2018年1月期のドラマを全部ランキングしてみた(私感ですがなにか)

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毎度お馴染みのちょ~独断と偏見の1月期クールドラマ総評です。

やっと温かくなり、桜がいきなりほぼ満開状態の3月下旬。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。……って、挨拶している場合じゃなく、今期も1クール終わりましたね。3ヶ月……今年の1/4がもう終わった(泣)

1月期のドラマは名作が出やすい……がセオリーですが、今年も『アンナチュラル』という名作の出る年になりました。

当サイトでは現在1月期のベスト投票を開催させていただいておりますが、お1人3票の内、ほとんどの方が「「アンナチュラル」と「何か」」に入れている印象。凄いもんだと思います。

個人的には他にもたくさん記憶に残るドラマと出会えるクールとなりました。

ちなみに、皆さまによる1月期ドラマ投票結果はこちら
https://dramablog.cinemarev.net/blog-entry-6045.html

って事で、簡単に行ってみる。
(雑感のほとんどは、総括っぽいツイートを上げさせていただいております)

 

お断りしておきますが、あくまでも個人の雑感であり、世間の声とは何の関係もありません。

あくまでも好みで書いておりますので、意見の違う方は読み流して下さいませ。

(対象作品は、2018年1月から始まった4話以上で構成される連続ドラマのみです。)

最優秀作品賞

アンナチュラル
  unnatural-op

 

いやぁ……

いかに天邪鬼だってこれを外すことは出来ないでしょう。

仮にキャストが嫌いだという方がいらしたとしても、上げられすぎて冷める(おっとぉ……)という方がいらしたとしても、脚本・演技・キャラ設定・演出……全てにおいて素晴らし過ぎますもの。

何度もツイッターなどでもつぶやかせていただいておりますが、今まで「原作あり物語のエピソードの取り捨てとセリフ作りが秀逸」だと思っていた野木亜紀子さんにやられた。オリジナルも凄いんやで。もう平伏するしかないです。

しかも、刑事事件ものミステリーは本当に難しいと思うのですよ。

1年間に2時間サスペンス含め一体何作作るんだと聞きたい刑事事件ものと医療ものドラマ。正直、もう、ネタは同じ、トリックも同じ、下手すりゃセリフまで同じ(爆)ストーリーをお涙頂戴で閉めるばかりのジャンル。

これをここまで輝かせる手腕。

本当に、良いもの見させていただきました。

個人的には『平清盛』キャストの波の底からの浮上もありがたすぎでした。

(最終回レビューがまだ書けてないんだけど、ここに大方書いちゃったよ(笑)後々UPした時にここと同じことが書いてあったらごめんなさい(爆))

優秀作品賞

女子的生活

 

これも最終回レビューが終わっていないのだけど、80%書いてあるので明日にはUPできる(気がする)

位置的には2位も3位もそれほど変わらないです。

悩んだけれども、最終回における高揚感や見終わった後の喪失感がこちらの方が遥かに大きかった。それで上に持ってきました。(「喪失感」から考えたら個人的にはこれが1位かも)

堂々と生きているように見えるトランスジェンダーの主人公が、世間の中の居場所や自分の将来に漠然とした不安を抱えている。

テーマはジェンダーなのでしょうが、これが多くの「普通の平凡な性別で生きている」私たちにも共通する不安であること。これに深く共感しました。

そして、後藤の存在を羨み、また、自分も誰かの後藤になりたいと思う……。素敵なキャラクターでした。

優秀作品賞次点

隣の家族は青く見える

 

