【ガリレオ】第2シーズン第7話「偽装う(よそおう)」感想

１９５９年。
アメリカウェストバージニア州パインズビルの山中でダグラス・シェルトン少年が捕まえた猫には
翼が生えていた。

地元紙ポストヘラルドによればペルシャ猫に似たその猫の体長は75ｃｍ。
翼の長さは約23ｃｍで。翼の中には軟骨らしきものが入ってることが分かったそうだ。
猫以外にも翼の生えた馬。翼の生えた蛇などは各地の伝説に登場する。
それらは同一個体内に異なった遺伝情報を持った細胞が交じっているわけで、生物学上では
キメラと呼ばれている。
この烏天狗が仮にカラスと何かのキメラだとしたら……。

実に面白い？

ガリレオ　第7話「偽装う(よそおう)」

　　　　　え～もう、簡単感想で。

「ガリレオ」を見終わってからダンナが裏で録った「渡鬼」を見始めたら、何だか
すっごくイライラしたりブヅブツ突っ込みながら見続け、結局最後まで見ちまった…。

ツイッターじゃなくてリアルにテレビに向かって思わずツッコミ続けてしまうなんて…。
「渡鬼」、なんて恐ろしい子。

来週もTBSは「渡鬼」２時間SPだそうで…前に「ファイナル」って言ってたじゃん！
本当に恐ろしい子……。

事件の概要

茨城での学会の帰り道、パンクしたタイヤを雨の中で修理する栗林さん。
車の中にはゼミの学生・遠野みさきと湯川先生が乗っている。

遠野みさきが自分が住む町に「烏天狗のミイラ」があるので見ていこうと言い出し、
寄り道した事でこの事態に陥ったのだった。

湯川先生が通りすがりの赤い車を停めて道を占領している事を詫びると、
女性は傘を貸してくれた。

修理を終えて「御座位岳の祠」に辿り着くと、遠山は烏天狗のミイラは今は見れないと言う。

そこへ現れた上都賀署の合田という警官は湯川先生に向かって、

このたびはご協力ありがとうございます。
県警から調査費用が出なかったのでホントに助かります。

と言うのだった。
全く事態を把握できず、茫然とする栗林と湯川先生。

ここは烏天狗を祭った神社で、あそこには烏天狗のミイラが納められているんです。
それはホントなんです。

でも、３週間ほど前、いきなりここの神主がその祠をコンクリートで固めてしまったんです。

なぜ？

ミイラが盗まれるからと言って。

ミイラを盗む？誰が？

烏天狗です。

烏天狗？

この山に住む烏天狗がミイラを取り返しに来るって。

そこで、遠野はその神主が固めたコンクリートの中にミイラがあるかどうか湯川先生に
調べてほしいと言うのだった。

実はミイラを包んでいた布が発見されたんです。
神主の死体のそばに。

死体！？

２週間前に白骨死体で発見されました。
…ちょうどここで。

自分が座っていた場所に遺体があったと言われて飛び退く栗林。

本署は事件性はないと判断しました。
神主は心臓に持病があって、今までに何度も倒れたことがありましたから。

白骨だったのは野犬かカラスに食べられたからだろうって。

でもこの祠の中にミイラがなかったら話は変わってきます。

神主は烏天狗に殺されたのかもしれない。

ここの烏天狗は壁を通り抜けるという言い伝えがあるのだそうだ。

あり得ないという栗林に、湯川先生は実例として「キメラ」が存在する事を説明。

実に面白い？

…とまでは言いませんが、そこそこ興味はあります。

湯川先生が遠野が研究室からちゃっかり持ち出してきた機材を使って調査を始めると、
遠野の友達らしい女性がやって来た。

湯川先生に傘を貸してくれた小島結衣という赤い傘の女だった。
彼女は亡くなった神主と最後に話をしたのだと言う。

「しばらく誰もここには入れん。祠もふさいだ。
烏天狗がミイラを取り返しに来よるんでなぁ。

これは、私一人で解決しなけりゃならん問題なんだ。
あいつだって分かってくれる。腹を割って話し合えば。」

神主は最期に結衣にそう言った。

「あいつ」？えっ？烏天狗！？

その後、神主さんの姿を見掛けなくなって合田君に相談したんです。

それで僕があの奥の院に行ってみたらあの場所で。

家族が電話に出ないから心配だと言って結衣は家に帰り、遠野も付いて行った。

そして、事件は遠野の家で起きた。

家に帰ってみると、遠野の両親は殺されていた。
壁には大きく「烏天狗」と書かれた文字が。

土砂崩れで道は封鎖され警察の応援は無く、捜査協力をするハメになる湯川先生…。

　※※※

いや、本当にも～…ここから感想のみですいません。

椅子が戻ってくる反動で、体は前に投げ出されるはずだ。
銃で撃たれた人間がロッキングチェアに座ったままというのは明らかに不自然なんです。

では、なぜ死体は前に投げ出されなかったのか？
椅子は揺れなかったからです。
銃弾による衝撃を受けた瞬間、同時に逆方向へ向かう力が働いたんだ。
体を前に引っ張る力が。

