「四国・お遍路」とは、よく聞くけれども、大して興味は無かった。
宗教的な物だから、無宗教な自分には関わりのない物だと思いこんでいたのだ。
ドラマを見ようと思ったのは、単に他に見る物が無かったから、と江口洋介が主演だったから。
「江口ちゃんがお遍路さん?何か合わないんじゃ。。。」と思っていた。
(江口さん自身も、オファーが来た時「オレがお遍路?」と思ったと言う)
でも、思っていたのとは全然違った。
実家の寺を継ぐ、と両親にウソをついたため、お遍路に無理矢理出された事なかれ主義の主人公は、歩いている内に自分の中の色々な物に向き合う事になる。
残り少ない命を抱えた父親のために実家を継ぐべきか。
対話の少なかった父と向き合う事の葛藤。
会社での自分の立場と出世中心な会社での将来。
恋人との結婚。
そして、一緒に歩く事となったメンバーも、それぞれが心に何か抱えている。
両親を失った青年。
死と向き合う事に慣れすぎてしまった看護婦。
引きこもりの息子に悩む教師夫婦。
定年を迎えた団塊の世代の男と、夫婦である事の意味が見えない妻。
そして、結婚とは何か、今のまま結婚してしまっていいのか悩む主人公の恋人。
その面々が、自分と向き合いながら40日間、88の寺を巡る遍路路を歩く。
道は険しく苦しい。
何のために歩くのか?は、すなわち、何のために生きていくのか。を見つめる旅。
自分と向き合いながら、人と触れあいながら、黙々と歩いていく。
結縁の時は、皆の顔が歩き始めた時と変わっている。
このドラマを見たら、私も歩いてみたくなった。
最近は若いお遍路さんが増えているという。
みんなが自分の道を見失い、何か探して歩いているんだね。
おへんろ路 同行二人
とは、別に2人で歩こうと言う意味ではない。
御大師様が一緒にいる、と言う事。
歩く時は、みな1人。
人生は、みな1人。
でも、お遍路では、空海が一緒に歩いてくれる。
一緒に悩んでくれる。
そして、歩き終わった時には、何か解決しているといいね。
生きていく事がお遍路。
と言う、主人公の父の言葉。
生きている限り、人は1人で歩き、悩み、1人で答えを出して行くんだ。
全4回。
いいドラマだったなぁ。。。と思う。
ラスト、父と母は逆からお遍路を回ると言っていたけど。。。
映画「死国」では逆お遍路は使者を蘇らせると言ってたよ~。。。大丈夫?
【キャスト】
山下徳久…江口洋介 西尾翔子…戸田菜穂 進藤英二…森本レオ 進藤和江…鷲尾真知子 村岡 実…矢崎滋 エリ…ベッキー ヒロシ…瀬川亮 坂田洋平…原田芳雄 山下道代…加藤登紀子 山下徳大…市川左團次 寺島靖子…風吹ジュン 寺島隆彦…三浦友和
【スタッフ】
脚本:鈴木聡 音楽:細野晴臣
コメント
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>いやいや、そっかそっか~~、くうさんもこのドラマを好きで見てたってことでとっても嬉しいですねえ、ほんとに。
私も、まりりんさんが見てると知って嬉しかったです~!
てっきり日テレ派かと。。。(^^;)
>このドラマはきっと、脚本家が書いたセリフそのものよりも、見てる側が観念的に何かを感じ取っていくドラマだったように思います。それこそまさに、歩くことと同じかな?恐るべし!NHK土曜ドラマ!!
うん。まさにライブなドラマでした。
俳優さんたちも、大変な思いして印象深いドラマになったみたいですよね。
公式ページまで珍しくジックリ見ちゃいました。
土曜NHKドラマって、短いクールだけど名作が多いんですよね~。
今期は日テレが見たくない物だったので、このドラマに
巡り会えて得した気分です♪
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>最近ではお遍路のバイトがあって
>バイトに全部廻ってもらって印をもらった納経帳を
>もらうというのがあるようです。
そんな(◎-◎)
このドラマを見たら、自分で歩かないと何にもならないなぁ、
と思いますよね。
>年をとって自分を振り返って
>これでよかったと思える人生なんてそうそうないんでしょうね。
死ぬまで歩いていくって事かな、と思いました。
まさに「迷子」になるんですよね。人間は大人でも。
>たしかにありましたね。
>ただ、あれは死んだ人の年齢と同じ数を逆打ちするという条件が
>ありましたから大丈夫だと思いますよ( ^▽^)
そうか~。そこが記憶から抜けてました。
あのお母さんは、そんな大変な思いして娘を蘇らせたんですね(◎-◎)
なのに。。。!
