僕は小中が効果の期待できないサブリミナルを 選んだ理由が分からないのであって
小中の性格を問題にしているわけではない。
なぜだ?
ガリレオ 第3話 「心聴る(きこえる)」
風邪ひいたんだか最近天気が良くて窓全開にしてたから花粉にやられたんだか、
久しぶりに風邪薬飲んだから薬にやられたんだか、とにかく体調不良なので
なるべく簡単に…(でも、書きだすと長くなる病気だから無理かも~)
事件の概要
岸谷の大学時代の先輩・白井が亡くなった。
告別式に参列した岸谷は同窓生から白井の死因が手首を切った自殺だったと聞く。
「ペンマックス」というベンチャー企業に勤めていた白井は、社長と不倫をしていたらしい。
自殺の原因は別れ話がこじれたからだという話。
そんな話をしている最中に、問題の社長・早見が弔問にやって来る。
台帳に名前を書く手がもう震えている状態で、かなりの動揺が窺われる早見。
焼香を済ませて、付き添って来た社員の加山と一緒に慌てて帰ろうとしている際、
早見の様子が急におかしくなった。
えっ?誰だ?
えっ…何?
と、辺りを茫然と見まわしはじめ、
白井の遺影に目を止めると
白井くん!
やめてくれ。やめてくれ!
やめろ!うわぁぁぁぁぁ!
と、叫んで逃げ出したのだ。
岸谷も弔問客もその様子を唖然として見ていた。
その後、早見は東京湾で水死体として発見された。
3人も目撃者がおり、全員が早見は自ら海に飛び込んだと答えた。
呪い
告別式の日に早見の異常な状態を目撃していた岸谷は、この事件が引っかかっていた。
太田川と一緒にベンマックスの社員に聞き込みに行く岸谷。
でも、これって捜査が必要な事件なのかな?
同じ会社の人間が立て続けに2人 死んだっつっても、どっちも自殺だろ?
私的に引っ掛かんのよ。特に早見さんの死は。
私的に?新米のぺいぺいが私的に?はぁ?
その時、岸谷の携帯に湯川から電話が入る。
とろっとしている料理といえば何だろう?
はっ?
学生に分子の動粘性率を料理を使って説明したいんだが、適当なものが思い付かなくてね。
つまり粘り気というものをν=l×cという計算式で説明したいんだ……。
湯川がベラベラ喋っている間に事件は起きた。
あの時、早見社長と一緒に白井の弔問に来ていた加山が突然叫びだし、暴れはじめたのだ。
うわぁぁぁうわぁぁ!やめてくれーーー!
周りの社員は誰も加山を止める事が出来ない。
岸谷は電話をそのままにして加山を抑えに階下に走った。
僕は待ってればいいのかな?
電話からベンマックス社内が大騒ぎしている様子が伝わってくる。
岸谷は加山を取り押さえ、手錠をかけようとした。
その時、落ちているカッターナイフを手にした加山が岸谷を突き刺したのだ。
太田川によって、加山は取り押さえられたが、興奮し続けている様子。
救急車! 救急車呼んで!
大丈夫ですか!?
白井の告別式の時、受付にいた脇坂睦美がうつぶせに倒れた岸谷にタオルを差し出す。
受け取ったタオルを傷口に当てた岸谷は出血の量に初めて自分の状況を知る。
ああー!えーっ!?
お尻に穴が。穴。穴がお尻にぃぃぃぃぃ!!
出血の割に軽傷だった岸谷は、すぐに退院できる事になった。
電話で一部始終を聞いていた湯川は、桃を4つ持って見舞いに来た。
何で桃?
理由はない。
しかし良かったじゃないか。尻はただの筋肉だ。重要な臓器は何もない。
カッターナイフで刺されたぐらいなら、軽い傷が残る程度だ。じゃあ、お大事に。
えっ? あっ。先生!
これは 呪いです。
早見社長。加山さん。そして私。
みんな白井先輩に呪われたんです。
私、学生時代、生意気だってにらまれてましたから。あの人に。
きっとまた犠牲者が出ます!
岸谷なら学生時代に限らず、今後もいっぱい呪われそうだよ。
太田川とか栗林さんとか…敬語までいかなくてもせめて「です」「ます」付けなよ。
いっそのこと太田川は岸谷の後輩か、せめて同期に設定変えて欲しい。
新入りが失礼だったり、突然社長になるとか言い出すのは今時のデフォなのか。
付いていけん…。
幻聴
岸谷を刺した加山幸宏が言うには、早見社長が自殺してからずっと白井の声が
頭の中で聞こえていたのだと…。
「耳栓をしても駄目で。日に日に激しくなって」
不倫だの呪いだの、そんなことはどうでもいい。
何で?
