文(井上真央)は高杉晋作(高良健吾)の妻・雅(黒島結菜)から、夫の久坂玄瑞
(東出昌大)が芸妓・辰路(鈴木杏)と親しくなっていることを知らされ、動揺する。
文は矢もたてもたまらず義兄の小田村伊之助(大沢たかお)に頼みこみ、じょうい決行
のため山口にいる玄瑞に会いに行く。
しかし行く先々ですれ違い、なかなか再会できない。
そして思いがけず、藩主の毛利敬親(北大路欣也)とその妻・都美姫(松坂慶子)と出会う。
(あらすじ「Yahoo!TV」より引用)
花燃ゆ 第二十一話「決行の日」
簡単感想で。
とりあえず……
英国公使館焼き討ちは、やっぱり先週の「紀行」でバッサリ終わったのだった。
夢の…夢のようだよ…。
文久三年、吉田松陰の復権が正式に認められ、吉田家は梅太郎兄ぃの息子、
小太郎(中野遥斗)を養子に立てて復興。
おじ上、今度は殴ったり怒鳴ったりの教育はやめてあげて下さい。
この子、可愛いんで~可愛いんで~~…。・泣
もっとも、この子の運命もなかなか過酷ですが…史実を言うとネタバレだって声も
たまに上がるんでゴニョゴニョ……。
華麗にスルーされた英国公使館焼き討ちはどうなったかっていうと、幕府も長州が
やったな…と知っていながら何の処罰も行わなかったというモヤっとした結果に
終わったのだった。これはホント。
この頃、日本に乗り込んだ外国の方々は殺されたり襲撃されたり焼き討ちされたりと
様々な受難に遭っています…まぁ…乗り込んできたから仕方ないよねっ。おいっ…。
寅兄が復権した事で杉家の父も梅兄もお役目が戻ったそうな。
…今までお役目を取り上げられていたって下りはあったかなぁぁ…。
いつもノンキで楽しそうで全然気づかなかったね。
だからさ、せっかく家族を主役にしたのだから、そういう所を描こうよと何度も……
政情の方はあっという間に長州凄いぞみたいな状況が動き、久坂たちは将軍・家茂を
京に呼んで攘夷約束を行わせたり、あっという間に凄い人になっちゃったのだった。
自分の思い通りに事が動かない高杉は出家して「法名・東行」とか言っちゃってるわけですが、
この人は元々金持ちの自由人なんで…。
塾生さんたちみんな、時局がどう動くか見守っておられるそねな大事な時に、
なぜ世捨て人なんかに…。
戻ってきた高杉を訪ねた文さん、そこで衝撃的事実を知ります。
先生のお声が聞きたい。
えっ?
ここでこういう時じゃからこそ先生のお声が聞きたいんじゃ。
正直、俺は久坂の考え方にはついてはいけん。
今攘夷を決行してもしょせんは負け戦。
やのにやつは攘夷をお題目に京でもてはやされ、公卿や豪商相手に根回しばかり。
まるで腐れ役人のようじゃ。
あん人が……?
大丈夫。
必ず戻ってきますよ。
今、久坂さんはにわか人気でおもてになるみたいやけれど大丈夫。
相手はただの芸妓ですよ。
必ず文のもとに戻ってくる。
雅さん……その話、誰も特に訊いてなかったのに……。
こうして、夫が京で芸妓にモテているって話で文さんの心はヤキモキするのだった。
そんな中、攘夷に向けて久坂が長州に戻ってきます。
しかし藩庁が萩から山口に移されるという事で、夫は萩をスルーして山口へ行くことに。
いざ攘夷となると海に近い萩よりも山口の方が安全じゃ。
5月10日の期限をもって関門海峡は閉鎖され、夷狄の船はすべて打ち払われるそうじゃ。
物価高に苦しむ者たちは「早う夷狄を締め出せ」と大いに高揚しとるらしい。
じゃが何と言うても戦じゃ。
長州はいよいよものものしゅうなる。
父の言葉に、夫がやろうとしている事にドキドキ、しかも京の女の事を考えるとモヤモヤ…
という状態の文さん。
参りとうございます。私も。山口に。
あの人に会いに行きたい。
お願いします兄上。連れていってつかぁさい。
伊之助さまに頼みこむ文さん。
たくさんあるんです!
旦那様にお聞きしたい事お話ししたい事…。
塾にまた子どもたちが戻ってきてくれた事や高杉さんのお話…。
あの人は何もないんでしょうか?
私に話したい事聞いておきたい事。
あるはずです。夫婦なんやから。
それともほかに話す人がおるんでしょうか。
私じゃのうて他に…もっと…京に綺麗な人が。
…そういうタマじゃなかろう。
ありゃ、しゃれた事のできん武骨者じゃ。
いやいや、伊之助さま、あの男は結構やりまっせ……。
すがりつく文さんに、伊之助さんは殿の奥方様のお世話係としてならば
連れて行けるかも、と言うのだった。
じゃがどうする?この家は?塾は?
