高額当選おめでとうございます。
当選金があなたを幸せにするか思いがけない不幸をもたらすかは、
あなた次第だということを決して忘れてはなりません。(宝くじ読本)
書店員ミチルの身の上話 第10話「告白」
お嬢さん?
どうかしたんですか?
行く当てもなく座り込むミチルに、そう声をかけてきたのは香月という男。
ミチルはバスを乗り間違えて終点まで来たのだと言います。
香月はミチルを連れて喫茶店に入りました。
香月は普段は決してお節介なタイプの人間ではありませんが、この日のミチルには
「若さとは裏腹な暗さと倦怠をまとい捨て置けない切実さ」が全身から放たれて
いるように見えたのでした。
バスに乗っていると困っている人を見かけても降りて手を差し伸べる訳にはいかない。
決められた運行スケジュールがあるからね。
見て見ぬふりをする冷たい人間だって妻からなじられたよ。
ミチルは香月の母がやっているという宿屋に泊まる事になりました。
奥さん、心配しますか?
…妻は、もういないんだ。
ごめんなさい…。亡くなったんですか…?
いや…話せば長くなるけど、離婚届を置いて出ていった。
そうですか…。
香月はミチルに1万円貸しましたが、ミチルはすぐにそれを返します。
あの、もし差し支えがなければ、あの…話し相手になってもらえませんか?
香月が了承すると、ミチルは宝くじのお使いの事から友達の事、不倫相手の男のこと、
幼馴染みのことなど一連の話をペラペラと話します。
そしてその日、香月の家の宿に泊まり、いつの間にか香月の母が経営する
食堂で働くようになったのでした。
ミチルちゃん、よくやってくれるんで助かるよ。
香月の母親にもなついて、可愛がられているミチル。
やがて、店の看板娘のようになったミチルを客が写真に撮り、それがネットに流れ…
そのページをしっかり見つけた男がいました。
そして、ある日、ついに恐れていた事が起こります。
食堂のミチルあてに1本の電話が掛かってきたのです。
ミチルちゃん…捜したよ。
忘れもしない竹井の声でした。
香月は、そのまま出て行ったミチルを探し、出会った日に一緒に入った喫茶店で
泣いているところを発見します。
何があった?
…とにかく、一緒にうちに戻らないか?
おふくろも心配してる。
泣きながら、話してない事があるの。と言うミチル。
ああ。
東京で…何があったか…。
どうして実家に戻れないのか…。
全部話したら、香月さん、軽蔑すると思う…。
全部話してみればいい。
約束する。どんな話を聞いてもうちに戻るなとは言わない。
…人が殺されてるの…。
香月は驚いたようにミチルを見つめます。
ミチルは、その日、全てを香月に打ち明けました。
宝くじで2億円当たった事も、久太郎が目の前で殺されたことも、高倉の死も…。
そして、竹井がどんな男かも。
君は許されないほどの大罪に手を染めた訳じゃないよ。
いくつか判断を誤ってるけど、誰もがやってしまうかもしれない小さな過ちだ。
正直に話せば許される事だ。
…で、竹井は何て?
香月さんの事、調べてるって…。
俺の事を調べてる…。
私と関わったから…香月さんにもお母さんにも迷惑かける事になって…。
だから私…出ていった方がいいと思って…。
どこに逃げても同じ事だ。
逃げても逃げても悪い夢の続きに戻るだけだ。
香月はミチルの手を取ります。
俺と一緒にいたらいい。
もし、その時が来たら、今日俺に話した事をそのまま正直に話せばいい。
君が大きな罪に問われる事はないから。
もうビクビク暮らす事はないんだ。
それまで俺が君を守る。
絶対に。
その後、ミチルと香月は入籍し、子供を授かり、幸せな未来が続く…
かのように思えた。
しかし、竹井はついにやって来たのでした。
香月がミチルは居ないと言うと、竹井は香月と話しに来たと言います。
いろいろ調べさせてもらいましたよ。
少し時間はかかりましたがね。
竹井はいつものように静かな笑みを浮かべています。
香月さんって普通の人なんですね。
死体を埋めちゃ駄目ですよ。
…何の事だ?
