NHK朝の連続テレビ小説115作目『ブラッサム』が始まりました。
モデルは明治に生まれ、平成までの長い時代を「恋とともに」駆け抜けた宇野千代。
「恋」パーツをどう描いていくのか、そのへんは興味深い。
昭和57年、葉野珠(加賀まりこ)は青山の書斎で新聞連載「生きて行く私」を執筆する。側には秘書の藤川優子(松たか子)が寄り添う。そして時代は変わり、明治41年の山口県岩国。葉野家の四人兄弟の長女である葉野珠(村上蘭)は、しつけに厳しい父・清治(渡部篤郎)と、継母・リョウ(国仲涼子)と暮らしている。珠は優しい母が大好きだが、血のつながらない自分をどうしてそんなに愛してくれるのか、少し不安に感じていた…
あらすじ は 公式サイトより引用
連続テレビ小説「ブラッサム」第1週「私の父、私の母」第1話 感想

感想
綺麗な風景と、笑顔の子供と、そして笑顔を崩壊させる悪魔のような親と……。
封建時代だのぉ……。
幸福とは人が生きていく力の元になることだ
昭和57年(1982年)85歳のヒロインから始まり、OPを挟んで明治41年(1908年)山口の岩国で生きる少女時代へと進む……ではなくて、戻るですね。
子供時代だけではなく老齢の配役がメイン主役と違うこと。始まりの時代が物語の現在地ではないこと、など、『カーネーション』を思い出す要素がある……(けれど、そういう期待はしないようにしないとね)。
ヒロイン、葉野珠は岩国生まれ。幼い弟妹と病弱な継母の世話をするしっかりものの長女。
明治41年は、本家の酒蔵へお使いに行った葉野家の子供たちが家へ帰るシーンから始まる。
姉さま、待ってえや!
頑張れ、守。あと一息じゃ。
ほいじゃが疲れた。
お母が家で伏せっちょってじゃけえ早う帰らんと。
見てみんさい。きれいじゃ。
元気になるわあ。
この冒頭シーンだけで、この子たちの母親が今、お産を終えて具合悪いこと、川がとても美しい風景の所に住んでいること、4里離れた場所には金持ちの本家があってお祝いを下さること。
そして近所の八百屋のご夫婦は友達・梅ちゃんの両親で、とても優しい人たちだということが分かる。
お母さんは、とても優しくてカワイイ。でも……。
「お母はうちの本当の母ではありません。本当の母はうちが2歳の時に亡くなったそうです。でも、お母はうちを実の娘のように大事に大切にしてくれます。」
2歳の時に亡くなったということは、下の弟妹は全員、今のお母・リョウさんのお子さんなのかな。
(しかし、下の2人の年が近すぎるように見えるので、この時代だから外の子……ということもあり得るかも)
リョウさんは珠を「珠さま」と呼ぶ。
元々はお女中さんだったのかも知れない。
今日のハイライトは、近所でも「クズ」だの「無頼者」だの「大概にせえ」だのと言われている、無職なのに馬を買って乗り回したりしちゃってる珠の父親・清治に尽きるよね。
連休中にNetflixで『ダウンタイム』を見ていたので……
お父が出てきた時、思わず「院長!」って言っちゃったよ(分からない方、すいませんっ)。
娘は大事にしてね!
大雨の中、珠を買い物に行かせ、
はだしで行け。
この間、草履をぬらして駄目にしたじゃろう。
足はぬれても腐らん。はだしで行け。
この悪魔のような仕打ちは何だろう。
お珠のせいで前妻が亡くなったとか(もちろん思い込みで)、そんな理由でもあるのだろうか。
昭和、戦後まで、日本の民法は「家名」と「封建」を重んじるイエ制度を採用していた。
絶対的な家父長制が定められていて、子どもは親に、女は男に、逆らうことはできなかった。
……にしても、清治の仕打ちは酷すぎない?