えっ!?
文さんは松下村塾にとってそんなに重要な人物なのですか!?
おにぎり握る以外の何かをやっているのでしょうか。
まさか講師になっちゃってるんじゃないですよね……。
ま、まぁいいや…
言葉に詰まる文さんに、自分が塾をやるから任せて行け、と背中を押す寿姉。
あなたは妻です。何を遠慮する事がありますか。
行って久坂さんに会うてきなさい。
いいね…姉さん。
すっかり落ち着いて武家の凛とした奥方っぷりが素敵です。
そうして山口へ到着した文さん。
しかし、久坂は下関へ発った後でした。
下関で演説する久坂。
藩士になったそうで…みんなの先頭に立ち……いつこんなに偉くなったのか…。
今こそ戦う時じゃ!示さんにゃならん!この国は決して夷狄になびきゃあせんと!
この国を、民を守ると!
我らは同じ志のもと集まった志士じゃ。
我らが変える!この国を!
我らがこの国を救う!
ここに光明寺党を結成する!!
大丈夫…ここでは顔は割れない…はず………
ここで、そうせい候の奥方・都美姫登場ーーー!
松坂慶子さんが出てきた途端に何だか大河みたいになった。
背負う空気の重厚感~~…美しい。
文さんはここで奥方様から「勝てるでしょうか?」とお訊ねを受け、
おなごの身にはつぶさには分かりかねますが。
攘夷。その精神がこの国を救うと言う人もおれば戦う前から負け戦と言う人も…。
と言ってしまい御不興を買ってしまうのでした。
この後、ご登場の毛利敬親@そうせい候に向かって
世話役の件ですが。
私、ここに長居するつもりはないので間に合うております。
と、いきなり世話係不採用宣言される文さん。
さて…ヒロイン、ここで何と藩主と直でお話しちゃうのでした。
…このドラマが始まる前から、もしかしたらヒロインが殿に直で会ったり意見したり
しちゃうんじゃね……
と、想定していた通りになったわけで……
ドラマですもの。女主人公大河にはよくあることですよ。
…ドラマですもの……ハハハ……。
寅次郎は何と申したか。
「この国が外国の属国にならぬよう、天子様みずからが天下に勅を下されて
外夷討伐の正論を堂々確立されたい」
いつも思い出す。
迷い晴れず時局見えぬ時、こうして寅次郎の言葉を。
今、我が藩が突き進む2つの道。
外夷には決して屈せず、じゃがないものは得る。
すべて寅次郎の予見どおり。感謝しておる。我が長州の宝に。
これからも絶えず問うであろう。
寅次郎ならどうするか。余に何を言うか。
決めておる事がある。
藩主として余はいまだ迷い自問自答を繰り返す身じゃが…
志ある者の邪魔立てだけはすまいと決めておる。
なぜなら誰しもその命潰える刹那「生ききった」。そう思うてほしいからじゃ。
背中を見送る時は常に願うておる。
「行け。輝け」と。
「行け。輝け」。
私も覚悟して見送ります。夫を。
そうせい。
藩主なのに自問自答しているなんて一藩士の妻ごときに言っていいのでしょうか。
ただ「邪魔しないように送る」なんて言っていていいのでしょうか。
解らない。分らないよ、長州……。
そして、そうせい候のセリフの間に長州ファイブは密かにヨーロッパへ出立~~…。
メンバー的には萌えない…萌えなすぎるこの長州5…ぁ、ごめん……。
文さんはやっと再会した夫に、あなたも藩士なのだから、武士の妻らしく覚悟を持って
見送ると宣言するのだった。
そうそう…殿を見習ってね。
奥さんか!敬親候は奥さんの手本なのか!!
