 … 古田新太
財部 栄一 … 志賀廣太郎
橘 由香 … 山口紗弥加
原田 清志 … 満島真之介
坂手 光輝 … 吉田鋼太郎
白川 誠一郎 … 小日向文世
天童 徳馬 … 平幹二朗
関口 孝雄 … 田中泯
※スタッフ
脚本 … 橋本裕志
演出 … 石川淳一、城宝秀則
企画 … 成河広明、加藤達也
プロデュース … 高丸雅隆
音楽 … 林ゆうき
テーマソング …
公式サイト http://www.fujitv.co.jp/risk_no_kamisama/index.html
【楽天ブックスならいつでも送料無料】【夏の文庫キャンペーン2015】リスクの神様(上) [ 百瀬… |
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コメント
リスクの神様第1話(7.8)
大手物産会社を舞台に危機管理の専門家の活躍を描く話
『華麗なる一族』や『官僚たちの夏』の橋本裕志脚本
商社が舞台ということで、いろいろな業界の話が作れそうですな。
初回は、サンライズ物産が提携している電機会社で
新商品の掃除機に発火する欠陥があることが発覚、
危機対策室長となった西行寺智@堤真一の暗躍により、
合弁会社の役員でもある神狩かおり@戸田恵梨香が全責任を取り
謝罪会見することで、損…
リスクの神様
リスクの神様
水曜 22:00 フジテレビ
2015年7月8日~
[キャスト]
堤真一
戸田恵梨香
森田剛
古田新太
志賀廣太郎
山口紗弥加
満島真之介
平幹二朗
田中泯
吉田鋼太郎
小日向文世
ほか
[スタッフ]
脚本:橋本裕志
演出:石川淳一、城宝秀則
制作:フジテレビ、共同テレビ
制作著作:共…
ドラマ『リスクの神様』 堤真一 戸田恵梨香 田中泯 主題歌
楽しみにしているドラマの一つ。
堤真一さんと、 戸田恵梨香さんのドラマ『リスクの神様』
これに、田中泯さんが出演されるからだ!
メゾン・ド・ヒミコを、見てから、大好きだ。
リスクの神様 第1話
「危機こそチャンス…現れた謎の救世主!」
内容
次世代バッテリー“LIFE”を共同開発したサンライズ物産と生島電機。
両者は、共同でライフパワー社を設立し、
生島電機専務の生島徹(風間トオル)が社長に就任。
サンライズ物産電機部主任の神狩かおり(戸田恵梨香…
リスクの神様 第1話
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「リスクの神様」1 ☆☆☆
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西行寺智(堤真一)は、アメリカの企業や政府関連などの危機管理に携わり、数々のトラブルを解決して来た伝説的な危機管理専門家です。
日本最大の商社・サンライズ物産社長・坂手光輝(吉田鋼太郎)にその手腕を見込まれて、同社の危機対策室長に迎えられて帰国したようです。
その頃、サンライズ物産では、電機メーカー・生島電機と共に、新素材を使った次世代型バッテリー「LIFE」を共同開発して世界中…
リスクの神様(堤真一)危機は一つの機会ですから楽しみましょう(戸田恵梨香)
夏ドラマが始ったと感じる一作登場である。 クレジットを最初に持ってきて・・・キャストの豪華さで・・・ドラマ好きのお茶の間の気持ちを鷲掴みである。 えげつないことを・・・。 しかし、主人公・堤真一、ヒロイン・戸田恵梨香で・・・吉田鋼太郎、小日向文世、田中泯、志賀廣太郎、古田新太、森田剛、満島真之介、風
リスクの神様 #01
『危機こそチャンス…現れた謎の救世主!』
リスクの神様 第1話★堤真一、吉田鋼太郎、古田新太、田中泯、戸田恵梨香
リスクの神様 第1話
米国の大企業や政府関連の危機管理に携わって数々のトラブルを解決し、業界内で‘the God of risk(リスクの神様)’と呼ばれる危機管理専門家・西行寺(堤真一)が、日本最大商社「サンライズ物産」の危機対策室長に就任する。一方、同社電機部門担当のかおり(戸田恵梨香)は、次世代型バッテリーを電機メーカーと共同開発し、立ち上げた新会社では若くして商品開発担当役員に抜て…
リスクの神様 第1話
第1話
JUGEMテーマ:エンターテイメント
リスクの神様 (第1話 初回15分拡大・7/8) 感想
フジテレビ系『リスクの神様』(公式)
第1話・初回15分拡大『危機こそチャンス…現れた謎の救世主!』の感想。
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リスクの神様「危機こそチャンス…現れた謎の救世主!」
目の付け所もヨイですね。思えば、昨今、炎上と謝罪は、日夜茶飯事なので…それに、キャスティングが、思いっきりの御馳走感。俳優さん達を眺めてるだけでも、嬉しくなる揃いっぷりです。いっとき土下座モノが続いたけれど、今回は、ガツガツと頑張ってきたプライド高き、開発責任者の、東大卒・帰国子女で電機部主任の神狩かおり(戸田恵梨香)が、アメリカの企業や政府関連の危機管理に携わり、数々のトラブルを解決してき…