【やすらぎの郷】第21週 第101話・102話・103話・104話・105話 感想 

菊村(石坂浩二)ら入居者は運転免許証更新の高齢者講習会へ。
その結果、免許取り消しとなった谷江(佐々木すみ江)は憤慨し、若い頃は何台もの高級外国車に乗っていたと息巻く。
翌朝、谷江が来客の車を勝手に使い高速道路を逆走した。
みどり(草刈民代)は警察に認知症による徘徊(はいかい)と説明。
菊村らは認知症と物忘れの境界について考える。
そんな中、摂子(八千草薫)が所持品の整理を始め、菊村は不吉な予感がする。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

連続テレビ小説「やすらぎの郷」第21週 第101~第105話

   yasuragi

免許の更新のために菊村たち郷の住人は高齢者教習へ行くが、記憶がついてこない。認知症と物忘れの境目について考える菊村の元へ、姫こと九条節子の付き人・優子が「先生の様子がおかしい」と、やって来る。

紫綬褒章の褒章まで断捨離してしまっているのはマヤのせいだとお嬢はマヤを責めるが、事態はもっと深刻な方向へ。

簡単にあらすじおさらい

第101話(月曜日) : 栄たちは運転免許更新のための高齢者講習へ行き、87歳の岡林谷江と同席する。岡林はスタッフから耳打ちしてもらわないと問題文も聞こえないほど耳が遠く、赤信号も認識できず免許証を取り上げられる。

その日、濃野佐志美の撮影のために郷へ来ていたカメラマンの愛車・ハマーが駐車場から姿を消す。

第102話(火曜日) : 盗難されたハマーは高速を逆走し、テレビニュースとして報道されていた。犯人は免許証を取り上げられた岡林谷江。警察と理事長が話し合って事なきを得たが、栄は認知症と物忘れの境界に付いて考える。そんな折、姫の付き人の優子が、姫の様子がおかしいと栄のヴィラを訪れる。

第103話(水曜日) : 姫は一日ほとんど口をきかず、片づけを始めたと思ったら高価なバッグや装飾品だけではなくて紫綬褒章の褒章や映画賞のトロフィーまで捨てていた。お嬢は、それはマヤが「断捨離断捨離」と煩いからだ、何の賞も取れていないマヤは他人の思い出に嫉妬していると言う。

第104話(木曜日) : 他人に無理やり物を捨てさせるのは越権行為だと責めるお嬢と、断捨離は前を向いて生きるために必要だと言うマヤはカサブランカでケンカになる。黙って見ているしかない男たち。

そこへ、優子が姫が海岸で異常なことを始めたと駆けこんで来る。
姫は月夜の海岸で歌いながら着物を裂いて歩いていた。

 

第105話(金曜日) : 姫を部屋に連れ帰って話を聞く栄。
姫は昔の事を覚えていたり忘れていたりして明らかにようすがおかしかった。
やがて、理事長により姫は病棟へ移される。
姫は肺がんを患っており、すでに脳に転移していると栄は理事長から聞かされる。

 
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今週は、月曜の冒頭では先週のおさらいは一切行われず。
毎日カサブランカのシーンがあり、毎日ハッピーが登場した。

月曜には「どうして平気でハッピーを出してんの?」という怒りに似た気持ちと共に性暴力の被害者を実際に目の前にしているような気まずさがあり。

徐々に慣れて行って、金曜にはもうほぼ先週のことすら忘れていた。なんだか凄い。

もちろん、大先生はこれ、計算して書いているんだろうなぁ…と思うと、やっぱり凄い。

事件に遭遇した人に対する気まずさはたまに会うから強まるのであって、毎日会っていれば忘れるものなんだね。心理実験のようだ。

だから、あのエピソードが必要かと言われれば今でもそうは思わないけれども。
回収のやり方は、結局上手かったのだと思い知った。
今さらながら、流石。

先週がすっかり忘却の彼方になるほど衝撃だったのが姫の病気。

肺から転移した腫瘍が脳に出来て何もかも忘れてしまう…90にして認知症よりも残酷な忘れ方。

人は必ず断捨離しなくてはいけないのかと言われれば、そんなことはたぶんないのね。
あの年になったら思い出だけが人生だって人もいるだろうし。

忘れたくなくても忘れてしまう人だっているのだから。

「忘れたらスッキリする」という人は、忘れたい過去が多い人なのかも知れない。

そう考えるとマヤも哀れ。

簡単な感想

日々の感想はツイッターを拾います。

姫は千坂先生の爪は大切に取ってあるのに、加納英吉から貰った着物は裂いてしまうんだね。記憶が薄らいでまでも惨酷。

そこまでされても姫に尽くし続けた加納英吉がついにやって来るのかしら。

そこは楽しみにしたい。

しかし、この年で亡くなる役を受ける俳優さんは本望なのかなぁ…と考える。

遺作が倉本聰のドラマになった緒形拳さんを思う。

再放送

通常再放送は BS朝日 毎週月曜~金曜日 朝7時40分~8時。

前週分の無料配信は「TVer」

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※キャスト

菊村栄 – 石坂浩二

白川冴子 – 浅丘ルリ子
及川しのぶ – 有馬稲子
水谷マヤ – 加賀まりこ
三井路子 – 五月みどり
井深凉子 – 野際陽子
高井秀次 – 藤竜也
真野六郎 – ミッキー・カーチス
九条節子 – 八千草薫
岩倉正臣 – 山本圭
松岡伸子 – 常盤貴子
財前ゆかり – 松岡茉優
名倉みどり – 草刈民代
菊村律子 – 風吹ジュン
名倉修平 – 名高達男
貝田英信 – 藤木孝

三角寬次 – 山谷初男
堺田俵介 – 毒蝮三太夫
原田 – 伊吹吾郎
那須 – 倉田保昭
中井竜介 – 中村龍史
宮下一馬 – 平野勇樹
中里正 – 加藤久雅
進藤秀夫 – 山下澄人
橋本忠吉 – 納谷真大
野村伊三郎 – 芳野史明
菅野平助 – 西岡ゆん
村松豊 – 福崎峻介
千倉和夫 – 森谷勇太
冲正之 – 熊澤洋幸
荒木実 – 関健介
正岡治 – 池田絢亮
田辺三郎 – 湯川尚樹
茅野大三郎 – 伊藤初雄
茅野順子(カメコ) – 長内美那子
白鳥洋介 – 上條恒彦
車いすの老人 – 倉本聰
老人の介護人 – 中島みゆき

中山保久 – 近藤正臣
侘助 – 小松政夫
玉子 – 野村麻純
犬山小春 – 冨士眞奈美
石上五郎 – 津川雅彦
松岡信三 – 柴俊夫
四宮道弘 – 向井理
榊原アザミ – 清野菜名
菊村梢 – 山本舞香
菊村加奈子 – 森上千絵
菊村一郎 – 水津聡
住職 – 坂本長利
おかみ – 福井裕子

※スタッフ

脚本 – 倉本聰
演出 – 藤田明二、阿部雄一、池添博、唐木希浩
プロデューサー – 五十嵐文郎
音楽 – 島健

主題歌 – 中島みゆき「慕情」

公式サイト http://www.tv-asahi.co.jp/yasuraginosato/

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