【コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON】第10話　最終回感想

あしたは必ず来る。

しかし、その「あした」に何が起こるかは誰も分からない。

突然 天井が落ち、道はふさがれ、愛する人を失うかもしれない。
小さな私たちに為す術はない。

 

先の見えない暗闇に一人たたずみ、時に心が折れそうになる。

この先に光がなかったら？

歩いた方向はまるで逆で、光から遠ざかる結果だったら？

 

そんな時は思い出してほしい。
一人ではつらい暗闇を、共に歩ける仲間の存在を。

求めるのは光そのものじゃない。

光を一緒に探すことのできる仲間だ。

　

コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON　第10話(最終回)

　
　　
　　

感想のみで。

う～ん……。友達ばんざいみたいなポエムだなぁ。
最後まで、このモノローグに深みを感じられなかったなぁ。

個人的にはストーリーや設定のあれこれは決して脚本家だけのせいだと思っていないし、今期の「コード・ブルー」がそれほど改悪だとも思わない(と、ずっと書いてきたけれど)

けれども、セリフに情緒を持たせるのは確実に脚本家さんのお仕事だ。

冒頭とラストのモノローグは「コード・ブルー」の売りだと思うの。
ここは頑張っていただきたかった……。

さて。では、1人ずつサラッとまとめて行きましょう。

白石恵

情けないです｡
指揮を執る人間が患者の命だけじゃなく、スタッフの命も預かってるってことを分かってたはずなのに｡

…ということで、第二の黒田先生を出してしまうところだった。

けれども、最終的にはフェローである灰谷くんを慰めることで立ち直ったね。

でも……

私は私なりの救命を作っていくしかないんだって分かった｡

強いリーダーシップもない｡
すぐへこむ｡
いつも迷ってばかり｡

そんなリーダーが作る救命｡
それを 精いっぱいやっていくしかないんだって｡

…そ、それはどうだろう。
そういう救命から脱却できるように頑張って下さい。患者さんのために。。

まぁ…元々落ち着いて、意外と動じない人なので。
今後も上手くやっていくと思う。

リーダーになってしまったせいで、ちょっと動きが少なくて気の毒だった今期の白石。

緋山美帆子

しっかりしつつも、意外と口軽く、どういう方向に行くのかよく解らなかった今期の緋山だけれども、お説教係に落ち着いたようである。

ただ説教の内容が「へっ？」って事が多くて、それは本当にセリフのせい。

 

トンネルの中で黒タグになってしまった妊婦とその夫については、ちょっと考えてしまった。

邦画なのでネタバレになると悪いからタイトルは伏せるけれども、お産中に脳出血で植物状態になってしまった新婚の奥さんと離縁して、子供も捨ててしまうダンナが出てくる映画がありまして……。

それを思い出してしまった。

奥さん死んじゃって、忘れ形見だけが残って良かった、頑張って育てます……って若い男もなかなか居ないかもなぁ……。
　

 

村岡さん、たぶん あなたは今まで自分の人生に真面目に向き合ってこなかった｡

とか、サイコな名取にまで説教されるダンナに、ちょっとだけ同情した。

結局、無事に出産させた時の緋山の嬉しそうな顔。

この人は、これでいいと思った。

今回はサイコなフェローの世話も大変だったから……まぁ彼氏ができてもいっかって感じで。

(ってか、今回、緒方さんの存在を完全に忘れてた(爆))

藤川夫妻

「夫妻」で片付けて悪いけど～～…。

藤川先生が死ぬ可能性は低いとは思ったんだよね。

…というか、ここまで来て藤川を死なせたらもう不快感残りすぎて設定がダメだわって。

この2人は子どもも失くしているんだから、これ以上の事はもうやったらダメだろうって。

だから、助かって本当に良かった。

冴島のキャラ変という話だけれども、今まで1人で生きてきた人に大切な存在が出来れば命を大事にしてほしいと望むのは当然の事で。

けれども、救命をやめて整形に行くなんてこと、藤川は望んでいないって冴島はちゃんと解ってた。

 

あなたは一緒に歩いてくれる｡
私が元気なときは一緒に走ってくれて、疲れているときは一緒に腰を下ろして笑ってくれる｡

先に行くことができるときも待っててくれる｡
でも…｡

私のために行きたくない所へ行こうとしないでほしい｡

私は…｡
あなたが選んだ道を一緒に歩きたい｡
本当に行きたい道を歩いて｡

 

危険なことはして欲しくないけれども、そういう仕事だから仕方ない。
それをみんなが拒否したら、救命の場には誰も居なくなってしまう。

本当に頭の下がるお仕事だと思う。尊いことだよ。

藤川はその道を続けることを選んでくれて、冴島はついて行くと言ってくれた。
　　

 

