あんたのお父さんの技術は、他では真似できない最先端技術として認められたんだ。
お父さんも、約束通りトップを取ったんだ。
例え会社が潰れたとしても特許を奪われたとしても、その技術はこれから何十年先も生き続ける。
それが技術だ。
どんなにデータを偽装して勝ったとしても、そんなまやかしの技術はすぐに消えてなくなる。
技術は嘘はつかない。
勝つべくして勝つなんてことは有りえない。
勝つか負けるか、ギリギリのところにしか本当の勝負はない。
もし俺たちに勝ちたいのだとしたら、つまらない小細工などせず正々堂々と技術力だけでぶつかって来い!
それが出来ないのなら、二度と技術者を名乗るな!
下町ロケット 第10話(最終回)
第5話「ロケット編」のラストと「ガウディ編」のラストしか書かない手抜きレビュー。
いや、つまらないワケじゃないのだが、どうもベタな時代劇風すぎて…モゴモゴ…。
簡単感想のみで。
「ガウディ編」は「ロケット編」とはガラッと変わって医療面のストーリー。
と言っても別に佃さんが医者になるわけではないので、求められているのは医療機器の部品に対する技術力である。
「ガウディ」とは心臓弁膜症患者用の「人工弁」の開発プロジェクトなのだった。
反抗期でツクダ親父から盗んだバイクで飛び出した真野くんがすっかり改心してイイ子になり、自分が働いている医療機関からこの話を持ってきたのが始まり。
しかし例によって頼まれてやってるのに佃の前には常に敵が現れる。
今回は銀行やら何やら色々と癒着の激しい医療界のドンと、癒着の一部である「株式会社サヤマ製作所」。社長はNASA出身の技術者には見えないクセモノ・椎名直之。
これがボンボンだと思っていたら、意外とガラが悪いのね。
ボンボン育ちなのにアウトレイジな顔が出来る小泉孝太郎、イイ役者になったね。
彼がこんなガラの悪いクズになり始めたのはやはり慶喜のせいだと思うのだが…。
このガウディ編は実は慶喜だらけの慶喜編なのだった。(↓画像は慶喜とは限りません)
そして、どの慶喜も漏れなくクズです…慶喜公ごめんなさい。
気にしないでくれ。
苛立っているのはキミにじゃない。
キミのような使えない人間を選んでしまった私自身に対してだ。
ロケット編と同じく……
そして、いつものこの原作者とスタッフのドラマと同じく、挫折しては何かに感動して立ち直り、お金の事も何となく何とかなって前へ進んでいく佃製作所。
最終回はその集大成です。
しかし、帝国重工の社長って部下の発言に「そうせい」過ぎだよね…。
財前が持ってきたあのゲラ記事が捏造だったらどうするよ。
裏も取らずに簡単に信じてサヤマ製作所を切っちゃうとか、とても心配です。
例え会社が潰れたとしても特許を奪われたとしても、その技術はこれから何十年先も生き続ける。
それが技術だ。
どんなにデータを偽装して勝ったとしても、そんなまやかしの技術はすぐに消えてなくなる。
技術は嘘はつかない。
阿部ちゃん、長ゼリフお疲れ様でした。
…でも、阿部ちゃんには寡黙でボソボソ喋り、オタク的事項だけハイテンションで喋るってキャラの方が合っている気がするの。削っちゃったけど、椎名と対峙するあのシーンのセリフは長かったよ、長くてちょっと退屈になっちゃうくらいだった…ごめんなさい。いや、阿部ちゃんはホントに好きなんだってば。
あ~でも『ドラゴン桜』ではあんなに数々の名言に感動したのだから、これはやはり脚本のせいなのかもしれない。
抜粋した部分以外は頭に入っても来なかったわ。
だから言われてしまうのよ。
あんなに長々と喋ったのに、父親のトラウマまで持ち出したのに(多いね、こういう過去の生立ち…ただのサイコパスでもいいじゃないか)あまり改心すること無く、ついに逮捕された椎名。
そして、悪の根源…というか、持ち上げられ要因だった貴船教授もついに失脚。
世良さんがこんな顔芸演技する日が来るとは思わなかった…。
とにかく、登場人物の顔アップ、アップ、アップ……
ぐわーーーーーぁぁぁぁぁ…とか字幕入りそうなオーバーアクションの連続。
よくよく考えたら、ジョジョじゃんか、これ……。
時代劇的、少年マンガ的な楽しみ方で高視聴率って事なのかもね。
個人的には上手く行きすぎで正し過ぎてちょっと付いて行けず、ついついツッコミだらけになってすいません。
ガウディ編のクライマックスはやはり佃の技術で出来上がった人工弁による手術の成功…
…って図があまり盛り上がらないと思ったのだろうか…。
(みんなマスクで顔も表情も解らないから?)