初回は、よくあるご近所騒動ものドラマという感じで。

その上、開始前から宣伝されていた「妊活」ということで、Twitterで見ていた限りでは独身の男性を中心に視聴者が離れた印象。

けれども実際には騒動をゴタゴタ描く有り触れたネタではなく、様々な現代社会問題を掘り下げて温かい目線で描いた素敵ドラマだったのでした。

何よりも、愛おしいキャラクターと、嫌なことをドロドロしたままにしておかない軽やかな演出に癒されました。

「ちゃんと解決してくれるドラマ」いいですよねぇ。この潔さ。

特別枠

弟の夫

 2018-best-弟の夫

一応、個人的定義の「連続ドラマ」は、せめて4話以上。3話だと「前中後編SP」の1本かなぁ……ということで特別枠。

もしも自分の身内が、息子が、海外で同性婚をしたら……と考えるとなかなか複雑な気持ちになるテーマです。

ジェンダーものといえば、細くて若くてイケメンで……という少女漫画のような外見の人が映像化されるのが定番。縦も横もデッカクて、どこから見てもおっさんな「弟の夫」。マイクがどんどん大きなクマさんのぬいぐるみのように見えてきて愛おしくて。

主人公含め、目線がとてもフラットでキーキー騒ぎ立てるキャラがおらず、気持ちのいい静かで温かい名作でした。

個人的ランキング

好きなドラマが下の方で悪く書かれてるっっ!!
…って方もいるかも知れませんが……

ただの個人的感想なのでスルーしましょう(笑)

しかし、完走したドラマは、どれも見たくて見ていた物なので。

そしてたびたび申し上げますが、感想も順位もあくまでも私感です(爆))

4位 越路吹雪物語

この記事を書いている3月26日時点で最終回を迎えていないので暫定です。

けれども、子役時代と青春時代だけでもう1位になってもおかしくないほど満足しているので。

中年時代から、ちょっと勢いが落ちたのはイナメナイよねーーー(……でも、その分、リアルに歌唱の満足度は上がってる(笑))

子供時代の無邪気な明るさ楽しさから、宝塚時代の生き生きした様、戦争描写、黄金期の華やかさ……1日15分、3ヶ月でこれが出来る演出力を……えっと、誰か、見て考えてぇ……。

5位 人狼ゲーム ロストエデン

地方局中心の深夜ドラマで、ツイッターTLでもほぼほぼ見ている方が居ないのが残念過ぎる素晴らしい出来。

深夜帯のサスペンスはツッコみ目的で見ている方が多い(わしもな)もんだけれども、これはツッコんでる場合じゃないスピード感と……嫌悪感にも似た恐さかな。そういうものがあるドラマだった。
 

6位 もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~

すごく楽しかったし、取り違えエピが無ければもっと上だったはずなのに……。

7位 anone

あのね、特筆すべきは瑛太の素晴らしさ。

8位 99.9-刑事専門弁護士 SEASON 2

9位 バイプレイヤーズ ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~

10位 家族の旅路 家族を殺された男と殺した男

11位 ホリデイラブ

脱落しかけてたんだけど、酷すぎて最後まで見ちゃった(爆)

12位 FINAL CUT(ファイナルカット)

13位 リピート ~運命を変える10か月~

14位 幕末グルメ ブシメシ!2

特に拾える感想ツイートは無かったのですが、楽しく見ました。瀬戸くんを(笑)

15位 大岡越前4

こちらも特に拾えるツイートはなかったのですが、まぁ……安定の人情時代劇。

ウチはこれを金曜ではなくて日曜のBS大河後に見ていたので、毎週人情時代劇が2本続いてるみたいな(爆)

16位 オー・マイ・ジャンプ!

こちらも特に拾えるツイートはなかったです。深夜にゆるーーーく見ていました。

17位 海月姫

ワケあって脱落しますた

19位 トドメの接吻(キス)

途中、ちょっと面白くなってきた……とも思ったのですが、日曜のBSドラマが良い感じで続いたので、録画してまで見る気にならずそのまま脱落~。

20位 きみが心に棲みついた

DVがうんたらとか、世間に溶け込めない痛い女の子が~とかいう問題以前に、ヒロインの天然作ってる感に付いて行けず。2話脱落。

「BG~身辺警護人~」は、豪華キャストと上川さんに後ろ髪引かれつつ2話脱落しますた。多くは語りません……。

他は、たぶん見ていないかなぁ。

以上。

 

勝手に授賞式

独断と偏見の授賞式です。

主演男優賞

瀬戸康史「幕末グルメ ブシメシ!2」
志尊淳「女子的生活」王冠.gif
山田涼介「もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~」
松本潤「99.9-刑事専門弁護士 SEASON 2」
山﨑賢人「トドメの接吻(キス)」

