
2025年 連続テレビドラマランキング
2025年も連続ドラマが終了いたしました。
2025年の映画のベストをまとめたので、ドラマの方もちゃっちゃとまとめます。
毎年のことですが、好きなドラマが渋滞していたので、50位くらいまで「何でこれの順位をこんなに低くしなきゃならないの?」というくらい好きなドラマがいっぱいあります。
今年もドラマウォッチャーとして幸せな1年だったと思います。
全体的には例年通り、ほぼ並列に好きな順にドラマを並べただけだと思っていただければ。
つらつら感想は書かないです。
各作品の感想はクチコミサイト「みるはち」の方をご覧ください。
2025年全部ベストランキング(単に好きな順)
今年もレビューは朝ドラ以外すっかりアップできなくなってしまっておりますが、毎期熱心に見てはおります。
では。つらつらと……。(1、2話で脱落したものはリストから外しました。すいません!)
ベストリスト
まず番外から。他と一緒にできないので……。
特選1位 べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~
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ありがとうございました。大好きだったのにまだ全くレビュー書けてないっ!
文化人とはいえ、武家、朝廷以外の市井の人を描いてここまで入り込めたのは、筋がきちんと歴史に沿っていることと、ストーリー自体が本当に面白いという脚本力ゆえですよね。
森下佳子先生、恐ろしいです。
田沼、寛政の流れを『大奥』とは別の視点で完結。どちらも全部 治済のせいだ……。
では、続けて年間連ドラベスト。
『相棒』はもう通年ツールなので外してあります。『あんぱん』も2クールなので外してあります。
2025年ドラマ軽く統括
簡単に印象深いものなど総括させていただきます。
僕達はまだその星の校則を知らない
映画の総括にも書いたのですが、今年は星や宇宙の話が多くて。
始まりは一昨年から本年の第一クールまでNHKで放映された『チ。-地球の運動について-』かも知れないです。
私たちはいつの時代でも星と宇宙に神秘を感じ、興味を持ってしまいます。
それを追うにはもう年が行きすぎたので、星に集まる学生たちがキラキラして微笑ましくて。
人とスムーズに接することが難しく、学校が嫌いだったスクールロイヤー健治くんの成長記でもありました。
傷ついた人に優しい大森美香作品、やっぱり大好きだな……。

「ぼくたち、わたしたちは、この小さな物語の幾きれかが、あなたのしんしんと透き通った本当の食べ物になることをどんなに願うかわかりません。」
宮沢賢治『注文の多い料理店』の一節をもって終わる。多幸感あふれる最終回のラスト。
鈴のような先生の声と健治くんがもたらせた幸い。生徒たちの笑い声。このドラマの幾きれものシーンが私たちの心にしんしんと沁みて透き通った本物の思い出になる
https://dramarevue.cinemarev.net/revue/bokuhoshi/
ちはやふる-めぐり-
当方、元々映画版『ちはやふる』信者ですから……。
正直、連ドラで続編やるって話を見た時は許せない気持ちの方が大きかったです。
それくらい『ちはやふる』という作品そのものが自分の中で昇華された思い出だったので。
けれど、世代交代の連ドラ、良かったですね。青春は後輩たちに受け継がれ、ちゃんと続いていた。
ドラマのOPも劇伴も、ちゃんと映画を継承してくれていたのは嬉しかったです。
新鮮な気持ちで感動し続け、様々思い出すことが出来ました。
続編として、名作でした。

始めは「どうして先輩たちは泣いているのか」よく分からなかった めぐるが、カルタ部に引き込まれ青春の渦に巻き込まれていく。
最初は不安で仕方なかった。『ちはやふる』はすでに青春の金字塔的映画として実写化されており、連ドラなんて要らないと思っていた。
けれども、青春は続く。時代を超えて後輩たちは先輩の意志を受け継いでいた…
https://dramarevue.cinemarev.net/revue/chihaya-meguri/
御上先生
1位に推した『僕達はまだその星の校則を知らない』も、スクールロイヤーである主人公が学校を変えていく(意図せず)お話でしたが、『御上先生』の方は意図して変えていくお話でした。
偏差値の高い学校が舞台なので、ヤンキーが先生に反抗するような学園物お決まり展開がなく、とにかく生徒たちの会話が哲学的で興味深かったです。
御上の狙いは本当はどこにあるのかというミステリーを紐解きつつ、現代の教育について共に考えた傑作でした。
彼らはきっとこの先、政治の中枢から報道、メディアの上部へ。社会を動かす位置へと上ってくる学生たちに違いない。
だから彼らが社会の中枢を動かすころには、考えの浅い教育思想や、自分勝手な事件、ただ叩くだけの無意味な謝罪会見……そういったものは無くなっていてほしい。
闇に捕まらないように逃げ切る。
素晴らしいメッセージ
https://dramarevue.cinemarev.net/revue/mikamisen/

