はな(吉高由里子)の処分が校長室で言い渡される瞬間、突如やってきた蓮子(仲間由紀恵)
は「ぶどう酒を飲ませたのは自分」と告げ、自分を退学にするよう言い放つ。
なぜうそをついていたのかブラックバーン(トーディ・クラーク)に問われても蓮子は答えず、
富山(ともさかりえ)は激怒。
しかしブラックバーンは意外にも、二人とも退学にしないという決断を下す。
語られ始めたその理由を、はなは必死に同時通訳して蓮子に伝える…
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「花子とアン」第4週「嵐を呼ぶ編入生」 第24話
簡単感想で~。
ブラックバーン先生、日本語解ってますよね?
ってほど通訳要らずな昨今でございましたが、今日はガッツリ通訳付き会話です。
それには、ちゃんと意味があったのでした。
「あなたは校則を破った上に何も知らない級友を巻き添えにしたんです」
と、校長の言葉を訳す富山先生。
以前、あなたに事情を聞いた時「はなさんが勝手に飲んだ」と嘘をつきましたね。
今日本当の事を言いに来たのはなぜですか?
「答えなさい」!
口々に説明を求める富山先生と茂木先生。
別に理由などございません。
いずれにせよ私はもう退学になるんですから、もういいじゃないですか。
と、例によってシラっとお応えになる蓮子さま…。
すると、校長は2人とも退学にはしないと決断されたのでした。
2人とも退学にはなさらないって!?
ついにブチ切れる富山先生。
伯爵家の令嬢だから退学にしないのかと校長にまくしたてます。
この答えをはなは蓮子さまに通訳するのでした。
「神様はどんなに罪深い人間でも悔い改めればお許し下さる」
とおっしゃっています。
「そして彼女のような生徒を救うのが修和女学校の使命だからです」
「ただし…」
「ここにいたければ条件があります」
「集団生活のルールは守れますか」
「今日から誰もあなたの事を特別扱いしません。自分の事は全て自分ですること」
「真摯な気持ちで勉学に励むこと」
「食事はみんなと一緒に食堂でとること」
「これまでの習慣を全て捨てて新しい自分に生まれ変わるのです」
I’m trusting you.
ブラックバーン校長は信じています。
「あなたはきっと変わる事ができる」
ヒジョーにお慈悲のあるお沙汰でございました。
うん…キリスト教を伝えに来日した教師らしい御裁断。
まぁ…ここまでになったらもう、はなは悪くないし、蓮子さまからは寄付金……いや、
お可哀想なお立場もあることだし…。
元々「退学」「退学」と騒いでいるのは富山先生だけだしね。
しかし…。
はなさんの通訳はどうでしたか?
と嬉しそうに尋ねる茂木先生に、憮然として、
完璧からは程遠いですが…まあ意味は掴めていたんではないでしょうか。
と答える富山先生。
このシーン、ブラックバーン校長無双を見せるだけではなくて、はなさんの通訳力を
見せているわけなんですね~。
はなの通訳は物語の会話っぽくて感動的だったもんね。
これを富山先生が訳したらきっともっと直訳っぽかったんだろうな。
「私はあなたを信頼しています」
「私はあなたが変わることを確認するでしょう」
みたいになるのかも知れぬ…。
将来のはなさんを考えると、ここを丁寧に描いたのはとても良かったのでは~。
以前も書きましたが、『赤毛のアン』シリーズは私の学生時代の愛読書でした。
けれども、その頃はこの本を誰が訳し、翻訳家という人がどんなに想像力豊かな
お仕事をされているのかなど考えたことも無かったわけ。
英語が嫌いだったのもあるかもね…。
「翻訳」とは、ただ外国語を訳す仕事をする人だと思っていた。
けれども、海外の文学は訳す人によって全く変わるんですよね。
村岡花子さんが訳した『赤毛のアン』の表現の豊かさ、美しさ。
これは村岡さん自身のアンがそこに生きているゆえのお仕事なんだなぁと…。
そう考えると、まぁ…主人公は「村岡花子」ではないとは言え…
緑豊かな土地で想像の翼を広げて育った少女ゆえの「言葉への解釈」が
生きているわけなんですね。
通訳にも人柄や考えが出るということですよね。
蓮子さん!ありがとう!
私、今朝はすっかり諦めていたんです。
学校に残れるなんて夢みたいです!