助演男優賞

瀬戸康史「海月姫」
向井理「きみが心に棲みついた」
瑛太「anone」
松山ケンイチ「隣の家族は青く見える」王冠.gif
井浦新「アンナチュラル」
町田啓太「女子的生活」

主演女優賞

広瀬すず「anone」
深田恭子「隣の家族は青く見える」
石原さとみ「アンナチュラル」王冠.gif
芳根京子「海月姫」
武田玲奈「人狼ゲーム ロストエデン」

助演女優賞

田中裕子「anone」
高橋メアリージュン「隣の家族は青く見える」
小芝風花「女子的生活」
松本まりか「ホリデイラブ」王冠.gif
門脇麦「トドメの接吻(キス)」

新人賞

把瑠都「弟の夫」

子役賞

根本真陽「弟の夫」

団体賞

「バイプレイヤーズ」のみなさま「バイプレイヤーズ ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」

コーポラティブハウスのみなさま「隣の家族は青く見える」

UDIラボのみなさま「アンナチュラル」

最優秀女装賞

瀬戸康史「海月姫」
 

ホラーで賞

松本まりか「ホリデイラブ」
 リナ

癒されるで賞

プラトン「もみ消して冬」
 

てぇへんだ賞

藤木直人「FINAL CUT」
初回だけのセリフなのにてぇへんで賞。
てぇへんだ

脚本賞

「アンナチュラル」野木亜紀子

音楽賞

「アンナチュラル」

次点
「99.9-刑事専門弁護士 SEASON 2」

主題歌賞

「アンナチュラル」「Lemon」米津玄師

次点
「隣の家族は青く見える」 「here comes my love」Mr.Children

オープニング・エンディング映像賞

「アンナチュラル」

 unnatural-10-op

敢闘賞

大杉 漣

 

2018年2月21日。突然の訃報。

『バイプレイヤーズ』は最終回までほぼ撮り終った状態。

レギュラー出演していたバラエティ番組『ぐるナイ!』の最終収録でも元気な姿。

共演者に看取られて亡くなったというニュースもドラマの延長のようで、まだ信じられません。

こんなにも最後までテレビとスクリーンの中に居たのだから、きっとまだ何処かで活動していらっしゃるのだと思います。

そう信じつつ、今は、さようなら。

 

2018年 冬期ドラマ 視聴率ベスト

平均視聴率ベストランキング10位までです。


1位 「99.9-刑事専門弁護士-SEASON II」17.39
2位 「BG~身辺警護人~」15.12
3位 「相棒 season16」15.01
4位 「科捜研の女 第17シーズン」12.52
5位 「アンナチュラル」11.06
6位 「もみ消して冬 わが家の問題なかったことに」9.64
7位 「きみが心に棲みついた」7.69
8位 「トドメの接吻」6.93
9位 「FINAL CUT」6.84
10位 「anone」6.11

まぁ…視聴率=ドラマの評価ではないし、私は全く気にならない方ですが、世間的にはみんな気にしているらしいので一応UP。

最近は視聴率15%のドラマすらなかなか出ないので、今期の1位、2位はかなり高いですね。どちらも豪華キャストでした。

「相棒」と「科捜研」は2クールなので本来はこの順位には入れたくなかったのですが、入れないと10位まで作る気がしなかった……ほど、他の視聴率が低いのです。

毎度申し上げておりますように、そもそももうこの視聴率測定の方法が古いので意味を成さない気がしますが、それでも、録画率が何たらとか地域視聴率が何たらとかいう条件は全ドラマ同じなので。

注目度の目安としては、こんなものなのでしょう。と、思います。

4月期のラインナップです。
https://dramablog.cinemarev.net/blog-entry-6030.html

では、今期もつたないレビューにお付き合い下さり、ありがとうございました。

ツイッターやFacebookも含めコメント下さった方々もロムだけの方々も感謝しております。
今期もレビューは遅れがち&完成しなかったりしておりますが、どうぞ見捨てずお付き合いくださいませ。

では、春期もよろしくお願いいたします~。

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コメント

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