【コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON】第8話　感想

ここだけの話な、俺も迷った｡

お前たちの誰にスタッフリーダーを任せるか｡
迷って緋山に相談した｡

そしたらな、あいつが言うんだよ｡

｢白石以外にいないじゃないですか｣って｡

｢私や藍沢はタフというよりは自分勝手なだけだ｣
｢決断力があるように見えるのは人のことを考えずに自分のことだけを考えるからだ｣って｡

｢自分のことを後回しにしてスタッフたちの悩みや苦労に耳を傾けられる白石みたいな人間がリーダーにはふさわしいんだ｣って｡

 

あいつがさ、強硬にお前のことを推したんだ｡

　

コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON　第8話

　
　　
　　

何で今日、そんな急いでんのよ｡

 

今日、灰谷先生来るから｡

 

ああ。今日からか｡
ねえ 、あれさ、やっぱり マジで自殺しようとしてたんじゃないの？

 

灰谷先生は落ちただけだって｡

睡眠薬効き過ぎてふらついただけ？

 

ってことで…。

先週のラストに仰々しく運び込まれたのに、そこから何があったのか、どのくらい時間が経ったのか、灰谷せんせー復帰で始まった第8話である。

……えっ……1週見逃したかな。

 

痛々しい姿で外来診察したり検査したりする灰谷先生。
患者さんもビックリすると思うの、その姿。

鉄棒から落ちて、胸を打った少年がお腹が痛いと訴えるのを「仮病だ」と言う母親。検査の結果には何も出ない。

けれども、灰谷くんは安心できない。
藍沢先生にも気になるなら入院させろと言われ検査入院。

もう自分のせいで人が死ぬのは嫌なんです｡

 

先週のラストから今週の初めまではぶっ飛んでいて、その間誰とどう関わったのかもサッパリ解らないが、先週の出来事は彼の中にトラウマとして根付いてる。

 

検査は何か発見ができる場合にだけ意味があるんじゃない｡
何もないと証明できれば患者は安心して家に帰れる｡

と言ってくれる藍沢先生。とても優しい。

しかし、白石は灰谷を信じられない。
精神的にやられちゃってるから、しつこく検査しているだけだと思っている。
　

そんな折、成田空港の到着ロビーで中年の男性が倒れた。
ラインを取る時に、患者に刺さっていた針を緋山に刺してしまう名取。

一瞬の事だが、それが今回の騒動になる。
患者はその後、吐血や下血を繰り返し、亡くなってしまうのだった。

 

白石は灰谷くんの件に対して緋山は冷たい。

もう少し関わってあげようとか思えない？
緋山先生は 自分のことしか興味ないの？

と言うけれども、緋山は充分にフェローを守る事に神経尖らせていたんだよね。

どうなるのか解らない自分の身体。
ミスをしてしまった名取の立場。

 

亡くなった患者はエボラ出血熱が疑われ、緋山は隔離されてしまう。

その時になって、白石は緋山の苛立ちに気づくのだった。
……でも、これ、たぶん最後まで名取のせいだとは知らずに終わってるよね。

 

今回は、ここのところ、エラい雑であった。

緋山が言うなと言ったからって、自分のミスで先輩に針を刺してしまった事を黙っている名取である。(しかも大変な事をしでかしたと、あまり自覚してねーーー！)
　

 

これ、大変なミスですよね……。

灰谷くんがヘリの操縦士に「早く」と言ってしまった件であんなに詰問調査されたというのに、院内感染の元になるようなこのミスが最後まで放置されたのには、ちょっとビックリした。

その上、

緋山先生、今、Ｂ8の病室にいます｡
隔離されてるんです｡
俺のせいで｡

と、部外者で患者様の緒方さんには簡単にバラしてしまう名取！！

えっ…ちょっと待って、告白する相手が違うでしょ。
ミスした事を告白するなら病院の上の人でしょ。

患者様に向かって院内の大ミスをバラしてどうするよ。
緒方さんがもしマスコミにでもネタ売ったらどうなるよ。

命に関わるミスは気にしないのに、病院の立場は平気で悪くする。

サイコですけど ゆとりですがなにか！！

緋山せんせーが平気で緒方さんを病室に入れてお喋りしちゃう展開も、どうかしてるぜ……感染隔離病室なのにセキュリティ０ ！
　

 

