NHK朝ドラ【純と愛】第88回・89回 感想

兄夫婦をなんとか元に戻せないかと、純（夏菜）は里やで相談する。
しかし、サト（余貴美子）はドラマの話しかしないし、蘭（映美くらら）は訳ありの
様子で怒るし、羽純（朝倉あき）は家族と絶縁状態だし、忍（田中要次）は独身で、
皆頼りにならない。
志道（石倉三郎）は「女が諦めたら世界は終りだ」と励ましてくれるが具体案はなかった。
一方で離婚届を出した失意のマリヤ（高橋メアリージュン）は、トラックの前に
飛び出して…。(88話)

トラックにひかれそうになったマリヤ（高橋メアリージュン）は善行（武田鉄矢）に助けられる。
もう赤の他人だから放っておいてと言うマリヤに純（夏菜）は、何があっても勇気は自分のメイ
だしマリヤのことも本当の姉だと思っているからと抱きしめる。
里やにいるマリヤのところへ正（速水もこみち）が駆けつけ、もう浮気相手とは別れたと言うが、
マリヤの態度はつれない。何とか許してもらおうと皆で考えるがアイデアが浮かばない。(89話)

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「純と愛」第88・89話「あいがつたわる」

　　　　

僕は死にましぇぇぇぇん！！

…ってやってくれないと…。どうせトラックの前に出るなら。

しかし、ほんと、とことん出演者の過去作品ネタを厭味ったらしく散りばめたドラマですね。

あんなドラマは間違ってるんだ！
正しいのはオレの書いたホンなんだ！

という、脚本家のドヤ顔が見えるようだ…。
出演者の皆さんはひと言コメント出しても良いと思うんだけどね。
…それ以前にこんな仕事は受けないでいただきたかったです。
特に武田鉄矢さん。

 

離婚＝死。

と思ってるなんて、マリヤの結婚に対する考えが本当に浅かったということを
うかがわせるエピソードでした。

子どもを武器に結婚し、子どもを武器にしても浮気を阻止できなかったので
子どもも殺してしまおうなんて…。

それでも、主人公は離婚した義姉を「お姉ちゃん」と呼ぶことにし、家族は
自分たちの孫や姪が「アカの他人」によって殺されそうになったことについて
ひと言も責めないのでした。

まぁ…もっとも、自分の息子が諸悪の根源だから責める事も出来ないよね。

 

振られたんだよ。向こうから。
オレがマリヤと離婚したって言った途端に、そんなつもりじゃなかったとか…
ワケが解らないよ。

 

「元婚約者はこういう形で復讐したからもういいでしょ。」
という、視聴者に対する脚本家の声が聞こえて来るようです。

こういうのを「回収」というと思っているのでしょうか。　

その情けない兄の「良い所」を考えるために出てきた阪神淡路大震災エピソード。

あの震災から今日で18年。
こんなドラマで軽い兄を語るためにかるーーーく描かれるエピでいいのでしょうか。

何か情けないです。NHK。
とことん情けないです。

 

こうして、こんなに暇そうなのに一体どこから給料とか出るんだかワケの解らない
ホテル「里や」に、また従業員が増えた。

そして、愛ちゃんの能力、年が明けてから全く意味をなさなくなってきたんですけど。　

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「純と愛」キャスト

狩野純 … 夏菜(少女時代子役:安養寺可蓮)
待田愛 … 風間俊介

狩野善行 … 武田鉄矢
狩野晴海 … 森下愛子
真栄田弘治 … 平良進
狩野正 … 速水もこみち
狩野剛 … 渡部秀

待田多恵子 … 若村麻由美
待田謙治 … 堀内正美
待田誠 … 岡本玲
マリヤ … 高橋メアリージュン

上原サト … 余 貴美子
天草 蘭 … 映美くらら
藍田 忍 … 田中要次
宮里羽純 … 朝倉あき
金城志道 … 石倉三郎

大先真一郎 … 舘ひろし
中津留賢二 … 志賀廣太郎
米田政国 … 矢島健一
露木敏哉 … や乃えいじ
桐野富士子 … 吉田羊
水野安和 … 城田優
田辺千香 … 黒木華
池内音子 … 飯島順子
新井民子 … むかいさとこ

「純と愛」スタッフ

脚本 – 遊川和彦
音楽 – 荻野清子
主題歌 – HY「いちばん近くに」
制作統括 – 山本敏彦
プロデューサー – 大久保篤
演出 – 梛川善郎、小林大児、福岡利武、盆子原誠、藤並英樹、渡辺哲也

 

　
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