クライマックスはなぜか3年後。
再びのロケット打ち上げ…ぇっ……デジャヴ?前も見たよ、このシーン…
しかし、佃の娘が帝国重工の一員になっているので、デジャヴではないらしい。
夢アレルギーですが夢が叶いました。
そして、何よりも違うのは、出所したらしい椎名の何やら怪しすぎる行動…
爆弾でも持って来たのかとビックリしちゃった…自分で開発した新しいバルブらしい。
使えるの?それ…
何なんだ、このうらぶれようは。
椎名を憐れむように(違う)微笑む佃さんのアップでユルっと終了。
大団円だけど、ちょっと締りのない終わり方だったぞ。
ロケット発射成功シーンは「ロケット編」のラストに見た時は感動したのだが、今回は2度目だから…まるで再放送を見ているようだったよ。「ガウディ編」には「ガウディ編」なりのラストで締めた方が良かったんでないだろうか…。
ロケットの方が絵面が派手だから使いたいっていうのはわかるけど~。
「一生懸命」「正しく」「信じて」突き進め…というメッセージは伝わった。
物作りの熱さも伝わった。
ベタだベタだと言いつつ、何度か泣かされてきた。
好みではないけれども、いいドラマだったとは思う。
熱く臭くなりすぎそうな所は、このスタッフの作品にはあまり合うと思えない阿部ちゃんの起用によって軽くボケた分、かえって良かった。
一年に一本くらいはこういう熱いドラマもいいよね。
フリージャーナリスト・咲間(高島彩)の協力を得て、滝川(篠井英介)と貴船(世良公則)の
癒着を暴いた佃(阿部寛)。滝川は審査官を降ろされ、ガウディ計画はまた一歩進展する。
さらに、山崎(安田顕)の設計図を無許可で流用し、不完全なバルブを納入して医療事故を
引き起こした椎名(小泉孝太郎)も追及。
責任を認めない椎名に対し、佃らは証拠を調べあげ、両者の対立はついに決着の時を迎える。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
よろしければ→【2016年1月期・冬クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
※キャスト
佃 航平 … 阿部寛
殿村 直弘 … 立川談春
山崎 光彦 … 安田顕
唐木田 篤 … 谷田歩
江原 春樹 … 和田聰宏
津野 薫 … 中本賢
迫田 滋 … 今野浩喜
埜村 耕助 … 阿部進之介
立花 洋介 … 竹内涼真
川本 浩司 … 佐野岳
真野 賢作 … 山崎育三郎
鈴木 健児 … 堀井新太
加納 アキ … 朝倉あき
仁科 美咲 … ぼくもとさきこ
佃 利菜 … 土屋太鳳
和泉 沙耶 … 真矢ミキ
佃 和枝 … 倍賞美津子
一村隼人 … 今田耕司
椎名直之 … 小泉孝太郎
貴船恒広 … 世良公則
桜田 章 … 石倉三郎
三上 孝 … 吉見一豊
桜田 結 … 吉田美優
桜田 努 … 永澤俊矢
巻田 真介 … 横田栄司
葛西 … 中村歌昇
中里 淳 … 高橋光臣
横田 信生 … バカリズム
月島 尚人 … 福田転球
久坂 寛之 … 平岳大
藤堂 保 … 瀧川英次
滝川 信二 … 篠井英介
山野辺 敏 … 大鷹明良
咲間 倫 … 高島彩
富山 敬治 … 新井浩文
水原 重治 … 木下ほうか
浅木 捷平 … 中村倫也
神谷 修一 … 恵俊彰
柳井 哲二 … 春風亭昇太
根木 節生 … 東国原英夫
三田 公康 … 橋本さとし
中川 京一 … 池畑慎之介
田辺弁護士 … 阿藤快
財前 道生 … 吉川晃司
藤間 秀樹 … 杉良太郎
ナレーション … 松平定知
※スタッフ
脚本 … 八津弘幸
演出 … 福澤克雄、棚澤孝義、田中健太
プロデューサー … 伊與田英徳、川嶋龍太郎
音楽 … 服部隆之
原作 … 池井戸潤「下町ロケット」
公式サイト http://www.tbs.co.jp/shitamachi_rocket/
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[DVD] 連続ドラマW 下町ロケット DVD |
※「Twitter」やってますです。
フォロー下さる方は、ほぼドラマ実況ツイート(ツイ多いっす)だという覚悟でお願いします
【下町ロケット】第1話 第5話 第10話(最終回)
コメント
モノづくりに対するプライドを
ドラマ「下町ロケット」を見ました。
TBSにて 日曜9時からやってました
もうおなじみと言ってもいい池井戸潤原作によるドラマ
今作もTBSでこの枠ということで半沢やルーズヴェルトと同じスタッフによる本作ですが・・・
いや〜 面白かったし、この熱さが良いですね
ル…
【下町ロケット】最終回(第10話)プチ感想と総評・視聴率最高♪
「裏切り者は許さない日本プライドを持て!ロケットの夢・人工弁の夢を打ち上げろ!!
