【ぼくの妹】第11話 最終回と統括感想

子供心に僕は思った。 妹が行事がある度に 一生僕は髪留めを決めなければならないのだ。 それが兄妹なのだ。 九鬼は退院後、颯と会う事はなかった。 盟は1ヶ月の検診に九鬼が現れた事を颯に知らせ、 今来れば会える。と言った。 いいよ。 お兄ちゃん。 九鬼さんが会いたければ、ここに来るよ。 盟は検診の後、少しだけ九鬼と話す。 あんたに妹を幸せに出来ないなら別れろと言われて 俺は考えた。 悔しいが俺には自信がなかった。 今だって、花を捨てて食堂を手伝ってくれとは言えない。 あんたが俺をリセットしてくれた。 俺より妹でしょ。 妹があんたを救った。 俺は颯さんに借金がある。 生きてる限り返し続ける。 感謝の気持ちを添えて返し続ける。 九鬼は頭を下げて帰っていった。 少し笑顔で見送る盟。 次の検診は半年後だ。 颯は、花作りを続けていた。 今の夢はディスカウントショップで花を売ること。 妹はいつも前向きで逞しい。 盟は川端医院に週2日通い始めた。 ある日、診察中に颯から電話が架かってくる。 お兄ちゃん。 私ね。好きな人が出来たの。 結婚するの。 相手はガーデニングプランナー。 今まであった中で一番自分を理解してくれる人。 一番才能があって素晴らしい人。 と颯は言う。 颯は、いつもそんな事を言っている。 勝手に結婚すれば。 と盟は言った。 またある日、盟は颯から呼び出しの電話が架かる。 結婚相手とその義母と、ウエディングドレスを 選んでいるから来てくれ、と言う。 颯は、何でも義母の言いなりな相手に、不満が 出てきているようだった。 俺には気を使わなくて良いよ。 使うよ。 今まで私を育ててくれた人だもん。 私のお父さん代わりだもん。 だからさ。 式を挙げる時は側にいて欲しいの。 色々決めて欲しいの。 見守って欲しいの。 盟は自分の好きなドレスを着てごらん。と言う。 颯の選んだドレスは颯によく似合っていた。 両親に見せたかった、と涙ぐむ盟を見て 颯の頬にも涙がつたった。 私は、お兄ちゃんが見ていてくれれば、それでいい。 お父さんより、お母さんより お兄ちゃんといる方が長かったから。 家族写真を撮ろうよ。 と颯に誘われ、盟はウエディング姿の妹と並んで 写真を撮る。 そこには晴れやかに笑った颯と、 ハニカミながら、妹の側にいる自分が映っていた。   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ でも、結局結婚はしないんだけどね。。。 ま、そうなるとは思ったけど。 そっか。。。こういうドラマだったのか。 と、今初めて知らされた思いです。 あれだけ最初から出続けて盟を翻弄し続けた九鬼でさえ ここまでスルーされた最終回 つまり、これは、本当に この兄妹だけを描いたドラマ だったんだね。 どっちの方向に行くのか何を描きたいのかサッパリ解らず、 文字通り翻弄された末、多くの視聴者が離れていったワケですが。。。 こんな結末でも、私は嫌いにはなれない気がする。 妹に振り回され、たまにイライラしつつも、 いつも妹が気になり続ける兄。 好き勝手に生きているようでいて、いつも兄に 見守っていてほしい妹。 長く兄妹2人きりで生きてきて それぞれの孤独の中に光のように お互いの姿を求め続けていた 兄妹の姿は浮かび上がるから。 いつも髪留めを選んでやった兄。 兄の参考書を買うために柿を売った妹。 翻弄されていると言いながら、 結局はお互いが必要な2人なんだよね。 ワガママに見えながら、兄のピンチには 一番に何かしなくてはと考える、この逞しい妹が 私は結構好きです。 常に恋愛に振り回され、ダメな男ばかり掴んでいる このダメ恋愛体質も何だか愛しい。 妹を何とかしようとオタオタする兄の 滑稽さも笑える。 結局、ダメな人たちばかりが出ているドラマだった。 このダメさが、私は多分好きなのです。 何故って。。。 それはたぶん、私自身が痛い子だからなんだな。 不器用な九鬼も嫌いにはなれないし、 愛人を作って子供を捨てた九鬼の父も嫌いにはなれないし、 お金のために盟を騙そうとして死んでしまった里子も 嫌いにはなれないし。。。 人間なんて、そんなモンだよ。 弱い弱い生き物なのでしょう。 だから、私は颯が羨ましい。 あんな風に強く逞しく生き残って行かなくては ならないんだ、と思う。 兄の存在は、その原動力でもあるのよね。 オダジョ目的で見始めたわけですが。。。 こういう、コツンと当たる所が何もないキャラを 演じさせてもこの人は上手いなぁ。。。 と改めて思いました。 なかなか見応えのある3ヶ月でした。 次クールは「官僚たちの夏」。 堺さま登場で燃えるくうです 「南国料理人」のせいか。。。ちょっと太った。。。? キャスト 江上盟…オダギリジョー 江上颯…長澤まさみ 九鬼研次…千原ジュニア 桐原里子…ともさかりえ 瀬川欽也…田中哲司 大河原龍三…若林豪 櫻井忠治…大滝秀治 英 機美…西原亜希
※この記事は2009年に楽天ブログからインポートしてきた過去記事です。コメントはお引っ越し出来ましたが、トラックバックは引っ越せませんでした。ご了承ください。

