あ~おかしいなぁ。
なぁ、何で いなくなっちゃったんだよ、加穂子!
だから、ここにいるって。
さっきから捜してんのは…俺が好きになったお前だよ。
バカみたいに元気でいつも明るくて愛する人のためなら いつもこの道まっしぐらの加穂子はどこ行っちゃったんだよ?
家族のことを守るなんてそんな簡単に出来るわけないだろ?
でも、ばぁばも大好きだったいつもの加穂子でいれば、きっといつか結果は出るって。
蒔いた種は明日じゃなくても1か月か1年後か、いつか絶対花咲かすって信じて頑張ろうよ。
2人で。
過保護のカホコ 第9話
ついに、カホコが大人の一歩手前までやって来た日。
「大人の一歩手前」ではないよね。
少なくとも、もう私は超えられてるわ(笑)
こんなに他人のことを愛せないし、人のために尽くせないし、考えていないし。
カホコは、すんばらしいよ。
その一生懸命さが、方向違いの朝ドラヒロイン的お節介では無く、本当にただ純粋な気持ちから沸いているから凄い。
そして、そういう演技が出来る高畑充希が本当に凄い。
ばぁばが意識不明の重体になっても、意地っ張りな喧嘩が止まらない並木姉妹。
確かに泉さんは横暴で自分本位なのだが、この妹たちもオロオロしたり泣いたりしているだけで代案はないのよね。
引っ張ることしかできない姉。
文句しか言えない妹。
泣く事しかできない妹。
どれもどれも…。
あんた達、私が何やっても気に食わないんでしょうから、これからは好きにやらせてもらうから。
と宣言した姉が母親の手を握り続けて傍にいるから、妹たちはイジけて近寄りもしない。
夫たる じぃじはただ泣いているだけ!
ばぁば、これじゃ死ねない!
苛立ちも手伝い、いつも以上に無表情な泉さんは、カホコに結婚するなら勘当する宣言。
そんな中で、麦野くんの支えもあり、カホコは奔走する。
環ちゃんが離婚しないように衛おじちゃんを止めに行く。
チェロを売るという不良イトちゃんを止めに行く。
どっちも上手く行かなかった。
けれども、イトちゃんの両親にはちょっとヤラれたわ。
「不良」らし過ぎる変な友達に連れて行かれそうなイトちゃんを引きとめて、ちゃんと叱ったり謝ったりしてさ。
こういう事、私は出来ないもの。
あきらめて、ただ見送ってしまう。
口出しできない。
この人たちは偉い。
これもカホコが一生懸命動いたからだと思うんだ。
どうにもならんと思っていた父方の実家・根本家の方が上手く動いたのは面白かったな。
こっちの じぃじは教職持ち。ばぁばは調理師免許持ち。
託児所を経営するために、教子さんに保育士資格を取るという目標が出来た。
俺も7つの時から施設に入ってたから分かるんです。
目の前の大人が本当に信用できるかどうか。
絶対にウソをつかないかどうか。
おばさんはそうだって分かってるんですよ。
この子達も。
と麦野くんもちゃんと口添えしてくれた。
意識が回復して家に戻ってきて、遺言の繰り返しをする ばぁば。
カホコと、ばぁばの力で姉妹も仲直りした。
子供のころから貰った物、大切に取ってあるの。
解るなぁ…。
麦野くんが描いてきた家族の絵を駄目だと言う ばぁば。
どこがダメですか?
