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【ギネ~産婦人科の女たち~】第8話

瀬川一代の卵巣から悪性腫瘍が見つかった。

状態は非常に悪く、出産が可能な28週まで放っておく事はできない。

医局では、卵巣の摘出をする事で意見がまとまった。

子どもはあきらめよう。

彼女には僕から話す。

須佐見も苦渋の決断をした。

やっぱり、この子は生まれてきてはいけないのね。

子どもは諦めたとして、5年生存率は何%なの。

須佐見は、ガンの治療は日進日歩であり、いつまでとは言えない、と答える。

病院に玉木を訪ねて、以前、玉木の患者だった

山本利香子がやって来た。

利香子は、屈託無く笑っていたが、玉木に対して

あの時の手術について真っ直ぐに疑問を投げかけてきた。

あの時、君島先生が、急患が来たから私の手術を

後に回せって言ったでしょう。

後回しになってなければ、私の子宮取らなくても

良かったんだよね。

あれは、仕方なかった。

子宮を摘出しなければ、キミの命は助からなかったんだ。

先生・・・あの時、私にピースしたよね。

どうして?

子宮なくなって、命助かって良かったねって?

先生は、子宮のない女の子を好きになれる?

なぁ、俺も実は子どもが出来ないかも知れないんだ。

精子に異常があるらしいんだ。

それでも、それなりに楽しく生きていくしかないだろう?

それって、慰めてんの?

ちげえよ。

励まし合ってんだよ。

君島は病院長から呼び出しを受け、須佐見が退職することと、

次の教授に君島を考えている事を伝えられる。

その条件は、現状の総合周産期母子医療センターの名を返上する事。

人事と効率の見直しを図ること。

そして、柊の解雇だった。

山本利香子のご両親が病院を訴えてきた。

君島は柊を庇うが、院長の意志は堅かった。

結論は早めに出してくれ。

迷うくらいなら、キミは要らない。

玉木は病院の帰り道、待ち伏せしていた利香子に刃物で刺された。

我に返って、病院に付きそうと言う利香子に

この事は誰にも言うな、と言い、玉木は1人で病院へ行った。

玉木のケガに気付いた木村看護士は、利香子に刺されたのでは、

と言い当てる。

患者さんの心って、こっちが想像するより繊細なのよね。

話を聞いていた柊は、利香子の家に行って、自分があの時の事を

説明すると言い出したが、玉木はそれを制止する。

彼女は、俺に怒ってるんです!

子宮を全摘した後、俺が・・・俺が流されて適当にピースしたり、

慰めるつもりで無神経な事を話したりした事に対して怒ってるんです。

あの時の事情をいくら説明しても無駄なんです。

先生は口を出さないで下さい!

解った。任せる。

大人になったわね。

貴女ならどうする?

と言う瀬川。

あきらめるしかありません。

それは、ギネとしての意見でしょう。

私は先生の気持ちが知りたいの。

先生だったらどうしたいか。

産んでも産まなくても死ぬなら・・・産みたいよね。

産んでも産まなくても必ず死ぬとは限りません。

先生が私なら産む。

それが答えだって理解した。

しかし、須佐見の反対は強固だった。

母胎優先?

私とこの子の気持ちは優先されないの?

この子を抱いて死にたいの!

染色体異常で、産まれてすぐに死んでしまう事が

初めから解っている妊婦に帝王切開を勧めた事で、

君島は柊に説教し、そして思った。

もしかしたら、教授夫人に赤ちゃん産めって言った?

貴女ならどうするかと聞かれました。

それで。まさか産むと言ったの?

黙っていました。

君島の顔色が変わる。

教授の方針を何故尊重しないの?

母親の体の中にいる子どものことは母親の意見が最優先です。

自分の価値観を他人に押しつけないで!

私が庇い切れないような事をしないでよ・・・

瀬川一代の意志は固く、腫瘍の摘出は28週待って

胎児を取り出した末に行われる事となった。

執刀は夫である須佐見自身が行う。

その議論の全てを、院長は見ていた。

     

やっぱり、このドラマを見ると泣けてしまう。

病気を見つけてくれてありがとう、と言う優美に。

産まれたばかりの子どもの遺体に触れる母に。

そして、瀬川一代の気持ちに。

第2話で、子宮を全摘出されてしまった女子高生の話が、

ここに来て出てくるとは思わなかった。

エピソードを回収すると言う意識は、ちゃんとあったらしい

自分のした事に対する責任をきちんと感じている玉木に

初めて感心したわ。

患者が自分の何に対して怒りを感じているのか、

ちゃんと解っている。

なるほど、大人です。

柊がまた自分の意見を主張し始めたので。。。

元に戻ってしまったと思う視聴者もいるかも知れないが、

今回は少し違う。

柊は自分勝手に意見を押しつけているわけではなく、

一代の場合も、18トリソミーの妊婦の場合も、

ただ母親の意見を弁護しているだけである。

あの場合は父親の意見に従わせるのが医者の仕事だと言う君島は。。。

「また訴訟にでもなったら困るわ」

と言う君島は、すでに組織側の人間になってしまっている。

どうしても子どもを抱きたい、と言う母親の気持ちは、

誰にも止める事はできない。

(。。。ま、私としては、子どもを産んだからって

楽しい事ばかりじゃないよ、と教えてあげたいけど~ )

