オープニングのクレジット表記フォントが小さいとクレームが来ているのだとか……?
自分的には「おしゃれだな」と思っただけで、特に不便も感じなかった(テレビ大きいし……)。
まぁ、視聴者がそんなに毎日クレジットをじっくり見ておられるなら、もう少し大きくして差し上げるといいよね……。
明治の世になっても、武士の誇りが捨てられず働けない松野家。小学校で将来の夢を聞かれたトキ(福地美晴)は、親友の野津サワ(小山愛珠)の答えに影響され、教師を目指したいと言い出す。武家の娘としてお茶などの稽古を親戚の雨清水タエ(北川景子)につけてもらっていたトキは、教師になる勉強をするために辞めたいと伝える。武士の娘が働く必要はないと否定され落ち込むトキの前に、タエの夫の傳(堤真一)が現れる…
あらすじ は 公式サイトより引用
連ブシムスメ、ウラメシ。テレビ小説「ばけばけ」第1週「ブシムスメ、ウラメシ。」第2話感想

感想
簡単感想で。
一家の暮らしを支えたい
初回を見た時にすでに思っていたのだけれど、貧乏士族といえど大きな屋敷。子供の数はたった1人だが祖父も共に暮らす4人家族。お膳は質素だが、しじみの味噌汁は毎日食べられている。
父上は無職……どうやって何年もご飯を食べていけているんだろうか。
と、思ったら母上は内職しているらしい……。
「武士の娘と言われましても…松江は今、武士の時代が終わって文明開化の真っただ中」
「心は武士でも今や無職でおトキちゃんの用心棒」
「勘右衛門さんも隠居の身。おフミさんの内職だけでは貯金も底をつきそうなんですって」
貯金はずいぶんあったんだね。
困窮しているのは松野家だけではなく、学校で友達のサワが「先生は高給なので学校の先生になりたい」と言うのを聞き、トキも同じ考えを持つようになる。
私、小学校の先生になろうかと。
実は、おサワが一家を養うために小学校の先生になりたいと言うちょりまして、それ聞いて私もこの一家のために。
そげしたら、父上もおじじ様も武士のままでいられますでしょ?
娘にニコニコとそう言われても、自分が働こうとは思わないらしいから、父上、武士のプライドって何?と聞きたくなる。
もっとも……
武士はお家(自分の家ではなくお殿様の家名)を守る。自分が住む家は女が守る。……という認識だろうから、これが正解なのかもしれない。
武士の世が終わり、男たちは守る「家」を失くしたわけである。
トキは「武家のたしなみ」として親戚の家に習い事に行っている……ということで、本日は北川景子無双な回であった。
私にとっては、いつまでも薩摩のお姫さまよ。
素敵なお着物だけではなく、お屋敷も豪華。
「雨清水家はそれはそれは上級の武士だったからおトキちゃんの松野家とは格が全然違うんですって」
トキは開口一番、自分は学校の先生になるので、もうお稽古は必要ないと言ってみたけれど、
武士の娘は金を稼いだりいたしません。たしなみを身につけ、いずれ武士の夫や一家を支える。
それが武士の娘。つまり…先生になどなりませぬ。もちろん、ほかのあらゆる商いも。
と叱られてしまう。
そこへ散切り頭の夫・傳が帰ってきて、タエさまもお稽古どころではなくなってしまうという……どこの家も試行錯誤していたらしい混乱っぷりが伺える回だった。
武家の妻のたしなみを教えながら、夫を「傳」と呼び捨てにする妻。
なので、相当格が違うのだろう。
タエさまはお殿様の縁戚で、家来に下げ渡したくらいの感覚で嫁入りしたのかもね。
こちらでは御姫様の方が時代を理解できない。
できないというより……したくないのだろうけれど。
近いうちに、わしはここで織物の工場を始めようと考えておる。
という宣言を妻に対して恐々ではなく決まったことのように話すのは、傳さん的文明開化をしたいのかもしれない。
妻に頭が上がらない人生からの開花。
司之介さんは毎日お出かけの時に刀を差し、帰宅すると妻・ツミさんに預けている。
細かいなぁ……と思って見ている。
今、明治8年でしょ。翌年には廃刀令が出るもんね。
この刀を取り上げられて、武士は本当に丸坊主になるのよね……。
この父上はどうするつもりなんだろ。
ところで「みるはち」では、あなたのベスト朝ドラ投票所 をリニューアル。よろしければぜひ。
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ばけばけ キャストとスタッフ
キャスト
松野トキ – 髙石あかり(子役期:福地美晴)
レフカダ・ヘブン – トミー・バストウ
松野司之介 – 岡部たかし
松野フミ – 池脇千鶴
松野勘右衛門 – 小日向文世
雨清水傳 – 堤真一
雨清水タエ – 北川景子
雨清水三之丞 – 板垣李光人
山根銀二郎 – 寛一郎
野津サワ – 円井わん
なみ – さとうほなみ
江藤 – 佐野史郎
江藤リヨ – 北香那
チヨ – 倉沢杏菜
せん – 安達木乃
森山善太郎 – 岩谷健司
森山銭太郎 – 前原瑞樹
花田平太 – 生瀬勝久
花田ツル – 池谷のぶえ
ウメ – 野内まる
梶谷吾郎 – 岩崎う大
上野タツ – 朝加真由美
中村守道 – 酒井大成
錦織友一 – 吉沢亮
イライザ・ベルズランド – シャーロット・ケイト・フォックス
(語り)トキとヘブンを見守る蛇と蛙
蛇の声 – 渡辺江里子
蛙の声 – 木村美穂
ばけばけ スタッフ
◆放送期間 : 2025年9月29日 ~ 2026年3月 日(予定)(全130回)
◆制作 : NHK(BK)
◆平均視聴率 : %
- 脚本 – ふじきみつ彦
- 音楽 – 牛尾憲輔
- 主題歌 – ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
- 制作統括 – 橋爪國臣
- プロデューサー – 田島彰洋、鈴木航、田中陽児、川野秀昭
- 演出 – 村橋直樹、泉並敬眞、松岡一史
『ばけばけ』各回リンク
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