【コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON】第1話　感想

9年か｡

ここに来て？
もうそんなに経つんだね｡

9年経ってお前はこの救命の良心になった｡

お前ならどうする？
俺は救命で覚えるべきことは一通り覚えた｡
今は脳外の方が刺激が多くて面白い｡

うん。分かるよ｡

それだけでいいのか？

どっちでもいいと思う｡
脳外科でも救命でも、藍沢先生がメスを握ってさえいてくれれば｡

だって、どこにいたってあなたは絶対命から逃げない｡

　
　

コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON　第1話

　
　　
　　

2008年、Season1の放送開始と共にフェロードクターとして研修を受け始めた4人も、もう9年…。

【コード・ブルー　-ドクターヘリ緊急救命-　2ｎｄ ｓｅａｓｏｎ】第１１話　最終回

dramablog.cinemarev.net

2010.03.22

 

見た目の若さや美しさは全く変わらないものの、翔北病院の医師としても中の人たちの役者としての位置としても中堅になりつつある2017年。

おかえり、コード・ブルー。

とりあえず…

もう聞いただけで命を乗せるヘリが舞い上がるシーンが頭に浮かぶ佐藤直紀さんの重厚な劇伴も。

ある時は温かさの余韻を味わいつつ、ある時は理不尽さを噛みしめつつ聴くエンディングの『HANABI』も。

どちらもそのまま変えずにいてくれた神決断に感謝。

脚本がなぜか林宏司さんから安達奈緒子さんに変わった事だけに不安はあったものの、ここに至るまでに林宏司流「ドラクエのように仲間が胸あつに結束していくよ」の基盤がシッカリ出来上がっているので、そこは全く不自然なく開始されたのだった。

 

では、ストーリーを振り返りつつ、キャラを見ていきましょう。

藍沢 耕作

キャラ変度40％くらい。
ドラマ的なキャラ変というよりも「成長」による人間性の変化だけど。

元々、藍沢という人はSeason1の初回で登場した時からお仕事がバリバリでき、変な闘争心を剥き出しにしなくてもすでに1番だったし、仕事的なその余裕は今も変わらない。

ただ他人に無関心で、患者も「人」ではなくて「症例」のように上から見下していたところが、メンバーや様々な患者と触れ合っていく内に人間らしくなってきた…という側面があったので…。

今回はずいぶん成長したよね…と微笑ましく見守るシーンが増えた。

 

俺はきちんと腕で認められてトロント大に行きたいんだよ｡
藍沢が救命に振り回されたおかげで新海が行けたとか言われたくないからな｡
　

 

お前は自信家だな｡

　
こんなイヤミを言えるようになったとは……。
(ってか、安藤くんの出番ここだけかよ!!!)

 

白石。
指揮官になれ｡

お前は仲間の能力をよく知ってるし、患者とその家族両方のことを考え決断することもできる｡
他の組織の人間とも上手くやれる｡
(おれは無愛想でお喋りできないから……)

 

一人でやろうとするな｡
もっと 周りの人間をこき使ってやればいい｡

独り大好きな藍沢の口から仲間を頼れみたいな言葉がでるとは～～。

 

10年も続けていれば、世渡りも多少は上手くなるのか、白石を慰めたり意見を聞いたり、患者のお父さんともちゃんと会話する藍沢。

でも…

救命には お前がいる｡
お前は面白い｡

言葉が足らな過ぎるから意味深なこと言うなーーー。。
　

 

まぁ…
普通に考えたら、この仲間は信頼感で結ばれた「仲間」であって、恋愛モードは有りえないんだけどね。

ちょっと恋愛方面に行きがちな脚本家さんに変わって、ここが一番心配なところ。

白石 恵

元々、出過ぎなところは一切なく、静かで冷静な優等生。そこは変わらない。

ただ、昔は頭でっかちで技術や対応能力が伴っておらず現場でテンパってたところが、9年経って対応力も伴い安定感のある救命医に。

当たり前のこと聞かないで！

…と怒ってから、

やれるだけやって｡
すぐに誰か行かせるから｡

と、すぐに冷静にフォローの言葉をかけてあげられるところ、本当に藍沢が言う通り、全体に冷静に対応できる良い先輩なんだと思う。

 

