弁当を間違えて配達してしまった常子(高畑充希)たち。
「味」と「信用」を守るため、常子や鞠子(相楽樹)、君子(木村多江)たちは一軒一軒謝罪して回る。途中、長谷川(浜野謙太)から慰めに言われた一言から、高い弁当を配った客にも謝り始める常子。
「別に来なくても」と不思議がる客たち。
だが、まつ(秋野暢子)は、その心意気を褒める。
そして祖母・滝子(大地真央)は、ますます常子を跡継ぎにしたいと思いを強くする…。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「とと姉ちゃん」第4週「常子、編入試験に挑む」 第21話
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
簡単に。
高い金払って安い弁当つかまされりゃ怒るのも無理ねえよ。
…ったく。大事な五八さまだったのによ。
五八さま?
お得意様よ。
五と八で五×八・四十。
つまり始終来てくれるお客さん。
…長年流通に関わって生きてきたが、初めて聞いた、こんなの。
昨日「間違えたの積んだ長谷川じゃ…」と書いたわけだが、それは物すごく早く解決した。
ひょっとしたらなんですけど…
リヤカーに弁当運ぶ時に台にぶつかっちまって弁当の上に載っかってた紙落としちまいましてね…。
拾って乗せ直したんですけど、その時に松と竹、入れ代わっちゃったのかな~…なんて…。
長谷川が自らの罪を告白~~。
すごく素直で良い人……だよね………。
あるいは……
キャラクターの掘り下げが何だか浅い…とも言えるかも~。
私ゃまた、長谷川が自分の罪をなかなか言い出さず小橋一家に責任を被せられて…みたいなベタ展開になるのかと予想していたのだが、意外な事にそうはならなかったのである。
ま、そんなのウダウダと見せられたくなかったからいいけど。
私らが落としちゃいけないものは2つあるんだ。
それは、味と信用…ということで、竹の弁当を配った家一軒一軒に御代を返して謝罪して回る事になる常子たち。
そこはさ…
信用を取り戻したいなら店主が行かなきゃ駄目なんじゃねーの…
と思うのであった。
新入りが頭下げに来たって信用って取り戻せない気がする。
お得意様なのに軽く見やがって…ってヤツですよね。
常子発案の
間違えて松のお弁当を届けたお客様にも謝らなきゃいけないと思います。
昔、大切な人と竹のお弁当を食べた思い出があって、どうしてもまたあのお弁当が食べたいっていう方もいらっしゃるかも。
も、私はどうかと思う…。
私だったら、まず「えっ、自分たちが間違って持ってきたのに差額を徴収しにきたのかYO!」と、思ってしまうだろうなぁ。
で、謝られても何だかバツが悪いっつーか…
高い方を食っちゃってごめんねって気分になりそう。
物語的には、これによってお客さん達が店の誠実さを認め、今まで竹だった人も松を頼むようになりました…みたいな運びになるんだろ…たぶん。
だから、
私は、そういう心意気が大事なんじゃないかなと思ったんです。
たとえ、こちらが損な目に遭うような事があっても間違った筋は通しちゃいけないっていうか…。
長くお店を続けていく上でそういう事が大事なんじゃないかなと思ったんですけど。
と言うヒロインのお考えも全く響かなかったんですよね、すいません。
高いものを安く配ってしまったお客の「お得な思い」をしてしまった部分はスルーしといてあげるのが親切ってもんだと思うのだった。
そして、一番の「誠実」は店主やそれに準ずる人が謝罪して回ることだよね。
新入りに回らせて上から見てるってのはどんなもんだろう。
下の者のミスを上が謝る。
それがちゃんとした会社じゃね…。
とりあえず、今日解った事は、長谷川は意外と裏表なく素直。
そして照代さんも別に笑顔に裏はないらしい……
だとしたら…紙ちゃんの笑顔、別に恐くないからそんな事言わないで。
キャラクターに裏がない。良い人ばかりで良かったなぁ…ということではなく、キャラクターの設定が浅いなぁ…とつい思ってしまう。
昨日の滝子さんとまつさんの変わらぬやり取りは、面白みがないやり取りの繰り返し…のようには私は思わず、
