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燕山君前時代を描く【宮廷女官 チャングムの誓い】と映画【王の男】

「大長今(대장금)宮廷女官 チャングムの誓い」と「王の男」

       チャングムの誓い

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※初めに

この記事は2009年10月8日に引っ越し前の楽天ブログで書いた過去記事です。

この記事が引っ越し出来ていない事に今日気づいたので、改めて上げさせていただきます。
すでに読んだと言う方は申し訳ありません。

これは、TBSで昼の時間帯に再放送された時に書いたのですが、

明日・2012年9月19日からテレビ東京系で放送が始まります。
(朝8時25分~9時21分 韓流プレミア「宮廷女官チャングムの誓い」公式サイト)

こんな朝の時間帯に1時間も誰が見るんだ……という気もしますが、
まだ見てないけど興味はあると言う方にはぜひお勧め。

韓ドラ嫌いだった私が初めてハマった韓ドラです。

 

(↓過去記事なのでこの辺はサラッと読み流してください)
現在TBSで毎日放映中の「チャングムの誓い」。
見ている方はいらっしゃるでしょうか。

どうもね~。。。
視聴率良くないみたいで。。。TBSで放映するって聞いた時から
イヤな予感はしてたんだけど~

昨日、気になって、ちょっとブログ検索を掛けてみたり、楽天のタグ検索してみたり
したのですが、記事を書いているブロガーさんはほとんどいなくて、書いている方の
ほとんどは以前NHKで見ていて懐かしいから見てるって方ばかり。。。

つまり、このTBS放送で初チャングムだって
人は、ほとんどいないと思われる。。。

 

かく言う私も、2005年にNHKで全話見ています。

今、TBS放送では視聴率は一桁も下の方。。。らしい。
本来ならば、そんな評価をされるドラマではないわけで、ファンとしては、
ヒジョウに不本意だTBSのバカヤロ…

 

「チャングムの誓い」は、本家韓国では50%を越える視聴率を誇った歴史大河ドラマ。
日本ではBSで2004年に放映され、反響の大きさから2005年に再放送。
その後、NHK総合でも2005年から放映され、ほとんど深夜枠に近い時間帯にも
関わらず、かなりの視聴率を取っている。
その後、アニメ版も放映された。(これは私は見てません)

 

当時私は、その時間帯、ダンナに付き合って毎週韓国ドラマを見ていたので、その続きで
最初はボーっと見始めただけだったのだが、もう~。。。ハマりました。
自分でも韓国ドラマにこんなにハマるとは思わなかったもん。

 

何せ、このドラマ、まずは陰謀から始まり、子役の修行物語になり、やがて料理対決ドラマに
なり、また陰謀。。。復讐、医療物語、恋愛、韓国チャンバラ。。。
と、語る内容に尽きないドラマなの。

つまり、「おしん」が好きな人もドロドロ陰謀物が好きな人も、「美味しんぼ」が好きな人も
復讐劇が好きな人も医療ドラマが好きな人も、もちろん歴史物が好きな人も。。。。。。

みんなが興味持てる内容が詰まり詰まっていて、しかも
ちゃんとドラマとして繋がっていると言う、秀作なのです。

ドラマの半ばでは毎週泣いたし。。。

 

おすすめです。だから見てね、と言いたい所だが、どうもTBSの方はすでに最終回に近いし、
CMが入ってウザいので、DVDか、衛星やスカパーが入る方は、たまにLaLa辺りで放映するので
それを見て下さい。。。としか言いようがないすいません。

TBSで始まる前に、こんな記事書けよ、って話だよね~

 

さて、映画「王の男」との歴史的繋がりですが。。。

 

「チャングム」では、冒頭、1人の女性が処刑される所から始まります。
これは、李氏朝鮮王朝第10代国王・燕山君(ヨンサングン)の生母・廃妃尹氏(ペビユンシ)
なのですね。

燕山君とは、どういう人物だったかと言うと、朝鮮王朝に名高い暴君です。

 

なぜ、この母が処刑される事になったかと言う歴史背景は、
すっごく簡単に書かせて頂きますが。。。

 

廃妃尹氏(ユンシ)は第9代国王成宗(ソンジョン)の2番目の王妃だったのですが、
嫉妬深く、色々と問題を起こすので、成宗の母からの進言もあり、
王妃をクビになったわけです。
しかし、この時、尹氏はすでに燕山君を生んでいた。
つまり国母なワケです。
で、勢力争いとか面倒なことになるから殺しちゃおう、って事で毒を飲まされて
処刑されてしまったの。

