加穂子さんは僕に人の愛とか善意を信じてもいいんだと思える力をくれるんです。
加穂子さんと一緒なら、もう、ひねくれたり他人を妬んだりしないで陽の当たる場所にいる勇気が出るんです。
だから…。
僕を加穂子さんの家族にさせてください。
過保護のカホコ 第8話
前回。
ばあばがついに自分の病気の事を家族に打ち明け、並木家は悲しみに沈む……。
だけではなく、当然「親族会議」である。
カホコはというと、就活ではなくて「婚活始めました。」
目的は ばあばに可愛い孫を見せるため……。
別れた別れた、あんなヤツ。
何か、ん~~前から元々何か合わないな~と思ってたんだよね。
ほら、ママが言ってたみたいにあいつとは人生設計とか価値観とか全く違うなって、やっと気付いたって感じ?
加穂子、大丈夫?
ん?
何か変なテンションになってるけど。
あんなに麦野くんと別れさせたがっていたママも心配するほどの不自然なテンション。
一方、麦野くんは…
別れたから。
えっ? 何で?
別に? あいつと俺が合わないって分かっただけ。
と、カホコの絵を描きながら、カホコと同じような事をイトちゃんに説明。
ばあばが病気の発表をした時にイトちゃんの表情が見えなかったので、彼女はどう受け止めたんだろうと思ったら、
この前、私の誕生会でそっちが出てった後、面白いことあったからさ。
おばあちゃんが、もうすぐ死ぬって告白しだしたの。
そしたら みんな笑っちゃうぐらいオロオロしちゃって。
通帳まで貰ってる可愛がられっぷりなのに、ばあばが死ぬって実感がないって…。
貰ったお金で遊びに行こうと麦野くんを誘う始末。
とことんグレてしまったねぇ。
いや、それはじぃじとばぁばが、お前の将来のために…。
と、まるでカホコのような説教をし、結局、イトちゃんをやりこめて追い出してくれる麦野くん。
並木家の親族会議は、いつものように揉め、姉妹は自分の都合ばかり言い合い、じぃじは家長なのに自分の悲しみだけに暮れ、みんなが自分の思うようにしか考えたり動けなかったりする中。
カホコと麦野くんだけがお互いの事と家族の事を考えている。
お見合いパーティでは相手に向かって麦野くんが口にするような説教しちゃうカホコ。
教子ちゃんが拾った子供を施設に送り届け、そこが麦野くんが居た施設だと絵で気づいたカホコは、見合いパーティでさくらのバイトをしていた麦野くんに、施設がお母さんからの手紙を預かっていると伝える。
麦野くんのお母さんは麦野くんを捨てたのではなく、死んだお父さんが作った借金返済のストレスで薬に走り、2度も施設に入れられていたから。
俺のことなら大丈夫だから。
結構、幸せにやってるし。
それに俺…いつか あなたに負けないすっばらしい家族つくりますから。
だから!
これからもずっと幸せでいねえと許さねえぞ、てめぇ!
…みたいな感じで。
今は新しい家庭で幸せになっているお母さんに、ちゃんと挨拶できた麦野くん。
カホコを連れて行ったのは、もちろん「幸せになる」相手を連れていきたかったからだよね。
加穂子~~~!会いたかったよ!加穂子~!
もう別れるなんて言わないでくれよ!加穂子~!
もう加穂子に会えないって思ったら怖くてたまんなくて、またず~っと独りぼっちかと思って…。
もう どこにも行かないでくれよ。
加穂子がいないと自分が嫌になんだよ。
自分の生きてるこの世界も嫌になんだよ。
もう、そんなの嫌なんだよ…。
お母さんが最後に置いて行ったお握りを食べて以来、嫌いだったお握りを頬張って、カホコの胸で泣く。
なんて可愛い2人なんだ…。
加穂子さんは僕に人の愛とか善意を信じてもいいんだと思える力をくれるんです。
加穂子さんと一緒なら、もう、ひねくれたり他人を妬んだりしないで陽の当たる場所にいる勇気が出るんです。
だから…。
僕を加穂子さんの家族にさせてください。
挨拶するも、もちろん泉さんは手ごわい。
カホコが麦野くんと別れて意外そうにしていたから、結構気に入りだしたのかなぁ…と思っていたんだけど甘かった(笑)
私…こんなの初めて!
