【母になる】第2話 感想

笑って吹き飛ばしましょうよ。

見つかったんだもの。

生きてたんだもの。

知らないおばさんでもいい。
「お母さん」ってウソで言われてもいい。
あの子と暮らします。

私、何も知らないかもしれないけど…。

一つ…。

たった一つだけ大事なこと知ってる。

あの子の誕生日、私は知ってる。

私が産んだから。

あの子を産んだのは私だから。

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母になる 第2話

 
  
  hahanaru-op

もしも可愛い盛りの自分の子供が連れ攫われ、他の人間が親のような顔をして育てていたとしたら…。

母である人間ならば、いや母じゃない人でも、誰でも主人公の心情が想像しやすい設定のドラマである。

 

ある日突然知らないおばさんが訪ねてきて「あなたのお母さんよ」と言った時、子どもがどんな恐怖感を持つか。

そこも、恐らく誰でも想像しやすいだろう。

しかし、突然手に入った余所の子供を警察どころか周りの誰にも真実を話さずに育て続け、シラっと「親だと名乗る人が出てくるかも知れないけれども、キミの愛しい母親は私だけだから。」と言う女の心情は計りかねる。

 

簡単感想で。

 

レビュー出来なかった第1話では、結衣と陽一夫婦の微笑ましい出会いから、広の誕生。そして、3歳のあの日まで。

そこから10年後の施設での再会や現在の陽一の暮らしなどが断片的に描かれた。

結衣が施設へ行って広と会っていたのは結衣の先走りだということは、今日初めて知った。

 

時系列で整理すると、こういう事になるらしい。

・広、陽一の勤務先の学生・渡良井鈴生に誘拐される。(3歳)

渡良井は罪を告白した後、自殺。
マスコミには陽一の大学での指導が悪かったように報道される。

渡良井のアパートの隣人・門倉麻子が部屋で泣いている子供(広)を発見。
そのまま自分の子供として育て始める。

     

・7年間育てた後、何らかの理由で門倉麻子は広を施設に入れる。

     

・2年間施設で育った広をDNA鑑定の後、結衣が訪ねる。

謎だらけである。

門倉麻子は7年間ほど広を育てていたらしいが、戸籍や健康保険はどうしていたんだろう。
子供って結構すぐに熱を出したりするよね…。

第一、その7年間、広は小学校はどうしていたんだろうか。
学校に行かせてやりたくて手放して施設に入れた…にしては中途半端な年齢。

泣いている見知らぬ子どもを自分の部屋に引き込んで育て始めたら、それも誘拐だと思うんだけど。

日本の法律はどうなっているのだろうか。
これは罰せられないことなの??

 

全視聴者、ビックリ…なのが広が持っていた手紙の内容である。

 

一つ 。ママはママじゃなくなる時が来ます。

あなたの前にいつか新しい「お母さん」と名乗る人が現れます。
きっとそんな日が来ると思うの。

 

一つ。その時はちゃんとごあいさつするのよ。
「お母さん。会いたかった」って。

できたら涙ぐんだりするのもいいかもしれない。

 

一つ。相手はいきなり抱き締めて来るかもしれない。
嫌がらずにじっとしてること。

 

一つ「一緒に暮らそう」と言って来るかもしれない。
その時は逆らったりすると困ったことになると思うの。
だから黙ってうなずいておけばいいと思います。

 

あなたの前に現れた新しいお母さんは、あなたを どう扱っていいか分からないはずです。

トト坂のことも、ママとコウと2人で暮らした西日の当たる傾いたアパートのことも。
そんなことも何も知らない人です。

コウが何が好きでどんなことに興味があってどんなふうに大きくなったか。

どんなものを食べると嬉しくてどんなものを出されると困った顔になるか。

目の前に現れたその人は何も知らない。

何も知らないおばさんがいきなり現れて「お母さん」だと言うの。

怖いね。
とても怖いことだと思うよ。

でも笑ってあげなさい。
優しくしてあげなさい。

「会いたかった。お母さん。お母さん」って。
甘えた感じで何度も言ってあげるといいと思います。

何度も何度も「お母さん。お母さん」って。
ニコニコ笑いながら言ってあげるといいと思います。

 