僕を甘く見ては困るな。
前の奥さんですよ。
僕1人でバスターミナルの裏の空き地に行って奥さんの骨をあなたの目の前に
突きつけてもいいんですけど、どうします?
香月はまざまざと思い出します。
あの日。
妻に「つまらない男」と言われ、衝動的に轢き殺した事を。
…金か?
嫌だな…。
僕がお金を欲しがる人間に見えますか?
2億円が目当てじゃないって事か?
そっか…。
ミチルちゃん、全部話しちゃったんだ…。
楽しそうに笑っていた竹井の表情がカエルをにらむヘビのように変わります。
ミチルちゃん、ちゃんと話せたかな?
ミチルちゃんを守ってやれるのは僕だけだって事を、まだよく
分かってないみたいだけど。
守る…?
骨を掘り返して警察に知らせるかどうかはそれから考えましょうか。
それが嫌なら、あなた1人でやってもらう別の方法もあるけど…聞きたい?
…1人で…何をやればいい?
簡単な事です。
前の奥さんのように黙っていなくなってくれないかな?
自殺しろって事か…!
察しがいいな。
できれば…2~3日中にそうしてもらえないかな?
竹井が帰った後、香月はミチル宛てに手紙をしたためます。
「ミチル。俺はミチルの考えるようないい人間ではない。」
「ミチルが何もかも話してくれて俺を頼ってくれたのに、俺はそれに
応えられる人間ではないんだ。」
「実は、妻は失踪したのではなく、俺が殺した。」
「『毎日毎日、同じ道を走って、何が起ころうと見て見ぬふりをするつまらない男』
となじられた時、自分の中で何かが切れた。」
「知らぬ間に殺人者の妻になり、殺人者の子どもを宿してしまったミチルには
謝る言葉もない。」
「最後に俺ができる事は何か懸命に考えた」
「今夜、竹井は俺に自殺を迫った。」
「けれど、俺が消えたところでミチルの不安は解消されない。むしろミチルを
竹井に差し出す事になる。」
「だから明日、俺は弁護士さんのところに行く。境町の信号の右角にある弁護士事務所だ。」
「妻を殺めて以来、あの信号にさしかかる度に看板を見上げては毎日考えてきた事だ。」
「弁護士さんに妻殺しの一切を打ち明け、警察に出頭する。」
「それからミチルと竹井輝夫を上林久太郎の死体遺棄のかどで告発する。」
「前にも言ったとおり、ミチルの罪はさして重くないと俺は信じている。」
「これしか俺が竹井からミチルを守ってやる術はない。「
「ミチル。元気な子どもを産んでくれ。」
「できれば、お父さんに子どもを見せてやってほしい。」
「これが俺の身の上話の全てだ。ミチルと出会ってやっと決心がついた。」
「ミチル、ありがとう。」
ミチルは手紙を教会で読みました。
そして、静かに目の前の十字架を見つめながら、自分の胎内に宿る命に
話しかけたのでした。
一緒にお父さんを待とうね。
何だか…とっても急ぎ足な最終回だったんですけど……。
今まで充分に丁寧にミチルの歩んだ道筋や人間関係、事件のあらましをなぞり、
竹井の恐怖を突きつけられてきただけに…何、これって感じ…。
あと2話、いや、せめて後1話。
香月とのエピソードが必要だった気がします。
香月が自分の罪に苦しんできた様子が手紙の中と、それに伴う映像でしか
語られておらず、ミチルとの愛情も全く感じられません。
今まで誰にも話せなかった過去をミチルがそんなに色々とこの人に語りたくなる
動機も不十分です。
突然出会い、突然結婚し、突然こんなことになったようにしか見えなくて。
竹井がどうやって警察も知らない香月の妻殺しを調べたのかもサッパリ解りません。
一般人がそんなに簡単に人の過去を調べられるなら警察いらないし。
そんな間抜けな警察が、竹井のような狡猾な男の犯罪をちゃんと捜査できるでしょうか。
殺人が立証できなければ、竹井はすぐに出てきちゃうだろうし、そうなったら
ミチルちゃんもミチルちゃんの周りの人たちも危ないじゃないですか。
今までの登場人物も色々と捨て置かれてるし、竹井のお祖母さんが沢田の母だったとか、
あの辺の繋がりは全く必要なかったですよね。
私が一番腑に落ちないのは、このドラマにおいて2億円はほぼ不要なエピソードに
なっている事です。
だって、誰も2億円目当てに動いていないものね。
ただミチルが勝手に時々ビクビクしていただけで。
竹井は元からただのミチルちゃんストーカーだし、高倉は竹井のために動いていた
だけだし、久太郎はミチルを探しに来ただけだし、豊増だって2億を確信していた
わけではないし、タテブーでさえ2億のために東京に来たわけじゃない。