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コメントとトラックバック

  1. キッドじいや より:

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    終ってみるととてもいい日曜劇場だったのに

    そこにくるまでが

    あまりにも遠い道のり。

    すべては里子を殺してしまったのが

    よろしくなかったと考えます。

    里子が生きていて

    九鬼との関係でもやっとする盟とか。

    九鬼との関係でもやもやっとする颯でも

    よかったのに・・・。

    そうしたら九鬼と父の意外な関係も

    笑えるものになっていたはず。

    九鬼の父の死もなんとなくなごやかなものに。

    颯の好きになるダメ男も増員して

    年下あり、医者あり、役人あり、ヤクザありで

    本当にダメな娘パターンを見せてもらいたかった。

    でも少女時代のいたいけないエピソードを

    盟が思い出すと・・・それで

    なにもかも許せる気になるみたいな。

    理想の日曜劇場は・・・どこに

    行ってしまったんだろう・・・なのでございました。

  2. くう より:

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    >初めのころのハチャメチャな妹が

    >面白かったですね。

    >振り回される兄が何とも良い雰囲気でした。

    いや~、まさみちゃんが何か可愛かったですよね~(*^^*)

    オダジョも優しい感じがステキでした♪

    あんなお兄ちゃんが欲しいなぁ。

    >九鬼があのまま消えてしまたのは、え?でした。

    まず中盤で弁護士さんが消え、最後には九鬼まで~。。。

    って言うのがこのドラマの一番の謎^^;

    消えた登場人物について脚本家は何とも思ってないのかな^^;

    視聴者は覚えてるんだけど。。。^^;

  3. mari より:

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    オダジョー目当てに見始めましたが、

    まったくピシッと決まらない兄貴と

    そんな兄貴にべったりな妹でしたが、

    初めのころのハチャメチャな妹が

    面白かったですね。

    振り回される兄が何とも良い雰囲気でした。

    九鬼があのまま消えてしまたのは、え?でした。

  4. くう より:

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    >なんか人間らしい登場人物が多かったというか。。

    >"ぼく"も"妹"も"九鬼"も、他の登場人物も。。

    >弱さを隠そうとする"つよがり"から"丸見えな弱さ"というか。。

    みんな痛い子たちでした。。。

    でも、だからこそ愛せるって所もあるんですよね。

    私はこのドラマ、とっても好きでしたわ^^

    >最後まで、貫くべきところは貫いていた。。

    >最終回まで観た結果論ですが、

    >筋の通った物語だった気がします。

    そうですね。

    兄と妹がいるドラマ。

    それだけで良かった、と今は思います。

  5. くう より:

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    >最終回だけ見たので、少しトンチンカンかもしれませんが、お気に入り登録の方だけ、TBかけさせていただきます。

    >笑わないでね(笑)