誰の気持ちを優先するか。

そこに医者の気持ちや病院の都合が入ることはあってはならない、

と思うし、柊は患者の気持ちを守っただけ。

これで君島との間に亀裂が生じてしまったんでしょうね。

次回は最終回。

聖修医大を辞めて、新境地で仕事すると言う選択も

アリだと思うんだけど。

大学病院は組織力が凄すぎるし、柊のような医者には向かないと思うな。。。

【キャスト】

柊 奈智 … 藤原紀香

玉木 聡 … 上地雄輔

桧口涼子 … 板谷由夏

嶋えりな … 本仮屋ユイカ

藤木敦士 … 近藤芳正

須佐見 誠二郎 … 國村隼

榎原浩史 … 中村橋之助

君島紀子 … 松下由樹

瀬川一代 … 内田有紀

徳本美和子 … 西田尚美

徳本慎一 … 八嶋智人

徳本優美 … 吉田里琴

※最近、livedoorブログさんに時々トラバが飛ばないのです。

お返しできない方は申しわけありません。

また、承認制かどうか解らないために何個も飛ばしてる場合もゴメンなさいです~


 


コメント

  1. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >今ここで例の女子高生が出てくるとも思わなかったし、いきなり教授、という話が出てくるとも思わなかったし・・・。

    >(ましてやいきなりカッターで刺すとも思わなかった(^^;))

    女子高生の話は、2話で終わってしまった事の方が

    「これで良いのか」って状態だったので、ちゃんと

    エピソードとして回収されて良かったとは思うんですが、

    私もまさかこのタイミングで忘れられた頃にやって来るとは

    思いませんでした(^^;ゞ

    >誰かが決定的に間違ってる意見、ということではないのが難しいですよね。

    >それぞれの立場でそれぞれ考えてるわけですし。

    法律的には母胎優先なんですよね。

    だから医者が無理だと思ったら納得いくように患者に

    話さなければならないんでしょうね。

    でも、柊は一代に「死なないかも」と言ってしまったから。。。

    可能性があれば母親としては生みたいでしょうし。。。

    このドラマの医師たちは説明不足なんですよね~。

    >個人的には、柊は産婦人科医が居ない、といっていた離島に行くんじゃないのかなー、と思ってます。

    お~!へなちょこさんもそう思われました?

    私はそこまで頭が回らなかったんだけど、言われてみたら

    絶対にそうなりそうな気がしてきた(^▽^

    >あと、玉木は誰と結婚し、どの道を選ぶかも気になってます。

    私は玉木は嶋えりなとは結婚しない気がします^^;

    あんな基礎から解ってなさそうな人が留学したってね~。。。

    案外、柊と一緒に島に行っちゃったりして~^^;

  2. SECRET: 0
    PASS:
    今週は何だかいろいろ多方面に大きく動いてましたね。

    今ここで例の女子高生が出てくるとも思わなかったし、いきなり教授、という話が出てくるとも思わなかったし・・・。

    (ましてやいきなりカッターで刺すとも思わなかった(^^;))

    誰かが決定的に間違ってる意見、ということではないのが難しいですよね。

    それぞれの立場でそれぞれ考えてるわけですし。

    個人的には、柊は産婦人科医が居ない、といっていた離島に行くんじゃないのかなー、と思ってます。

    大学病院にも個人病院にも向いてない気がしますが(^^;、頼りがい、という点ではばっちりでしょうし。

    あと、玉木は誰と結婚し、どの道を選ぶかも気になってます。

    最終回、キレイにまとめてほしいですー。

  3. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >二者択一は人間の葛藤の根源ですが

    >今回は葛藤尽くしですな。

    命がかかってますもんね~^^;

    葛藤もしますよね。

    >玉木だってVサインをするべきかしないべきか

    >葛藤した・・・けれど

    >することが最善の結果ではなかったと

    >思い知らされる。

    あれはビミョーなシーンでしたよね。。。

    あの時、あの子は何故Vサインしたんだろ。

    「手術成功」のVサインだったんだろうか。

    そして、玉木は何故Vサインを返したんだろう。

    決して成功とは言えない手術なのに。。。

    と、ずっと気になっていたんですよね~。

    ここで、ちゃんと回収されて良かったです。

    >実は相手の意見がまとまるのを待つ手もありますが

    >それでは専門家としての立場がない。

    >葛藤です・・・。

    そういうモンなんですね。。。

    このドラマを見て、改めて医療の場では患者の気持ちだけが

    優先されるんじゃないんだと言う事が解って、

    ちょっとショックだったりもしてます。

    まぁ、でも確かに、子どもを抱いて死にたいと言う意見には、

    医者じゃなくたって同意できないですよね^^;

