美和(井上真央)は懐妊した銀姫(田中麗奈)の世話に大忙し。一方、藩では椋梨藤太(内藤剛志)による粛清が続き、ついには伊之助(大沢たかお)も処刑されることが決まってしまう。美和は彼を救いたいと思うが何もできない。そんな折、女中の日出(江口のりこ)が宴の席で椋梨に毒を盛るように美和をそそのかす…。誰にも告げたことのない伊之助への想いを胸に焦りを募らせる美和。そしてついに伊之助の処刑の日がやってくる…!
(あらすじ「Yahoo!TV」より引用)
花燃ゆ 第三十一話「命がけの伝言」
先週、ぼんやりと過去の記事を振り返ってみたら『八重の桜』では何と29回ですでに
鶴ヶ城が開城され…つまり会津戦争は終了していたのでした。
30回からは城を出た八重さん達が「会津藩」を背負って苦労するという、あまりどうでもいい
新章……あ、失礼……個人的にはここはまだオダジョも出てこないもんで、つい…。
つ、つまり~…
まだ早いような気がしていたけれども、もうそろそろ戊辰戦争終らせてもいいんじゃね。
どうせ伊之助さまも主人公も明治の人なんだしさ~~。
そして、鶴ヶ城のことを思い出すと、つくづくしみじみ、あっちの奥は緊張感と悲壮感と、
殿と会津のために必死な女たちが描かれていたなぁ…と。
照姫様をお守りし、この人のために尽くしたいと視聴者すらみんな思ったものだったなぁと…。
お、思い出話が尽きませんで……
じゃ今週も勝てば官軍側のノンキな奥物語な。(←まだ勝ってないはずだがな)
元治元年12月。
野山獄に捕らわれた伊之助さんや兄の松島剛蔵らは椋梨藤太の倒幕派一掃運動により、
命の危機に曝されていました。
そして、奇兵隊が解散しないことに業を煮やした椋梨は、幕府に「さらなる恭順の意を示すため」
という名目でついに松島ら6名を斬首刑に処したのでした。
このままでは伊之助さまも斬首されると、美和さんの元へ頼みに来る寿姉。
お願い!
なんとかお前の力で…このとおり!
旦那様をお助け下さい!
姉上……
いくら朝ドラヒロイン力があっても、それは無理というものよ……。
しかし、ヒロイン力を無理やり施行しろよ、と日出さんが美和さんに毒を渡します。
もちろん、日出さんのやる事はただの意地悪ですから、椋梨さまの方にも「毒盛られますよ」
とチクリ済み。
その日、椋梨さまは都美姫さまからの呼び出しを受けて奥へ参っておりました。
生まれ来る子のための祝儀、奉納、すべていわれあっての事。
ばかばかしいとお思いか?
かように奥で執り行われる歳時。
姫の懐妊により行われるはずの着帯の儀、安産祈願の祈祷…。
ただの女たちの退屈しのぎとでも?
今、お家がこのような苦境にあればこそ。
お世継ぎができる事がどれほど大切か。民がどれだけ安堵するか。
毛利家は代々続く。
それを内外に示す祝儀を自粛などもっての外。
銀姫さまご懐妊に関する儀を自粛しろとの要請に対するクレームでございます。
だからさ……
毛利家が代々続くかどうかの瀬戸際に立っているわけじゃん、なう!
自粛しようって言い出すよね…あんたらの方からね。普通ね。
この都美姫さまのキャラがノンキでKYで贅沢馬鹿で、本当にお気の毒だよ毛利家。
しかし、椋梨さまはそれどころではありません。
美和が酌している酒が毒入りの予定なので気になって仕方ないわけです。
で、
そなたもどうじゃ?
とか言ってみるわけです。
あのさ~~こんな場で一介の女中に酒なんて勧めて受けるわけないだろ…
と思ったら、
美和。客人の勧めぞ。
美和。
と、奥方と園山さまが2人して受けるように言い出すじゃありませんか!!
ありえねーーー…普通、下がらせるべ。
受けろとか言うか?言うか?
ま、もちろん毒とか入ってないんで、飲み干す美和さんでありました。
どうせ史実なんてもうどうでもいいんだし。
主人公が活躍していればそれでいいんでしょ。史実なんてどーでもいいんでしょ。
だったらもういっそ、ここで美和さんが椋梨さんを毒殺しちゃえばいいじゃん。
ま、椋梨さんを殺したって長州がどうなるわけでもないけどね。
しかし美和さん、ここで思わぬ暴挙に出るのだった。
お願いがございます…小田村様をお助け下さい!
ご無礼は重々承知の上でございます。
ですがどうしても椋梨様に…。
なくてはならんお人です!
これからの長州藩を背負って立つお方です!
どうかお助け下さい!