– – – – –
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>旦那の上司が何年もかけて歩いたそうです。
>歩く事っていろいろ考えることだと思うよね。
私もそう思った。
私は車生活人間だから。。。歩かないとダメだなぁ。
>修学旅行が四国だったので、いくつかお寺は行きました。
>でも、どこのなんと言うお寺だったのか、まったく記憶なし(^^;
興味ない時はそんなモンだよね。
今からだったら、ぜひ行ってみたい気がする~(^.^)
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>確かに結婚決めるときと 定年後って大きな節目だ
この人たちは歩く事で、答えを見つけたんだよね。
私は充分に歩かずに結婚してしまったなぁ。。。
>私たちもどうなってるんだろう??
>
>仲良く暮らせてるかなぁ・・・
>そうだと良いなぁ~
ミルちゃんとこは、大丈夫だよ。ミルちゃんが出来た人だから(^.^)
ウチは、ダンナと一緒に歩かないと。。。(^_^;)
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>私は、主人公よりも、
>友和さん夫婦の方に、興味があったのだけど、
>う~~ん、ちょっと未消化で、終わっちゃったかな。
>定年を迎えた夫と共に生きるのは、
>息がつまるだろうなぁ。。。なんて、思っているから。
最初と最後だけ見たんだ(^^;)
間2回のこの夫婦はなかなか見所あったんだよ。
それで、最終回にああ言う結論を迎え得られたワケ。
友和ダンナが泣くシーンでは、ちょっとホロっとしてしまった。
うん。うまく完結したなぁ、と思った。
一緒に歩き終えた気がしたわ。
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くうさん、こんばんは!
いやいや、そっかそっか~~、くうさんもこのドラマを好きで見てたってことでとっても嬉しいですねえ、ほんとに。
そして、4話分のお話をとても簡潔にうまくまとめていらっしゃってさすがだなと思いました。
このドラマはきっと、脚本家が書いたセリフそのものよりも、見てる側が観念的に何かを感じ取っていくドラマだったように思います。それこそまさに、歩くことと同じかな?恐るべし!NHK土曜ドラマ!!
では、またよろしくお願いします~!
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人生は一人で歩く事だけど
誰かと一緒にいれば、それはとても心強い支えになって
くれるって事なんでしょうね。
最近ではお遍路のバイトがあって
バイトに全部廻ってもらって印をもらった納経帳を
もらうというのがあるようです。
まぁ自分の足で歩かない限り
迷いも悩みも解決する事はないのでしょうし
形ばかりの功徳では何の価値もないと思ったりもします。
年をとって自分を振り返って
これでよかったと思える人生なんてそうそうないんでしょうね。
そういう点とかを改めて考えさせてくれるとことか
そういう視点で考えるのって今まで見た記憶がなかったですね。
とてもいいドラマでした。
たしかにお遍路には
札所を順番通りに廻る「順打ち」と
札所の順番を逆に廻る「逆打ち」はありますね。
>ラスト、父と母は逆からお遍路を回ると言っていたけど。。。
>映画「死国」では逆お遍路は使者を蘇らせると言ってたよ~。。。大丈夫?
たしかにありましたね。
ただ、あれは死んだ人の年齢と同じ数を逆打ちするという条件が
ありましたから大丈夫だと思いますよ( ^▽^)
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旦那の上司が何年もかけて歩いたそうです。
歩く事っていろいろ考えることだと思うよね。
車で走っていたら何も考えないもの。
犬の散歩でさえ、日々のことを考えながら歩くし。
それがお遍路となればなおいろんな事を考えられる気がするね。
修学旅行が四国だったので、いくつかお寺は行きました。
でも、どこのなんと言うお寺だったのか、まったく記憶なし(^^;
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昨日初めて偶然に見てしまったよ
早く見れば良かった。
確かに結婚決めるときと 定年後って大きな節目だ
私たちもどうなってるんだろう??
仲良く暮らせてるかなぁ・・・
そうだと良いなぁ~
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おはよーー☆
初回と、昨日の最終回だけ、観ました。
私は、主人公よりも、
友和さん夫婦の方に、興味があったのだけど、
う~~ん、ちょっと未消化で、終わっちゃったかな。
定年を迎えた夫と共に生きるのは、
息がつまるだろうなぁ。。。なんて、思っているから。
子どもは、成長して、なんでも、自分でやっていくようになるのに、
ダンナというものは、いつまでも、手がかかるんだろうなぁ。。。と。。。
江口クンをドラマで観ることができて、うれしかったけど、
さすが、NHK的な終わり方だったかな。
あんなに同時に、みんなが答えを見つけるわけないじゃん。。。
と、思いながらも、
「ほっ」と、しているわ、私。
最近、完結というドラマ、少ないからナァ。。