多様性とアップデート
ここ近年顕著ですが、多様性とアップデートの時代を描く作品が多い年でした。
1位に推した『僕達はまだその星の校則を知らない』や『しあわせは食べて寝て待て』では性格に特性のある主人公の成長と寄り添いが描かれていました。
『ぼくたちん家』『40までにしたい10のこと』では同性カップルなどセクシャリティの問題が描かれました。
古い価値観をアップグレードする『じゃあ、あんたが作ってみろよ』『ひとりでしにたい』『対岸の家事』『人事の人見』『まどか26歳』『パパと親父のウチご飯』など、押し付けがましくなく楽しい演出と共に考えさせられる作品が多かったと感じています。
マイノリティに向ける攻撃に復讐する『良いこと悪いこと』は本当に面白いサスペンスでした。
本年は『シナントロープ』『クジャクのダンス、誰が見た?』『ちょっとだけエスパー』『夫よ、死んでくれないか』『誘拐の日』など見ごたえあるサスペンスも多い年でした。
来年も楽しい作品をたくさん見たいです。
ありがとうございました。
勝手に授賞式
2番目以降順不同・敬称略・すいません
男優賞
- 横浜流星(「べらぼう」)
- 松坂桃李(「御上先生」)
- 竹内涼真(「じゃあ、あんたが作ってみろよ」)
- 間宮祥太朗(「良いこと悪いこと」)
- 宮沢氷魚(「しあわせは食べて寝て待て」「べらぼう」)
- 水上恒司(「シナントロープ」)
- 菅田将暉(「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」)
- 松山ケンイチ(「クジャクのダンス、誰が見た?」)
- 風間俊介(「40までにしたい10のこと」「べらぼう」)
- 庄司浩平(「40までにしたい10のこと」)
女優賞
- 松たか子(「しあわせな結婚」)
- 小芝風花(「べらぼう」)
- 當真あみ(「ちはやふる-めぐり-」)
- 森田望智(「いつか、無重力の宙で」)
- 奈緒(「東京サラダボウル」)
- 市川実日子(「ホットスポット」)
- 多部未華子(「対岸の家事」)
- 安達祐実(「夫よ、死んでくれないか」)
- 広瀬アリス(「なんで私が神説教」)
- 山田杏奈(「シナントロープ」)
主題歌と主題歌映像賞
完全順不同!全部大好きでした。
- 『MOON』S.A.R.(『シナントロープ』)
- 『バームクーヘン』及川光博、手越祐也、白鳥玉季(『ぼくたちん家』)
- 『アゲハ蝶』ポルノグラフィティ(『良いこと悪いこと』)
- 『修羅』ヨルシカ(『僕達はまだその星の校則を知らない』)
- 『ブルーアンバー』back number(『あなたを奪ったその日から』)
S.A.R.「MOON」(『シナントロープ』)
職場でふいに歌が脳内を巡り出して、同時にりゅうきゅうコンビを思い出して涙ぐんだりしたよね……(仕事中)
ヨルシカ「修羅」(『僕達はまだその星の校則を知らない』)
ヨルシカさんは『チ。 ―地球の運動について―』のED「アポリア」も『この夏の星を見る』の「灯星(ともしぼし)」も担当され、もう「星=ヨルシカ」のようになってた(笑)全部が名曲です。
結局終活何だったんで賞
『終幕のロンド』
御厨物語だったで賞
推し部屋怖すぎで賞
ベビちゃん(『ディアマイベイビー』)
2025年もありがとうございました
すっかり朝ドラブログに成りはてた見とり八段です……。
結局〆も年末ギリギリになってしまいました。
こんな状態ですが、どうぞ、来年も、よろしくお願いいたします。
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