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【カレ、夫、男友達】第8話 簡単最終回感想と「私が恋愛できない理由」ちょっと

本日(実際の日付は昨日12/20)終了したNHKドラマ10「カレ、夫、男友達」。簡単感想で。
(そして、比較として最後に「私が恋愛できない理由」感想ちょっと。
こっちは良いこと書いてません。感動したとか言う方は読まないでね

 

オンタイでは裏のフジドラマを見ていたので、録画まとめ見状態で感想は書いてなかった。

けど、かなりハマり込んで見ていた事は確か。

 

1話目は、結構イライラしてて、いや、2話目もイライラしてて、いや、3話目も…

あれ・・・

 

いや、何がイラっとするのかと言うと、ドラマの中の

全く理解できない人たち

に、終始イライラしながら見るしかなかった。

 

長女は夫からDVに遭っている。
なのに夫から離れられない。

自由に幸せそうに生きている次女にライバル心があるから
いや、それだけじゃない。

自分がいないと夫はダメだから…という名の依存。
DV家族の典型的なパターンに陥っている。

 

次女は仕事にやりがいを感じ、恋も楽しくやっている。
でも、ただ「楽しい」だけ。
「貞操」という観念は無く、1人に身をささげるつもりはない。
恋人がいても寝たければ他の男と寝る。

「結婚」は、ただの紙切れと考え、縛られるものだと思っている節操がない。

三女は恋をした事がない。
「男」や「恋愛」に支配されるなんてバカバカしい事だと思っている。
男と寝る事は儀礼のようなものだと思っている。恋人は要らない。

ちょっと宇宙人っぽい。

 

こんな、ちょっと普通ではない三姉妹と、またその上、変わった母親。

夫を愛人と再婚させ、夫婦は別れても家族は家族だから、という割り切った考え。

「パパは年だからもうすぐ死ぬわ。だから優しくしなきゃ。」

深くて広すぎる愛情。仙人か

 

次女は自由にやりすぎて、忠実だった恋人クマちゃんを失い途方に暮れる。

長女はついに心中未遂にまで行ってしまい、夫が練炭中毒で記憶喪失になったので
無理やり別れさせられることに・・・

恋をしないはずだった三女は、「自分と似てる感じの人」との出会いに
どっぷりハマり、出来ちゃった婚。

母は、元夫の現在の妻が出産した祝いに行き、自分の子供ではない夫の子供を抱く…

 

なんか、無茶苦茶なのである。

本当に状況がどう変わっても誰にも同情できないし、同調もできない。

 

なのに・・・なんか、この家族が、この人たちが哀れで愛おしいのである。

 

人間って、誰も完全ではなくて、みんなが痛い人だと、私は常々思っている。

ドラマの中の人たちは、その象徴の集まりのようだった。

 

安定に依存する人、暴力に依存する人、プライドに依存する人、振り切れない人。
孤独に依存する人、そして、愛に溢れたように見えて孤独な女。

 

誰もがみんな、そんな部分を少しずつでも持っている。それが痛々しく、時にコミカルに描かれる。

音楽の入り方も映像の見せ方も、秀逸だった。だから、ハマっちゃうんだよね。

 

見た後も、全くスッキリせず、好きにやってくれ、という感じだけど、なぜか
放り出すことはできないの。

このドラマのような人が友達だったら、放っておけない人なんだろうね。

 

イラッとしつつも、心に当たる物が大きかった、良いドラマでした。

 

・・・で・・・フジテレビ「私が恋愛できない理由」

 

なんで、この感想をここにわざわざ持ってきたかというと・・・

 

同じく全く共感できず、全く同情も出来ない人たちのドラマで・・・

しかも、全くハマることも出来なかったから

 

ここにいる人たちも同じように痛い人たちなんだけど、こっちは文字通り

勝手にやってろ、好きにしろ。

と、思ってしまった。最後まで

 

このテレビの中だけで浮かれてる感じは・・・

浅いなぁ・・・と思いました。はい。

 

しかし、面白かったという人も多いんだよね。

これは、人生経験や年齢の問題と言うよりも、見てきたドラマや映画の視聴体験が
私を冷めさせているような気がする…

 