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>半沢直樹と同じく、危惧していた通りの残尿感たっぷりのエンディングでした。スタッフが悪役へ未練を持ち過ぎです。
「半沢」の場合は続編匂わせすぎなEDでしたが、これもそういう感じでしたね~。
「半沢」の続きは堺さんの「真田丸」撮影で実現不可能っぽいですが、懲りないなぁ^^;
>色んなところで指摘されてますが、いきなり椎名が出てきて「佃よりも30%性能の良いバルブ」とか言ってしまうわけのわからなさ。
あれはちょっとおかしくなっちゃった人って設定なのではないでしょうか…←と私は思ってる(笑)
何年ムショ暮らししていたのかよく解りませんが、出所してすぐにそんなものが出来るはずないし…
「こんな古いものを……父さん…酸素欠乏性にかかって…」みたいな…ぃゃ、なんでもありません…^^;
>それくらいガウディというものを大切にした話にして欲しかった。
なんだかねーー最終的にはやっぱりロケットの話になっちゃってましたね^^;
医療シーンは絵面が薄いのかなと思いましたがそこは演出で頑張っていただきたかった。
ってか、そんなにロケットやりたいなら今回はロケット編だけにして機会があったらガウディで続編作れば良かったのにね^^;
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>原作は読了しましたが、ドラマとは若干違う部分もありましたが、ハッピーエンドで終わりました。
原作はロケット編が手元にあるのですがまだ読んでいないのです~。
ハッピーエンドで倍返しでしたね^^
>小泉さんを見ると、どうしても「八重の桜」を思い出してしまう・・
慶喜のクズっぽさが上手かったですよねーー。
あれからスッカリあんなイメージばかり^^;
下町ロケット 第10話(最終話)
第10話「裏切り者は許さない日本プライドを持て!ロケットの夢・人工弁の夢を打ち上げろ!!」12月20日放送 PMEAの面談もパスし、大型動物での実験に着手した新型人工弁“ガウディ”。順調な進捗具合に喜ぶ佃(阿部寛)だったが、同時にガウディの完成を待つ聖人(庵原匠悟…
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半沢直樹と同じく、危惧していた通りの残尿感たっぷりのエンディングでした。スタッフが悪役へ未練を持ち過ぎです。
色んなところで指摘されてますが、いきなり椎名が出てきて「佃よりも30%性能の良いバルブ」とか言ってしまうわけのわからなさ。世界最高峰の技術を軽々と30%も凌駕してしまうとは・・・。少年ジャンプの格闘物のような安直さです。次から次へと簡単に秘技が出てくると言う。
原作既読者としては、桜田さんの娘への涙の報告はエピソードとして入れて欲しかったです。それくらいガウディというものを大切にした話にして欲しかった。
これもタオを無理に配置するからです。
あと杉良の演技も、とても見れたものではありませんでした。ただのボンクラ社長にしか見えません。
下町ロケット−ガウディ計画− 第10話(最終話)
「裏切り者は許さない日本プライドを持て!ロケットの夢・人工弁の夢を打ち上げろ!!」
内容ついにPMEAの面談を乗り切り、大型動物での実験を提案された佃製作所。支援企業を見つけなければならなかったが、“ガウディ”計画は一歩前進した。一村(今田耕司…
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このドラマ、途中から観ましたが、良い最終回でした。
原作は読了しましたが、ドラマとは若干違う部分もありましたが、ハッピーエンドで終わりました。
小泉さんを見ると、どうしても「八重の桜」を思い出してしまう・・
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ぎゃーーーありがとうですーーー!!