と、大喜びのはなを
あなた、英語だけは大したものね。
と、蓮子さまもお誉めになります。
でも、はなさん。
何か勘違いなさってるようね。
私はあなたにお礼を言われるような事は何もしておりません。
本当に退学になりたかったんです。
は…?
うちの者たちは、私を厄介払いするためにここの寄宿舎に入れたんです。
あの人たちの思いどおりになってたまるかと、つまり復讐してやろうと思ったんです。
「復讐」…きました~~!!
サキ・マイヤー計画…。
醍醐さんたちは、はなが退学を免れたことを喜んでくれましたが、蓮子さまには
近寄らないように注進するのでした。
彼女は葉山伯爵家のご令嬢で一度嫁いだけれど、揉め事を起こして離縁されたんですって…。
その噂話を何と中庭でする先生方。
離婚して自暴自棄になって、夜な夜な芸術家の男たちをはべらせて遊び歩いていたとか
浴びるようにお酒を飲んでいたとか…もう耳を覆いたくなるようなうわさばかりです。
清らかなうちの校風にはなじむのは難しいでしょう。
あんたら…キリスト教精神みじんもないね。
ってか…校内で生徒の噂話をするなんて、教育者としてヤバうございます。
はなは、蓮子さまが言っておられた
「私は16の時…」
の続きを何となく察するのでした。
まぁ…このドラマでどこまで語られるのかは存じませんが、モデルの人・柳原白蓮の
16の時…は、はなの想像など及ばない恐ろしい人生の真っ最中。
離婚して自暴自棄になり…などという話では済まされない昼ドラ世界の
生立ちと結婚生活ですから~。
ブラックバーン校長は全てご存じだったのかしら。
それとも、どうでもいいけどワケありっぽい令嬢を広い心で受け入れたのかしら。
その日、蓮子さまは食堂に足を運びます。
大喜びで自分の隣を案内するはなを無視し、ぼっち席を選ぶ蓮子さま。
そのお世話をわざわざ買って出て行って文句を付けたあげく引っ込まされたかをる子さまは、
一体何がしたかったのでございましょうか…。
そして、甲府には甲府連隊…。
これに吉太郎が志願しちゃうみたいで。
もう、イヤな予感しかいたしませんが…当時の男子としては兵隊になって
立身出世…はアルアルな願望だよね。
おとうは何と言うのか…。
スルーなままで入隊は止めてくれずら。
出かけるため、月曜のレビューは火曜と一緒に簡単に。
ではでは、ごきげんよう。
よろしければ→【2014年4月期・春クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
※キャスト
安東はな/村岡花子 … 吉高由里子(子役期:山田望叶)
安東吉平 … 伊原剛志
安東ふじ … 室井滋
安東周造 … 石橋蓮司
安東吉太郎 … 賀来賢人(子役期:山崎竜太郎)
安東かよ … 黒木華(子役期 : 木村心結)
安東もも … 土屋太鳳(子役期 : 須田理央)
葉山蓮子 … 仲間由紀恵
村岡美里 … 三木理沙子
茂木のり子 … 浅田美代子
富山タキ … ともさかりえ
醍醐亜矢子 … 高梨臨(子役期:茂内麻結)
白鳥かをるこ … 近藤春菜
ブラックバーン校長 … トーディ・クラーク
スコット先生 … ハンナ・グレース
綾小路先生 … 那須佐代子
山田国松 … 村松利史
浅野中也 … 瀬川亮
葉山晶貴 … 飯田基祐
村岡英治 … 鈴木亮平
梶原総一郎 … 藤本隆宏
嘉納伝助 … 吉田鋼太郎
宮本龍一 … 中島歩
木場朝市 … 窪田正孝(子役期:里村洋)
徳丸武 … 高澤父母道
本多先生 … マキタスポーツ
木場リン … 松本明子
徳丸甚之介 … カンニング竹山
阿母里教会・森牧師 … 山崎一
一条高子 … 佐藤みゆき
畠山鶴子 … 大西礼芳
松平幸子 … 義達祐未
北澤司 … 加藤慶祐
ナレーション … 美輪明宏
※スタッフ
脚本 … 中園ミホ
演出 … 柳川強、松浦善之助、安達もじり
プロデューサー … 須崎岳
制作統括 … 加賀田透
音楽 … 梶浦由記
アニメーション製作 … 和田羊平
原案 … 村岡恵理『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』
主題歌 … 絢香「にじいろ」
公式サイト http://www.nhk.or.jp/hanako/
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コメント
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毎日楽しみにみています。英語で話している部分だけ英語でセンテンスを書いてほしい。
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こんにちは。ご無沙汰しています。
この朝ドラ、初回の吉高の演技で、イヤ~な予感がしたのですが、最近結構気に入ってます。
甲府の家族のシーンになると、なぜか目頭が熱くなるのです。定番でお決まりの演出なんですが、逆に安心できるんですね。あまり考え込まず、気楽に見ています。
あと、仲間さんの間のある演技が良いですね。ともすると間が邪魔になる人なんですが、今回はハマリ役です。
NHKでは期待していた銀二貫が面白いです。これ、隠れた名作かもです。
「花子とアン」第24回★葉山蓮子(仲間由紀恵)はバツイチだった!
