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NHK大河ドラマ【麒麟(きりん)がくる】第1回「光秀、西へ」感想

室町時代末期の美濃。若き明智光秀(長谷川博己)は度重なる戦いばかりの日常に疲弊し、主君斉藤道三(本木雅弘)になぜこのような戦乱が続くのか、当時の日本の中心である京に行って見てきたい申し出る。が、けちな道三はなかなか首をたてにふらない。考えあぐねた光秀は、当時まだ出回ったばかりの鉄砲を手に入れて帰ってくること、そして病にふせる道三の妻小見の方のために京都の名医を連れてくることを条件に旅の許可を得る。
(Yahoo!テレビより引用)

2020年大河ドラマ「麒麟がくる」感想

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麒麟(きりん)がくる 第1回「光秀、西へ」

あんなこんなの末、遅れに遅れた2020年の大河がやっと始まりました。明けましておめでとうございます。今期もよろしくお願いいたします。

オリパラピック中はお休みということまで決まっているとか。

主人公の人生もなかなか苦難に満ちておりますが、大河もなかなかなかなかですね……。

 

では、今年は簡単に行きたいと思っているので、ごくごく簡単に。

 

19歳の光秀

読んでくださった方もおられるかも知れませんが、事前記事にも書いたように明智光秀の出生や青年時代は諸説あってハッキリしていません。

NHK大河ドラマ【麒麟(きりん)がくる】キャスト・相関図など放送開始事前記事
「麒麟がくる」は、大河ドラマの原点に戻り、戦国初期の群雄割拠の戦乱のなか、各地の英傑たちが天下を狙って、命をかけ愛をかけ戦う、戦国のビギニングにして「一大叙事詩」です。 脚本は、第29作「太平記」を手がけた池端俊策のオリジナル。 大河ドラマ...

この大河では、明智家は土岐家の流れを汲む者で、19歳現在の十兵衛光秀は斎藤道三に仕えており、道三の妻・小見の方の甥、よって小見の方の娘・帰蝶は従妹、道三の跡取りである義龍(帰蝶とは母が違う)は幼馴染の親友という位置づけ。

 

初回の光秀は明智の里(西村まさ彦さんが出ているからといって決して真田の里ではないし、「黙れこわっぱ」のようなことは言っていたけれど決して「黙れこわっぱ」ではない)を野盗から守っています。

「明智の里」は現在の岐阜県可児市瀬田長山辺り。


この明智の里は美濃の国境にあるゆえ野盗に狙われやすい。他国からもすぐ攻め込まれる。それゆえ殿も何かとご配慮下さっている。

と、光安叔父が言っていたような背景があるのですね。

しかし、叔父が言うように「殿」が目を配ってくださっているとは思えない。

で、野盗の長が持っていた「火を噴く筒」が欲しくなる十兵衛くんである。

 

イケすぎる殿に旅に出たいと頼んでみたが、得にならぬことはせぬと。

イケてるけれどケチな殿である。
大河ドラマ『麒麟がくる』第1回 感想 イケすぎ道三

 

そこで、殿の正室であり、自身の叔母である小見の方のために名医を連れてくると約束をするのだった。

この辺を「機転が利く」という設定にしたいのかな、とは思いましたが、まぁ……ベタかな(笑)

 

とりあえず19歳の十兵衛くんは、知識欲はあるが、戦でも積極的に動き、好奇心が強く、ちょっと理屈っぽい……という人格であると分かりました。

 

会津で鉄砲を研究していた川崎尚之助さまの前身だと考えると、鉄砲にこだわりまくる様子がなかなか面白い(笑)

鮮やかな色合い・MOZU味あるOP

初っ端の戦闘シーンからもう色鮮やかなんですが、4Kのご加護を受けたテレビだと自然なのでしょうか。うちの普通のテレビでは、もんの凄い原色ショックな色合いに見えました。