まぁ…でも、心が大きく人を見る目のみ優れ口出ししなかった…みたいな名君だから
お母さんといえばイイお母さんなのかも知れない…。
ついに幕府の許可もなく次々と外国船を攻撃し始めた長州藩……。
来週はそれを陰から支える女たち、みたいな展開らしい。
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※キャスト
杉文 … 井上真央(子役期:山田萌々香)
吉田松陰 … 伊勢谷友介(子役期:板垣李光人)
小田村伊之助 … 大沢たかお
久坂玄瑞 … 東出昌大
杉百合之助 … 長塚京三
杉滝 … 檀ふみ
玉木文之進 … 奥田瑛二
杉梅太郎 … 原田泰造
杉寿 … 優香(子役期:香音)
杉敏三郎 … 森永悠希(子役期:山田瑛瑠→大橋律)
杉亀 … 久保田磨希
玉木彦助 … 冨田佳輔
毛利敬親 … 北大路欣也
毛利都美子 … 松坂慶子
桂小五郎 … 東山紀之
周布政之助 … 石丸幹二
椋梨藤太 … 内藤剛志
椋梨美鶴 … 若村麻由美
松島剛蔵 … 津田寛治
宮部鼎蔵 … ビビる大木
長井雅楽 … 羽場裕一
高杉晋作 … 高良健吾(子役期:山崎竜太郎)
吉田稔麿 … 瀬戸康史
伊藤博文 … 劇団ひとり
入江九一 … 要潤
野村靖 … 大野拓朗
前原一誠 … 佐藤隆太
寺島忠三郎 … 鈴木伸之
品川弥二郎 … 音尾琢真
赤禰武人 … 阿部亮平
松浦松洞 … 内野謙太
梅田雲浜 … きたろう
小野為八 … 星田英利
山根文季 … 平田満
内藤一馬 … 田中仁
井上雅 … 黒島結菜
小田村志乃 … かたせ梨乃
金子ツル … 麻生祐未
高須久子 … 井川遥
福川犀之助 … 田中要次
富永有隣 … 本田博太郎
大深虎之丞 … 品川徹
吉村善作 … 日野陽仁
高須 糸 … 川島海荷
入江すみ … 宮崎香蓮
吉田ふさ … 小島藤子
金子重輔 … 泉澤祐希
三条実美 … 上杉祥三
辰路 … 鈴木杏
井伊直弼 … 高橋英樹
語り … 池田秀一
※スタッフ
脚本 … 大島里美、宮村優子、金子ありさ
音楽 … 川井憲次
題字 … 國重友美
制作統括 … 土屋勝裕
プロデューサー … 堀之内礼二郎
演出 … 渡邊良雄 、末永創
公式サイト http://www.nhk.or.jp/hanamoyu/
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コメント
「花燃ゆ」感想 第二十一回「決行の日」
「公使館焼き討ちはどこ行った!www」
確か、先週のエンディングはこれから一発景気よく(放火)やるぜ!とドラマチックな音楽をバックに、かつてないほどに勇ましい塾生を見た気がするのですが、久坂らが今週の冒頭で普通に江戸から京へワープしている事実に愕然です。
数か月、経っていました…。
予告詐欺の次はエンディング詐欺なのか。
まあ、桜田門外の変、高杉の上海行きあたりでも同…
花燃ゆ 第二十一回
『決行の日』
「決行の日異国との開戦!夫の背に栄光祈る」
内容
文久三年、伊之助(大沢たかお)の懇願で、松陰の復権が認められた。
吉田家も復興され、喜ぶ文(井上真央)寿(優香)たち。
そんななか、動かぬ藩に業を煮やした高杉(高良健吾)が出家してしまう。
…
花燃ゆ #21「決行の日」
公式サイト 文(井上真央)は高杉晋作(高良健吾)の妻・雅(黒島結菜)から、夫の久
大河ドラマ「花燃ゆ」 #21 決行の日
だんだん長州藩が暴走し始めています。
一気に攘夷へと突き進みます。
花燃ゆ 第21回「決行の日」〜この作品の登場人物は物分かりが良すぎる
「志を成し遂げて下さいませ。
もうあなた様の無事も、お帰りになることも願いません。
あなたというお人を夫に持ったことを誇りに思います。
ご武運をお祈りいたします」
今回は、文(井上真央)が久坂(東出昌大)を身軽にしてあげる話でした。
この作品の登…
大河ドラマ「花燃ゆ」吉田松陰の妹21晋作一時戦線離脱!玄瑞の突き進む姿に文は懸念し晋作もその危惧通り状況になった
大河ドラマ「花燃ゆ」第21話は寅次郎の名誉は回復され吉田家は再興された。その頃京では攘夷へ向けて動く久坂玄瑞らの行動について行けなくなった晋作が突然出家してしまう。そ …
高杉晋作、学習院御用掛を辞し、久坂玄瑞、京都藩邸御用掛を仰せ付かること(井上真央)(=゚∇゚)ノよお!(黒島結菜)
誰が何と言おうと高杉晋作の正妻・雅を演じる黒島結菜の主人公への親しみを込めたコレしか・・・記憶に残っていないのだった。 コレがこのドラマの正式トーンでいいんじゃないか・・・妙に歴史の中に主人公を取り入れなくても・・・。 「旦那様、帰って来た~?」 「来ない~」 「うちも~」 こういう感じの二人の方が
「花燃ゆ」 第21回、決行の日
大河ドラマ「花燃ゆ」。第21回、決行の日。
幕府に攘夷を促すことに成功した長州藩。
ついに、攘夷を決行。
外国船を打ち払う。
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」第21回「決行の日」
いよいよあれですね、ぶんきゅーさんねーんきんぱちせんせーでお馴染みの文久三年!いよいよ幕末の動乱ですけど、長州と京の二元中継みたいになるのでしょうか。英国領事館を焼き討ちして後戻りはできない事態となった塾生の皆様の運命やいかに~。