2022年 連続テレビドラマランキング
2022年も連続ドラマが終了いたしました。
昨日、2022年の映画のベストをまとめたので、ドラマの方もちゃっちゃとまとめます。
当然ながらとても多いので、上20辺りまでは真面目に考えてましたが、後は並べているだけです。なので微妙な順位については突っ込まないでください。
今年も振り返ると名作が多かったなと。そして、テーマに挑戦するNHK、特に土曜ドラマ枠は名作揃いでした。
ブログとしては『鎌倉殿の13人』を全く書けずに終わってしまったのは心残りすぎます。
今年はホント、日曜もオンタイムで見れないことが多くて……あとは時間をかけて書けないジレンマでますますザっと書くのが難しくなるという。
はい、言い訳ですね。とりあえず最終回レビューは途中まで書いているので、年が明けてからUPしましょう。
量も多いですし、ランキングなんてそもそも無理ですし、本当に、ただ、ほぼ、並列に好きな順にドラマを並べただけだと思ってください。
つらつら感想は書かないです。
各作品の感想は「みるはち」の方をご覧ください。
では、ザザっと。
2022年全部ベストランキング(単に好きな順)
今年もレビューは朝ドラ以外すっかりアップできなくなってしまっておりますが、毎期熱心に見てはおります。
では。つらつらと……。
ベストリスト
まず番外から。他と一緒にできないので……。
特選1位 鎌倉殿の13人
8888888888///////////
ありがとうございました。
では、続けて年間連ドラベスト。
- エルピス-希望、あるいは災い-
- 17才の帝国
- 拾われた男
- 空白を満たしなさい
- 石子と羽男-そんなコトで訴えます?-
- 初恋の悪魔
- 妻、小学生になる。
- おいハンサム!!
- あなたのブツが、ここに
- silent
- 魔法のリノベ
- 雲霧仁左衛門5
- ナンバMG5
- 正直不動産
- しもべえ
- シジュウカラ
- PICU 小児集中治療室
- 一橋桐子の犯罪日記
- ファイトソング
- 赤ひげ4
- つまらない住宅地のすべての家
- ファーストペンギン!
- 闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん
- 探偵が早すぎる 春のトリック返し祭り
- マイファミリー
- 競争の番人
- 雪女と蟹を食う
- 六本木クラス
- ミステリと言う勿れ
- やんごとなき一族
- 恋せぬふたり
- 未来への10カウント
- 純愛ディソナンス
- クロステイル 〜探偵教室〜
- 俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?
- ジャパニーズスタイル
- ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○
- アトムの童
- ザ・トラベルナース
- プリズム
- オールドルーキー
- 家政夫のミタゾノ
- 元彼の遺言状
- 愛しい嘘~優しい闇~
- ムチャブリ! わたしが社長になるなんて
- 生きて、ふたたび 保護司・深谷善輔
- クロサギ
- 個人差あります
- 僕の大好きな妻!
- テッパチ!
- ユニコーンに乗って
- NICE FLIGHT!
- 祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録
- 親愛なる僕へ殺意をこめて
- 新・信長公記 〜クラスメートは戦国武将〜
- 孤独のグルメSeason10
- 妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-
- しろめし修行僧
- 先生のおとりよせ
- わげもん~長崎通訳異聞~
- 霊媒探偵・城塚翡翠
- 階段下のゴッホ
- パンドラの果実〜科学犯罪捜査ファイル〜
- 最高のオバハン 中島ハルコ 2
- となりのチカラ
- 真犯人フラグ
- 家庭教師のトラコ
- 最初はパー
- オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜
- 金田一少年の事件簿
- ドクターホワイト
- インビジブル
- DCU
- ケイ×ヤク―あぶない相棒―
- 逃亡医F
- 恋なんて、本気でやってどうするの?
- 持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜
- ちむどんどん
- 吉祥寺ルーザーズ
- 卒業タイムリミット
- 真相は耳の中
- Sister
- 警視庁考察一課
- 赤いナースコール
- トモダチゲームR4
- ユーチューバーに娘はやらん!