教えてください。
だって…。
あなたが いないじゃないの。
初君。
うちの家族になって…。
加穂子のこと守ってあげてね。
意識がある間、一番傍にいたのはカホコだった。
どんなにつらくてもちゃんと寝て、ちゃんと食べて、好きな人の手を離さないで。
加穂子…。
みんなのこと…
頼んだわよ。
臨終はじぃじが看取る。
意識が無くなってから言葉にする「愛してる」。
三田佳子さんの名演技。
優しくて寛大で、千里眼のように家族を理解していた家庭の主が居なくなる。
私…こんなの初めて。
大切な人がいなくなるとこんなに…体中の力が抜けてっちゃうんだなって思って。
目とか耳とか…。
体全部の感覚がどんどんなくなってっちゃうみたいで。
こんなんじゃ、当分結婚のことなんて考えられないよ。
ばぁばが言ってたみたいに家族のみんなを守って行く自信なんて全然ないし。
でもね。
カホコはもう充分に家族を守ってきたと思うの。
その純真な心でね。
そして、これからは麦野くんが居てくれる。
こんな悲しい時だからこそ、側に居る、だから結婚するべきだと、そう言ってくれる。
病める時も 健やかなる時も…。
病める時も 健やかなる時も…。
愛し合うことを誓います。
愛し合うことを誓います。
結婚しよう、根本加穂子さん。
結婚しよう、麦野 初さん。
ホッコリしてホンワカしてウットリした。
これ。こういうの。恋愛ドラマの幸福感。
「家族になって」と言う ばぁばの遺言お墨付き。
ばぁばのように親から勘当されない恋愛。
きっとママも認めてくれる。
あとは……
現実的な結婚に向けての解決。
つまり経済力かなぁ。
決して2人とも夢折れることがないように。
こんなに幸せで楽しいドラマになると思っていなかったから。
今は逆にスムーズすぎて恐い(笑)
来週。
ついに最終回。
カホコ(高畑充希)は泉(黒木瞳)と正高(時任三郎)に初(竹内涼真)との結婚の許しを乞うが、本気の二人を前に泉は自分も本気で反対すると宣言。そんな中、初代(三田佳子)が意識を失い、親戚中が病院に駆けつける。初代の余命が短いことを受け入れられない泉は、どうしても母を助けたいあまり治療法を巡って再び姉妹喧嘩を始めてしまい…。心細さを感じるカホコを、初は初代の意識が戻った時に喜んでもらえるよう二人で家族の問題を解決して、結婚についても応援してもらおうと励ます。
早速親戚たちに結婚したいことを報告するカホコだったが、初代の病気は自分の行いのせいだと泣く福士(西岡徳馬)に、離婚することにしたといじける環(中島ひろ子)、イト(久保田紗友)を勘当したと言う節(西尾まり)と、自分たちのことで精一杯の皆が応援してくれるはずもなく…。つきっきりの看病で焦燥しきった泉は、家族の絆を修復しようとするカホコに思わず冷たい言葉をかけてしまう。
大好きだった家族を誰も救うことができず無力感を感じるカホコを励ますため、初はカホコを抱きしめようとするが…。
タイミング悪く現れた正高が今度は教子(濱田マリ)がやらかしてしまったと話し、一同は根本家へ。そこには以前施設を飛び出した保(横山歩)の他にも、親の帰りが遅いため行き場のない子供たちに夕飯を食べさせようと家に連れ帰ってきてしまった教子がいて…。子供たちを家に帰そうという正高たちだったが、カホコにはあるとんでもないアイデアが浮かぶ。これはカホコの将来を左右するひらめきだった。
昏睡状態から目覚めた初代は、泉とカホコに「家に帰りたい」と懇願する。
久しぶりに我が家に帰った初代は三姉妹とカホコに最後のお別れをする。
命の灯はやがて消えようとしていた・・・。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
※キャスト
根本加穂子(カエル) … 高畑充希
麦野 初(オオカミ) … 竹内涼真
根本 泉(ミーアキャット) … 黒木 瞳
根本正高(ライオン) … 時任三郎
国村 衛(オシドリ) … 佐藤二朗
国村 環(オシドリ) … 中島ひろ子
根本多枝(コアラ) … 梅沢昌代
根本教子(鮭) … 濱田マリ
富田厚司(ハムスター) … 夙川アトム
富田 節(トンビ) … 西尾まり
富田 糸(鷹) … 久保田紗友
並木初代(ゾウ) … 三田佳子
並木福士(ウサギ) … 西岡徳馬
根本正興(ナマケモノ) … 平泉 成
矢部 … 飯田基祐
※スタッフ
脚本 … 遊川和彦
演出 … 南雲聖一、日暮謙
プロデュース … 西憲彦、大平太、田上リサ
音楽 … 平井真美子
主題歌 … 星野源「Family Song」
コメント
スギヤマさん
>こうして自分の気持ちを娘達に伝える事ができるなんて羨ましさすら感じる
そうですね。
1人1人に思いを伝えることが出来て、ばぁばは幸せだったと思います。
なかなかねぇ…言えずに終わる人が多いでしょうね。
後悔も願望も。
>一生懸命なカホコが大好きだし、優しすぎる初くんが愛おしい。
ですよね!
