【 学校のカイダン 】第1話 感想

今だ！ マイクを捨てろ。
いいから思いっきりマイクを投げ捨てるんだ！
そして背中のリュックからお前の銃を振り抜け！

かつて英雄と呼ばれた人間達の武器は何か。
何千年もの間世界を動かし続けた戦いの武器とは何か。

それは言葉だ。

さぁ、６００人が注目した！
封を開けて言葉の爆弾を思いっきりぶちかませ!!

 

学校のカイダン　第1話

　　　　

 

簡単感想で～…。
ドラマとしては、今後を見てみないと何とも言えない初回だったが、神木くんの
素晴らしい演技に敬意を表したくて一記事だけ書いてみた…
えっと…次回からもレビューが続くかはビミョーなラインです。

 

実は割と最近の番宣を見るまで「怪談」だと思ってたんだよね……。
個人的にはその方が嬉しかったな～～。

 

明蘭学園高校という名門私立高校には「特別採用枠」がある。
これはどういう枠なのかというと少子化などで閉鎖されてしまった高校の生徒を
無償で受け入れる枠らしい。

名門高なので内部は豪華でたぶんに金持ち学校であり、こうして他校から
受け入れられた生徒は「特サ枠」と呼ばれて軽蔑されているのだった。

主人公が奨学生として金持ち学校で苦労した「花男」や「桜蘭高校」を
彷彿とさせます…ぃゃ、桜蘭は別に苦労してないか。

 

そもそも、高校が閉鎖される時には生徒の募集を止め在校生を全部卒業させてから
廃校なり合併なりするはずなので、まぁ…有りえない世界の設定です。

リアリティは追及せず、ブラックファンタジーだと思えばいいのである。

 

『家族ゲーム』で吉本せんせーから教育を受けた神木くんがこっちでは「特サ枠」の
ビクビクしたJKを教育するのである。

この高校には「プラチナ8」と呼ばれる最上層の生徒たちがいるらしい。
「花男」でいう所の「F4」。
『桐島、部活やめるってよ』でいうところの桐島の取り巻きみたいなもん。

 

・事件起きる起きる詐欺ドラマ「ロストデイズ」では大学を卒業するところだったのに
高校生に戻っちゃった22歳の石橋杏奈@麻生 南。

 

・リアル高校生年齢、「夜行観覧車」だの「黒の女教師」だのどっちかというとハブられる
役が多い17歳の杉咲花@香田美森。

 

・だから…江波戸が恐がるから乱暴しちゃダメって言われてたでしょ…「弱くても勝てます」
城徳・岡留@間宮祥太朗21歳@須堂夏樹。

 

・聖駿高校ではあんなに愛おしいクイズ馬鹿だったのに…22歳の白洲迅@日向タクト。

 

・「ぴんとこな」では虐められてるお嬢さん役だったのに…20歳・吉倉あおい@葉月エミリー。

 

・お父さんは応援団で頑張ってるのにイジメなんかしたらダメじゃないか…「あすなろ三三七拍子」
団長の娘役だったリアル高校生年齢17歳の飯豊まりえ@伊吹玲奈。

 

・メンズノンノ出身らしい。このドラマで俳優のカイダン上がれるといいね。
21歳、成田凌@大倉 陸。

 

・この人もモデル出身らしい。プロフィール不詳。健太郎@千崎波留。

 

この8人で「プラチナエイト～～」戦隊か。戦隊なのか。

 

「幽かな彼女」では中学生だった広瀬すずちゃんと、神木君に同じく子役から立派な
俳優に成長した須賀健太くんがこいつらと戦いカイダンを上っていくストーリー。

 

若手だが出演役者さんたちの力量が確かなので、そういう点では安心感。

 

とにかく…神木くんの切れ目ない長ゼリフが多く、その迫力に撃たれまくった初回。

 

そうだよ！ みんな変なんだよ！
学校には見えない空気やルールがあって、それを破ったら一瞬で はじかれちゃう。

だったら逃げればいいだろう？

逃げられるならとっくに逃げてる！
けど私には…私達には…学校っていう世界が全てだから！

 

なら…乗っ取ればいい。

お前がてっぺんを取って…。
学校を支配するんだ。

 

顔付きがニノマエです…
この人だったら一瞬で学校中の生徒と教師の顔にキリトリセン付けるくらい
難しくなさそう。

 

てっぺんを取るために武器を持て。
その武器とは…「言葉」だと言う雫井 彗。

で、強制的に彗によって生徒会長の所信表明スピーチさせられるツバメであった。

 

テーマは「言葉で世界を変える」「言葉で学校を変える」…らしく、マンデラの
名前まで出て来ちゃってちょっと話が大きいぞ…。

彗の言葉は神木くんの演技力もあって重くワイドに響いてきたが、ここまで風呂敷を
広げちゃうと、肝心の「言葉」が説得力ないと辛いかも。

つまり…このドラマ、脚本が大変かもよ…。
「世界を学校を変える」ほどの脚本を書かないと…説得力ないかもよ。

 