2022年ドラマ軽く統括
『鎌倉殿』は別として、割と最近まで、ずっと、私の今年の1位は『17才の帝国』でした。
未来を描いていながら、どこか刹那的な展開、未熟な熱さ、若い情熱。
情緒的な劇伴、サンセット・ジャパンを象徴する美しいオープニング。
全5話、本当に恋するようにうっとりと見続けた世界観でした。
映像はどこか滑稽になりがちなテレビドラマのSF描写から一歩抜けたリアリティがありました。
神秘的な長崎の針尾無線塔。走る光。クレジットを綴る赤いフォントの違和感。
あのOPは神のデザインだと今でも思っています。
若い理想で政治に携わるプロジェクト・ウーアのメンバーもそれぞれに個性があって魅力的。
彼らに支えられプロジェクトを遂行する真木亜蘭と、彼に心酔するがゆえに常軌を逸していく補佐官・茶川サチ。
神尾楓珠と山田杏奈の初々しい不安定さが、このキャラクターにピッタリだった。
今でも懐かしく、あのOPと共にウーアの未来と日本の将来について考えます。歴史や思い出を捨てずに前へ進む。この答えに実際の政治が辿り着けますように。
ほらね、これだけ書くなら一記事作れよってくらい書いてしまった(笑)
実は、当方の今年の推しアニメの1位が『平家物語』で……。
#わたしのアニメ大賞2022 #平家物語#進撃の巨人#王様ランキング #スパイファミリー https://t.co/6RjBaHmhA5
— くう (@kukucoo) December 28, 2022
吉田玲子脚本に取り込まれた年でした。
この人の世界観は琴線に触れる……。
これだけ語っておいて何なんですが、1位に選んだのは『エルピス』でした。
これもまた、尊敬する脚本家。渡辺あやさんの作品。
昨年放送された『今ここにある危機とぼくの好感度について』と同じく、「何かしらの忖度や保身や圧力によって真実を追求できない気持ち悪さを抱える人たち」をテーマに、もっと黒く、もっと深く掘り下げた作品でした。
この年末に『未解決事件・帝銀事件』を見まして、こっちの場合はもうバックにあるものが「戦後すぐの国家とGHQ」なので圧倒的すぎて手出しできない感じなのですが、『エルピス』の世界観も大して変わらないとは思います。
事件と無関係の無辜の一般市民が、大きな力の犠牲になって死刑判決を受ける。
GHQの時代とは違う。私たちは十分に情報を得る手段を持っているはずなのに、それが操作される。
報道を信じたい。でも、それが捻じ曲げられている現実がある。
戦後と今、媒体が変わっても、人間は変わらない。立ち向かってほしい。立ち向かわせてほしい。そう願いながら見た3ヵ月でした。
実は『エルピス』と『17才の帝国』には共通点がありまして。どちらも佐野亜裕美P作品なんですよね。
まだあやさんと2人きりで台本を作っていた2017年の春、このドラマの音楽は大友さんに作ってほしい、というあやさんの提案で大友さんに会いに行き、台本を2話分だけ渡して読んでもらって、すぐにご快諾いただきました。
— 佐野 亜裕美 (@sanoayumidesu) October 28, 2022
初めての、とても心強い仲間でした。
ぜひお手元に! https://t.co/kzYgi4YAiS
日和らず妥協せず作品と真摯に向き合う人なのだなと、作品が全身でそれを訴えかけてくる。
地上波テレビはもうおしまいだと言われている昨今ですが、こういう製作者が居るのだというのは心強い。
今後のご活躍も楽しみにお待ちしております。
個人的には、やはりNHKのドラマは社会問題提起や挑戦的なものが多く、見逃せないドラマが多かったと感じています。
反対に、以前は見応えのある深夜ドラマが多かったテレ東が低迷している感覚(あくまでも個人比でございます)
深夜メシテログルメ枠はゆったり楽しく見れていいのですが、何本も何本もソレなので……。
そんな中、『シジュウカラ』と『雪女と蟹を食う』は、しっとりした大人のドラマで見応えありました。
今年はフジテレビにも名作が多く、地上波ドラマもまだまだ戦えると思える1年でした。
勝手に授賞式
男優賞
- 眞栄田郷敦(「エルピス」「カナカナ」)
- 神尾楓珠(「17才の帝国」「ナンバMG5」)
- 仲野太賀(「拾われた男」「初恋の悪魔」「ジャパニーズスタイル」)
- 柄本佑(「空白を満たしなさい」「初恋の悪魔」)
- 中村倫也(「石子と羽男」)
- 目黒蓮(「silent」)
- 間宮祥太朗(「ナンバMG5」「魔法のリノベ」「ファイトソング」)
- 竹内涼真(「六本木クラス」)
- 山﨑賢人(「アトムの童」)
- 坂東龍汰(「ユニコーンに乗って」「真犯人フラグ」)
- 小栗旬(「鎌倉殿の13人」)
女優賞
- 長澤まさみ(「エルピス-希望、あるいは災い-」)
- 山田杏奈(「17才の帝国」「新・信長公記」「未来への10カウント」)
- 松岡茉優(「初恋の悪魔」)
- 毎田暖乃(「妻、小学生になる。」「あなたのブツが、ここに」)
- 川口春奈(「silent」)
- 夏帆(「silent」)
- 清原果耶(「霊媒探偵・城塚翡翠」「ファイトソング」)
- 秋元才加(「雲霧仁左衛門5」「鎌倉殿の13人」)
- 山口紗弥加(「シジュウカラ」)
- 奈緒(「ファーストペンギン!」「赤ひげ4」)
- 小池栄子(「鎌倉殿の13人」)
大物になるで賞
- 柊木陽太(「拾われた男」「ミステリと言う勿れ」「PICU」)
「拾われた男」兄ちゃんの少年期、「ミステリと言う勿れ」整くんの幼少期、と、少年期の回想シーンを的確に彩るで賞 。年末の「岸辺露伴 ジャンケン小僧」の生き生きとした妖怪っぷりにも度肝抜かされた。間違いなく、しばらくは彼が主要人物の少年期を制覇しそう。
2022年もありがとうございました
すっかり朝ドラブログに成りはてた見とり八段です……。
来年はせめて……せっかくの三谷大河『鎌倉殿の13人』感想は書きたい……。
って昨年末に書いていたのを今見つけた(爆)。
こんな状態ですが、どうぞ、来年もよろしくお願いいたします。