水田(伊藤淳史)からのプロポーズに答えを出せない鞠子(相楽樹)。
常子(高畑充希)が理由を尋ねると、大学まで出してもらったのに出版の仕事もままならず引け目を感じているのだと言う。
東堂(片桐はいり)からの助言もあり、鞠子はまず仕事で成果を出そうと奮闘する。
ある日、突然作家がおりてしまい予定の原稿に一つ穴があいてしまう。
他に良い作家はいないかと花山(唐沢寿明)に言われ皆が悩む中、鞠子がある提案をする…。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「とと姉ちゃん」第19週「鞠子、平塚らいてうに会う」 第109話
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
簡単に…本当に簡単に…。
鞠子と水田が交際を始めてから2年の月日が経とうとしていたのですが、プロポーズから2週間がたっても鞠子は答えを出せずにいました。
この時代だから鞠子が結婚を迷うのは、姉を差し置いて先に行く事…だと思っていたのです。
…が、何だかもっとホワッとした理由だった。
マリッジブルー的なやつ。
私、作家になりたいって言いだして大学まで行かせてもらったのに作家になるどころかその経験なんて何にも生かせてない。
の裏には、この時代には珍しい学卒女史なのに、自ら名を立てる何かになれたわけではなく、結婚となったら相手は名士でも芸術家でも政治家でもない……。
というコンプレックスは当然あると思う。
時代が古いほど学歴格差意識はあって当たり前だ。
しかし、世の中はそういう格差を描くことにとても厳しい。NHKの朝ドラなんでっ!
…で、そういう方面では描けないので、自身の問題にして描く…結果、マリッジブルーみたいになる。
つまり、鞠子は自分が学卒なのに役立たずだからこのまま結婚したら「逃げ」になる気がしているのらしい。
私はもっと役に立ちたいの。
あの時。東堂先生と「青鞜」に出会って他に頼って生きる月ではなく太陽みたいに自ら輝きたいって思ったの。
鞠子の性格だと輝きすぎたら結婚なんて止めちゃいそう。
何か手助けしてあげたいですけど、こればっかりは鞠ちゃんの気持ちの問題ですからね。
ゆっくり待つしかないんじゃない?
このエピソードも全く「とと」である意味はなく終わるんだね…。
先週の記事にも書いたけれども、戦後とはいえ、ここは「お前に娘はやらん!」的な親父が溢れていた時代なのだから、そういう描写があって妹とぶつかってもいいと思うのに……
(あっ、しまった、妄想が進みすぎた……ごめんなさい「行間」読もうと思うとつい先に行っちゃってぇ…)
「元始、女性は実に太陽であった。
真正の人であった。
今、女性は月である。
他に依って生き他の光によって輝く病人のような蒼白い顔の月である。
さて ここに『青鞜』は初声を上げた。
現代の日本の女性の頭脳と手によってはじめて出来た『青鞜』は初声を上げた。
女性のなす事は、今はただ嘲りの笑いを招くばかりである。
私はよく知っている。
嘲りの笑いの下に隠れたるあるものを。」
太陽の人になるべく頑張る鞠子だったが、書いた原稿も花山さんに酷評される始末。
落ち込みまくっていたある日…
原稿を落とす作家が現れ、編集部は危機に。
平塚らいてう先生にお願いするのはいかがでしょうか。
誰もが知っている有名作家ですし、何より平塚らいてうの言葉を待っている女性はたくさんいると思うんです!
前作朝ドラから引っ張ってきた、らいてうが登場するのだった。
(大島優子じゃないよ)
それにしても、相楽樹さんは本当に美しいな~。
このドラマが終わった後も仕事を選びつつ良い作品にたくさん出演していただきたいわ。
よろしければ→【2016年7月期・夏クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
※キャスト
小橋 常子 … 高畑充希(子役期:内田未来)
小橋 君子 … 木村多江
小橋 鞠子 … 相楽樹(子役期:須田琥珀)
小橋 美子 … 杉咲花(子役期:川上凛子、根岸姫奈)
小橋 鉄郎 … 向井理
小橋 竹蔵 … 西島秀俊
花山 伊佐次 … 唐沢寿明
水田 正平 … 伊藤淳史
花山三枝子 … 奥貫薫
岡 緑 … 悠木千帆
五反田 一郎 … 及川光博
谷 誠治 … 山口智充
相田良輔 … 兒玉宣勝
富樫隆彦 … 笠原秀幸
村野(中田) 綾 … 阿部純子
東堂 チヨ … 片桐はいり
東堂泰文 … 利重剛
関元 … 寺田農
長澤 … 飯田基祐
青柳 滝子 … 大地真央
隈井 栄太郎 … 片岡鶴太郎
青柳 清 … 大野拓朗
田所 竜子 … 志田未来
銀太 … 中島広稀
三宅 … 有薗芳記
工藤せつ … 西尾まり
平塚らいてう … 真野響子
水田国彦 … 筧利夫
南大昭 … 上杉柊平
赤羽根憲宗 … 古田新太
村山健太郎 … 野間口徹
酒井秀樹 … 矢野聖人
国実恒一 … 石丸幹二
水田たまき … 吉本美優
森田 まつ … 秋野暢子
森田 宗吉 … ピエール瀧
森田 照代 … 平岩紙
森田 富江 … 川栄李奈
長谷川哲典 … 浜野謙太
星野 武蔵 … 坂口健太郎
田畑 … 谷田部俊
根本 … 杉山裕之
下宿のおばさん … 大島蓉子
木戸 稔 … 白洲迅
早乙女 朱実 … 真野恵里菜
多田 かをる … 我妻三輪子
諸橋 道子 … 野村麻純
島田 早紀 … 菅野莉央
山岸 隆一 … 田口浩正
坂田 徳之助 … 斉藤暁
佃 博文 … 斉藤洋介
袴田辰紀 … 並樹史朗
袴田久 … 山崎画大
玉置茂雄 … 大内田悠平
玉置正雄 … 加藤諒
玉置幹雄 … 藤野大輝
山田 … 田中幸太朗
杉野栄治 … 田山涼成
大迫博文 … ラサール石井
ナレーション(語り) … 檀ふみ
※スタッフ
脚本 … 西田征史
演出 … 大原拓、岡田健、藤並英樹、松園武大
プロデューサー … 盆子原誠
制作統括 … 落合将
音楽 … 遠藤浩二
衣装監修 … 黒澤和子
主題歌 … 宇多田ヒカル「花束を君に」
公式サイト http://www.nhk.or.jp/totone-chan/
とと姉ちゃん(part1) [ NHK出版 ] |
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コメント
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お帰りなさい…かな?