これが「チャングム」の冒頭部分の処刑シーンですね。

もっとも、これに関しては諸説あって、実は王妃には全く非は無かった。
ただ、貧しい出である事が元々、王の母やその側近の気に染まず、難癖つけられて
殺されてしまった、と言う説も有力なのです。

 

その後、燕山君は、成宗の次の妻を実母だと思いこんで暮らしていました。
しかし、成宗(ソンジョン)が亡くなって燕山君(ヨンサングン)が
第10代国王として即位した後に、やはり大臣達の勢力争いなどがあり、
側近の1人が反対派を排除するために燕山君に本当の母は殺された事、
その経緯などを全部話してしまうんですね。

これに怒った燕山君は、どうしたかと言うと、母の処刑に関わった人々を捜し出し、尋問し、
次々と殺してしまったの。
歴史に名高い「甲子士禍」(こうししか)と言うのが、この事件です。

 

ここでチャングムの父が関わってくるわけなのです。

チャングムの父は、第1話で武官だと言うことを隠して逃げているわけですが、
これはこの廃妃尹氏の処刑に関わったからなのです。

もっとも、別に父は積極的に関わっていたわけではなく、ただ上官の命令で処刑に関わって
いただけなのですが、そんな下の方の武官までが、ことごとく処分されたんですね。

実母を知らない間に殺された燕山君の悲しみが、それだけ大きかったとも
言えるのですが。。。

 

第1話で父は予言者から

3人の女に出会う、と言う予言をされます。

1人目の女は、お前が殺す。
2人目の女は、お前が助ける。
3人目の女は、お前を殺すが多くの人々を救う。

 

この1人目の女が廃妃尹氏であり、2人目の女がチャングムの母なのですよね。。。。。

その後、クーデターが起き、暴君燕山君(ヨンサングン)は廃位になります。
そして第11代に君臨したのが、チャングムが仕えることになる
中宗(チュンジョン)なのです。

(ちなみに、今年の春までNHK総合で放映されていた「ファン・ジニ」に
登場するのも中宗です。)

 

映画「王の男」は、燕山君に仕えた芸人と燕山君の物語です。

この映画では燕山君は充分狂っているのですが、この王の悲しみや寂しさは
凄く伝わってきました。

私が今まで見た韓国映画の中で、一番好きな映画です。

 

あ~。。。長くなった~

でも、歴史背景や繋がりが解ると、ドラマも映画も、より面白いと思うので~。。。

これからご覧になる方は、ぜひ、両方見てみる事をお薦めします~。

 

くうの「王の男」感想→ http://www.cinemarev.net/entry/285700961.html

 

国家間のあれこれに関するTBやコメントはオール削除させていただきます。
当方の記事は単なるドラマ感想です。

 

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※キャスト(全編登場人物)

・主要人物
ソ・ジャングム/テ・ジャングム(チャングム)(徐長今/大長今)
– チョ・ジョンウン→イ・ヨンエ(李英愛)(生田智子)
ミン・ジョンホ(チョンホ)(閔政浩) – チ・ジニ(池珍煕)(井上倫宏)
チェ・グミョン(クミョン)(崔今英) – ホン・リナ(洪利奈)(山像かおり)
国王・中宗(チュンジョン) – イム・ホ(林湖)(菅生隆之)
カン・ドック(トック)(姜德九) – イム・ヒョンシク(林玄植)-(佐々木梅治)
カン・ドックの妻 ナジュテク(羅州宅) – クム・ボラ(琴寶羅)-(つかもと景子)
ハン・ペギョン(韓伯榮) – ヤン・ミギョン(梁美京)-(小野洋子)
チェ・ソングム(崔成今) – キョン・ミリ(甄美里)-(宮寺智子)
オ・ギョモ(ギョムホ)(呉兼護) – チョ・ギョンファン(趙卿煥)-(村松康雄)
チェ・パンスル(崔判述) – イ・ヒド(李熙道)-(小川真司)
チョン・マルグム(丁末今) – ヨ・ウンゲ(呂運計)-(寺田路恵)
パク・ヨンシン(朴容信) – パク・ジョンス(パク・チョンス)(朴貞秀)(駒塚由衣)
シン・イクピル(申益弼) – パク・ウンス(朴恩讐・朴垠樹)-(諸角憲一)
中殿(皇后、文定王后・ムンジョンワンフ・尹氏) – パク・ジョンスク(パク・チョンスク)
(朴貞淑)- (山本郁子)
イ・ヨンセン(李連生) – パク・ウネ(朴恩惠)-(八十川真由野)