何なら代わりに私の命をお召しとりに…。
いやいや…あんたの命なんて召してもホントーーーーになんの役にも立たないから。
ここでお手打ちになっちゃえば最終回なわけだが、城内の座敷牢に入れられる美和さん。
そこへ、羊羹ですっかりヒロインに陥ちた銀姫さまがやってきて外に出してくれるのだった。
姫様…。
命に代えても惜しゅうない大事なお人なのであろう?
私の…初恋の人にございます。
おいおいおい……
あーーなんかもう、変すぎるなどを通り越して気持ち悪いっす。
この後、野山獄まで辿り着いたヒロインと伊之助さまとの間で最期のお別れ
が長々と行われるわけだが……。
どうせ別れない事を知っているので、長い!としか思えないのだった…。
兄上が何をなしたかなさんかったか。
それは私には分かりかねます。
されど今までどう生きてこられたか。それなら分かります。
私にとって兄上は空のような方でした。
私が初めて会うた…。
気付けばふとおって、いっつも見守って下さって。
たくさん大事なものを下さいました。
寅兄さまに友情を。
久坂には温情を。
寿姉さまには家族を。
皆、兄上を通して美しいものを知りました。
小田村伊之助様。
あなたは「至誠」そのものです。
まぁね……
この人がヒロインでこの人がその相手なわけだから、こうなるのが当然なワケだが。
小田村伊之助…持ち上げられすぎ……。
そして、
あの者が来てからどうも騒々しい。
この先、何かよからぬ事を謀りそうな…。
不穏な芽は早めに摘んでおかなければ。
とか言うけど、園山さま、その者を城に雇い入れたのはあんた自身だから!
忘れてんの?ぼけてんの?
いよいよ処刑執行の日。
牢から出されて斬首されるってその寸前に、
高杉晋作、下関にて挙兵。
の知らせがお城へ届く。
ご城下、今や大変な騒ぎにございます!
と、そうせい候にひれ伏する伝令くんが……
なぜか世子の若殿!!!!
うーーん…ほんと、恐ろしい花燃ゆの常識世界。
そして、先週「功山寺決起は、どうせナレスルーだろ」とかいうツイを見て「まさか」と
思ったわけだが……それ、ほんとかも。たぶん。そうなる予感。
だって、赤禰武人終了のお知らせも「紀行」だし~~……。
山縣有朋、突然ひっそりと出てるし~~……。
お前、だれ!?
と、
あいつ何処行った!?
の連続っすよ………。
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※キャスト
杉文 … 井上真央(子役期:山田萌々香)
吉田松陰 … 伊勢谷友介(子役期:板垣李光人)
小田村伊之助 … 大沢たかお
久坂玄瑞 … 東出昌大
杉百合之助 … 長塚京三
杉滝 … 檀ふみ
玉木文之進 … 奥田瑛二
杉梅太郎 … 原田泰造(子役期:石津侑輝)
杉寿 … 優香(子役期:香音)
杉敏三郎 … 森永悠希(子役期:山田瑛瑠→大橋律)
杉亀 … 久保田磨希
玉木彦助 … 冨田佳輔
杉豊 … 信太真妃(子役期:梅崎音羽)
吉田小太郎 … 中野遥斗
久坂久米次郎 … 大西統眞(幼少:太田琉星)
毛利敬親 … 北大路欣也
毛利都美子 … 松坂慶子
銀姫 … 田中麗奈
園山 … 銀粉蝶
潮 … 鷲尾真知子
鞠 … 石橋杏奈
日出 … 江口のりこ
志乃 … 高橋由美子
国島 … 白石加代子
桂小五郎 … 東山紀之
周布政之助 … 石丸幹二
椋梨藤太 … 内藤剛志
椋梨美鶴 … 若村麻由美
松島剛蔵 … 津田寛治
宮部鼎蔵 … ビビる大木
長井雅楽 … 羽場裕一
山県太華 … 藤田宗久
来島又兵衛 … 山下真司
内藤一馬 … 田中仁
来原良蔵 … 松本実
福原越後 … 西岡秀記
井上聞多 … 石井正則
白石正一郎 … 山本譲二
中原復亮 … 堀井新太
毛利元徳 … 三浦貴大
高杉晋作 … 高良健吾(子役期:山崎竜太郎)
吉田稔麿 … 瀬戸康史
伊藤博文 … 劇団ひとり
入江九一 … 要潤
野村靖 … 大野拓朗
前原一誠 … 佐藤隆太
寺島忠三郎 … 鈴木伸之
品川弥二郎 … 音尾琢真
赤禰武人 … 阿部亮平
山縣有朋 … 永岡佑
松浦松洞 … 内野謙太
入江すみ … 宮崎香蓮
吉田ふさ … 小島藤子
吉田イク … 芳本美代子
梅田雲浜 … きたろう
小野為八 … 星田英利
山根文季 … 平田満
内藤一馬 … 田中仁
井上雅 … 黒島結菜
小田村志乃 … かたせ梨乃
金子ツル … 麻生祐未
高須久子 … 井川遥