結果、母親は父親による絞殺。父親はその後、銃による自殺だったって事で。

今回、湯川先生が物理学者として捜査に協力した意味は、このロッキングチェアと
銃弾の衝撃の原理だけ。

警官・合田の渡部豪太があまりにも狂ってるっぽい感じに見せていたので、てっきり
この人と結衣が共謀して殺したのかと思っていたら違った。

合田は全く何も知らず、結衣がやった事は遺体の工作だけ。

理由は、再婚の連れ子であって義父の籍に入っていない結衣は、母親が先に死んでしまうと
遺産を相続出来ないから。

義父の小島太一は近所でも有名な傲慢な金持ちで、殺したいと思いそうな人間は
いくらでもいそうだったとか。
母と娘も義父から虐待されていたとか……。

黒澤家か？カラマーゾフの兄弟かっっ？！！

ってツッコませたいのか？！

何よりも、烏天狗は「烏天狗」とは壁に書かないだろ……。
どうせなら「参上！」まで付けてほしかった。
こりゃもう、完全に族の仕わざww

湯川先生が結衣を怪しいと思ったきっかけは傘。

あの時、結衣はもう1本傘があるからと1本貸してくれたのに、神社に
辿り着いた時はびしょ濡れだった。

傘を持っていたはずの君が雨にぬれていたということは、傘を置き忘れたまま
雨の中に出たということだ。

冷静に偽装工作をしたつもりでも、やはり君は動揺していた。

雨にぬれたまま車に乗り込んで神社へ来た。
だからあんなに体がぬれて凍えていたんだ。

うん…
それはちょっと決め手に欠けないかな。
1本貸しちゃったあげくに1本壊れてたのかも知れないし～。

ホントは、お金なんてどうでもいいんです。
どうでもいいの。
私にはもう欲しいものなんて何にもないし、楽しいことだって何にもない。

ただ、あいつの思いどおりにだけはさせたくなかった。
このまま終わるなんて。
こんな終わり方なんて。

お母さんがかわいそ過ぎる。

そういう結衣に、湯川先生は、現場を工作したことは自分は何も知らない。
と言ってやる。

結衣さん。
警察には君が最初に現場を見た状況を正直に話すべきだ。
そして気が動転して現場を荒らしてしまったと、そう言えばいい。

合田さん。
君は僕にこう言った。
自分は警察官である前に一人の人間だと。

彼女を守りたいなら、後は全て君が判断すればいい。

僕には関係のない話だ。

関係ない話だと、他人の感情には無関心だと言いながら人情味あふれる湯川先生。

…やっぱり年を重ねて人間らしくなってきたって事なのか。
内海の教育のおかげで人格が変わったのか。

こういう所は嫌いじゃないけど…変人っぽさが消えてしまったのは、ちょっと悲しい。

それより何より…。
今回、もう1つ湯川先生のおかげで解明したのが天狗のミイラはコンクリートの中に
無かったと言う事と、元々あった物も偽物だと判明した事。

…んで、結局、神主の話はどこへ～～？

神主と烏天狗の話、投げっぱなしかよ…。
たった2週間で白骨死体になっちゃったのは烏に食われたって事でおしまいなのか。

湯川先生よりも、「都市伝説の女」が必要だったのでは～。

そして、父親の自殺の原因は？
母親を殺してしまってショックで自殺っていうのは、ただの憶測ですよね。

黒澤文蔵くらいふてぶてしいヤツなら、そんな事で自殺なんかしないし～。

延長15分は何だったんだろ。
神主の話と大学描写を削れば納まるでしょ。

次もちょびっと延長らしいけど……。必要？

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湯川学(福山雅治)は、助手の栗林宏美(渡辺いっけい)、湯川ゼミの学生・遠野みさき
(逢沢りな)とともに学会に出席する。
その帰り道、湯川たちは、みさきに誘われて、彼女の地元にある神社に奉られているという
烏天狗のミイラを見に行くことになった。　

だが、一行がその神社ーー御座位神社に到着すると、みさきの幼なじみだという警察官・合田武彦
(渡部豪太)が現れ、捜査協力に対する感謝の言葉を湯川に伝える。
実は、御座位神社の神主が、3週間ほど前に烏天狗のミイラが納められている祠をコンクリートで
固めてしまったという。
烏天狗がミイラを取り返しにくる、という理由からだった。
しかし、その神主は2週間前に白骨死体で見つかっていた。
地元警察は、神主には心臓の持病があり、度々発作に襲われていたことから事件性はないと判断していた。
だが、もし祠にミイラがなければ、神主は烏天狗に殺されたかもしれない、と合田は言うのだ。
この話に興味を抱いた湯川は、みさきが予め用意していた機材を使って、祠の中を調べることにする。
するとそこに、小島結衣(香椎由宇)という女性がやってくる。
結衣も、みさきたちの幼なじみで、死んだ神主と最後に話をした相手でもあった。　

そんな折、思わぬ事件が起きる。結衣の両親、太一(中丸新将)と啓子(宮田早苗)が自宅で殺害
されたのだ。
そして、殺害現場の壁には『烏天狗』という文字が書かれており…。

(あらすじは「Yahoo！TV」より引用)