この夫婦が無事で、幸せになったことは本当に良かった。

フェローたち

元々、ゆとりだけど根性は座っていて性格も良い横峯。

元々が意固地だけど解ければ可愛い雪村。

白石と緋山みたいなイイ百合百合っぷりに癒される。
　

 

灰谷くんは結局、最終回のヘリに乗れなかった。
けれども、きっと少しずつ立ち直っていくんだろうな。
……とは、思えるまとめになっていた。

成田凌が成田凌なのに ひ弱なダメ新人になっているところが凄い。
新たな成田凌を見られたという意味では本当に良かった。
　

 

父さん。
俺は翔北で救命医を続ける｡
ここでなら俺、まともな医者になれる気がする｡

いや、まともな人間になれる気がするんだ｡

と言う名取ん……。

まともな人間じゃないって知ってたらしい。

とりあえず……心が少しは傷む練習から頑張って。

藍沢耕作

埋まってどうなったのかと思ったけど、うわっっっ！！って起き上がってビックリした(笑)←笑う所じゃない。

やっぱり、藍沢せんせーが来てくれると助かる安心感は良い。

でも、今回は奏さんのせいで天才外科っぷりよりも精神的にやられてる描写が多くて、ちょっと残念だった。

だって、どう考えても新海先生と藍沢先生は命を救ってあげたのであって感謝されこそすれ恨まれるいわれはないよね。

もちろん、リハビリすれば完治する的な嘘をついたのは落ち度と言えば落ち度だが、先週も書いたけれどもそんな責めは本来は奏の両親が負うべきものだよね。

こんな事で10話ずっと悩まされていたのは不毛だわ。

 

けれども、今期はそれこそキャラ変ではあるけれども、柔らかい表情や優しい言葉を口にする藍沢先生がたくさん見れたのは良かった。
　

 

1時間半も時間があったのにバタバタしすぎた最終回だったが……。

何だかんだ言って、決して嫌いじゃなかった今期のコドブル。(いっぱいツッコんだけど。)

 

また、いつか彼らに会いたいな……

みたいに〆ようと思ってたのに、映画化かよ。

 

……それは……

試写会当たるといいな(爆)

 

キャストの皆さま、心からお疲れ様でした。

地下鉄開通前の線路内で崩落事故が発生したとドクターヘリ要請が入った。
藍沢耕作(山下智久)、白石恵(新垣結衣)、緋山美帆子(戸田恵梨香)、冴島はるか(比嘉愛未)、藤川一男(浅利陽介)、名取颯馬(有岡大貴)、横峯あかり(新木優子)、雪村双葉(馬場ふみか)たち救命チームが総動員体制で現場に向かう。
心の傷が癒えていない灰谷俊平(成田凌)は、患者の受け入れのために橘啓輔(椎名桔平)と病院に残った。　

藍沢たちが事故現場の蒔田中央駅コンコースに到着すると大人数でごった返している。
開通記念の見学イベントが開催されていたため、一般参加者が300人もいたらしい。
医療者たちの指揮を任された白石は、藍沢と藤川を地下2階の崩落現場へ向かわせた。
藍沢、藤川から重症者の報告を聞いた白石は、2人にその場で治療を継続するよう伝える。
新海広紀(安藤政信)も現場に来た。
その頃、緋山と名取は藍沢たちとは別の地点で頭部外傷の妊婦を診ていたが助かりそうにない。
緋山は傍にいる妊婦の夫に、母体は助からないが子供の命は救えるかもしれないと話す。
一方、治療を続けていた藍沢は肩口に地下水が滴り落ちていることに気づいた。
次の瞬間、頭上から大量の土壌が崩れ落ちて来る。
地下2階で再崩落が発生してしまった。
患者だけではなく消防などの救助隊、そして藍沢たち医療者は無事なのだろうか…。

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

　　
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※キャスト

藍沢耕作 … 山下智久
白石恵 … 新垣結衣
緋山美帆子 … 戸田恵梨香
藤川一男 … 浅利陽介
冴島はるか … 比嘉愛未

名取颯馬 … 有岡大貴
灰谷俊平 … 成田凌
横峯あかり … 新木優子
雪村双葉 … 馬場ふみか

早川正豊 … 伊藤祐輝
鳥居誠 … 岩井拳士朗
広田扶美 … 下垣真香
橘優輔 … 歸山竜成
梶寿志 … 寺島進
西条章 … 杉本哲太
三井環奈 … りょう

緒方博嗣 … 丸山智己
新海広紀 … 安藤政信
橘啓輔 … 椎名桔平

※スタッフ

脚本 … 安達奈緒子
演出 … 西浦正記
プロデュース … 増本淳

音楽 … 佐藤直紀
主題歌 … 「HANABI」Mr.Children