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【64(ロクヨン)】土曜ドラマ 第5話「指」最終回 感想

やつが半分だけ握っていた紙には「娘は小さな棺に入っている」と
書かれてあった。
目崎は自分の娘の事だと思ったんだろうが「小さな棺」というのは
雨宮翔子ちゃんの事だ。

 

それも追及するんですね。

やつも人の親だ。
マスコミには何も言うなよ。

解っています。
「人間、言える事と言えない事がある。」

目崎が逮捕されれば、妻と娘は犯人の家族になる。
だから実名は言えない。

そういう事でしたか。

 

64(ロクヨン) 第5話「指」

     ロクヨンop

初回以来、レビューをUPできず最終回になった。
全5話とは早いものです……。シミジミ…

 

寂しいけれども、この5話で終るのが良かった。
本当にすばらしく濃厚でまとまったドラマだった。

これより長くてもダラダラしそうだし、短かったら駆け足で原作ダイジェストの
ようになってしまったに違いない。

各回にきちんとテーマを持たせた上でエピソードを回収した最終回。
秀逸だね。

 

三上は広報官という自分の仕事の立ち位置に悩みつつも関わった人間の事を
考えて仕事している。

かつて担当した未解決誘拐殺人事件「64」。

自分の娘が突然失踪した痛みは「64」で娘の名を呼び続けていた父親を思い起こさせる。
そして、現在は広報官であるのにも関わらず「64」の影は三上を追って来る。

「長官による遺族慰問」という「行事」を取り付けるために、三上はまた「64」と
関わる事になるのだった。

かつて「64」を担当した警官たちが各々トラウマを抱えて現在に至る事を知る三上。

当時の上司だった松岡も言う。

「昭和64年は終っていない。」

 

しかし、上層部はそれぞれ自分の立場に事件を利用することしか考えていない。

保身のために長官視察を成功させたい部長。
「64」が未解決である事を理由に県警の人事を握りたい本庁。
それを阻止するためには長官視察を邪魔したい刑事部。
そしてそのために記者クラブのボイコットすら利用されようとしている…。

広報官である三上はその狭間で一番困る立場にある。

「上」は視察を成功させろと言ったり阻止しろと言ったりしてくる。
記者クラブとの関係は破たん寸前だ。

そこにちょうど起きた「64の亡霊」による誘拐事件は刑事部ぐるみの狂言事件
なのかと思ってしまったわ…。

しかし、娘の名を叫び続ける目崎の必死さは狂言にはとても見えない。

という事は、狂言どころか警察ぐるみで目崎の娘を誘拐したんだろうか。
なんてメチャクチャな話なんだ…

と、ちょっと思っていた。先週まで。

 

結果的には

事件は無かった。

誘拐されたのは目崎の「娘の携帯」という事。
携帯を盗んで、フラフラと家出して遊び歩いている娘が誘拐されたように見せかけた。

 

「昭和64年の犯人はお前だ」
「娘は小さな棺に入っている」

娘の名を呼び続けて必死に運転し駆けずり回る目崎と、昭和64年に同じように
娘の名を叫びながら走り回っていた雨宮の姿がリンクする。

捜査車輌の中で、三上はまた聴くことになったのだ。
娘を呼ぶ父親の声を。

そして、それは、みゆきの名を呼び続ける自分の声でもあった。

目崎の娘誘拐事件の実行犯はかつての「64」担当警官・幸田。
首謀者は雨宮。

そして、雨宮が目崎の存在を確信したのはあの無言電話だった。

 

雨宮さんはもう一度犯人の声を聞けば、絶対に解ると言っていた。

昭和63年当時の電話帳をめくって、「あ」から順番に電話を掛け続ける。
気の遠くなる話だ。

いつから始めたかは解らない。
奥さんを亡くしてからか、それ以前か。

 

何度も聞いたとはいえ、事件の時の声の記憶だけを頼りに一軒ずつ電話帳を見て
電話をかけていったとは有りえないだろう…とも思うけれども。

執念ってこういうものだよね。
もう常人を超えるんだよね。

それほどの想いなんだよね。
そして、雨宮さんは見つけたんだ。

 

俺たち警察官が取り逃がした犯人の声を。

 

雨宮さんはそれだけではなく、三上の声もキャッチした。
娘を追い求める三上の声も。

 

あなたは大丈夫ですか。
悪いことばかりじゃありませんよ。
きっと良いことだってあります。

 

ああ言ってくれたのは、三上も自分と同じように娘を探していると知ったからだったんだ。

今までのエピソードがすとんと落ちてきた。

そして、そこに美しい解決を見た。

 

雨宮さん。
ついにその声、聞いたのね…。

今まで、警察内部は自分の事しか考えていない人ばかりに見えた。
けれども、みんなそれぞれの義で動いている。

 