僕が興味を持つとしたら、ある特定の人間にだけ特殊な声が聞こえるという現象だけだ。
だからそれは白井冴子さんの呪いなんじゃないかって。
バーカ。呪いなんてあるわけないだろ。
と、栗林さん。
1922年11月4日。
えっ?
イギリスの考古学者ハワード・カーター率いる調査隊は、エジプト王家の谷でツタンカーメンの
墓を発見し、黄金のマスクを見つけた。世紀の大発見だ。
しかし、その後、調査隊のメンバーは次々と謎の死を遂げていった。
ファラオの呪い。
もちろん科学的考察は行われた。
墓の中に何らかのガスがたまっていたのではないか。
それとも人間を死に至らしめるカビが充満していたのではないか。
しかし、そのどれも関連づけることができない不慮の事故で死んでいった者が数多くいた。
その謎はいまだ解明できていない。
つまり呪いはあるってこと!?
しかし、物理学者としてはどんな特異な現象でも呪いなどという非科学的な説明では納得できない。
先生。
現象には必ず理由がある。
告別式で受付をやっていた脇坂も、今は耳鳴りに悩まされていた。
社員の小中が気を使って慰めてくれたが、耳鳴りは止む事がない。
白井には、よく冷たく当たられていた。
次は、私の番だ。
怯える脇坂。
岸谷は湯川を連れて社員1人1人に話を聞いた。
脇坂は耳鳴りに苦しめられている事を岸谷に打ち明けた。
加山さんが騒ぎを起こした次の日ぐらいから耳鳴りがするんです。
耳鳴り?
初めはどこかで何かの音が鳴ってるのかと思いました。
でも周りを見ると誰もそんなふうじゃなくて、自分だけに聞こえる音だって。
それはこの会社にいるとき?
はい。
えっ?耳鳴りってあのキーンっていうやつ?
いえ。どっちかというとブーンっていう。
虫が頭の中を飛び回っているような。
とにかく不快な音です。
ブーン?
白井さんの呪いと関係あるんでしょうか?
耳鳴りは呪いじゃないと思うけど。
いや。一連の事件と関係ないとは言い切れません。
種明かし
湯川先生は、まず無響室に岸谷を入れて超指向性スピーカーによる実験を試した。
しかし音なら耳をふさげば聞こえなくなるはずなので、今回の「呪い」はこのシステムを
使った物ではないと説明する。
その2日後。
岸谷は湯川先生の指示によって、脇坂の耳近くに湯川先生から預かった装置を装着してもらい、
太田川と共にベンマックスに潜入した。
耳鳴りが始まったら、われわれにもその音が届くようになってます。
耳鳴りがし始め、辺りを見回す脇坂。
周りはいつもの通りに普通に仕事をしている。
同じ音を感じ取った岸谷と太田川は、預かった装置をスピーカーに繋げて社内に流す。
そして、不快な音の中、止めようとアタフタしている小中行秀を発見。
取り押さえたのだった。
フレイ効果だよ。
と、説明する湯川先生。
電磁波を音に合わせたパルス波形にして照射すれば、頭部との相互作用で照射された人間にだけ
音が聞こえるんだ。
えっ?パルス波形?
フレイ効果を使えば特定の人物を狙って音を聞かせることができるんだよ。
それって、超指向性スピーカーと同じことなんじゃない…。
違う。
スピーカーから出る音というのは空気中を波となって鼓膜に伝わっていくということだ。
しかし、フレイ効果を利用したこの装置を使えば、鼓膜ではなく直接頭の中に
音を響かせることができる。
試しに小中が使っていた照射器で音を体験する栗林さんと岸谷。
この照射器を目的の人間の頭部に照準を合わせ、距離によってボリュームを調整する。
するとその人物に音は届くが 、隣にいる人間には何も聞こえない。
おそらく20メートル離れていてもそれは可能だろう。
早見社長に聞かせていた音が頭の中で響く。
「許さない」「許さない」「呪ってやるぅ」
耳をふさいでも声が聞こえただろう?
嫌な声ですよ。気持ち悪過ぎる。
もちろん、これは亡くなった白井冴子さんの声ではない。
しかし葬儀の場でいきなりこんな声が聞こえてきたら、不倫相手だった早見社長はうろたえるだろう。
加山にも同じように
「次はお前の番だ」「呪ってやる」
という音を流し続けていた小中。
加山を狙ったのは、嫉妬によるものだったらしい。
社長が、白井の次に脇坂を狙っていたから。
脇坂が加山を気にかけているようだったから。
小中が脇坂に照射していた「耳鳴り」は、実は言葉を低周波に乗せている物だった。
「小中行秀を愛している」「あなたは小中行秀を愛している」「あなたは小…」
小中の声!?