「家出した娘さん一家は預かりますよ」「お願いします」
という、口に出せない心の内がやり取りされたようで、この2人の女将のさり気ない思いやりのような物を感じていたのだが…
もしかしたら、本当にただのベタなやり取りだったらどうしよう。
まつだけではなく宗吉までもが青柳から出てきた君子の境遇に野次馬的に触れて来ないのは思いやりのある人たちだからだと思い込んで観ていたのだけど。
もしかしたら脚本が面倒だから触れていないだけだとか、そんな真相だったらどうしよう。
よろしければ→【2016年4月期・春クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
※キャスト
小橋 常子 … 高畑充希(子役期:内田未来)
小橋 君子 … 木村多江
小橋 鞠子 … 相楽樹(子役期:須田琥珀)
小橋 美子 … 杉咲花(子役期:川上凛子、根岸姫奈)
小橋 鉄郎 … 向井理
小橋 竹蔵 … 西島秀俊
青柳 滝子 … 大地真央
隈井 栄太郎 … 片岡鶴太郎
青柳 清 … 大野拓朗
森田 まつ … 秋野暢子
森田 宗吉 … ピエール瀧
森田 照代 … 平岩紙
森田 富江 … 川栄李奈
長谷川哲典 … 浜野謙太
中田 綾 … 阿部純子
星野 武蔵 … 坂口健太郎
玉置茂雄 … 大内田悠平
玉置正雄 … 加藤諒
玉置幹雄 … 藤野大輝
山田 … 田中幸太朗
杉野栄治 … 田山涼成
大迫博文 … ラサール石井
東堂 チヨ … 片桐はいり
花山 伊佐次 … 唐沢寿明
五反田 一郎 … 及川光博
谷 誠治 … 山口智充
水田 正平 … 伊藤淳史
早乙女 朱実 … 真野恵里菜
山岸 隆一 … 田口浩正
ナレーション(語り) … 檀ふみ
※スタッフ
脚本 … 西田征史
演出 … 大原拓、岡田健、藤並英樹、松園武大
プロデューサー … 盆子原誠
制作統括 … 落合将
音楽 … 遠藤浩二
衣装監修 … 黒澤和子
主題歌 … 宇多田ヒカル「花束を君に」
公式サイト http://www.nhk.or.jp/totone-chan/
とと姉ちゃん(part1) [ NHK出版 ] |
暮しの手帖 2016年4月号 【特集】 『暮しの手帖』を創ったしずこさん(連続テレビ小説 『と… |
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暮しの手帖別冊 しずこさん「暮しの手帖」を創った大橋鎭子 2016年 04月号 [雑誌] |
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コメント
五八さま>『とと姉ちゃん』第21話
シベリアって全国的な食べ物ではないらしいけど私的には懐かしのお菓子なので堂々と登場したのが嬉しかったでも、あんなデカいのは見たことないあんだけデカいのを食べたい!……
五八さま>『とと姉ちゃん』第21話
シベリアって
全国的な食べ物ではないらしいけど
私的には懐かしのお菓子なので
堂々と登場したのが嬉しかった
でも、あんなデカいのは見たことない
あんだけデカいのを食べたい!
…と思う今朝の風景であった
…ひじゅにですが何か?
「良い人、働き手にもらったもんだ」byまつ
長谷川さんの名が不自然に出されたから
犯人は長谷川さんってオチか…
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>往来で老舗のおかみさん同士が大きな声でののしりあうって野暮だねえ
って思っていましたがお互い、次世代に不安を抱えた者同士だったのかもしれません。
お互いに親だから、察したり似たような部分に同情したりというところはあるのだと思います。
本当にまつさんが滝子さん憎しで悪口言うのならば「そんなんだから娘と孫に捨てられるんだ」と言ってしまうのが一番堪えるでしょうし、そういう風には決して言わず預って見守ってやっているつもりの思いやり……なんだと思っていたのだけど^^;そうであってほしいです。
>それにしても「松」と「竹」の違いを外から見分ける方法が「重さ」だったとは!