連続テレビ小説「花子とアン」
第24回(4月26日)
退学覚悟で葡萄酒事件の真相を証言した葉山蓮子(仲間由紀恵)は、投げやりでやさぐれた態度。
しかしブラックバーン校長は英語で「二人とも退学にはしません。」
はな(吉高由里子)「ありがとうございます!!」
神様はどんなに罪深い人間でも悔い改めればお許し下さる。そして葉山蓮子のような生徒を救うのが修和女学校の使命だと言…
ありがとう>『花子とアン』第24話
蓮子VS白鳥の
あの長~~~い“間”に
『ファイト』でヒロイン弟が
やはり長~~~い“間”を置いてから
台詞をポツリと呟いた
あの伝説(ぇ)のシーンを思い出しましたぜ
ちょっと懐かしい(笑)
…ひじゅにですが何か?
「神様しかご存じありませんでした」by美輪
↑週初めにあった礼拝堂でのシーンでの
「神様って本当にいると思う?」
という…
ありがとう>『花子とアン』第24話
蓮子VS白鳥のあの長~~~い“間”に『ファイト』でヒロイン弟がやはり長~~~い“間”を置いてから台詞をポツリと呟いたあの伝説(ぇ)のシーンを思い出しましたぜちょ…
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お疲れ様です。
>このシーン、ブラックバーン校長無双を見せるだけではなくて、はなさんの通訳力を見せているわけなんですね~。
そうですよね。ようやく見どころの1つが登場した、って感じでした。(^^)
同級生に語るように、自然な通訳でしたね。
校長の英語って、割と分かりやすいので、通訳しやすいのかもしれません。
富山先生の訳ですが、
校長の英語を、え?そんな訳になるの?と思うくらいの意訳(飛躍?)が時々あります。教室とは逆に~
相手が生徒だからかもしれませんが、富山先生本人の意志が割と入ってるような・・・かなり?(^^;
通訳って、同じ英語でも、相手によってその言葉が変わってくるもんなんですね。言葉を選ぶということは、膨大な語彙が必要かもしれません。やっぱり凄いな~。
【花子とアン】第4週感想と第3週視聴率最高♪
第3週「初恋パルピテーション!」の関東の週間最高視聴率は、24.6%(4/18金
花子とアン
第4週「嵐を呼ぶ編入生」
花子とアン 第24回
内容
校長から、はな(吉高由里子)へ処分が下されようとしたとき、
蓮子(仲間由紀恵)が現れる。
ぶどう酒を飲ませたのは自分であり、自分を退学にすべきだと。
だが、校長は。。。。
敬称略
いままで、何度も、はなの退学の危機だけを描いた今作。
もう一人の主…
花子とアン (第24回・4/26) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』(公式)
第4週『嵐を呼ぶ編入生』【第24回】の感想。
はな(吉高由里子)の処分が校長室で言い渡される瞬間、突如やってきた蓮子(仲間由紀恵)は「ぶどう酒を飲ませたのは自分」と告げ、自分を退学にするよう言い放つ。なぜうそをついていたのかブラックバーン(トーディ・クラーク)に問われても蓮子は答えず、富山(ともさかりえ)は激怒。しかしブラ…
花子とアン第4週(4.21-26)
女学校に伯爵家の令嬢葉山蓮子@仲間由紀恵が編入、
世話係を命じられた安東はな@吉高由里子は
蓮子のわがままに散々振り回された上、
蓮子のワインを飲んで酔っ払った結果、退学の危機に。
だが蓮子の告白とブラックバーン校長@トーディ・クラークのお蔭で退学は免れたと
蓮子の告白を聞いて、どういうつもり?と問い詰めたブラックバーン校長、
日本語わかるんだな(笑)
正直なところ、飲酒騒動はなんかすっき…