文(井上真央)に見送られ、久坂玄瑞(東出昌大)は長州藩の復権をかけて兵を率い京に
向かった。
文は実家である杉家を離れて新しく家を構え、養子の久米次郎と夫の無事の帰りを信じて
待つことに。
一方、京都に着いた玄瑞は、芸妓の辰路(鈴木杏)と再会する。
そこで玄瑞は思わぬ事実を知ることに…。
そして朝廷の後ろ盾を得られないまま、外国の連合軍、幕府、薩摩軍からも迫られる絶体絶命の
危機に、苦渋の決断を迫られた玄瑞は…
(あらすじ「Yahoo!TV」より引用)
花燃ゆ 第二十六話「夫の約束」
今さら気づいたのだが、このドラマには真木和泉がいないよね……。
あれ、いるっけ。私に見えていないだけかな…。
まぁ…文さんと無関係だから出なくていいのか。
長州の人ですらないしね。うん。
元治元年(1864年)6月。
長州藩はいよいよ禁門の変へ向かって暗い行進を始める。
もちろん、本人たちは必ず自分たちの正当性をお上に訴え、藩の復権を実現できるつもりで
京へ進んでいるわけで、久坂としては戦争する気はないのである。
ではなぜ軍隊なのか。
話に行くなら丸腰でしょ……
みんなが丸腰で行けば戊辰戦争は起きなかったんじゃないの?
というのは平成脳であり、軍で身を守らなければ話は聞いてもらえなかった。
……と、思い込んでいたって部分はあると思うんだけど。
話に武力を添えた段階で、それはもう話し合いではなくて脅しだよねぇ…。
後世でそんな脳天気な事を言って批判しても仕方ないわけで、彼らは知らず知らず
死に向かって進んでいる。
死に急ぐ人間が中にいれば、集団は必ずそっちに向かっていくわけです。
このドラマの場合は、全部ラグビー先生のせいだ…みたいになってる。
「死」をもって訴えれば主張は通ると思って生きる…それがジャパニーズ武士である。
どう見ても方向が間違っているように思えるクレイジーさが痛々しいです。
そして、家族は萩の田舎でつぶやくのだった。
「世話ぁない」
↑今回、いつも以上に言いすぎ。何十回出すんだよ…と思ったけど実際には5回くらいだった。
さて、さっさと御所に乗り込みたい来島又兵衛と、鷹司さまの取次ぎを待ちたい久坂が
京であれこれとやりあっている間、萩では文さんが実家・杉家を出ようとしていた。
旦那様が京からお帰りになる時には久坂の家をきちんと構えて、久米次郎と
お出迎えしたいんです。
夫が帰ってくる家を整えておくことで、夫が生きて帰ってくることを祈りたい。
こんな時に引っ越さなくても、と思うわけだが願掛けのような物である。
気持ちはちょっと解る。
だが父母へのご挨拶や茶碗が割れる演出はベタすぎじゃね…とも思う…。
しかし、それどころではない知らせが萩には届いていた。
引っ越しの挨拶に行った主人公に椋梨の奥、美鶴さまが親切丁寧に解説してくれた。
長州が今にも滅ぼうとしているこの時に、誰がその張本人たる久坂玄瑞に家など貸すものですか。
この時、下関で久坂が砲撃したことで怒ったイギリス、フランス、アメリカ、オランダの
四国連合艦隊が日本…長州に向かって海を進んでいたのだった。
異国の軍艦が20隻も向かって来るという知らせは京にも届き、長州軍をますます焦らせた。
朝廷の後ろ盾なきままに戦になれば長州に味方する者はない!
一刻も早う参内してえん罪を晴らさねば!
御所に兵を進めましょう!
久坂はとりあえず、朝廷からの許しが出ない状態で元徳に京へ向かっていただきたいと
使いを送った。
やむをえん。
元徳様の軍が到着すれば我が藩は総勢8000。
この武力をもって迫り、4か国と戦になる前に何としても天子様への嘆願を…。
この話を怒りを持って文さんに伝える美鶴さまである。
久坂玄瑞は迫り来る異国の艦隊に恐れをなし、天子様へのご嘆願の道筋もつけられず、
入京のお許しもなきままに元徳様を京へ向かわせたんです。
元はと言えば異国艦隊の報復も京での政変も久坂玄瑞が招いた事。
長州を絶体絶命の窮地に追いやっただけでは飽き足らず、元徳様のお命まで危険にさらすとは
何たる愚行!