    生きられる可能性がほとんどないとなると。。。

    >無責任で下す決断ほど

    >心の休まるものはないですからねぇ。

    その通りでございます。

    端から見れば、ひたすら「おお~そう来たか」のドラマですわ。

    感情移入できる相手が、ほぼ居ないに等しい事も幸いしているのかもです。

    最終回、主役は少しは感情移入させてくれるのか。。。^^;

    でも、楽しみ♪

  4. キッド より:

    SECRET: 0
    PASS:
    本当にギネは面白いですねえ。

    二者択一は人間の葛藤の根源ですが

    今回は葛藤尽くしですな。

    どんな信念がある人も葛藤せずにはいられない。

    葛藤しないようにふるまう人も結局葛藤。

    玉木だってVサインをするべきかしないべきか

    葛藤した・・・けれど

    することが最善の結果ではなかったと

    思い知らされる。

    患者(妻)の意見か・・・患者の家族(夫)の意見か。

    君島は患者死亡の場合の遺族に同意したい。

    柊は患者の意志を尊重したい。

    実は相手の意見がまとまるのを待つ手もありますが

    それでは専門家としての立場がない。

    葛藤です・・・。

    決断を迫られるのが好きなタイプは

    もう・・・お茶の間で大満足なのです。

    無責任で下す決断ほど

    心の休まるものはないですからねぇ。

  5. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >私も今回の玉木には驚きを持って見ていましたわ~。

    >利香子の気持ちがそこまでわかっているなんて

    >案外いい医者になるかもしれないって。

    刺されるほど憎まれた事で、自分がやって来た事を反省したんでしょうか~^^;

    流されてるとこんな目に遭うよって。

    自分のやった事や言った事の何がまずかったのか、ちゃんと

    理解している所が柊よりも出来てる感じに見えちゃいました。

    柊は裁判まで起こされないと解らないんですもんね。

    >嶋医師との会話などは適当なところでしたが

    >本当に結婚して留学まで進むでしょうか??

    私は、えりなとは結婚しない。。。に一票入れときます~(^-^)/

    >徹底して患者の気持ち優先でしたね。

    >本来こういう医師のほうが患者に必要なのでしょうが

    >病院には難しいということになるのね。

    ikasamaさんが言っていらしたような事になるとしたら、

    それが一番柊に合ってる道かも、と思います。

    でも、そうなったらたぶん私が望んでいる元ダンとの

    ヨリを戻すって言うのは無いですよね~。。。

    ちょっと残念(>_<)

  6. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >夫婦で意見をまとめてもらうという君島にも一理あるし

    >子を身籠っている妻の意見を尊重するという柊の意見にも納得です。

    夫婦で相談する話ですよねぇ。。。

    医者の前でケンカする事じゃないわ^^;

    でも、今回の君島は、「教授の方針を優先」と言ったので、

    妻の方はどうでも良いんですよね。

    病院にとって問題が起こりにくい道を選択する、と言う

    君島の組織の顔が見えちゃって。。。やっぱり次期教授の椅子も

    ありますからね。

    柊の方が純粋に患者の気持ちに添っているように見えましたね(^^;ゞ

    >そして、いつも女性に流されていてばかりの

    >玉木がいつになく自分の意見を強く主張していたのには驚きました。

    >それだけ、あの時の出来事を悔やんでいたという事ですかね。

    刺されて解る過去の行いのまずさ。。。ですよね^^;

    流されてるとこんな目に遭う。。。と知った玉木が、

    この後えりなと結婚するかどうか。。。

    楽しみです^^;

  7. エリ より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >自分のした事に対する責任をきちんと感じている玉木に初めて感心したわ。

    私も今回の玉木には驚きを持って見ていましたわ~。

    利香子の気持ちがそこまでわかっているなんて

    案外いい医者になるかもしれないって。

    嶋医師との会話などは適当なところでしたが

    本当に結婚して留学まで進むでしょうか??

    >柊は患者の気持ちを守っただけ

    徹底して患者の気持ち優先でしたね。

    本来こういう医師のほうが患者に必要なのでしょうが

    病院には難しいということになるのね。

    エピが増えすぎた気がしないでもないですが

    最終回でどうまとめるのか楽しみです。

  8. ikasama4 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    夫を思う気持ち

    妻を思う気持ち

    お腹の子を思う気持ち

    夫婦で意見をまとめてもらうという君島にも一理あるし

    子を身籠っている妻の意見を尊重するという柊の意見にも納得です。

    どちらを優先するかなんて

    簡単には決められない事ですね。

    一方で君島の考えも分からなくはないです。

    そして、いつも女性に流されていてばかりの

    玉木がいつになく自分の意見を強く主張していたのには驚きました。

    それだけ、あの時の出来事を悔やんでいたという事ですかね。

    玉木がこの先どうなっていくのか

    というか、どうしたいのか

    全然予想がつきません ̄∇ ̄ゞ

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