『リーガルハイ』や『家族ゲーム』が心に響くのは演技力や演出の迫力だけではなく、
セリフに説得力があったからよね。

あれを書くのは……本当に大変な発想だと思うんだ。
有り触れた言葉で埋め尽くしていては、もう他のドラマや映画が浮かんでくるばかりだし。

そういう点で……とても不安だったりはする。
こういうドラマこそ古沢脚本だったらどんなにか……。

 

とりあえず、今日のツバメのスピーチはただの泣きごとであり、クズい連中の心に響くとは
とても思えない内容だった。

でも、ラストに生徒たちからブーイングの嵐に遭ったのは良かったわ。

あんな内容であいつらが反省して世界が早速変わっちゃったら、もう見る気無くすわ、
初回から。

 

やる方もきっと何でか分かってなくて、やられる方も何でやられてんのか
分かんなくて。
それでも「我慢我慢」って笑って。
間違ってることも間違ってるって言えなくて、見ないふりしてる。

私はもう…そんなの嫌だ。
だから私は変えたい。
この学校を 変えたい。
このヘンテコな世界を変えたい。

 

どれだけ素晴らしい、しかも有り触れていない、説得力のある、ホントに感動できる…
そんなセリフを今後聞かせていただけるか。

それが楽しみだな……(ぼー……)

ぜひぜひ見せていただきたい。

 

高校２年生の春菜ツバメ（広瀬すず）は、祖父の徳次郎（泉谷しげる）と二人暮らし。
通っていた高校が２ヵ月前に閉鎖され、名門の明蘭学園高校に特別採用枠で編入した。
誉田蜜子（浅野温子）が理事長兼校長を務める明蘭学園高校は、様々な事情で通って
いた学校が閉鎖されてしまった生徒を無償で受け入れるプロジェクトを実施。
しかし、明蘭学園には “プラチナ８”と呼ばれる裕福で華やかな生徒たちがトップに君臨し、
学園を牛耳っており、ツバメのような特別採用枠の生徒は“特サ枠”と呼ばれ、他の生徒
たちからバカにされていた。

ある日、ツバメは教頭の金時（生瀬勝久）から、全校生徒の前で新しい生徒会長に選ばれた
ことを知らされる。
突然の出来事に、驚くツバメ。
ツバメは無理やり、クラスから一人出さなければいけない生徒会長選挙の候補者にされていた。
そして、プラチナ８のメンバーが、ツバメが選挙で生徒会長に選ばれるように仕組んだのだった。
生徒会長を押し付けられたツバメは、さっそく老人ホームでのボランティア活動を取り仕切ることに。
しかし、プラチナ８の生徒たちは遊んでばかりで、ツバメに仕事を押し付ける。
途方に暮れるツバメの前に、謎の男（神木隆之介）が現れる。
彼はツバメの胸の内を見透かすように「願い事をかなえてやろうか？」と謎めいた言葉を口にする。

　翌日、ツバメたちが行った老人ホームの施設長が明蘭学園に怒鳴り込んでくる。
ボランティアに行った生徒の誰かが搬送用のストレッチャーに乗って遊んでいる画像がインターネット
に出回っていたのだ。
学校のイメージを守りたい金時はツバメに、悪ふざけをしていた犯人を捜すように命じる。

　まもなく、犯人として油森（須賀健太）の名前が挙がる。
油森は自分がしたことだと認め、退学処分になる手はずに。
しかし、ツバメには生真面目な油森がそんなことをするとは信じられない。
どうやら、油森はプラチナ８の生徒たちに、犯人に仕立て上げられたようだった。
ツバメは真実を明らかにして油森を救おうとするものの、そこに見えるのは、生徒も教師も
保護者も腐った学園というおかしな世界…。
何もできず崩れ落ちるツバメの前に、またもや謎の男が現れ…。

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

 

よろしければ→【2015年1月期・冬クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

 

　　
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※キャスト

白石 富生…草なぎ剛

春菜ツバメ…広瀬すず

雫井　彗…神木隆之介

油森哲夫…須賀健太

麻生　南…石橋杏奈
香田美森…杉咲　花
須堂夏樹…間宮　祥太朗
日向タクト…白洲　迅
脇谷玉子…清水くるみ
葉月エミリー…吉倉あおい
伊吹玲奈…飯豊まりえ

壺井冬真…金子ノブアキ
響　すみれ…野波麻帆
星　流也…金山一彦

徳 次 郎…泉谷しげる
金時平男…生瀬勝久

誉田蜜子…浅野温子

 

※スタッフ

脚本 … 吉田智子
演出 … 南雲聖一
チーフプロデューサー … 伊藤響
プロデュース … 福井雄太、難波利昭、八木欣也
音楽 … 松本晃彦

主題歌 … B’z「有頂天」
　　
公式サイト　http://www.ntv.co.jp/kaidan/

 

 

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