悪い事は言いません。
養子にもらったお子は寿さんにお返しなさい。
久坂家の跡取りとあっては一生汚名に苦しみます。
萩では長州が滅ぶのは全部久坂のせいだ…ってことになっているのだった。
家に戻ると、この美鶴さまとのやり取りがすでに家族に伝わっており、寿姉までが来ていた。
すごい伝達力だわ…LINEでもやってんのか…
と、視聴者が驚く中、こんな状態でも引っ越しを決めてきたと言い張る文さんであった。
さて、ついに薩摩が2万の兵をもって長州軍に向かっているという報。
これ以上、不利になる前に全軍をもって御所に進撃し、薩摩会津を蹴散らし、
天子様へのお目通りを願うべし!
なりません!
こちらから手を出せば我らは天子様へ弓を引く朝敵となります!
お主がのらりくらりと交渉を重ねるうちに御所の守りは更に堅うなってしまったではないか!
もはや待っちょられん!
御所に攻め入っては長州の復権などかなうはずもありません!
一度大坂へ退き元徳様と三条様らのご到着を待ちましょう。
退くじゃと?
おめおめと逃げ出して主は恥ずかしゅうないんか!
何のために戦うんです?
会津薩摩への私怨を晴らすためか!
己の面目のためか!
我らがえん罪を解きかつての勢力を取り返さんとするんは何のためか!
危機にひんするこの国を守るためじゃ!
ただひたすらに!
この国を一つにするために動くべきです!
このひきょう者めが!
お前に戦の何が分かる!?医者坊主め!
そねに命が惜しければお前はここに残れ!
皆の者!今こそ我らを愚弄する者を討ち取るぞ!
進撃じゃ~!
進撃じゃ!
進撃じゃ!進撃じゃ!
進撃じゃーーーーーー!
さすがに「駆逐してやる!!!」とは誰も言わな……ぃゃ、こっちの話です……。
文さんの顔が脳裏に浮かぶも……
子どもができたから生きて帰ってきてと言う辰路の顔は浮かばない久坂であった。
だって、この辰路ったら妊娠する前から充分k………ぃぇ何でもありません………
皆の者!
鷹司様は天子様への嘆願を取り次ぐと約束された!
我らを阻む者があろうと必ずたどりつき約束を果たして頂く!
生きて鷹司邸に入り、生きて天子様へ嘆願する!
ただまっすぐに御所を目指す!
「生きて」…ただひたすら「生きて」…というところが花燃ゆであった。
「死んでも辿り着く」とは…言わないよね…。
残っているのがほとんど松下村塾からの仲間だったのに「みなの者!」
って何だかな………
かくして久坂たちは蛤御門の前で会津藩と衝突するのであった。
思わず兄つぁまを探してしまったのは私だけではあるまい………。
ああ、ここではこんなに長州追い出せモードなのにさ…
ここからどうしてあんな事に…殿~~~…。・泣
あれ…脳内が違うドラマを見ている。すいません…世話ぁない。
ところで、この大河では伊之助さまが下関戦争回避のために奔走するみたいで…
長州ファイブの伊藤博文たちが帰国しないのではないかと心配です。
先日観た『長州ファイブ』は、この大河でスルーされている部分を多々映像化してくれているので
補填としてお薦めしたいです~~。
www.cinemarev.net
エゲレス公使館焼き討ち、ちゃんと描かれてたで……。
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※キャスト
杉文 … 井上真央(子役期:山田萌々香)
吉田松陰 … 伊勢谷友介(子役期:板垣李光人)
小田村伊之助 … 大沢たかお
久坂玄瑞 … 東出昌大
杉百合之助 … 長塚京三
杉滝 … 檀ふみ
玉木文之進 … 奥田瑛二
杉梅太郎 … 原田泰造(子役期:石津侑輝)
杉寿 … 優香(子役期:香音)
杉敏三郎 … 森永悠希(子役期:山田瑛瑠→大橋律)
杉亀 … 久保田磨希