そして最後に一つ。
何を出されても「おいしい」と言って食べなさい。

「こんなおいしいもの初めて食べた」と言って喜びなさい。

ママの作ったカレーやコロッケや魚の煮付けが大好きだったことはママとコウだけの秘密です。

ママとコウだけの秘密いっぱいあるよね。忘れないでね。

いい子にして待っていてください。
コウが会いたいと願えばママは会いに行きます。

コウが望めばママが迎えに行きます。

だから。どうかどうか忘れないで。
ママはいつだってコウのそばにいます。
コウの心の中で生きてます。

コウ、大好き。
コウ。大切な愛おしいわが子。

あなたのママ 麻子より」。

 

「あなたの前に現れた新しいお母さんは」とか「言ってあげればいいと思います」って……なにその演技指導は。。

いや、どうしてそんなに実の親よりも偉そうなの
犯罪者の自覚はないの

門倉麻子の人格についていけない…。

 

誘拐(実際には攫ったのは別の人間だけれども、そのまま育てたのだから同じこと)が発覚して刑務所に入ったから広を施設に入れたのかな、と当たり前の『Mother』展開を想像していたのだけれども、どうやらそういう事ではなさそうだ。

日本の法律、一体どうなってるん!!

 

2014年制作の中国映画『最愛の子』と設定が酷似していて、ちょっとリメイクなのかと思っちゃった…。

どこにも書いてないので、たぶん違うんだろうけれども。

ブログレビューをサボっているのでアレなんですが…

映画『最愛の子』のくうさんの感想・レビュー | Filmarks
くうによる、「最愛の子(2014年製作の映画)」ついての感想・レビューです。

このストーリーは実話ベースで、中国の山間部が舞台なだけに有りそうな話だと思った。

育ての母の方は誘拐された子供だとは露ほども思わず、夫が愛人に産ませた子供だと信じて育てていた。

生みの母も育ての母も誰も悪くないので、モンモンとしつつラストまで見守る展開だった。

 

しかし、このドラマでは明らかに育ての親はおかしいし、戸籍のない子どもが隠れて生きていくのはなかなか大変だと思われる日本でこんなこと……と、どうしても思ってしまう。

当然、法的な事も説明がつく展開だと信じて見守るけれども。

 

沢尻エリカは相変わらず1リットルの涙誘われる素晴らしい演技。

「親になる」とは生むことではないのだと。

多くの親が何かしら感じ取るドラマになりそう。
…なったらいいな。

とにかく…
切ない。

9年前に誘拐された息子が生きていた。
離婚して一人で暮らしていた結衣の生活に明るい光を与える。
一方の陽一は引きこもり同然の生活を送っていた。
そこへ広の過去を調べている児童福祉司の木野愁平がやってくる。
広が養護施設にいる事を知らせにきたのだ。
そして広が持っている手紙の存在を打ち明ける。
そこには衝撃の事実が隠されていたのであった・・・。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

 

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※キャスト

柏崎結衣 … 沢尻エリカ
柏崎陽一 … 藤木直人

門倉麻子 … 小池栄子

柏崎広 … 道枝駿佑 (子役期:吉武歓)
木野愁平 … 中島裕翔
緒野琴音 … 高橋メアリージュン
西原太治 … 浅野和之
西原莉沙子 … 板谷由夏
西原 繭 … 藤澤遥 (子役期:宝辺花帆美)
田中今偉 … 望月歩
柏崎里恵 … 風吹ジュン

※スタッフ

脚本 … 水橋文美江
演出 … 中島悟
プロデュース … 西憲彦、櫨山裕子、秋元孝之

音楽 … 得田真裕
主題歌 … 安室奈美恵「Just You and I」

コメント

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