ちょっと仲間全体ではなくて藍沢個人にばかり頼り過ぎな気がするところはキャラ変かなぁ。

緋山 美帆子

Season1の最初から、自信満々で叩く口も大きく、言う事キツくて、でも実は熱くて懐が深い…という変わらぬキャラで安定感。

白石と2人きりで奮闘する現場での緊急事態。

 

白石｡

大丈夫。行って｡

この2つのセリフだけで伝わるこの2人の信頼感が昔から好きだ。

 

え、 何？フェローも帰ってるの｡
ハラ立つわ～｡

2017年、聞かれたらコンプライアンス案件ギリギリな本音の独り言も好きよ(笑)

大好きで尊敬している三井先生が休職してしまうショックと、三井先生が追い込まれている母としての辛さを知るシーン。

戸田さんの演技の緩急、好きだわ。

藤川 一男

もう成長が著しいよね！

まぁ…最初が酷かったからね(爆)

今や現場でのフェローへの落ち着いた指示や語りかけや笑顔は神に見えるほどだった。何この安定感。

浅利くんも「いいおじさん」役が出来る年の俳優になったんだなぁって感慨深い。

冴島 はるか

いや、ビックリしたわ。
Season3初回、一番のビックリだよ。
藤川先生と同居してるだけじゃなくて妊娠までしてるとはーーー。
身体大事にしてよね～。
こんな現場だから心配しかない。

新人フェローたち

初回は特に個性はなく、まとめてヒドイ。。

ゆとりですがなにか。
　

 

世代が変われば新人の質も変わるわけで。

思えば、藍沢たちの世代は実力がなくてもみんなヘリに乗れる順番を待って競っていたのに、この子たちはみんな面倒くさそうだなぁ…。。

けれども、現場に出て、みんなやる事をやるようになったら顔つきが変わったよね。
あれはいいシーンだったな。

 

…ということで…。
みんな救命に戻って来て、来週は藍沢くんの無愛想さに新人たちが不満を持つらしい。

ごめん、ほんと、ただ喋れないだけだから、仕事は見て覚えて！！

医師として10年以上のキャリアを持った彼らはそれぞれの道を歩みだしていた。
藍沢耕作(山下智久)は翔陽大学附属北部病院の救命救急センターを離れ、脳外科医として研鑽をつみさらなる高みをめざし日々オペを行っている。

白石恵(新垣結衣)は人手不足の翔北救命救急センターで今やフライトドクターのスタッフリーダーとして奮闘していた。

フライトドクターを目指していた緋山美帆子(戸田恵梨香)は、翔北病院を離れ周産期医療センターで産科医としての道を歩んでいた。

冴島はるか(比嘉愛未)は、今もフライトナースとしての道を究め続けエースとして活躍中。

また藤川一男(浅利陽介)も白石と共に翔北救命救急センターを支える整形外科専門の救命医となっていた。

橘啓輔(椎名桔平)は救命医として活躍を続けているが現在、息子についてある厳しい局面に立たされていた。橘が葛藤する理由とは。

そんな救命センターに新たにフライトドクターを目指すフェロー・名取颯馬(有岡大貴)、灰谷俊平(成田凌)、横峯あかり(新木優子)、フライトナースを目指す雪村双葉(馬場ふみか)がやってくる。

白石は人材不足の中、彼らフェローを戦力にするしかないと必死に育てようと努力する。

脳外科医として信頼を既に得ている藍沢には強力なライバル、新海広紀(安藤政信)が現れる。

脳外科では世界屈指の水準を誇るトロント大へ臨床医師として選ばれるかどうかの席を争っていた。

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

　　
にほんブログ村

　

※キャスト

藍沢耕作 … 山下智久
白石恵 … 新垣結衣
緋山美帆子 … 戸田恵梨香
藤川一男 … 浅利陽介
冴島はるか … 比嘉愛未

名取颯馬 … 有岡大貴
灰谷俊平 … 成田凌
横峯あかり … 新木優子
雪村双葉 … 馬場ふみか

早川正豊 … 伊藤祐輝
鳥居誠 … 岩井拳士朗
広田扶美 … 下垣真香
橘優輔 … 歸山竜成
梶寿志 … 寺島進
西条章 … 杉本哲太
三井環奈 … りょう

新海広紀 … 安藤政信
橘啓輔 … 椎名桔平

※スタッフ

脚本 … 安達奈緒子
演出 … 西浦正記
プロデュース … 増本淳

音楽 … 佐藤直紀
主題歌 … 「HANABI」Mr.Children