玉木彦助 … 冨田佳輔
杉豊 … 信太真妃(子役期:梅崎音羽)
吉田小太郎 … 中野遥斗
久坂久米次郎 … 大西統眞(幼少:太田琉星)
毛利敬親 … 北大路欣也
毛利都美子 … 松坂慶子
銀姫 … 田中麗奈
園山 … 銀粉蝶
潮 … 鷲尾真知子
鞠 … 石橋杏奈
日出 … 江口のりこ
志乃 … 高橋由美子
国島 … 白石加代子
桂小五郎 … 東山紀之
周布政之助 … 石丸幹二
椋梨藤太 … 内藤剛志
椋梨美鶴 … 若村麻由美
松島剛蔵 … 津田寛治
宮部鼎蔵 … ビビる大木
長井雅楽 … 羽場裕一
山県太華 … 藤田宗久
来島又兵衛 … 山下真司
内藤一馬 … 田中仁
来原良蔵 … 松本実
福原越後 … 西岡秀記
井上聞多 … 石井正則
白石正一郎 … 山本譲二
中原復亮 … 堀井新太
毛利元徳 … 三浦貴大
高杉晋作 … 高良健吾(子役期:山崎竜太郎)
吉田稔麿 … 瀬戸康史
伊藤博文 … 劇団ひとり
入江九一 … 要潤
野村靖 … 大野拓朗
前原一誠 … 佐藤隆太
寺島忠三郎 … 鈴木伸之
品川弥二郎 … 音尾琢真
赤禰武人 … 阿部亮平
松浦松洞 … 内野謙太
入江すみ … 宮崎香蓮
吉田ふさ … 小島藤子
吉田イク … 芳本美代子
梅田雲浜 … きたろう
小野為八 … 星田英利
山根文季 … 平田満
内藤一馬 … 田中仁
井上雅 … 黒島結菜
小田村志乃 … かたせ梨乃
金子ツル … 麻生祐未
高須久子 … 井川遥
福川犀之助 … 田中要次
富永有隣 … 本田博太郎
大深虎之丞 … 品川徹
吉村善作 … 日野陽仁
高須 糸 … 川島海荷
辰路 … 鈴木杏
金子重輔 … 泉澤祐希
間部詮勝 … 堀部圭亮
石谷穆清 … 橋本じゅん
沖田総司 … 賀来賢人
近藤勇 … 中村昌也
金太郎 … 大河内浩
黒川嘉兵衛 … おかやまはじめ
長野主膳 … 祖父江進
山田浅右衛門 … 松本真司
井伊昌子 … 吉沢梨絵
徳川慶喜 … 森慎太郎
徳川家茂 …
井伊直弼 … 高橋英樹
西郷吉之助 … 宅間孝行
阿久根 … 山崎潤
島津久光 … 江口直人
三条実美 … 上杉祥三
尾崎三良 … 緋田康人
鷹司輔熙 … 小須田康人
三条西季知 … 大槻修治
近衛忠熙 … 瀬川菊之丞
坂本龍馬 … 伊原剛志
梅田雲浜 … きたろう
沼崎吉五郎 … 佐藤二朗
幾松 … 雛形あきこ
宮部鼎蔵 … ビビる大木
平六 … 春風亭昇太
吉川経幹 … 寺十吾
古高俊太郎 … 小久保寿人
スポールディング … クリス・ダーバル
ウィリアムズ … マーク・チネリー
タウンゼント・ハリス … リー・ロングショー
ヒュースケン … ヨヒアム・ヨンケーレ
トーマス・グラバー … ジョン・オオクマ
語り … 池田秀一
※スタッフ
脚本 … 大島里美、宮村優子、金子ありさ
音楽 … 川井憲次
題字 … 國重友美
制作統括 … 土屋勝裕
プロデューサー … 堀之内礼二郎
演出 … 渡邊良雄 、末永創
公式サイト http://www.nhk.or.jp/hanamoyu/
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※トラバが一発でお返しできないブログさまがあります。
何度か試して不可能な場合はあきらめています。無視ではありません。ご了承を~
※「Twitter」ID「kukucoo」です。
大量ドラマツィートに耐えられる方はフォローよろしくお願いします~
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コメント
「花燃ゆ」感想 第二十六回「夫の約束」
「禁門の変なんて名ばかりの文のマイホームゲットのための奮闘記だった…」