まぁ・・・あんまり書くと・・・
噛みついてくる人もいるから止めておく

 

そんな感想です。

 

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 PINGOO!カテゴリテレビ・ドラマ
   

 

※キャスト

犬山 治子 … 真木よう子
多田 麻子 … 木村多江
犬山 育子 … 夏帆

多田 邦一 … ユースケ・サンタマリア
熊木 圭介 … 徳井義実
岸 正彰 … 三浦貴大
相川 光夫 … 若葉竜也
草壁 雅美 … 片岡礼子

八木 弘樹 … 平岳大
富野 久美 … 高橋かおり
小宮山 信二 … 柄本時生
島尾 … 森本レオ
相原 雪枝 … 濱田マリ

犬山 洋子 … 高畑淳子

草壁 修司 … 長塚京三

 

原作 : 江國香織
脚本 : 浅野妙子

主題歌 : 安藤裕子 「輝かしき日々」

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コメント

  1. NelsonTouchBlog より:

    カレ、夫、男友達最終回&謎解きはディナーのあとでと家政婦のミタ最終回感想

    ■カレ、夫、男友達最終回
    練炭自殺を図った長女・木村多江と、その夫ユースケサンタマリア。次女・真木よう子と、三女・夏帆が駆けつけなければ、長女は旦那と二人、そのまま死んでいただろう。ユースケの狂気はDVに止まらず、ついにここまでやるほどに発展してしまっ…

  2. 「カレ、夫、男友達」最終話

    最終回「愛という名の不思議」 視聴率8.1%  

  3. カレ、夫、男友達 第8話(最終話)

    第8回【愛という名の不思議】 総合 2011年12月20日 午後10時 再放送・総合 2011年12月27日午前0時15分(月曜深夜)  邦一(ユースケ・サンタマリア)は麻子(木村多江)と心中を図るが未遂に終わる。意識が戻った邦一だったが、訪ねてきた治子は看病する麻子の話に驚く。…

  4. カレ、夫、男友達 第8話(最終回)

    クマちゃん、さすがです。治子のメールの真逆の意味をちゃんと読み取りました。不思議な愛たちの姿。

  5. エリ より:

    SECRET: 0
    PASS: e86aba6ec2c6d042d3bb2c7e049a0ee8
    こんにちは!
    くうママがご覧になってたとは意外でした~。
    >人間って、誰も完全ではなくて、みんなが痛い人だと、私は常々思っている。
    >ドラマの中の人たちは、その象徴の集まりのようだった。
    私も人間は痛い存在というのに同意です。
    私自身が痛いところだらけな上に空気も読めないしで
    居場所も見つからず外にも出られないような感じ。
    なので変人キャラな出演陣に理解できないなりに
    最後まで食いついてみていましたわ。
    最終回が常識的なところに着地したのが不思議な気がしましたが
    まあまあのおわり方だったと思います。
    ずっとイライラしてましたが終わってみればあっぱれだったという感想でした(笑
    「恋愛できない」方のドラマは本当にダメで
    途中で脱落しちゃいました。
    原因がわからなかったけれど白けさせる何かがあったのですね。

    冬ドラマもご一緒できるのがありますように♪

  6. NHKドラマ10『カレ、夫、男友達』第8回(最終回)愛という名の不思議

    『愛という名の不思議』

    内容
    麻子(木村多江)と邦一(ユースケ・サンタマリア)の異変に気づき
    駆けつけた治子(真木よう子)と育子(夏帆)
    すぐに病院へと運び、“心中”は未遂で終わる。
    翌日、意識を取り戻した麻子は、「どうでも良くなっていた」と治子に告げる。…

  7. カレ、夫、男友達 最終回 愛という名の不思議

    ついに夫の止まらない歪んだ愛の形に見切りをつけ、練炭で心中をはかった、麻子(木村多江)と邦一(ユースケ・サンタマリア)夫妻

    でも、異変をかけつけて飛び込んできた、治子(真木よう子)と育子(夏帆)の活躍で、すぐに救急車。一命をとりとめ、ヨカッタ!

    で…

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