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【監獄のお姫さま】第8話 感想

アンタがヤなヤツじゃないってことは。
馬場カヨがいいヤツだってことは。

これ読んで、すごい分かった。

 

ありがとうございます。

 

馬場カヨのことはね、うん… 嫌いじゃない。

 

だからこれは渡せない

先生…

先生としてじゃなくて、母親として渡せない。

 

分かって。

好きだから、もう会いたくないの。

ごめん。

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【監獄のお姫さま】第8話 感想

 
  
  2017-10-kangoku

先週、もしかしたらスパイなのかーー……という顔は見せておいて。

そういう事ではなかったらしい。

「先生」は吾郎の妻・晴海に語るのだった。

 

あるんです。
感情移入しちゃうこと。
刑務官も人間なんで。

年齢とか関係なく、受刑者のこと、自分の娘みたいに。

何か母性を自覚する瞬間…

 

まあ、大体疲れてどうかしてるときなんですけどね。

 

そうか。
「先生」はおばさんたちのお母さんだったんだね。
 kangoku8-先生

 

馬場カヨノートを発見した先生は、こんな杜撰な計画が成功するわけがないという危機感を抱いた。

 

受刑者が、えん罪だ、潔白だと騒ぎ立てるのは日常茶飯事で、いちいち聞いてられません。

真相を追求するのは我々の管轄ではない。

でも、私は見過ごせなかった。

それが犯罪計画だったからです。
しかも雑な。

「不完全犯罪」

 

ノートを忘れたと気付いた馬場カヨは作業所に取りに戻り、誰にも見られていないと思い込んだ。

けれども、「復習ノート」は「復にきちんと書き換えられていた。

そして、説教される馬場カヨ。

 

どんな理由があっても再犯するヤツは許せないの。

 

初犯で捕まらないヤツのほうが私は許せません!

雑魚にだっておばさんにだって正義はあるんです。

 

今だけよ。
雑魚が粋がって正義とか言ってられんのも今だけ!

自分がかわいいの。結局。
姫のえん罪を晴らすためって言いながら、どっか楽しんでんじゃん。暇つぶしじゃん。現実逃避じゃん。

忘れるよ。シャバに出たら。

冷めるよ。我に返るよ。

所詮は他人事だもん。
自分がかわいい。自分が大事。
みんなそう。アンタもそう。

それが人間!

 

やがて、「財テク」と「姐御」が釈放され。

馬場カヨはみんなの後ろ姿を見送りながら必死に呼びかける。

 

暇つぶしなんかじゃないからね!

やるからね絶対。
忘れないで!

 

更生するぞ!

 

更生!

 

春子じゃなくて姐御を迎えに来た「若ぇの」尾美さん。

タクシーでもない(笑)
 kangoku8-尾美さん

やすらぎの…里(爆)に連れて行かれそうなところをプライド叩きつけて逃げ出すのだった。

 

財テクはマスコミの世界に順調に戻っていく。

どんなスキャンダルがあったって、キャラとコネで戻れる世界よねぇ。

馬場カヨを監獄に残し、2人は順調に足場を作っていた。

菅野の にゃんこスターを見る日が来るとは思わなかったよ(爆)
 にゃんこスター

 

馬場カヨの仮釈放はノートのせいで議論になる。

69番には再犯の恐れがあります。

あらーー……先生、それ見せちゃうんだーーと思ったけれども、雑な計画は本気だと思われず。

 

私も…再犯はないと思います。
69番には彼氏がいるんで。

という高山の言葉にも救われる。

 

釈放前教育の1週間。

馬場カヨと先生の蜜月……じゃなくて蜜週。
 kangoku8-料理

 

最後の日、馬場カヨの70点の麻婆茄子と70点のポテトサラダを食べながら話す。

 

私初めてなんだ。
こんなふうに受刑者と打ち解けるの。

好きじゃないの。
ヤツら 勝手に線引くでしょ。

犯罪者の気持ちなんか分かんないくせに。
こっち来ないでって態度、目つき。

逆差別っていうかさ、何様?裏切るし。
だから期待もしない。

でもね、あんたは違ったね。

 

ずうずうしいんですよね。

 

そう、ずうずうしいの。
犯罪者のくせに。

 