気に病むな。
俺たちは狩りの事だけ考えていればいい。
楽だろう?刑事は。

 

松岡はホシを狩ることしか考えていない。と笑いながら言う。

刑事は楽な仕事だからな。世の中で一番。
刑事は犯罪を憎む本能は備わってない。
あるのはホシを狩る本能だけだ。
ホシを割り、追い込み、落とす。それだけでいい。

 

あの時は、被害者や遺族はどうでもいいようにも聞こえてしまったけれども、
そういう事では無かったのね。

上の意向なんてどうでもいい、という事。

記者も警察の裏事情は踏まえながらも自分たちの義で動いている。

初回からずっと繰り返されてきた実名報道の部分も、なぜ実名ではいけないのか、
きちんと回収されて終わった。

 

普段はやり過ぎに見えるマスコミだが、この人たちがいることで隠ぺいされそうな
大人の事情が少しでも制御されたり明るみに出たりするんだ。

そういう役割を担っている人たちに正しく仕事を伝えるためには広報は窓になって
向き合い続けなくてはならない。

たとえマスコミに背を向けられても、背中でもいいからノックし続ける。
弛まずに。

みんなの仕事が誠実に見えて。
カッコよかった。

結局、人間誰しもが必ずしも「善」ではなく、そして必ずしも「悪」ではない。
自分の利だけを求めているわけでは無く…情は常にそこここにある。

 

あゆみの事が解決しなかった三上の家庭部分だけが置いて行かれた気がするが、
この部分は「これから」を残して終わったということだろう。

あゆみを思いながら、荒れ果てた庭に新しい花を植える。

寂しさと同時に希望を感じさせるラスト。

親はいつだって、どんな子供だって受け入れるために待っているし、居なくなれば
哀れなほど必死に探す。

それは、誘拐殺人を犯した目崎でさえも。

 

執念で目崎を見つけた雨宮。

毎日押し続けて番号が解らなくなるほど擦りきれたプッシュホンの数字。

何年もかけて娘を奪った男を探し出し、やっと見つけた…
追い詰めて空を仰ぐ。

段田さんの演技が素晴らしかった。

かつてその娘の命を奪い、今はその報いを受けて同じように追い詰められた父。

ラスト2話を駆け抜けた尾美さんの演技も凄い。

 

無駄のないストーリーも、クールな演出と空気の中に妙な熱を映しだした映像も、
そして何よりもこの世界に住んでいるようだったキャストも。

みんな素晴らしかった。すごい、凄いドラマだ。

土曜ドラマ、クオリティは常に高いけれどもここまで素晴らしいと思ったのは「ハゲタカ」
以来かもしれない。

ピエール瀧がこんなにイケメンに見えるのも初めてかも知れない。
  ロクヨン5

 

さぁ……来年の劇場版スタッフとキャストは、ちょっと覚悟して挑む必要がありそうだ。
そっちも楽しみではあるけれど。

 


記者クラブとの報道協定を守るため、三上(ピエール瀧)は、松岡(柴田恭兵)が
指揮する捜査車両に乗り込んでいた。
三上は再び、被害者の父が身代金を運ぶ車を追うことになる。
新たな誘拐犯が父・目崎(尾美としのり)に指示する受け渡しルートは、14年前の
ロクヨンと全く同じだった。
一方、松岡は美那子(木村佳乃)にも捜査への協力を依頼していた。
そして、美那子が現場で目撃したものは…。
さらに、三上の娘のゆくえは…。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

 

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よろしければ→【2015年4月期・春クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

 


※キャスト

三上義信 … ピエール瀧

諏訪尚人 … 新井浩文
蔵前高彦 … 永岡卓也
美雲志織 … 山本美月
秋川修次 … 永山絢斗

漆原悟士 … きたろう
松岡勝俊 … 柴田恭兵
松岡郁江 … 斉藤とも子
柿沼丈治 … 高橋和也
柿沼芽生子 … 安藤玉恵
日吉浩一郎 … 水澤紳吾
日吉保子 … 佐藤直子
幸田一樹 … 萩原聖人
望月晴一 … 村上淳
赤間光良 … 平岳大

三上美那子 … 木村佳乃
三上あゆみ … 入山杏奈

雨宮芳男 … 段田安則
目崎正人 … 尾美としのり

山科道夫 … 辰巳智秋
高木まどか … 梅舟惟永
宇津木壮一 … 阿部翔平

村串みずき(鈴本みずき) … 中村優子
辻内欣司 … 古今亭菊之丞
石井照行 … 小野了
目崎歌澄 … 羽宮千皓

二渡真治 … 吉田栄作
荒木田利也 … 中原丈雄
64担当警察官 …でんでん

※スタッフ

脚本 … 大森寿美男
演出 … 井上剛
制作統括 … 屋敷陽太郎
音楽 … 大友良英
原作 … 横山秀夫「64(ロクヨン)」

公式サイト http://www.nhk.or.jp/dodra/rokuyon/

 