つまり一種のサブリミナルですか?
おそらくそうでしょうね。
えっ? サ…サブリミナル?
小中は脇坂さんの潜在意識に暗示をかけようとした?
えっ? 自分のことを好きにさせようとしてたってこと?
でもサブリミナルの効果なんて、今はほぼ完全に否定されてんだよ。
えっ?
分からない。
ここまでのものを作れる人間が、なぜこんな非論理的なことを?
湯川先生には、小中の気持ちなんてどうでも良かった。
ただ、こんな技術と才能を持った人間がどうして効果が実証されていないサブリミナルなどに
頼ろうとしたのか…という理論的なことにしか興味ないのだった。
尋問されて、「もう少しだったのに」と涙する小中が…気持ち悪い…。
恋したら誰もが必死にその心を掴もうとする…のは解るけど、やり口がストーカー的だよね。
えっと…最近他のドラマでもいくつか見たよな。ストーカーの話。
今期はイジメとストーカーがテーマなの?流行り?
トリックより何より、私は小中って男が仕事中にあんな大きな装置で加山や脇坂に狙いを定めて
照射してたのかって事の方が気になるよ。
一体、どのくらいの時間やってたのかは知らないけど……仕事しろよ。
湯川先生が人間の感情の機微には丸っきり興味がない事は、このシリーズを以前から知っている
ファンにとってはもう解り切っている事なので、今回の話は「湯川先生のキャラ説明のダメ押し」
にしか思えなかった。
「ガリレオ」を初めて見てるって人向けエピソードなんだろうか…。
あと、まだ3話目なのに岸谷の寝姿を湯川先生に見せるとかLOVE的要素も何か……シラケる…。
だって、このキャラまだ全然好感持てないもん。(私的に?)
酔っぱらって寝てる姿とか湯川先生が毛布かけてあげるとか、あんまりどうでもいい…。
そんなこんなで今回は今イチだった。
あ~具合悪いせいもあるかも。
早く寝ろ。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
湯川学(福山雅治)は、人間を自殺に追い込む“呪いの声”の謎に挑む。
事件が起きたのは、貝塚北署刑事・岸谷美砂(吉高由里子)の大学時代の先輩である白井冴子
(陽月華)の告別式会場だった。
そこで、冴子が勤めていた会社ペンマックスの社長・早見達郎(近江谷太朗)が、突然両耳を
押さえて叫び出し、会場から飛び出したのだ。
早見は、その翌日に東京湾で遺体となって発見され、目撃者の証言から自殺の可能性が高いと
推測された。
実は早見は冴子と不倫関係にあり、冴子が自殺したのは早見に捨てられたからだというウワサもあった。早見の死に不審を抱いた美砂は、ペンマックス社を訪れる。
するとそこで、同社社員の加山幸宏(宮本大誠)が突然暴れ出し、美砂に襲いかかる。
美砂は、加山を取り押さえたものの、カッターナイフで臀部(でんぶ)を刺されていた。取り調べを受けた加山は、早見が自殺した翌日から「次はお前の番だ」という冴子の声が
聞こえ始めたと証言した。それは日に日に激しくなり、耳栓をしてもダメだったという。美砂から聞いた加山の話に興味を抱いた湯川は、ペンマックス社を訪れ、社員たちから話を聴く。
すると、社員のひとり、脇坂睦美(大島優子)が、加山の事件後、不快な耳鳴りがするようになったと
訴える。
湯川は、睦美の耳鳴りも一連の事件と関係がある可能性を考慮しつつ、他の人間には聞こえない
“声”の謎を解明しようと試みる。(あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
【キャスト】
湯川 学 … 福山雅治
岸谷美砂 … 吉高由里子
栗林宏美 … 渡辺いっけい
太田川稔 … 澤部佑
折川 圭 … 今井隆文
宇野原達也 … タモト清風
田窪壮一郎 … 小野塚勇人
遠野みさき … 逢沢りな
上杉萌子 … 吉倉あおい
草薙俊平 … 北村一輝
内海 薫 … 柴咲コウ
※各話ゲスト
第1話
連崎至光 … 大沢たかお
連崎佐代子 … 奥貫薫
第2話
真瀬加奈子 … 川口春奈
第3話
脇坂睦美 … 大島優子
小中行秀 … 松尾諭
早見達郎 … 近江谷太朗
【スタッフ】
プロデュース … 牧野正
演出 … 西坂瑞城、澤田鎌作
脚本 … 福田靖
原作 … 東野圭吾
公式サイト http://www.fujitv.co.jp/galileo/index.html
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