    トラバもコメントも歓迎しますよ♪

    いつもお返事が遅くてゴメンなさいね(>_<)

  6. くう より:

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    >最終回でまた別の男性を登場させる事で

    >妹の恋愛体質を笑ったかのような最後でしたが

    >とりあえず、軌道修正してきたなって感じですね。

    私は九鬼は最後まで出てくると思っていたので

    裏切られた思いです。

    でも、不思議とハラは立たないです。

    仕方ないなぁ。と言う感じ。

    たぶん、この兄がこの妹を見る目と同じ感覚でしょうね^^

    私はこういうドラマには続編は求めないです。

    「その後」を想像するのも楽しいかなぁ、と(*^^*)

  7. str2000 より:

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    なんか人間らしい登場人物が多かったというか。。

    "ぼく"も"妹"も"九鬼"も、他の登場人物も。。

    弱さを隠そうとする"つよがり"から"丸見えな弱さ"というか。。

    ミステリーっぽい要素ありで急転するドラマでしたが、

    最後まで、貫くべきところは貫いていた。。

    最終回まで観た結果論ですが、

    筋の通った物語だった気がします。

  8. SECRET: 0
    PASS:
    最終回だけ見たので、少しトンチンカンかもしれませんが、お気に入り登録の方だけ、TBかけさせていただきます。

    笑わないでね(笑)

    よろしくお願いします♪(^^)

  9. ikasama4 より:

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    最終回でまた別の男性を登場させる事で

    妹の恋愛体質を笑ったかのような最後でしたが

    とりあえず、軌道修正してきたなって感じですね。

    九鬼さんと、一緒にはならないけど

    もしかしたら、またいつか一緒になれるために

    御互いにそれぞれ旅をしているかもしれないという事で。

    なので、その後の二人を描いた

    続編があってもいいかなって思ったりもするんですけど

    数字が振るわなかったので、それはちょっと

    難しいかもと思ってみたりして(; ̄∀ ̄)ゞ

  10. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >ほんと、おわってみれば「兄と妹」のドラマでしたね。

    >タイトルどおりでした。

    本当~にそれだけでしたね^^;

    これからも、この2人の日常はこうやって続いていくんでしょうね。

    >個人的には九鬼とくっついてくれてもいいんじゃないかと

    >思ったんですが・・。

    私もね~。。。くっついて欲しかったんですよ。

    最後に花畑に現れると思って期待してたのになぁ。。。

  11. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >最後のほうまで最終回じゃないよなって思いながら見てたので。。

    >拍子ぬけです。

    ほわん、と終わった最終回でしたね。

    何も解決しなかったことが、逆に、これからも

    この2人の生活は同じように続いていくんだなぁ、

    と思った次第です。

    >これで終わりなんだ。九鬼さんとくっつかないんだ。お兄さんも誰かとどうなるわけじゃなくて。。

    そうそう。九鬼とはくっついても良かった気がするんだけど。。。^^;

    そこら辺もハッキリせずに終わっちゃった^^;

    でも、きっといつか九鬼は戻ってくると私は思うんです。

    あとは想像で補填してね、って事なんでしょうかね(^^;ゞ

    >堺さん、クライマーズハイみたいでしたね。

    そ~なんですよ~(*^^*)

    私も「クライマーズ・ハイ」を思い出したの~♪

    私、佐藤浩市さんも好きなんですよね~。

    次期は本当に楽しみだわ~♪

  12. honey より:

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    PASS:
    ほんと、おわってみれば「兄と妹」のドラマでしたね。

    タイトルどおりでした。

    個人的には九鬼とくっついてくれてもいいんじゃないかと

    思ったんですが・・。

  13. 藤井樹 より:

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    最後のほうまで最終回じゃないよなって思いながら見てたので。。

    拍子ぬけです。

    これで終わりなんだ。九鬼さんとくっつかないんだ。お兄さんも誰かとどうなるわけじゃなくて。。

    私は結構はっきりした終わり方が好きなので、なんだかここで終わるのは残念です。

    もう少し見たかったなぁ。

    里子さん可哀想だな。

    堺さん、クライマーズハイみたいでしたね。

    どなる堺さんが見れそうですねw