さっきね、初君に「加穂子 加穂子」って名前呼ばれた時にね、気付いたの。
自分の名前を呼ばれるのって、こんなにうれしいことなんだなって。
自分の名前を 大好きな人にどれだけ呼ばれたかで自分が どれだけ幸せか分かるんだなって。
みんなの名前をいっぱいいっぱい呼んでみんなを幸せにできるような人生を歩みたい。
初君と一緒ならそれができるような気がするの。
初君は絵でみんなのことを幸せにできるすっばらしい人だから!
もちろん。
反対する泉さんである。
前にも書いたけれども、麦野くんは身内もおらず婿養子に入ってくれそうだから、カホコにはピッタリだと思うんだけど。
舅姑が居ない生活を娘に送らせてあげられるんだからいいんじゃないかな。。
もっとも、私が親でも今すぐは反対するだろうけれど。
とりあえず婚約だけにして、結婚は学校出てからでいいよね。
ばあばがもっと生きていてくれれば!
…というか、ばあばが居なくなったら本当に崩壊しそうな家だなぁ。
崩壊しないためにも、カホコのパートナーは麦野くんじゃなきゃ駄目よね。
カホコ(高畑充希)は家族の考え方を巡り初(はじめ)(竹内涼真)と喧嘩別れしてしまったことに激しく落ち込むものの、泉(いずみ)(黒木瞳)と正高(まさたか)(時任三郎)の前では超ハイテンションで振る舞い、病気の初代(はつよ)(三田佳子)にも孫が見せられるようにと婚活を宣言する。一方、なかなか絵に集中できない初のもとにはイト(久保田紗友)が現れ、自分と付き合わないかと迫っていて…。
早速婚活パーティーに参加したカホコだったが、今まで初に言われた言葉が次々頭をよぎり会話が弾まず、散々な結果に終わる。
その頃、並木家では初代の病気についての親族会議が開かれるが、治療費や世話について皆自分の言いたいことを言うばかりで足並みはバラバラ。
ついには各々が日頃から溜めていた不満を吐き出し、会議は決裂してしまう。婚活に敗れ帰ってきたカホコは、親族会議から逃れてきた初代に花嫁修業として料理を教えてもらうが、初代は無理やり初のことを忘れようとしているカホコが心配で…。
そんな中、泉から話し合いが揉めたことを聞いたカホコは、初代に1日でも長生きして欲しいという気持ちは家族全員同じはずだと話し、泉に仲直りを勧める。正高と初代はそんなカホコに今までにない成長を感じる。
解決策の見えない初代の病気と今後について、どうしても初に相談したいと思うカホコだったが、初から連絡が来るはずもなく…。
代わりに教子(きょうこ)(濱田マリ)から家に連れ帰ってきてしまった迷子(横山歩)を警察に連れて行くのに付き添ってほしいと連絡が来る。
男の子は養護施設から逃げ出してきたことがわかるが、送り届けた養護施設で目にした絵をカホコは幼い日の初が描いたものだと直感する!
初についての意外な過去を知ったカホコは初にますます会いたい思いがつのり…。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
※キャスト
根本加穂子(カエル) … 高畑充希
麦野 初(オオカミ) … 竹内涼真
根本 泉(ミーアキャット) … 黒木 瞳
根本正高(ライオン) … 時任三郎
国村 衛(オシドリ) … 佐藤二朗
国村 環(オシドリ) … 中島ひろ子
根本多枝(コアラ) … 梅沢昌代
根本教子(鮭) … 濱田マリ
富田厚司(ハムスター) … 夙川アトム
富田 節(トンビ) … 西尾まり
富田 糸(鷹) … 久保田紗友
並木初代(ゾウ) … 三田佳子
並木福士(ウサギ) … 西岡徳馬
根本正興(ナマケモノ) … 平泉 成
矢部 … 飯田基祐
※スタッフ
脚本 … 遊川和彦
演出 … 南雲聖一、日暮謙
プロデュース … 西憲彦、大平太、田上リサ
音楽 … 平井真美子
主題歌 … 星野源「Family Song」
コメント
スギヤマさん
>だけど、カホコと初くんはその辺りが、王道かもだけど凄く丁寧だから
好きになる気持ちがよく解る
そうなんですよね!