結局は、患者は感染症ではなく毒蛇の中毒死だったと判明。

灰谷くんの患者も一度帰したものの腹腔内出血で再び入院、フェローたちのチームの力で助かったし……と結果オーライだったけれど。

 

感染病室案件の驚きが止まらず「良かったねぇ良かったねぇ」と思えない感じになっちゃったんですけど。

何より、名取くんが頑張って活躍していても頑張れと思えないんですよね。キャラが常人外すぎて！

 

緋山先生。

気にしなくていい｡
何でもなかったんだから｡

子供はよくケガをするけどその分治りも早い｡
それは何度もケガをすることで痛みを知るためだって｡
それで他人の痛みも理解できるようになる｡

は、ちょっと甘いと思いますよ。
この子「気にするな」と言われれば本当に気にしないし、他人の痛みなんて理解できそうになくて怖いから！

こんなキャラにされちゃって、中の人@有岡くんは可哀想だよね…。

 

対して、灰谷くんは良かったなぁ、と思うのだった。
自信が付いたよね。これで。

先週と今週の間に誰ひとりとして自信つくようなこと言ってくれなかったのかな…って点は気になるけど～～…。

 

感染するからガチでイケナイ病室で密会していた緋山と緒方さんよりも、雨降って地固まる緋山白石カップルの方がキュンとなるのだった。

いつまでも幸せに2人暮らししてね。
　

 

以前からしつこく書いているように、私は今期の「コドブル」に特に不満は無かった。
平行エピソードの多さは以前からのものだし、恋愛っぽい展開もまぁ無かったわけではないからな。

けれども、医療ドラマは最低限のルールは守って描かないと、リアリティがなくなるよね。

全く医療知識のない視聴者すらツッコんでしまうような変な描写はやってはならないと思うのでした。

藍沢耕作(山下智久)は天野奏(田鍋梨々花)のリハビリの様子を離れて見ていたが、おはじきを裏返すことさえなかなかできない奏に声もかけられない。
そんな時、成田空港到着ロビーで男性が倒れたとドクターヘリ要請が入る。
緋山美帆子(戸田恵梨香)、名取颯馬(有岡大貴)、雪村双葉(馬場ふみか)が現場に向かうと、男性はショック状態でエコノミークラス症候群が疑われるとのこと。
名取がラインを取ろうと患者の腕に針を刺すと、その刺激で患者が覚醒し、突然暴れて腕を振り払った。
その際に、名取は一度患者の体に入った針を緋山の指に刺してしまう。
初療室に運び込むとその患者、堀内豪(天田暦)は吐血。
エコノミー症候群ではなく何か別の要因があると考え、橘啓輔(椎名桔平)は急遽スタッフたちにゴーグル、ガウン、マスクなどを着用するよう指示を出す。
感染症研究センターにも連絡し堀内の検体を採取して送ることに。
緋山は処置を続けるが顔色を失っていく。
名取も気にせずにはいられない。
緋山は密かに藍沢に、名取のことには触れずに患者のラインを取る際、誤って針が指に刺さったと告げ、自身の血液サンプルも感染症研究センターに送って欲しいと依頼する。
そこへ「堀内がICUで亡くなった」と冴島はるか(比嘉愛未)が告げに来た。
堀内はジャーナリストで西アフリカ各国を回っており、自然保護団体の取材のため動物との接触もあったという・・・。

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

　　
にほんブログ村

　

※キャスト

藍沢耕作 … 山下智久
白石恵 … 新垣結衣
緋山美帆子 … 戸田恵梨香
藤川一男 … 浅利陽介
冴島はるか … 比嘉愛未

名取颯馬 … 有岡大貴
灰谷俊平 … 成田凌
横峯あかり … 新木優子
雪村双葉 … 馬場ふみか

早川正豊 … 伊藤祐輝
鳥居誠 … 岩井拳士朗
広田扶美 … 下垣真香
橘優輔 … 歸山竜成
梶寿志 … 寺島進
西条章 … 杉本哲太
三井環奈 … りょう

新海広紀 … 安藤政信
橘啓輔 … 椎名桔平

※スタッフ

脚本 … 安達奈緒子
演出 … 西浦正記
プロデュース … 増本淳

音楽 … 佐藤直紀
主題歌 … 「HANABI」Mr.Children