市に出ても、人の着物がすげえ。でも、室町だと考えるとこんな感じですかね。
大河ドラマ『麒麟がくる』第1回 感想 めっさ鮮やか

対するOPはMOZU味あるシックさと、シンゴジラが出てきそうな不穏さ。
大河ドラマ『麒麟がくる』第1回 感想 MOZU味あるOP

 

王道の戦国大河OPという感じで、音楽含め好きです。かなり。

火事のエピソードはちょっとベタだよね…

庶民が犠牲になっているという描写は分かりやすいですが、主人公が出会ったばかりの子供を火事から救い出す図とか、結構ベタよね……。

このシーンはぜひ仙崎……じゃなくて高政を連れてきて欲しかった。「海猿」っぽ。
大河ドラマ『麒麟がくる』第1回 感想 海猿っぽい

 

私、ずっと泣いていたんです。「戦は怖い。戦は怖い。」って。

そうしたらその大きな手の人がこう言って慰めてくれたんです。

「いつか戦が終わる」って。
「戦のない世の中になる。そういう世を作れる人がきっと出てくる。その人は麒麟を連れてくるんだ。麒麟というのは穏やかな国にやってくる不思議な生き物だよ」って。

「それを呼べる人が必ず現れる。麒麟がくる世の中を…。だから もう少しの辛抱だ。」

 

個人的には、「明智光秀」と「戦を終わらせる」ということが結びつかないので、開始前から予告のこのセリフに違和感があったのですが、まぁ、明智主人公の大河に基本からケチつけても仕方ないです(笑)

この大河の光秀は、麒麟がくる世にしたいと考えている。

ここから物語が始まるんですよね。

とても分かりやすい初回だと思いました。

鉄砲がくる

ストーリーとしては「麒麟」よりも鉄砲がくる初回ですよね。

大河ドラマ『麒麟がくる』第1回 感想 アテナセキュリティ再び

アテナセキュリティ同窓会があったり……。

起きたら枕元に鉄砲があったりするお話でした。
大河ドラマ『麒麟がくる』第1回 感想 鉄砲がくる

やっぱ危険だわ、ハセヒロ光秀。

 

ありがとう
中が……じゃなくて、弾正さん。
 

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キャストとスタッフ

キャスト

明智光秀 – 長谷川博己

牧 – 石川さゆり
明智光安 – 西村まさ彦
藤田伝吾 – 徳重聡

煕子 – 木村文乃

斎藤道三/利政 – 本木雅弘
斎藤義龍/高政 – 伊藤英明
帰蝶(濃姫) – 川口春奈
深芳野 – 南果歩
土岐頼芸 – 尾美としのり
稲葉良通/一鉄 – 村田雄浩

菊丸 – 岡村隆史

織田信長 – 染谷将太
織田信秀 – 高橋克典
土田御前 – 檀れい
織田信勝 – 木村了
平手政秀 – 上杉祥三
藤吉郎 – 佐々木蔵之介

足利義輝 – 向井理
足利義昭 – 滝藤賢一
三淵藤英 – 谷原章介
細川藤孝/幽斎 – 眞島秀和
細川晴元 – 国広富之
三好長慶 – 山路和弘

駒 – 門脇麦
望月東庵 – 堺正章

松永久秀 – 吉田鋼太郎

伊呂波太夫 – 尾野真千子

今川義元 – 片岡愛之助
太原雪斎 – 伊吹吾郎

徳川家康 – 風間俊介(子役期:岩田琉聖)
松平広忠 – 浅利陽介

語り – 市川海老蔵

スタッフ

脚本 – 池端俊策、前川洋一、岩本真耶
原作 –
音楽 – ジョン・グラム
題字 – 中塚翠涛
時代考証 – 小和田哲男
制作統括 – 落合将、藤並英樹
プロデューサー – 中野亮平、佐々木享
演出 – 大原拓、一色隆司、佐々木善春、深川貴志

麒麟がくる紀行語り – 桑子真帆
 

【麒麟(きりん)がくる】
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