富山(ともさかりえ)と梶原(藤本隆宏)が会っているのを目撃してしまったはな
(吉高由里子)。
かつて恋人同士だった二人のうわさは醍醐(高梨臨)によって学校中に広まってしまう。
一方出版社では、はなは英治(鈴木亮平)の提案により翻訳の手伝いを任されることに。
それを聞いた蓮子(仲間由紀恵)は喜びを分かち合い、はなにあるペンネームを授ける。
そんな折り、晶貴(飯田基祐)が蓮子へ面会に訪れ思いもよらぬ行動に出る…
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「花子とアン」第6週「腹心の友」 第32話
簡単感想で~。
富山先生と編集長の逢引きは翌日には学校中に知れ渡ることに…。
それでね、富山先生のあいびきの相手に心当たりはないか富山先生と同級生だった
いとこに聞いてみましたの!
富山先生は高等科の学生時代ある青年と大恋愛をなさって2人は永遠の愛を誓い合ったの。
だけど家同士の複雑なご事情からその恋は実らなかったの。
まるでロミオとジュリエットね~!
ツイッターもないのに、ものすごい拡散力でございます。
醍醐さんとは一体……。
醍醐さんのお話を要約すると、富山先生と編集長はかつて恋仲であったが、編集長は
家のために富豪のお嬢さんと結婚してしまい、先生は大失恋。
しかし、編集長は現在は離婚して独り身になったので恋が再燃と……。
そういう事らしい。
あまりどうでもいいですが…。
蓮子さまは、富山先生に言うのだった。
私は愛のない結婚をしてこんなにひねくれた女になってしまいました。
ですから失礼ながら言わせて頂きます。
本当にその方が好きなら、過去にこだわらず愛を貫くべきです。
富山先生の心のスイッチを押すマイヤー・サキ。
はなはバイト先で出会った村岡という男に再び会う事になる。
村岡は印刷屋の二代目らしい。
この日は百科事典の原稿を取りに来たのだった。
う~ん…。ここ、百科事典とはいえ分かりにくいですよね…。
うん。偉い学者に翻訳頼んだんだが、この先生文体が硬すぎるんだよな。
原稿を見ながら悩む編集長と村岡。
お茶出しをしたはなは、読んでみろと言われて、訳された物を見せられる。
「ラクダの体構造は乾荒原に適合せり。すなわち廃部の大瘤には脂質を蓄蔵し…」
意味分かる?
さっぱり分かりません。
君、英語できるんだよね?
ちょっとここ座って。
ここ、ちょっと読んでみて。
元の文を読むはな。
The body structure of camels is well suited for living in desert conditions.
あっ!こっちはよく分かります。
あの…試しにこのお嬢さんに訳してもらったらどうでしょう?
と、言い出す村岡。
はなは、デスクを与えられて翻訳することになるのだった。
出来上がった物を見て唸る2人。
あのね…翻訳とは原文との距離感が大事なんだ。
原文に引きずられて直訳や不自然な日本語になってもいかんし、読みやすさを重視して
端折り過ぎてもいかん。
その制約の中の勝負なんだ。
はい。
…で、君の翻訳だけど。…どう?
これはバカが読んでも分かりますね。
えっ!バカ?
あっ、いや。
あなたがバカだと言ってる訳じゃないんです。
笑いながら訂正する村岡。
褒めたんです。
最上級の褒め言葉だね。
言いかえると、とても素直で綺麗で読みやすい翻訳だと思います。
こうして、はなは本格的に仕事として翻訳をさせてもらえる事になった。
こぴっと頑張ります!
「こぴっと」?
それどこの国の言葉?
この話を蓮さまは自分の事のように喜んでくれる。
これからは女も自分の才能を伸ばして仕事をして男の人や権力に寄りかからずに自分の
足で歩いていける時代が来ると思うの。
それって…仕事一筋で生きるっていう事?
ブラックバーン校長や富山先生のように。
私は仕事はしたいけれど一人で生きていく覚悟はないの。
結婚もしたいし子どもも欲しいわ。
うちのおかあみたいに。
両方やればいいじゃないの。
えっ?
与謝野晶子をご覧なさい。
鉄幹と結婚して精力的に仕事を続けながら、子どもを何人も産んでるのよ。
はなの人生の指針がここで決まるのだった。
「花子」と呼ばれたければペンネームにすればいいと提案する蓮さま。
懐紙に「翻訳者 安東花子」と書く。
蓮様の夢は燃えるような本物の恋ですよね。
ええ。
そして恋の歌をたくさん作るの。
これが私のペンネーム。
「白蓮」?
すてき!