 

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【64(ロクヨン)】 第1話 第5話(最終回)


コメント

  1. くう より:

    SECRET: 0
    PASS: d0970f9a670a457ba04fd47a84598fe5
    >入院中なのにヘアメイクばっちり、というドラマをたまにみかけるのでこういう俳優をきれいに撮らない、俳優さんのほうもきれいに映らなくていい、という作品には本気とリアリティの追求を感じ、それだけで感心してしまいます。

    ですよね~。
    戦争ものドラマなどでもよく戦火の中でメイクバッチリな女優さんとか大映しにしているものが
    多くて…もうそれだけで萎え萎えですよね。
    もっと真面目に造れよと思いますわ^^;

    >娘を亡くし、妻に先立たれ、毎日無言電話をかけつづけていたあのおとうさんの人生を考えると哀れというかむなしさというか・・・。

    その哀れさを余韻に残しつつも、雨宮さんも電話を掛け続ける事で三上のような男に出会った事は
    救いになったかもしれないと思いました。
    自分以外にも娘を失って苦しんでいる人が居ると雨宮さんが知った事。
    三上を慰める余裕ができたこと。
    これは生きる力を得たという事なのかもしれません。

    >普通の夫婦が突然子供を失う、という作品ですと去年BBCで放送されたThe Missingというドラマがおすすめです!

    海外ドラマは最近ほとんど見れていないのですが、探してみますね。
    お薦めありがとうございます!

  2. くう より:

    SECRET: 0
    PASS: d0970f9a670a457ba04fd47a84598fe5
    >で、無言電話はこのエピのためのものだと思ったら・・・もうひとつの意味を知った時は鳥肌がたちました。(子供を奪われた親を物語りで何人も見ましたがこれは相当身につまされました)

    いやぁ…ありえない~って話ですが執念ですよね~!
    あの数字が擦れて無くなった状態の公衆電話が映し出されたら納得と同時に涙ですわ。

    >そしてそしてこのごろ警察モノといえば桜吹雪会みたいなとこがあったので

    桜吹雪会みたいな部分もありましたが、警察の誠実な部分をきちんと描いてくれたドラマでした。
    みんな人間的で良かったですね。
    誘拐事件解決後の二課長・森岡龍さんと新井さんの晴れ晴れとした表情にホッとしたわ~。

    >映画版、ほんとにハードル上がっちゃいますね。それとともに最高の宣伝にもなりますね。

    そうか~…宣伝にもなるんですよね。超えているかどうか確かめたいっていう好奇心で見ちゃうかも^^

  3. くう より:

    SECRET: 0
    PASS: d0970f9a670a457ba04fd47a84598fe5
    >1週間我慢できずに原作を読んでしまいましたが、原作を読んで尚、終焉に向けて展開される1画面1画面に引き込まれました。

    私はまだ原作に行っていませんが劇場版公開前にはぜひ読みたいと思います。
    ツイッター上でも原作既読の方々の評価は上々だったようです。

    >なぜ最後に二渡なのか、そのあたりが原作を読んでいないと少し違和感となるのではないかと感じましたが・・・、全体からしたら些細なことですね。

    原作未読の者にとっては充分に二渡という存在もラストに義を尽くしていた感がありました。
    この部分は読んでみないと何とも言えないのかも知れませんね。

    >映画版のキャストはかなり試されますね。

    そもそも三上が浩市さまって時点で顔にコンプレックス感じる理由がないですよね^^;
    その辺、どう描かれるんでしょう。
    そこも楽しみです。

    けれども、そう、大友さんの劇伴ね…これが作っちゃったこのドラマの世界観を
    映画が超えられるのか本当に心配です。
    NHKも罪なことをしますな^^;

  4. Mariko より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    こんにちは。
    大変力強いドラマで楽しませてもらいました。
    何がすばらしいって俳優の皆さんの小汚さ加減がとてもリアルで感心しました。普通の街の普通の人たちの話なのですから至極当然なのですが、入院中なのにヘアメイクばっちり、というドラマをたまにみかけるのでこういう俳優をきれいに撮らない、俳優さんのほうもきれいに映らなくていい、という作品には本気とリアリティの追求を感じ、それだけで感心してしまいます。

    誘拐事件についてはすべて解決した・・・ような結末になっていますが、娘を亡くし、妻に先立たれ、毎日無言電話をかけつづけていたあのおとうさんの人生を考えると哀れというかむなしさというか・・・。