しばらくお伺いできなくてすいません。
雑事が色々と増えてしまい頭が痛いです~。
>まだまだ生活が大変な時期に、
鞠子の様な高尚な悩みを聞いて、
やっぱり恵まれてる方達だな〜とため息が出ます。
何だかもう生活は全く大変ではないみたいだよね^^;
ご飯も好きなように食べられているみたいだし、いつもオシャレで綺麗よね…。
>花森氏が女性の様な髪型で仕事してる写真を見て、
「マジか・・・・」と。
女性目線とはいえ、この時代にやっぱりすごい人だわ・・・・・。
スカートを履いたのは事実だし、徹底しているわ~。
いやー凄い人だわ、本当に。
>美子が花山を慕う姿が、可愛らしい。
彼の中に「とと」を見ていたんでしょうね。
ちょっといじらしいと思いました^^
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帰省中に留守録が溜まってしまい、
これを機に、見るのは止めようと思っていたんだけど、
俳優さん達は好きなので、とりあえず継続中。
(常子の「ふ〜ん」とニンマリする変な間の取り方する笑いは嫌いなのだけど)
まだまだ生活が大変な時期に、
鞠子の様な高尚な悩みを聞いて、
やっぱり恵まれてる方達だな〜とため息が出ます。
先日、何の番組だったか、
真実の大橋鎭子を特集していて、
花森氏が女性の様な髪型で仕事してる写真を見て、
「マジか・・・・」と。
女性目線とはいえ、この時代にやっぱりすごい人だわ・・・・・。
この本が買いたくて、この本の様な生活に憧れて、
頑張っていた人たちもいたのだろうな〜と。
美子が花山を慕う姿が、可愛らしい。
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>週タイトルがね…。平塚らいてふで釣ってるけど…。
本来は「常子、鞠子を嫁に出す」でしょ?「とと姉ちゃん」としては。
ですよね。
どうして「常子〇〇す」じゃないんだろ。
群像劇に路線が替わったってことですかね~。
>週タイトルはいつもサクサクっと片付くんですよね。
予告では、らいてう@真野さんがシッカリ出ていらっしゃいましたけど、結婚には絡んでこないですよね。
というか、突然原稿依頼して引き受けてもらえるものなのか…
とうもろこし>『とと姉ちゃん』第109話
予告で鞠子の花嫁姿も平塚らいてう(らしき人)も
バッチリ映ってた後なので
ネタ振りの月曜日…と呼ぶのもアザトイ
ああ、どうやったら
このドラマをワクワクしたりドキドキしたりしながら
観ることが出来るのでせう?
えっ?
そんなの贅沢?
無理を承知で無理クリ観るのが朝ドラ?
そそそそんな
…ひじゅにですが何か?
「私はもっと役に立ちたいの」b…
とうもろこし>『とと姉ちゃん』第109話
予告で鞠子の花嫁姿も平塚らいてう(らしき人)もバッチリ映ってた後なのでネタ振りの月曜日…と呼ぶのもアザトイああ、どうやったらこのドラマをワクワクしたりドキドキしたり…
とと姉ちゃん 第109回
『鞠子、平塚らいてうに会う』内容“考えさせて欲しい”水田(伊藤淳史)から、鞠子(相楽樹)へプロポーズした話しを聞いた常子(高畑充希)美子(杉咲花)は、鞠子の答えに驚きを隠せず。別れることになるかも。。。という美子の言葉で、常子が、鞠子に理由を尋ねると。。。
敬称略
予告どおりで。。。。平塚らいてうが出てきて。。。鞠子、結婚。
もう、それだけ。
本当はね。
…
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>ゆっくり待つしかないんじゃない?
かかのこの言葉にイラッとしてしまいました。
他人事風味に感じて。
週タイトルがね…。平塚らいてふで釣ってるけど…。
本来は「常子、鞠子を嫁に出す」でしょ?「とと姉ちゃん」としては。
たぶん、明日原稿を頼んで、水曜原稿受け取って、木曜婚約が調って水田の親と対面、
金と土で結婚式じゃない?
ネタバレ見てないけど…そうじゃないかなーと思いました。
週タイトルはいつもサクサクっと片付くんですよね。
とと姉ちゃん (第109回・8/8) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(公式)
第19週『鞠子、平塚らいてうに会う』『第109回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。
水田(伊藤淳史)からのプロポーズに答えを出せない鞠子(相楽樹)。常子(高畑充希)が理由を尋ねると、大学まで出してもらったのに出版の仕事もままならず引け目を感じているのだと言う…