うん…青春だ。
しかし、せっかくだから最初に堅く訳されたラクダの訳、はながどう「馬鹿でも解る」
ように訳したのか知りたかったよね。
このドラマはこういう所を端折るんだよな……。
はながどんな風に「すごい」のかは、セリフでは無くて見せていただきたいんだけど。
映像で見られた範囲では、
「ラクダは北アフ……く生息し……持つフタコブラクダ……荷物の運搬、…乗用に用ゐら…
旅行には必要な動物である。」
しか読みとれなかったよん…。
とりあえず、蓮さまとはなが将来への夢に思いをはせる姿は微笑ましゅうございました。
でも…
蓮さまにはすでに再婚への足音が…。
炭鉱王は…カラマーゾフの親父か、中神か…。[emoji:i-282]←どっちも同じようなもん…。
ではでは、ごきげんよう。
※ちょっとまたコメントにレスができない状態で申し訳ありませぬ~。
こぴっと読ませていただいております!かしこ。
よろしければ→【2014年4月期・春クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表
※キャスト
安東はな/村岡花子 … 吉高由里子(子役期:山田望叶)
安東吉平 … 伊原剛志
安東ふじ … 室井滋
安東周造 … 石橋蓮司
安東吉太郎 … 賀来賢人(子役期:山崎竜太郎)
安東かよ … 黒木華(子役期 : 木村心結)
安東もも … 土屋太鳳(子役期 : 須田理央)
葉山蓮子 … 仲間由紀恵
村岡美里 … 三木理沙子
茂木のり子 … 浅田美代子
富山タキ … ともさかりえ
醍醐亜矢子 … 高梨臨(子役期:茂内麻結)
白鳥かをるこ … 近藤春菜
ブラックバーン校長 … トーディ・クラーク
スコット先生 … ハンナ・グレース
綾小路先生 … 那須佐代子
山田国松 … 村松利史
浅野中也 … 瀬川亮
葉山晶貴 … 飯田基祐
村岡英治 … 鈴木亮平
梶原総一郎 … 藤本隆宏
嘉納伝助 … 吉田鋼太郎
宮本龍一 … 中島歩
木場朝市 … 窪田正孝(子役期:里村洋)
徳丸武 … 高澤父母道
本多先生 … マキタスポーツ
木場リン … 松本明子
徳丸甚之介 … カンニング竹山
阿母里教会・森牧師 … 山崎一
一条高子 … 佐藤みゆき
畠山鶴子 … 大西礼芳
松平幸子 … 義達祐未
北澤司 … 加藤慶祐
ナレーション … 美輪明宏
※スタッフ
脚本 … 中園ミホ
演出 … 柳川強、松浦善之助、安達もじり
プロデューサー … 須崎岳
制作統括 … 加賀田透
音楽 … 梶浦由記
アニメーション製作 … 和田羊平
原案 … 村岡恵理『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』
主題歌 … 絢香「にじいろ」
公式サイト http://www.nhk.or.jp/hanako/
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コメント
花と蓮>『花子とアン』第32話
言うまでもないけど
『ロミジュリ』といえば
ムン・ヒジュン!
えっ、知らない?
…わ、分かる奴だけ分かりゃいい>強がり
…ひじゅにですが何か?
「バカが読んでも分かりますね」by村岡
↑これぞ朝ドラの定義!?
花子:美輪様ったら良いこと言うわね
まさに私達は今「キラキラした」世界にいるけど
これから灰色の現実に踏み…
花と蓮>『花子とアン』第32話
言うまでもないけど『ロミジュリ』といえばムン・ヒジュン!えっ、知らない?…わ、分かる奴だけ分かりゃいい>強がり…ひじゅにですが何か?「バカが読んでも分かりますね…
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くぅさんのレビュー読ませていただいています。
主人公花子の部分は脚色で(史実より10年早い出逢い)Wヒロインの白蓮の部分は史実に近い。そこがおもしろいなと思います。
花子に翻訳の才能があることを見出し、ペンネームを授けたのも白蓮さんという設定。
もともとセンスはあったのでしょうけれど、悪戦苦闘、試行錯誤、切磋琢磨が知りたいです。
せっかく翻訳家になるひとのお話なのですから。
(出版社でのお話はまるっと変だと思います。つっこみの嵐です)
「カーネーション」では7日デパートの制服の試作品を着て支配人に見せる回です。
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>しかし、せっかくだから最初に堅く訳されたラクダの訳、はながどう「馬鹿でも解る」ように訳したのか知りたかったよね。
同感です。翻訳家になる人の物語なんだから、こういうところが重要な見せ所だと思うんですよね…。
でもそれ以前に、この場面は私には違和感大ありです。この時代に、花子はcamel/ラクダや砂漠がどんなものか想像できたのしょうか?今のようにテレビも、たぶん図鑑もない時代、そして女学校の授業でやる英語の本はたぶん英文学ばかりのはずなのに、花子はどうやってラクダのことを知ったのか…。(余談ですが、落語にラクダのネタがあるそうです。文政4年ということはまだ江戸時代に見世物として両国にラクダがやってきたそうな。でも女学校の寄宿舎生活を送る花が落語を知っているとは思えないし…)
英語の翻訳って、文章の意味だけでなく、その物を直接知らないと翻訳できないことが多いですよね。ロシア演劇をやっていた新劇人たちは、戯曲中に出てくるサモワールが何か分からず、また、テネシー・ウィリアムズの戯曲を翻訳した演劇人たちは、当時(1950年代)まだ日本に紹介されていなかったボーリングの意味が分からなかったそうです。「翻訳とは原文との距離感が大事」と言う以前に、当時の翻訳者は見たこともないものを翻訳する苦労というものがあったと思うのですが、そういう苦労がドラマから感じられないのがちょっと残念です。
それは今までからのシーンでもそうで、富山先生の翻訳に花子が異議をとなえたり、ジュリエットのセリフに手を入れたりと、なんだか簡単に翻訳してるなあという気がしていました。もうちょっとそういうところを丁寧に描いてくれたらなあと思います。
花子とアン 第32回
内容
臨時の小間使いとして出版社で働くことになったはな(吉高由里子)
そんなある日、富山(ともさかりえ)と編集長・梶原(藤本隆宏)が、
一緒にいるところを目撃する。
翌日の学校では、真面目な富山先生が逢い引きをしていたと噂に!
かつて2人が恋人だったとい…