    普通の夫婦が突然子供を失う、という作品ですと去年BBCで放送されたThe Missingというドラマがおすすめです!
    恐ろしいほどの緊張感が続き一時間のうち呼吸を整えるために休憩しないといけなかったほど!
    イギリスはなんでこういうすごい作品を作ってしまうのか・・・と食べ物はともかくエンタメについてはあの国に一目おかざるを得ません。
    あとITV(イギリス)で放送されていたBroadchurchというこれも夫婦が突然息子を亡くす(こちらは殺人)、という作品でこちらもお勧めです。

    ではでは。。

  5. Q より:

    SECRET: 0
    PASS: ab321be5ff2ec971f559706826139bd7
    凄いドラマでしたね。
    >各回にきちんとテーマを持たせた上でエピソードを回収した最終回。
    ですね~!!どのエピも丁寧で感情移入したけど 日吉と三上のエピは64事件に関わった人の苦しさが身にしみました。で、無言電話はこのエピのためのものだと思ったら・・・もうひとつの意味を知った時は鳥肌がたちました。(子供を奪われた親を物語りで何人も見ましたがこれは相当身につまされました)
    そしてそしてこのごろ警察モノといえば桜吹雪会みたいなとこがあったので いよいよ刑事部の反撃、なにしちゃってるのーと私も思ってしまったのですよ。匿名報道はそういうことだったのですね。「狩るだけだから」という松岡課長の言葉にぐっときました。
    二人の父親が子供をさがしまわる時の息詰まる感じとか演出もすごくって、大友さんの音楽もすごくって、とにかく凄いドラマでした(フーっ)
    映画版、ほんとにハードル上がっちゃいますね。それとともに最高の宣伝にもなりますね。

  6. 隠れ常連 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    こんにちは。
    管理人さんの感想に激しく同意です。私もハゲタカを思い出しました。
    これほどのクオリティのドラマは、これから先もなかなかないのではないでしょうか?
    1週間我慢できずに原作を読んでしまいましたが、原作を読んで尚、終焉に向けて展開される1画面1画面に引き込まれました。
    いや、原作を読んだからこそ、この脚本のすごさがよくわかりました。5回という尺に合わせて、削るべきところはバッサリと削り、それでいて見せるべきところは膨らませてしっかり見せる。
    テレビドラマのポイントを知り尽くしたプロ中のプロの仕事に、ただただ感服しました。
    惜しむらくは二渡の掘り下げがもう少し欲しかったでしょうか。二渡との関係とか三上の顔のコンプレックス、夫婦のなれそめなどを加えて、全6話くらいがベストかなと思いました。なぜ最後に二渡なのか、そのあたりが原作を読んでいないと少し違和感となるのではないかと感じましたが・・・、全体からしたら些細なことですね。
    そして演じるキャストの素晴らしさ。主人公の瀧さんは、これ以上ないほど、三上でした。鬼瓦といわれる顔の作り。全体から発せられる拭い去れない刑事の匂い。組織に翻弄される苦悩の影。これ映画の佐藤浩市さん、かなりキツイですね。あと松岡一課長の度量の広さ、狩人としての眼光を印象強く演じた柴田恭平さんは見事でした。木村佳乃もミスキャストと言う方も居ましたが、最終回の難しい役どころを見事に演じました。やっとその声聞いたのね・・・このセリフの響きが今も耳から離れません。雨宮も目崎も諏訪も三雲も蔵前も、他のキャストはもはや考えにくい、映画版のキャストはかなり試されますね。
    音楽の大友さんの凄味を改めて知りました。聞こえるか聞こえないかのうちに始まり、知らない間に映像と一体化している音楽。音楽が画面の色を決めてしまう、そのくらい深い意味で脚本、キャストと融合した秀逸な出来でした。
    某大手ドラマ感想サイトでも5点満点中4.8点という、まずありえない高い評価をもらってましたが、それだけの作品でした。

  7. Akira's VOICE より:

    ドラマ「64(ロクヨン)」

    原作より良い!! 

  8. 64(ロクヨン)TOP

    『64(ロクヨン)』は、2015年4月18日から同年5月16日まで、NHK「土曜ドラマ」枠(毎週土曜22:00~23:00)にて全5回で放送された。主演はNHKドラマ初主演となるピエール瀧。 原作 『64(ロクヨン)』は、横山秀夫による推理小説。『別册文藝春秋』(文藝春秋)にて、251…

  9. NelsonTouchBlog より:

    64(ロクヨン)&She最終回感想

    ■64(ロクヨン)最終回
    ずっと面白味を味わうことができた重厚ドラマだったけど、最終回の盛り上げ方がまた、うまかったですね。
    カーチェイスを彷彿させる64再現ともいえる追跡劇と犯人との電話交渉、そして意外な結末・・。

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