NHK朝ドラ【とと姉ちゃん】　第54回　感想

タイピストとなって一年半、常子（高畑充希）は確かな戦力として認められるようになっていた。
鞠子（相楽樹）は大学の文学研究会で充実した日々を過ごし、美子（杉咲花）も得意の裁縫の腕前を発揮し青柳で重宝される存在となっていた。
そんな中、毎週甘味どころで互いのことを報告してきた帝大生の星野（坂口健太郎）は、常子にあるおもいを伝えられずにいた。
その帰り、二人は突然男に呼び止められ不謹慎ととがめられてしまうが…
(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「とと姉ちゃん」第9週「常子、初任給をもらう」　第53話

　　　　

 

※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。

 

簡単に…本当に本当に簡単に。

 

鬼畜な「小橋家だけすき焼き」から1年が経ち、すっかり杉崎花ちゃん化した美子。

花ちゃんは自分的にはいつまでも「なぞの転校生」D-8世界の姫である。
(正直、印象の悪い役が多くて可哀想な子なんだが、なぞ転では株が上がったよねー)

 

お願い、とと姉ちゃん。
三つ編み直してくれない？

今忙しい。

え～。

ちょっと直すぐらい自分でできるでしょ？
　

 

以前は、別に編んでもいない1分で梳かせるような美子の髪をいつまでもとかしてたじゃんか…。
あれこそ何やってんだと思いながら見てたけどね…。

 

今日までの作業があってぇ。ｴﾍﾝ

と、また仕事を持って帰ってきているらしい常子。

家にタイプがないのに何を持ち帰るものがあると？
あ、手書き？
まだ「困っている人」を助けてるんだね。へーーすごいーー。ﾎﾞｰｰｰ

 

本日はほぼ昨日の続きで、すき焼き放送事故から1年後の小橋家。

 

小橋さん。それが終わったら原稿の整理手伝って頂けない？

かしこまりました。

あ～取られたかぁ。
私もお願いしたかったのに。

あ～…終わったらお手伝いしましょうか？

 

タイプの仕事も貰っているし、何か人気者になってる(笑)
いつの間にか制服いじめ放送事故が片付いた学生時代と同じだ。
ああーーこれが「伏線回収」ってやつかしら？へーーﾎﾞｰｰｰ

でも、今日も真野ちゃんが可愛いから別にもういいです。
　　

 

美子は成績が悪いらしく、みんなの前で姉さんたちよりも出来が悪いと先生にdisられる始末。
せんせーーそんなことしたらモンペが乗り込んできますよ。

 

文学を学ぶのが楽しくてたまらないらしい鞠子の学生生活だけが微笑ましい………と思ったけれども、

小橋君の発表は相変わらず出来がいいな。
君の後に発表するのが憂鬱だよ。

 

と声を掛ける木戸くんの目つきがちょっとペタッとした感じ…。
鞠子、まさかこの男と結婚する流れとか……？
彼はクイズが大好きですよ。(ぃゃ、それは「ごめ青」

 

お勉強がイマイチな美子の楽しみは青柳で職人さんたちの繕いものをしてあげること。

もう学校なんて辞めてしまって、殴られても「私はミシンが好きなんや！！」と洋裁職人への道を歩むんや。
　

 

「昭和14年9月。ヨーロッパで第二次世界大戦が勃発。
一方日本では日中戦争の打開のために国家総動員法が成立。
戦時に際した人・物の国家統制が進んでいました。
暗い時代の足音は常子たちの暮らしに迫ってきていたのです。」

と、時代は戦争に向かっているのですよと一応解説。
森田屋では「松」をやめることになった。

竹弁当だけにするって事ですか？

 

というか、まだお弁当作っていたんですねぇ……
いや、最近、集まって喋ったりしているところしか見てなかったもんでね…。

 

あの…木材の方は大丈夫なんでしょうか？

と心配する かか。

え、ここで聞く？
真裏にある自分の実家で聞けばいいじゃんか。

 

みんな深刻そうに相談してた。

えっ？
何で知ってるの？

 

あ～美子。
また縫い物しにおばあ様のところに行ってたの？

 