しかも鍵付きコメのお心遣い、なんてイイ人なんだ(;O;)
途中から財前と椎名がグシャグシャになってた。慌てて直しました。
例の記事は見つからないです~。
文章もとてもお上手でスラスラ読めたんですよね。
頑張って見つけたらご報告しますねーーヽ(・∀・)ノ
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時代劇でしたねー
逮捕されたのは財前ではなく椎名ですね。最後の謎の場面も椎名です
あさきたの、鋭い分析ブログ、見つかりましたか? くうさんがそうおっしゃるので、とても興味あり! 私も見たいです〜☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
下町ロケット #10 最終回
『裏切り者は許さない ロケットの夢・人工弁の夢を打ち上げろ!!』
下町ロケット 最終回
医薬品や医療機器を審査する機関・pmeaでの面談を通過して、新型人工弁の大型動物による実験が始まります。
順調な進捗状具合に喜ぶ佃(阿部寛)は一村(今田耕司)から、人工弁の完成を待つ聖人(庵原匠悟)の容体が芳しくないとの連絡を受けます。
佃は一刻も早い臨床実験を目指します。
そんな中、椎名(小泉孝太郎)のサクマ製作所で働く中里(高橋光臣)は、貴船(世良正則)のコアハート…
下町ロケット 最終回〜やっぱりいいよな、ロケットは! 職業人はかくあるべし!
データ改ざんで、90日動作保証の人工弁が破損、結果、患者が亡くなる。
これは椎名(小泉孝太郎)、言い訳はできませんよね。
純粋に、試験段階で改良の余地のあるコアハートの不具合で亡くなったのなら、「6人を救うために4人が死んでも仕方がない」という理屈も…
下町ロケット 第10話(終)★視聴率は22.3%
下町ロケット 第10話(終)
フリージャーナリスト・咲間(高島彩)の協力を得て、滝川(篠井英介)と貴船(世良公則)の癒着を暴いた佃(阿部寛)。滝川は審査官を降ろされ、ガウディ計画はまた一歩進展する。さらに、山崎(安田顕)の設計図を無許可で流用し、不完全なバルブを納入して医療事故を引き起こした椎名(小泉孝太郎)も追及。責任を認めない椎名に対し、佃らは証拠を調べあげ、両者の対立はついに決着…
下町ロケット (第10話 最終回25分拡大SP・12/20) 感想
TBS系・日曜劇場『下町ロケット』(公式)
第10話/最終回25分拡大SP『裏切り者は許さない日本プライドを持て!ロケットの夢・人工弁の夢を打ち上げろ!!』の感想。
なお、原作小説:池井戸潤氏の『下町ロケット』『下町ロケット2 ガウディ計画』は未読。WOWWOW版は未見、ラジオドラマ版も未聴。
フリージャーナリスト・咲間(高島彩)の協力を得て、滝川(篠井…
下町ロケット 最終回
サブタイトル「裏切り者は許さない日本プライドを持て!ロケットの夢・人工弁の夢を打ち上げろ!!」
この時代的的・痛快劇も、ついに最終回。
見どころは、やはり目的の達成と敵役達のぎゃふん、かな?
もちろん、物語を牽引したのは、佃(阿部寛)の熱さ、情熱、熱弁でしたが、
この回で目立っていたのは、ホワイト・財前部長(吉川晃司)の、「帝国重工」社長・藤間秀樹(杉良太郎)を前にしての…
「下町ロケット」中小企業の技術力は最後まで社長が社員たちを信じ可能性を信じて諦めない事だ!人の命を簡単に語る奴に経営者も技術者を語る資格は1つもない!
「下町ロケット」最終話はPMEAの面談をパスした佃製作所はコアハートの耐久性の疑惑を払しょくするためにジャーナリストの咲間と共にサヤマ製コアハートを調べ始める。そんな中中里 …