ミチルちゃんも、2億で何かを釣ろうとしていた事はないし、豊増と別れるために
500万使っただけ。
結局、高額当選はこのドラマにおいて何を意味していたのでしょうか。
そして、最終的には教会に全額置いて行っちゃうんだね…。
お金よりも愛を取ります的解決でしたが、この先、香月が帰ってきてから
仕事見つかるかどうか解らないしさ…。
それ、大事にしておいた方がいいと思ったりした…。
最終回のせいで、色々と描き切れていない印象になってしまった事は否めません。
今まで面白かっただけに、本当に残念です。
役者さんは皆さん素晴らしく、その点では見ごたえありました。
特に竹井を演じた高良健吾くんは、素晴らしい。
当分は高良くんに竹井のイメージが付いちゃうんじゃないかと心配なくらいです。
これからも、ますますのご活躍を~。
※「書店員ミチルの身の上話」は、日曜の24:45から再放送があります。
見逃した方はそちらでどうぞ~。
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ミチル(戸田恵梨香)は、香月(大森南朋)に、故郷を捨ててからの身の上話を語りだす。
香月の母・聖子(吉村実子)が営む食堂を手伝うようになったミチルは、次第に生気を
取り戻し、香月とも少しづつ心を通わせていく。
ある日、食堂の客が書いたブログでミチルを見つけた竹井(高良健吾)から電話がきた。
ミチルは香月に、これまで起きたことを、すべて打ち明ける。
そして香月の前に現れた竹井は、香月の秘密も調べ上げていた…。(あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
よろしければ→【2013年1月期・冬クールドラマ何見ます?】ラインナップ一覧とキャスト表と展望
【キャスト】
古川ミチル … 戸田恵梨香
竹井輝夫 … 高良健吾
上林久太郎 … 柄本佑
初山春子 … 安藤サクラ
高倉恵利香 … 寺島咲
古川千秋 … 波瑠
豊増一樹 … 新井浩文
立石武子(タテブー) … 濱田マリ
沢田早苗 … 浅田美代子
古川継徳 … 平田満
山本トキ子 … 堀杏子
ミチルの夫(語り) … 大森南朋
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【 書店員ミチルの身の上話 】第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話(最終回)
コメント
身の上話です。ドラマ編
ドラマ「書店員ミチルの身の上話」を見ました。
NHKにて火曜11時にやってました。
宝クジ、殺人、逃走
ミチルの運命、身の上とは・・・
ありそうなリアルな展開
しかし 派手さはなく
…
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拍子抜けはしなかったけど、すんごい静かに畳み掛けて終わりましたね。
怒濤の最終回・・・・・じゃなかったんだ。
2億円、結局ミチルはこのお金は遣わなかったし、
2億円に翻弄されたのはタテブーだけだったけど、
2億円当たってなければ、
東京で暮らそうとしてなかったかも。
上辺は久太郎について行って、
横領がバレる迄は豊増と不倫を続けてたかも。
もっと弱いミチルだったかも。
って、今日掃除機掛けながら思ったんだよ〜。
私もあの2億の意味って何だったんだ?って思ったので^^。
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まったく同感です。
これまでの流れが、非常に「びっくり」「ドキドキ」の
連続だっただけに。
最終回で、これかよって。最後も、もっとびっくりドキドキ
で終わってほしかった。
なぜ?が多すぎます。
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もう。。本当に残念でした。
原作はもっと丁寧に、ミチルと香月のこととか描いてるんでしょうか。だったら読んで補完したいですよね。
あまりに最終話がお粗末だったので、今まで見てきたことすら後悔させてしまうのはやめてーー(泣)状態でした。
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初めまして。
納得いかずコメントです。
中だるみもなく今季一番の出来だと思っていたのに残念な最終回でした。
親友は? 実家は? タテブーは? 2億円当選の理由は?