何となくくっついた2人ではなくて、積極的にしろ消極的にしろ「人の役に立つ」という視点で動いている2人が同じ方向を見ているから一緒になれたんですよね!ここ、すごくいい描き方。
>各家のゴタゴタも、誇張はあるけど身につまされます。
そうなんですよ…
これ、心から笑って見ていられる人は本当に羨ましいです。
ばぁばの病気が奇跡的に良くなってくれるといいなぁ。
巨炎さん
>朝ドラ撮影から着の身着のままでトンボ帰りしてきたように見えて
実家は会社経営で御曹司で一人っ子だったしね(笑)
>仕切りたがるが人望は無し
けれども、あの妹たちもあの姉がいないとブツブツ言ったり泣いたりしているだけで自主的には何もしないわけです。みんな自分勝手なのですよ(笑)
>なんて可愛い2人なんだ…。
じんわり泣けてくるほど可愛いですよね。
この娘のこの男子の、一体いつどこを見て好きになったんだ?って感じのドラマ(映画も)結構あるけど、
まあ、大抵運命とかなんやらで多少モヤッとしても、なんとなく無理くり納得させられちゃう
だけど、カホコと初くんはその辺りが、王道かもだけど凄く丁寧だから
好きになる気持ちがよく解る
見ている方も一緒に切なくなって、暖かな気持ちになって、応援したくなる。こういう感じ凄く好きです。
各家のゴタゴタも、誇張はあるけど身につまされます。
ばあばが存在してることで均衡をかろうじて保ってる泉さんの実家…
カホコと初くんがどう関わっていくのか、来週も楽しみです。
水曜ドラマ『過保護のカホコ』第8話
内容初代(三田佳子)の決意は、泉(黒木瞳)たちを動揺させる。麦野(竹内涼真)と別れることになったカホコ(高畑充希)は、お婿さんを見つけて結婚。子供を産むと、初代、泉に婚活を宣言。 だが、そんなカホコを、泉、正高(時任三郎)は、心配する。 敬称略 まさに、遊川和彦ワールド!! もちろん、褒めてます。 それが、今までで一番際だった感じか。 まあ。。。。それさえ、乗り越えれば、ナントカなる。。。。(笑) かなりハードルは高いけどね! 個人的に、もっとも気に入ったのは、 今までのように、あら…
過保護のカホコ 第8話
カホコ(高畑充希)は、家族の考え方を巡り、初(竹内涼真)とケンカ別れしてしまい、激しく落ち込みます。 それでもカホコは、母・泉(黒木瞳)と父・正高(時任三郎)の前では陽気に振舞い、病気の初代(三田佳子)に、ひ孫が見せられるようにと「婚活」を宣言します。 一方、絵に集中できずにいた初のところに、糸(久保田紗友)が現れ、自分と付き合わないかと迫って来ます。 当然、ここは上手く行…
過保護のカホコ 第8話
過保護のカホコの第8話を見ました。 カホコは家族の考え方を巡り初と喧嘩別れしてしまったことに激しく落ち込むものの、泉と正高の前では超ハイテンションで振る舞い、病気の初代にも孫が見せられるようにと婚活を宣言する。 「女はね、こうと決めたら切り替え早いんだから、いつまでも過去のことでウジウジしててもしょうがないっしょ」 「じゃあ、消去したら?メアドと電話番号」 「…え!?」 …
>見合いパーティでさくらのバイトをしていた麦野くん
朝ドラ撮影から着の身着のままでトンボ帰りしてきたように見えて笑いました。
やっぱり泉さんがラスボスですかねぇ。
仕切りたがるが人望は無し。
「自分がここの負担を負うから、後はアンタらで」
という発想が無い。
過保護のカホコ 「会いたい」
カホコ(高畑充希)、考え方の違いから、初(竹内涼真)と喧嘩別れしてしまい、試行錯誤。母親の泉(黒木瞳)にも分かる、変に明るいテンションになってみたり、病気の初代(三田佳子)にも孫が見せられるようにと婚活を始めたり、でも、奇しくも初も婚活先でバイトに来ていて巡り合ってしまい、仰天。親族会議は、すったもんだになり、イトは、初を誘って、初代からもらった貯金を使うまで、ぐれたり教子(濱田マリ)から家に連れ帰ってきてしまった迷子(横山歩)の子が、偶然、初がいた養護施設で、カホコは初めて、初の幼年時代の家族事情…