黒崎煌代

生きるってことが肥やしよ。 とは、何という素敵な考えなのだろう。 芸人さんなどは昔から様々な悪体験も「芸の肥やし」というけれど、私たちもそう思っていいのね……。 昭和１４年、戦争が始まろうとしており、劇団でも時局に合わせた演出をしていくとの...

朝目覚めたら、隣に寝ていた人はすでに居らず、きちんと畳まれた布団が部屋の隅にある。 寂しい。 日宝からの引き抜きの話を断ったスズ子（趣里）は、辛島部長（安井順平）に謝りを入れる。初めは辛島に怒られるスズ子だったが、羽鳥善一（草彅剛）のとりな...

かつてセクスィー部長は言った。 「ビジネスと色恋は一緒になさらぬよう」。 芸と色恋も一緒になさらぬよう。という結末。 スズ子（趣里）は、羽鳥善一（草彅剛）と藤村薫（宮本亞門）からスズ子のための新曲「センチメンタル・ダイナ」が披露され、早くス...

この世は義理と人情。 それ以外に芸能界で必要なのは契約履行とスキャンダル厳禁……でしょうか。 スズ子はまだまだ若い。 スズ子（趣里）が日宝から引き抜きを受けているという話が梅丸にも伝わってしまう。梅丸の大熊社長（升毅）は激怒し、辛島部長（安...

中山さんよりも、松永さんよりも、誰よりも……。 羽鳥先生の執着が凄い(笑) 内緒の話があると松永（新納慎也）から呼び出されたスズ子（趣里）は、梅丸のライバルである日宝に一緒に移籍しないかと誘われる。突然の引き抜き話に戸惑うスズ子に、羽鳥善一...

伝蔵さん、自ら「浮ついた話」に乗って来るようになりましたな(笑) しかし、伝蔵さんの言う通り、秋山ちゃん、危ういがな……。 東京の梅丸楽劇団の旗揚げから１年、スズ子（趣里）と秋山美月（伊原六花）はすっかり劇団の人気者となっていた。そんな折、...