この咎め方も何だかね…。
まるでまだ実家といざこざしているみたいじゃないですか。
ま、美子以外はお祖母さまの所へ行く目的は金だけなのだから仕方ないですね…。

もっとも、この会話の意図は、

縫い物もいいけどちゃんと勉強もしなさいよ。

らしい。

この後でも とと姉が帰ってきたら、刺繍をババッと隠すシーンがあったし、いいじゃんか。勉強のフリして漫画描いてたわけでもないのだから(覚)

隠さなきゃいけない事があるって可哀想。
このままでは美子が嘘つきに育ってしまいます。

しかし、美子も「お金出してるの鼻にかけて」はいけませんよね～。
平成のご時世では「稼いでくる人」と「仕事」を軽んじる風潮があるけれどもここは昭和。
大黒柱の権限は絶対です。

美子、ととが亡くなった時に小さかったんだし「稼いで育ててくれている人」に対する感謝はもっと欲しいよね。

まぁ…職業描写が薄くて、いつも何処かから金が沸いてる感じだから仕方ないか～～ﾎﾞｰｰ。

 

さて、そんな小うるさい とと姉のお汁粉デートは続いている。
どうしてもプロポーズできない星野くんなのだった。
　　

 

学生時代は「男の人と2人でふしだら」と言われた常子だったが、その反省も踏まえずのここ。

通りがかりの見ず知らずの軍人でもない男にいきなり

時局を何と心得るか！
大陸では皇軍将兵が東亜の安寧のために戦っているという時に乳繰り合い、風紀を乱し、恥ずかしいと思わんか！

と、怒鳴られるのであった。

ぇ…いきなりどうしたの？
女にでもふられたばかりなの？

ドラマの空気が全然戦争に向かっている感じがしないのに、こんなシーン入れられてもね…気が狂った通行人Aにしか見えないんですけど。おまわりさーーん！

 

僕たちは乳繰り合っていた訳ではありません。

「乳繰り合う」とは男女が密に会って情を交わし合う事を意味します。
情を交わし合うとは、すなわち…性行為を意味している訳です。

 

何言ってんだ？お前。

つまり、そのような事が一切ない僕らに対して「乳繰り合っている」と言うのはお門違いであり、全くもって間違った言葉の使い方であると言えます。

間違った言葉遣いをする事こそ風紀の乱れにつながるのではないでしょうか！以上です！

 

頑張る星野さんである。

星野さん、学業を中断して実家に戻るのかもね。
　

 

　　
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※キャスト

小橋 常子 … 高畑充希（子役期：内田未来）

小橋 君子 … 木村多江
小橋 鞠子 … 相楽樹（子役期：須田琥珀）
小橋 美子 … 杉咲花（子役期：川上凛子、根岸姫奈）
小橋 鉄郎 … 向井理

小橋 竹蔵 … 西島秀俊

青柳 滝子 … 大地真央

隈井 栄太郎 … 片岡鶴太郎
青柳 清 … 大野拓朗
森田 まつ … 秋野暢子
森田 宗吉 … ピエール瀧
森田 照代 … 平岩紙
森田 富江 … 川栄李奈
長谷川哲典 … 浜野謙太
中田 綾 … 阿部純子
星野 武蔵 … 坂口健太郎

早乙女 朱実 … 真野恵里菜
多田 かをる … 我妻三輪子
諸橋 道子 … 野村麻純
島田 早紀 … 菅野莉央
山岸 隆一 … 田口浩正
坂田 徳之助 … 斉藤暁
佃 博文 … 斉藤洋介
田所竜子 … 志田未来
梢(カフェ「浪漫」) … 佐藤仁美
木戸稔 … 白洲迅

玉置茂雄 … 大内田悠平
玉置正雄 … 加藤諒
玉置幹雄 … 藤野大輝
山田 … 田中幸太朗
杉野栄治 … 田山涼成
大迫博文 … ラサール石井

東堂 チヨ … 片桐はいり
花山 伊佐次 … 唐沢寿明
五反田 一郎 … 及川光博
谷 誠治 … 山口智充
水田 正平 … 伊藤淳史
花山三枝子 … 奥貫薫

ナレーション(語り) … 檀ふみ

※スタッフ

脚本 … 西田征史
演出 … 大原拓、岡田健、藤並英樹、松園武大
プロデューサー … 盆子原誠
制作統括 … 落合将
音楽 … 遠藤浩二
衣装監修 … 黒澤和子

主題歌 … 宇多田ヒカル「花束を君に」

公式サイト　http://www.nhk.or.jp/totone-chan/

 

 

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