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【監獄のお姫さま】第9話 感想

誰が母親かなんて重要じゃない。
でしょ。勇介は次期社長。

これは決定事項。
何が不満なの?

歴史は証明してるでしょ?

殿と本妻の間に世継ぎが生まれなかったら側室が産む。

側室?

いや、そう考えたほうが楽なんじゃないの?

君が権利を主張することで不幸になるのは勇介なんだから。

 

どうして?

事件を起こしたからでしょ。君が。

 

……あれ?

 

だから今、ここにいるんでしょ?

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【監獄のお姫さま】第9話 感想

 
  
  2017-10-kangoku

初回からここに至るまで。

めくるめく回想。

丁寧なダイジェストなんか放送してくれなくても、今までおばさんたちがやって来た事が記憶の中にまざまざと蘇る。

これはもう、『木更津キャッツアイ』並みの……の回。

職人芸だねぇ……
宮藤官九郎という人の凄さ伝わる回だった。

馬場カヨの退所

2015年11月、馬場カヨはついに自立と再生の女子刑務所を退所。

手に入れた携帯は家族割りから外されていた。

息子に会いたいと言うと、元夫に拒否られる。

今の嫁が嫌がってんだ。
公太郎が君と会うこと。
だから連れてこなかった。

まあ 彼女にしてみりゃ、自分が子供産んだばっかなのに分け隔てなく 母親であろうと頑張ってるわけよ。

そういう気持ちが踏みにじられるわけよ。
公太郎が君と会うってことは。

 

まして君はその…何だ ほら、ねっ?

だからもう あいつとは会わないで。

そもそもが、この夫のせいでこうなったのに、ひどいよね~。

新しい奥さんはさぞかし「出過ぎない」「考えない」「夫より仕事できない」人なんでしょうね。

 

美容師免許のおかげで、仕事はすんなり決まった。

ムショ帰りってわざわざ言わなくていいから。

うちじゃ珍しくないからね。
もう何人も受け入れてるし。

と言ってくれるありがたい店長の店。

息子のコウちゃんは元気にやっていた。
カノジョにも会わせてくれた。
壁はあるが仕方ない。

 

自立と再生の女子刑務所の仲間たちとは全く連絡が取れなくなった。

携帯が復活したのに、誰も馬場カヨにメールをくれなかった。

寂しさとショックの中で、あきらめつつ更生していく馬場カヨ。

そして2017年4月。

女囚さそり……
じゃなくて、「先生」が馬場カヨの美容室にやってきたのである。
 kangoku9-さそり

 

やっと、揃った自立と再生の女子刑務所同窓会。

みんな、「更生」を忘れていなかった。

馬場カヨのアドレスは忘れられていたのではなくて、馬場カヨが登録を間違っていたのだった。
 kangoku9-同窓会

 

財テクさん、メールくれなかったくせに。

したよ。何度も。
ブロックしたのはそっちでしょ。

してない。

携帯出しなよ。

 

それは「ババカヨ」じゃなくて「 bakakayo 」だから……。
 kangoku9-ばかかよ

 

何やっても上手くいかなくてさ。

まともに働いたことない世間知らずの極妻が、コンビニ、ファミレス、フーターズ、ガソリンスタンドでも働いた。

フーターズ?

若い子の話題についていけなくて。
ああ、馬場カヨがいればちゃんと相手してくれるのに。
どうしてるかな、馬場カヨ。
会いたいな~って。

毎晩 泣いてました。

 

すびばせん。ホントに。
登録し直しました。「k」を「b」に。

 

人混みに流されて変わっていくわたし……ではなかったんだね。

みんな、ちゃんと覚えていた。
姫のこと、勇介のこと、更生のこと……。

計画

みんなが出所してから姫の部屋の様子は激変したらしい。

「アスパラ」とか呼ばれてパシリにされる気弱な姫。

先生は、姫を元気づけたくて、姫の母親に勇介を面会によこしてほしいと手紙を出したのだった。

しかし。

母はすでに買収されていた。
会社は完全に吾郎の手に渡り、元社長夫妻は今や金で吾郎に買われている状態。

 

あんただ!
あんたが全ての元凶だ!
今、分かった。

うちらが いくらお節介焼いても何も変わらないのは あんたのせい!

 

若井先生、やめなさい。
指をささないで……。

 kangoku9-母親

 

知ってる?
勇介君はおばさん達の勇気とお節介で生まれた子なんですよ!

勇気の「勇」と お節介の「介」で勇介。

 

そして、姫のところに面会に来たのは、勇介ではなくて、友介……じゃなくて吾郎。

 

まだ、そんなこと言ってるの?