まるで姉妹のよう。

まぁ…年上なのは馬場カヨだけれど、先生は受刑者たちを見守って送り出すお母さんなんだね。

前に「クドカンのドラマといえば「心に故郷を」がデフォ」「このドラマが終わったら「自立と再生の女子刑務所」が故郷みたいになってたらどうしよう」と書いたけれども、これじゃますますそうなってしまう。

板橋吾郎監禁現場で笑わせつつ、刑務所の回想シーンは切ない。

 

「先生」はおばさんたちが可愛いのと同じくらい、姫のことも可愛い。

母は恐らく娘たちを傷つける者を許せない。

そして、雑な不完全犯罪を成功させるために、仲間になったのだ。

 

……というのは、私の妄想かも知れないけれど(笑)

 

姫の父、つまり前社長が吾郎の彼女の存在を知り、怒って吾郎を出世コースから外したことが犯行の理由だと姫は馬場カヨに打ち明けた。

 

可愛くて健気で可哀想な姫。

ば ば か よ ーーーーーー!!
 kangoku8-姫

 

シャバに出る馬場カヨに一生懸命手を振る姫に馬場カヨは手を上げてみせる。

更生するぞーーー!!

 

この姫の言う事が全てウソである可能性だって、まだあるわけで……。

切なさもミステリーも、笑いも。まだ続くのだった。
本当に面白い。


美容師国家試験に合格し、長谷川(塚本高史)との獄中交際も順調なカヨ(小泉今日子)だったが、復讐ノートが若井(満島ひかり)に見つかってしまい、懲罰房に入れられてしまう。

「雑魚にだっておばさんにだって正義はある」と主張するカヨだったが、外に出たらそんなもの忘れてしまうと諭される。

一方、現代のガレージでは千夏(菅野美穂)が吾郎(伊勢谷)にハニートラップをしかけ、。さらに若井も晴海(乙葉)を連れていて…。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

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※キャスト

馬場カヨ(馬場カヨ) – 小泉今日子
若井ふたば(先生) – 満島ひかり
大門洋子(女優) – 坂井真紀
足立明美(姐御) – 森下愛子
勝田千夏(財テク) – 菅野美穂
江戸川しのぶ(姫) – 夏帆

小島悠里(しゃぶ厨) – 猫背椿
リン – 江井エステファニー
長谷川 信彦 – 塚本高史
板橋晴海 – 乙葉
板橋勇介 – 前田虎徹
横山ユキ – 雛形あきこ
馬場公太郎 – 神尾楓珠
護摩はじめ – 池田成志
今池 周太郎 – 上川周作

馬場武彦 – 赤堀雅秋
足立鉄也 – 高田純次
勝田孝保 – ベンガル

板橋吾郎 – 伊勢谷友介

※スタッフ

脚本 … 宮藤官九郎
演出 … 金子文紀、福田亮介、坪井敏雄、渡瀬暁彦
プロデュース … 金子文紀、宮崎真佐子
企画・編成 … 磯山晶
音楽 … ワンミュージック
主題歌 … 安室奈美恵「Show time」

コメント

  1. くう より:

    紫花浜匙 さん
    >若け〜の若くないの若け〜の。森下さん可愛いね。

    可愛くてカッコいいよねぇ。
    クドカン作品の森下さんっていつも可愛い。大好き。

    >看守の母心か、気がつかなかったわ。

    「先生」は母でもないしねぇ。
    でも、みんなが子供のように慕っているのがよく解るシーンでした。

    >でも、演じてるのが夏帆だもんね〜。何もないのも不自然。

    でしょー。
    このままの可愛い姫でいてほしいけれども……
    このまま吾郎が犯人だっていうのも何か解りやすすぎる気がして。

    何かありそうだなって。

  2. 紫花浜匙 より:

    あ〜、笑った。面白かった。うるっとした。
    爆発シーンも面白かったな〜。
    若け〜の若くないの若け〜の。森下さん可愛いね。
    看守の母心か、気がつかなかったわ。
    悪ガールの皆さんが、センセ〜と駆け寄っていく所に、なるほどと納得しました。

    私も、姫の真実が別にあったりしたら嫌だな〜と。
    最後に「引っかかった〜!」とか言って爆笑するのはやめて欲しい。
    姫には姫であって欲しい。
    でも、演じてるのが夏帆だもんね〜。何もないのも不自然。

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