あれじゃ無意味な苛めと同じ。
気持ち悪いほどのクズ親根性を見せられたので……やはり理由が欲しいよね。
ま、ただのクズなのかもしれないけれど。
史実のモデルの人も父親には苦しめられたようなので……。
そして、
「うちはお母の本当の娘ではありません。でもお母を本当の母のように…大好きです。」
と、ラストにわざわざ繰り返すところも気になる。
「幸福とは人が生きていく力の元になることだ」と後々書くことになる珠が、この時代、どこに「生きがい」を見出すのか知りたい。
宇野千代の生涯は「恋」と一体
ネタバレ的になってしまうのかもしれないけれど、モデルの宇野千代さんは、今回のアバンでも紹介されていた通り、新聞で『生きて行く私』を連載する随筆家であり、小説家であり、編集者であり、着物デザイナーである。
「仕事に生きる女性」を描く朝ドラとしてはピッタリの題材ではあるけれど、同時に非常に「恋多き人」でもある。
正式な結婚だけでも4度ご経験され、結婚外のお付き合いもとても多い方なわけだけれど……。
大河ドラマの側室さえまともに描かないNHKが朝ドラでここを持って来るとは正直思わなかった(笑)
その辺も含めて楽しみにしている。
OP主題歌はYOASOBI
お父のパワハラで真っ黒だった本編に引き換え、自由で明るいアバンから続くOPは印象的。
桜咲き誇るピンクと緑が印象的な写実バックに ikuraちゃんの高く弾けるヴォーカルが響く。
踊る石橋静河さんの衣装も美しくて、明るい気持ちになれそう。
踊るOPは子ども受けも良さそう。YOASOBIだし(個人的に嬉しい)。
では、またゆるゆると短文で続けるかもしれませんが、半年、ゆるくお付きあいください。
よろしくお願いいたします。
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ブラッサム キャストとスタッフ
キャスト
葉野珠 – 石橋静河(子役時代:村上蘭、晩年:加賀まりこ)
葉野清治 – 渡部篤郎
葉野リョウ – 国仲涼子
葉野清重 – 三浦誠己
葉野守 – 日向亘
葉野俊子 – 伊東蒼
葉野英男 – 藤原大祐
岩田梅 – 松本穂香
岩田幸三 – 八嶋智人
岩田カツ – 楠見薫
角田忍 – 木竜麻生
森岡稲子 – 華優希
橋本タエ – 中井千聖
島村辰彦 – 工藤阿須加
木村照子 – 山田真歩
木村保 – 金子大地
熊田 – 斎藤司
松子 – 瀬戸さおり
スギ – 愛
ヨネ – 誠
三好マキ – 中村優子
三好辰五郎 – 赤堀雅秋
左良太 – 北野秀気
本田 – 川島潤哉
黒崎大三郎 – 遠藤憲一
山中勇三 – 井浦新
横田 – 大窪人衛
木村浪江 – 杉田かおる
木村正吾 – 三宅弘城
西尾一路 – 染谷将太
秋山格之介 – 高良健吾
梶矢基一郎 – 佐藤緋美
小山牛丸 – イッセー尾形
土橋風子 – 尾野真千子
夏井銀児 – 錦戸亮
藤川優子 – 松たか子
ブラッサム スタッフ
◆放送期間 : 2026年9月28日 ~ 2026年3月26日(全130回予定)
◆制作 : NHK(BK)
◆初回視聴率 : %
◆平均視聴率 : %
◆制作統括 : 村山峻平、櫻井壮一
◆プロデューサー : 大野陽平
◆演出 : 盆子原誠、中泉慧、佐藤玲衣、田中陽児、小林直毅、野田雄介
◆原案 :
◆脚本 : 櫻井剛,小松與志子
◆音楽 : fox capture plan
◆主題歌 : YOASOBI「咲き誇れ」
『ブラッサム』各回リンク