カホコは純真だし、麦野くんにはそれを支える器があるし、あとは現実的な経済問題がちゃんとすれば^^;
本当に最終回に結婚するのか、何か爆弾っぽいイトちゃんがどうなるのか、色々と気になりますね。
いい最終回を願っています。
巨炎さん
>就活てんで駄目の娘と相手は将来不安定の画家の卵では
親に勘当されるぐらいの覚悟を持てと言われるのは、むしろ当たり前。
そうなんですよねぇ…現実を考えると経済的に今すぐは無いですよね^^;
泉さんの「勘当」には脅し入ってる気がしますが、イトちゃんの両親にはちょっと感動しました。
ばあばが泉にかけた言葉、
ごめん、自分が厳しすぎたから泉は愛しすぎたって
子育てって思い通りにはいかないもの
母親は無自覚に子供に呪いの言葉を吐いてしまったりするもんだし
こうして自分の気持ちを娘達に伝える事ができるなんて羨ましさすら感じる。
>こんなに他人のことを愛せないし、人のために尽くせないし、考えていないし。
現実的なことを考えると、こんな風に上手いこと行くわけないって思っていても
私はこのドラマに感動(勘当ではない!)してしまう。
一生懸命なカホコが大好きだし、優しすぎる初くんが愛おしい。
>来週。
ついに最終回。
このまま気持ちよく着地してくれることを祈ります。
駄目親達の駄目なりの成長を描いた回だったかも。
泉さんの「勘当」発言も当初のかまいまくりの時期なら、とても言えなかった。
就活てんで駄目の娘と相手は将来不安定の画家の卵では
親に勘当されるぐらいの覚悟を持てと言われるのは、むしろ当たり前。
ちなみに美大受験の覚悟を問いただした糸子は
自身の引退に関わる問題では完全スルーして泣きを見たわけですが。
「ウチはお母ちゃんの後なんか死んでも継げへんよってな!」
→「アンタなんかおらんでもウチの店はやっていけるんやけんな!」
さすが母娘というか反撃くらって泣かされた苛めっ子というか…。
過保護のカホコ 第9話
第9話 JUGEMテーマ:エンターテイメント
水曜ドラマ『過保護のカホコ』第9話
内容ついに、カホコ(高畑充希)は、麦野(竹内涼真)との結婚を、母・泉(黒木瞳)父・正高(時任三郎)に懇願する。しかし、泉は反対する。結婚したいなら、親子の縁を切ってからにしろと言われてしまう。 そのころ、祖母・初代(三田佳子)のことを巡って、泉姉妹はケンカ状態に。離婚話まで出る始末。 麦野も創作活動で忙しく、問題山積で困り果てるカホコ。 敬称略 気のせいか。。。。過保護である事も、カホコである事も。 あまり意味が無いような。。。。(苦笑) ホームドラマとしては、良い感じだと思うんだけど。 …
過保護のカホコ 第9話
過保護のカホコの第9話を見ました。 「分かった。あなた達が本気だっていうことだけは。だからこっちも本気で反対させてもらうから」 カホコは泉と正高に初との結婚の許しを乞うが、本気の二人を前に泉は自分も本気で反対すると宣言する。 そんな中、初代が意識を失い、親戚中が病院に駆けつけ、初代の余命が短いことを受け入れられない泉はどうしても母を助けたいあまり治療法を巡って再び姉妹喧嘩を…
過保護のカホコ 第9話
カホコ(高畑充希)は、初(竹内涼真)との結婚の許しを乞いますが、母・泉(黒木瞳)に反対されて「結婚したら、勘当する」と言われてしまいます。 そんな中、初代(三田佳子)が意識を失い、親戚たちが病院に駆けつけます。 初代の余命が短いことを受け入れられない泉は、初代を助けたいあまりに、治療法を巡って再び姉妹ゲンカを始めてしまいます。 初は、意識が戻った時に初代に喜んでもらえるよう…
過保護のカホコ 「誓い」
よく頑張ったね、カホコ(高畑充希)、初(竹内涼真)。そして、得難い絆が生まれてヨカッタそれに、命のぎりぎりまで家族を守った初代(三田佳子)偉かったです。さすがファミリーの要。家に戻り、みんなに看取られ、本当に大正解でした。反抗期・イト(久保田紗友)が、横道にそれかけたのを身体を張って守った両親も奮闘です。来週は、ついに最終回。どうぞ、このまま綺麗にフィニッシュしますように。 (ストーリー) カホコ(高畑充希)は泉(黒木瞳)と正高(時任三郎)に初(竹内涼真)との結婚の許しを乞うが、本気の二人…