覚えてないんだよ。勇介は。
君のことも。
ここで過ごした1年半も。

勇介の母親は私です。

そればっかりだな。

誰が母親かなんて重要じゃない。
でしょ。勇介は次期社長。

これは決定事項。
何が不満なの?

歴史は証明してるでしょ?

殿と本妻の間に世継ぎが生まれなかったら側室が産む。

側室?

いや、そう考えたほうが楽なんじゃないの?

君が権利を主張することで不幸になるのは勇介なんだから。

 

どうして?

事件を起こしたからでしょ。君が。
 kangoku9-吾郎

 

……あれ?

 

だから今、ここにいるんでしょ?

 

ひでえな……この男。ほんとーに。

そして、姫はどうやら洗脳されやすいタチなのかしら。
それとも、吾郎の言葉にそれだけの洗脳能力があるのかしら。

どうやら、すっかり、自分がやった気になっちゃってるっぽい。
 kangoku9-姫

 

先生は刑務官を辞めて、吾郎の秘書になった。

計画は姐御が元夫の遺産20億を手に入れた事で、計画は急速に形になってきた。

そして、やっと連絡のついた馬場カヨ。

 

初回からここまで。

走馬灯のように蘇るシーン……の、裏!!
 kangoku9-6

プレ裁判

マスコミにはついにおばさんたちの本名が公表されてしまう。

「今入った情報です。
EDOミルク社長拉致事件の犯行グループの中に、経済アナリストでタレントの勝田千夏氏がいることが判明しました。

また同じく犯行グループで通称「姐御」「女優」「冷麺」に関しても一般からの情報提供があり…。」

「冷麺」って「冷静に」(爆)

 

後に引けない闘いの中、ついに、吾郎の裏の顔が暴かれる。

財テクに憑依する横山ユキ。
雛形さん、やっとセリフ付きで登場。

そして、波音のSEに乗って、北島マヤみたいになってる財テク。
 kangoku9-憑依

 

私を呼び出したのはあなたでしょ?
私を呼び出したのはしのぶじゃなくてあなたよね?

ずいぶんな扱いよね~。
さんざん利用しといて。
それとも殺すつもりで呼んだのかしら?

 

吾郎はユキさんに身体を使わせて出世していたんだねぇ。

そして、そんな女を殺して、その罪を婚約者に着せ、社長の座を射止めた。

すごい男だわ。

しかし、彼の言葉はまだ罪を認めない。

 

証拠がないんだよ。
私が犯人だという証拠が。

やったかやってないかじゃない。
証拠があるかないかだろ、結局。
証拠が出るまで認めないよ。私は。

 

ノブリンが沖縄で証拠を掴んでくるもよう……えっ、でももうずいぶん時間が経ってるんですよね。事件から。

そして、リンちゃんと共に現れるプリンス。

 

どうなるのーーー!!

結末が気になる。
けれども、来週になったら終わっちゃう。

このアドレナリン上がる感じ。
もっともっと味わっていたかった。

 

吾郎が罪を認めてそのまま終わるのか……。

姫は本当にただ冤罪を掛けられているだけなのか。

ここまで来ても見えない結末。
すごいねぇ。


カヨ(小泉今日子)が出所して、一人監獄に残された姫(夏帆)。寂しさを隠し、けなげにふるまう姫を見て、若井(満島ひかり)は、姫に勇介を会わせてあげようと尽力する。しかし、その行動が裏目に出てしまい…。

一方、現代のガレージでは、晴海(乙葉)も加わって、吾郎に罪を認めさせるプレ裁判を行っていた。

千夏の名演技で吾郎がついに陥落か…!?と思ったその時、思いよらない人物が登場する!衝撃の最終章開幕!!

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

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※キャスト

馬場カヨ(馬場カヨ) – 小泉今日子
若井ふたば(先生) – 満島ひかり
大門洋子(女優) – 坂井真紀
足立明美(姐御) – 森下愛子
勝田千夏(財テク) – 菅野美穂
江戸川しのぶ(姫) – 夏帆

小島悠里(しゃぶ厨) – 猫背椿
リン – 江井エステファニー
長谷川 信彦 – 塚本高史
板橋晴海 – 乙葉
板橋勇介 – 前田虎徹
横山ユキ – 雛形あきこ
馬場公太郎 – 神尾楓珠
護摩はじめ – 池田成志
今池 周太郎 – 上川周作

馬場武彦 – 赤堀雅秋
足立鉄也 – 高田純次
勝田孝保 – ベンガル

板橋吾郎 – 伊勢谷友介

※スタッフ

脚本 … 宮藤官九郎
演出 … 金子文紀、福田亮介、坪井敏雄、渡瀬暁彦
プロデュース … 金子文紀、宮崎真佐子
企画・編成 … 磯山晶
音楽 … ワンミュージック
主題歌 … 安室奈美恵「Show time」

コメント

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