福川犀之助 … 田中要次
富永有隣 … 本田博太郎
大深虎之丞 … 品川徹
吉村善作 … 日野陽仁
高須 糸 … 川島海荷
辰路 … 鈴木杏
金子重輔 … 泉澤祐希
間部詮勝 … 堀部圭亮
石谷穆清 … 橋本じゅん
沖田総司 … 賀来賢人
近藤勇 … 中村昌也
金太郎 … 大河内浩
黒川嘉兵衛 … おかやまはじめ
長野主膳 … 祖父江進
山田浅右衛門 … 松本真司
井伊昌子 … 吉沢梨絵
徳川慶喜 … 森慎太郎
徳川家茂 …
井伊直弼 … 高橋英樹
西郷吉之助 … 宅間孝行
阿久根 … 山崎潤
島津久光 … 江口直人
三条実美 … 上杉祥三
尾崎三良 … 緋田康人
鷹司輔熙 … 小須田康人
三条西季知 … 大槻修治
近衛忠熙 … 瀬川菊之丞
坂本龍馬 … 伊原剛志
梅田雲浜 … きたろう
沼崎吉五郎 … 佐藤二朗
幾松 … 雛形あきこ
宮部鼎蔵 … ビビる大木
平六 … 春風亭昇太
吉川経幹 … 寺十吾
古高俊太郎 … 小久保寿人
スポールディング … クリス・ダーバル
ウィリアムズ … マーク・チネリー
タウンゼント・ハリス … リー・ロングショー
ヒュースケン … ヨヒアム・ヨンケーレ
トーマス・グラバー … ジョン・オオクマ
語り … 池田秀一
※スタッフ
脚本 … 大島里美、宮村優子、金子ありさ
音楽 … 川井憲次
題字 … 國重友美
制作統括 … 土屋勝裕
プロデューサー … 堀之内礼二郎
演出 … 渡邊良雄 、末永創
公式サイト http://www.nhk.or.jp/hanamoyu/
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※トラバが一発でお返しできないブログさまがあります。
何度か試して不可能な場合はあきらめています。無視ではありません。ご了承を~
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珍大河『花燃ゆ』と史実◆30回「お世継ぎ騒動!」の続きです。
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【花燃ゆ】第31回感想と視聴率「命がけの伝言」
【第31回の視聴率は8/3(月)か8/4(火)追記予定】 副題「命がけの伝言」
花燃ゆ 第三十一回
『命がけの伝言
「命がけの伝言〜二度と会えぬならこの身を」
内容
椋梨(内藤剛志)による改革派への粛清が続くなか、銀姫(田中麗奈)が懐妊。
銀姫に気に入られた美和(井上真央)は、今まで以上に尽くし始める。
だがそのことを良く思わない女中たちもいて。。。。…
花燃ゆ #31「命がけの伝言」
公式サイト 美和(井上真央)は懐妊した銀姫(田中麗奈)の世話に大忙し。一方、藩で
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」第31回「命がけの伝言」
ビックリしましたよ・・いえほら、ドラマストーリーブックでの今回のタイトル!「義兄への告白」ってなってたんですよ~。一体全体戦隊艦隊、何が始まるモノやらあああ~と、目を皿のようにして待っていた所が、今回放映に際しては「命がけの伝言」・・これまた誰が誰に伝言なさいますのやら、それでなくてもエスパーぞろいの当作に置いてそんなシチュが成り立つのかどうか疑問が疑問を呼ぶ怒涛の日曜日ではございますけど!…
花燃ゆ 第31回「命がけの伝言」〜私にとって兄上は空のような方でした
「私事で動くとは、恥を知れ!」
銀姫(田中麗奈)は美和(井上真央)の頬をたたく。
そして、言う。
「小田村殿に会いにいけ」
いいですね、このふたりの関係。
ともに戦う同志という感じ。
大河ドラマの主人公が女性の場合、どうしても男たちとの友情や連帯…
大河ドラマ「花燃ゆ」 #31 命がけの伝言
椋梨による粛清。
幕府に従おうと動く長州藩と、それに逆らう形で動く松下村塾の面々。
かねてよりたてしこころのたゆむべきたとへこの身はくちはてぬとも・・・初恋ですから(井上真央)
そうだよね・・・松島剛蔵の辞世よりも・・・主人公の初恋の方が大事だ。 ・・・なわけないだろうがああああああああああっ。 心に秘めた初恋を・・・死刑囚に打ち明けるために・・・萩城の奥御殿を飛び出して・・・城下の野山獄に走る奥女中・美和・・・しかも、その相手は姉の夫だった・・・。 まあ・・・あくまでフィ