・水剌間(スラッカン)
ミン・グィヨル(ギヨル、ギリョル)(閔基烈・閔貴烈) – キム・ソイ(金昭怡)(玉川紗己子)
ノ・チャンイ(盧昌伊) – チェ・ジャヘ(崔慈惠)-(片岡身江)
ユン・ヨンノ(ヨンロ)(尹令路) – イ・イプセ(李イプセ)-(石塚理恵)
チョバン(調方) – イ・ヘサン – (山崎美貴)
ホンイ(虹伊) – ノ・ユン(盧潤)-(山本雅子→清水香里)
サリョン – チョン・ヘソン – (折笠愛)

・内医院(ネイウォン)
チョン・ウンベク(鄭雲白) – メン・サンフン(孟相勳)-(後藤哲夫)
チョン・ユンス(鄭潤壽) – チョン・インテク(全仁澤)-(石住昭彦)
チョ・チボク(趙治福) – チ・サンリョル(池尚烈)-(多田野曜平)
ケグム(啓卿) – キム・ソニョン(金善英)-(丸山真奈実)
シンビ(信非) – ハン・ジミン(韓志旼)-(花村さやか)
パク・ヨリ(ヨルイ)(朴烈伊) – イ・セウン(李世恩)-(山辺有紀)
ウンビ(銀非) – イ・スンア(李承雅)-(佐藤あかり)
ピソン(非先) – キム・ミニ(金敏喜)-(込山順子)
チョドン(調同) – カン・ジョンファ(姜貞華)-(阿部桐子)
チョボク(草福) – チョン・スヨン(全秀娟)-(江間直子)
シヨン(施然) – キム・ドヨン-(山田里奈)
イ・ヒョヌク(李顕旭) – ソン・ドンウン-(池田勝)
ソンドル – ヒョンジン-(藤原堅一)

・内侍府(ネシブ)
長番内侍(チャンボンネシ) – シン・グク(申國)-(村田則男)
監察内侍 – イ・キョンウォン(李京源)-(原康義)

・王族
大妃(皇太后、慈順大妃(貞顕王后)チャスンデビ/チョンヒョンワンフ)
– オム・ユジン(嚴有珍)-(谷育子)
王世子(仁宗(インジョン)) – チョン・テウ
キョンウォン(慶源)王子(慶源大君(キョンウォンデグン)-(こおろぎさとみ)

・その他
ソ・チョンス(徐天壽) – パク・チャンファン(朴賛煥)-(小山力也)
パク・ミョンイ(朴明伊) – キム・ヘソン(金慧渲)-(増子倭文江)
チャンドク(長德) – キム・ヨジン(金麗珍・金汝真)-(冨永み〜な)
ユン・マッケ(尹莫介) – ナ・ソンギュン(羅成鈞)-(円谷文彦→横島亘)
パク・プギョム(朴普謙) – ハン・ヨンス(韓英洙)-(岩田安生)
内禁衛将(ネグミ ジャン)/兵曹判書 – イム・ムンス(林文壽)-(目黒光祐)
ピルトゥ – ソ・ボムシク-(川島得愛)
チャン執事 – チャ・ユンフェ(車潤桧)-(坂口進也)
ノ尚宮(盧尚宮) – キム・ソウォン(金素英)-(吉野佳子)
ハンイ – イ・ウンジュ(李恩宙)
パク・クマン(朴亀萬) – イ・サンチョル(李尚哲)-(清水明彦)
ハン・ドンイク – ムン・フェウォン – (野島昭生)
インドン(引同) – ペク・ヒョンスク – (松熊つる松)
パク・ミョンホン(朴明洪) – パク・ヨンテ(朴永太)-(富田耕生)
イ・グァンヒ(李光煕) – パク・ヨンジ(朴永志)-(佐々木勝彦)
チョンホの副官 – オ・ヒョプ(呉協)-(五十嵐明)
テサホン(大司憲) – キム・ヨンシク-(山野史人)
マ・ソック(馬石九)
ミン・ソホン(閔笑憲) – チャン・ハリン(張夏燐)-(宮本侑芽)

 

 

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