今週も楽しい「花燃ゆ」のお時間がやって参りました。
さて、今回は禁門の変前編なわけですが…。
最後の最後まで余計なパートをぶっこんでくる構成に度肝を抜かれましたw
何も今これをやらなくても…\(^o^)/
この後に及んでやっぱり無能臭が漂う久坂、存在感なさすぎな孝明天皇、会津藩藩主、まっ…
SECRET: 0
PASS: d0970f9a670a457ba04fd47a84598fe5
>最初の渡航費用を遊びで使い果たした事にはふれないけど。
マイナス要素はほぼ描かれませんね^^;
まぁ…そこは省いてよかったかと。
>ゴッシーが剣術で西洋のゴロツキを叩きのめすシーンは
「天皇の料理番」のフランス修行に近い印象。
ゴッシーの兄ですわよ(*´艸`*)
あのシーンは要らなかった気もするんですが…まぁ…後半はちょっとラブラブ中心すぎましたかね~
【花燃ゆ】第26回感想と視聴率「夫の約束」
副題「夫の約束」 新聞ラテ「夫の約束 禁門の変迫る~生きて帰る!長州最大の危機乗
大河ドラマ「花燃ゆ」 #26 夫の約束
長州が薩摩・会津との対決。
その陣頭指揮を執るのは久坂玄瑞。
どれだけ世界が残酷でも関係無い・・・何も捨てることができない人には何も変えることはできないだろう(高良健吾)
「進撃じゃ」 「進発ではないのですか」 「進撃じゃ・・・京都から会津や薩摩を駆逐するのじゃ」 「朝廷に嘆願するのでは・・・」 「私は強い・・・すごく強い・・・だから私にはを蹴散らせることができる」 「しかし・・・敵は十倍ですぞ」 「お前らは臆病で腰抜けだ・・・ここで指をくわえて見てろ」 「何の危険も
花燃ゆ #26「夫の約束」
公式サイト 文(井上真央)に見送られ、久坂玄瑞(東出昌大)は長州藩の復権をかけて
花燃ゆ 第26回「夫の約束」〜人間のずるさを知らない、まっすぐな久坂の危うさ
「あの人の心はまっすぐ国を思うております」
「ただまっすぐに御所を目指す!」
実は?まっすぐ?ということほど、危ういものはない。
もし?まっすぐ?に突き進んだ結果が、間違っていたらどうなるのか?
その人間だけでなく、まわりの人間も巻き込んで、悲惨な目に…
SECRET: 0
PASS: ec6a6536ca304edf844d1d248a4f08dc
「花神」の主人公である大村益次郎がちゃんと見送ってくれますね。
最初の渡航費用を遊びで使い果たした事にはふれないけど。
ゴッシーが剣術で西洋のゴロツキを叩きのめすシーンは
「天皇の料理番」のフランス修行に近い印象。
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」第26回「夫の約束」
先週は池田屋事件で吉田稔麿様が殺されたのを受けて京へと向かう久坂様と長州勢の皆々様・・そしてようよう夫婦って感じに出来上がりました文様&久坂様!ですがこれ、フラグなんだろうなああと思わせられたラストでございました~~。今週いきなりってのはないにしても、フラグ完結への描写が痛々しくつながるんですかねええ~。
花燃ゆ 第二十六回
「夫の約束」
内容
長州藩の復権をかけ、久坂(東出昌大)は兵を率い、京へと向かう。
一方、夫を見送った文(井上真央)は、稔麿の家を訪ね。。。。
敬称略
長いアバンだったね。
9分を越えていました。
今回は、OPが無いのか???と感じるほど。
そこはと…
大河ドラマ「花燃ゆ」吉田松陰の妹26長州藩はもう進む事以外に道は残されておらず玄瑞は苦渋の決断で死を覚悟して出陣した
大河ドラマ「花燃ゆ」第26話は長州藩の復権を掛けて京へ向かった玄瑞たちだったが、情勢はさらに悪化していた。その頃文は新居を探していたが玄瑞の行動で長州藩がピンチである …