そりゃー間違えるわ、今まで間違えずにすんできたのがすごいです。
弁当の映像が一種類なのでよく解らないんですがオカズの数が1、2品違うって感じなんですかねぇ…。
森田屋さんはぜひこの機会に包装紙に見分け出来る工夫をしていただきたいです^^;
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>そろそろドロップアウトと思っていましたが、大地真央、ピエール瀧、紙さんと、なかなか魅力的なキャストが出てきましたので、見続けております。
東京編はキャストが魅力的ですよね^^
>確かに、こういった間違いは責任者がお詫びに行かないといけませんので、後から褒めてもちっとも説得力はありませんね。
新人に行かせるとかブラック企業ですわ(笑)
>良くも悪くも誤ったものをお届けしてしまったこと、これは信用問題ですから。相手がトクをして、なんか言うときまずいんじゃ?という時も、正直にお伝えするよう、スタッフには指導しています。
あーそうですね。確かに松を竹と間違えた事は伝えないと後々クレームの元になるし、間違えた事は詫びなくてはならないなと思います。
言い方、ですよね。
お客さんが高い方を食べてしまった事を詫びられて嫌味に感じないような言い方を考えないと。
あと、まぁ、個人的には「思い出の弁当」がどうこうが響かなかったので、全体的に響かなかったんですよね(笑)
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>ただ最初に言い出した場には、まつさん居なかったと思うし
お得意さんには改めて彼女が足を運んだという事で(汗。
まつさんも居ました~。
一軒一軒謝って御代を返すと言っていたのはまつさんです。
まつさんが改めて足を運ぶ…それは当然ですよねぇ…ホント。
>これは「竹でこんなにいいの?」でもう一回注文した時に
がっかりする事もあるので、きっちりしといた方がよいかと。
あーー何らかの形で間違えた報告はしなければならないですね。
そうか。では回ったのは正解ですね。
>宗吉さんは商売敵と将棋指している時の顔が素で
強面は威厳を保とうとしているのでしょうか。
店は母親の仕切りで、威張る事で自分を保っているのかも知れません。
>後、君子さんが娘を庇ったら結果的に自分が褒められるのはいい感じ。
まつさんは贔屓目のない良い人ですよね^^
とと姉ちゃん (第21回・4/27) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(公式)
第4週『常子、編入試験に挑む』『第21回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。
弁当を間違えて配達してしまった常子(高畑充希)たち。「味」と「信用」を守るため、常子や鞠子(相楽樹)、君子(木村多江)たちは一軒一軒謝罪して回る。途中、長谷川(浜野謙太)から慰めに言…
とと姉ちゃん 第21回
内容お弁当の配達を間違えた常子(高畑充希)たち。宗吉(ピエール瀧)は、大激怒するが、長谷川(浜野謙太)の失敗と判明。まつ(秋野暢子)も、素人に任せてしまったことを悔い、“味と信用”が大事なのだと説明する。責任を感じる常子、鞠子(相楽樹)そして…
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キヨシって♪ずん ずんずんずんどこ○ からの連想かな?
「後継ぎはあんたしかいないんだよ、しっかりやっとくれ」と言われてきただろうに
ここにきて血筋が4人も登場。
だもんで、自分がいかに優秀かアピールせずにはおれなかったのかな?
でも今日の滝子さまが常子をほしがる様子を見ると清にも不安があるのかな?
一方松田屋の大将宋吉も謝りに行くのをしぶったりしているところをみると
この先のれんを守っていくにはちょっと、と思う部分があり、
だからおまつさんは照代さんを大事にしてるのかも。
往来で老舗のおかみさん同士が大きな声でののしりあうって野暮だねえ
って思っていましたがお互い、次世代に不安を抱えた者同士だったのかもしれません。
それにしても「松」と「竹」の違いを外から見分ける方法が「重さ」だったとは!
そりゃー間違えるわ、今まで間違えずにすんできたのがすごいです。
そしてそれならそうと一言注意してくれなきゃ、と思うけれど
わかっているもんだと思い込んでいると注意もしないものなんですよね。
新人さんが来て、間違えて、初めて、
そういうところまで言わないとわからないんだって気づくことあります。
それで仕事のやり方を見直すという、職場あるあるでした。
(松田屋さんでは変えなさそう、君子さんたちが慣れて解決しそうでしたが)
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こんにちは。
そろそろドロップアウトと思っていましたが、大地真央、ピエール瀧、紙さんと、なかなか魅力的なキャストが出てきましたので、見続けております。
確かに、こういった間違いは責任者がお詫びに行かないといけませんので、後から褒めてもちっとも説得力はありませんね。秋野さん。
ただ、私も流通業ですが、間違った結果が相手の損得にかかわらず、お詫びをするのは当然だと思います。
良くも悪くも誤ったものをお届けしてしまったこと、これは信用問題ですから。相手がトクをして、なんか言うときまずいんじゃ?という時も、正直にお伝えするよう、スタッフには指導しています。
ですから、恥ずかしながら「心意気」という言葉には、結構グッときてしまいました。
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>一番の「誠実」は店主やそれに準ずる人が謝罪して回ること
主人公を中心に描く事しか脚本家が思い至っていない?
ただ最初に言い出した場には、まつさん居なかったと思うし
お得意さんには改めて彼女が足を運んだという事で(汗。
>高いものを安く配ってしまったお客の「お得な思い」
これは「竹でこんなにいいの?」でもう一回注文した時に
がっかりする事もあるので、きっちりしといた方がよいかと。
宗吉さんは商売敵と将棋指している時の顔が素で
強面は威厳を保とうとしているのでしょうか。
たた仰々し過ぎるのが例によって難。
後、君子さんが娘を庇ったら結果的に自分が褒められるのはいい感じ。