番外編でいいのでスッキリさせて下さい(笑)
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レビュウは書いていませんでしたが、見ていました。
>私が一番腑に落ちないのは、このドラマにおいて2億円はほぼ不要なエピソードに
なっている事です。
私もくうさんに一票です。
前半の、じれったいほどゆっくりしたテンポがラスト、どう加速するかに期待していたのですが・・・加速すぎ?(^^;;
キャストの皆さんや映像からかもし出される雰囲気は好きでした。
それだけに、ちょっと残念だったかも。
書店員ミチルの身の上話 第10話(最終話)
最終回「告白」 ミチル(戸田恵梨香)は香月(大森南朋)に、故郷を捨ててからの身の上話を語り出す。香月の母・聖子(吉村実子)が営む食堂を手伝うようになったミチルは生気を取
NHKよる☆ドラ『書店員ミチルの身の上話』 第10回(最終回)
『告白』
内容
故郷に帰ることも出来ず、呆然とするミチル(戸田恵梨香)
バス停のベンチで佇んでいたところ、
香月憲剛(大森南朋)というバス運転手に声をかけられる。
何かに導か…
書店員ミチルの甘い生活と贖罪の終点と孤独な検索魔(戸田恵梨香)
つまり・・・こういうことだな。 妻を轢殺したバスの運転手は死体を埋めて日常生活を続けていると戸田恵梨香似の美人を後妻にして子宝にも恵まれると・・・素人は危険なので真似し
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くう様、最終回まで毎回丁寧なレビューありがとうございました!!お疲れ様でした!!
ホントですよね~~・・・なんか最終回、いろいろ詰め込まれすぎて話についていけなかったです。せめて、あと1話伸ばして、2億円のことや香月さんのこと、ミチルと家族や初山などのことを丁寧に描いてほしかった。ホント、おっしゃるように、おいおい2億円は??ってなりますよね><;;
出ていた役者さんたちがみな丁寧な演技であっただけにそれも最終回の話の流れで、なんか物足りない感じになっちゃって残念です。大森南朋さんとかとてもいい味出していたのに・・
でも、ドラマのストーリーやアイデアははとても面白かったです。こういう良質なドラマは最後まできちんと描けるように放送回数や時間も考えてほしいですよね。
「書店員ミチルの身の上話」最終話
最終回「告白」 視聴率7.4%
「書店員ミチルの身の上話」第10回(終)★大森南朋の身の上話
よる☆ドラ「書店員ミチルの身の上話」
第10回(最終回)〜告白
サブタイトルは『告白』ですが、「懺悔」って感じも・・・。
−◆−
バスターミナルでミチル(戸田恵梨香)と出会…
書店員ミチルの身の上話 最終回「告白」
ついに、ナレーターの男… ミチルの夫となる香月(大森南朋)が本格登場。やはり、バスの運転手さん、だったのですね。
彼が途方に暮れているミチル(戸田恵梨香)に声をかけた
よる☆ドラ 「書店員ミチルの身の上話」 最終話 告白
「一緒にお父さんを待とうね・・・」ミチル
えっ・・・・・・これで終わり・・・・・( ̄‥ ̄;) ・・・・?
|||||/( ̄ロ ̄;)\||||||| マジか?!いやいやいや・・・・こりゃ、視 …
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そうなのよね~
今までがおもしろかっただけに、この最終回じゃもったいなかったよ。
やっぱり香月とミチルのエピソード足りなかったよね。
急に結婚しちゃったし、それはいいとして、夫婦愛が育まれる様子もわからないから、待っててくれるのはわかったけど、間がすっぽり抜け落ちてるような印象だよね。
そうそう、コレって2億まったく関係ないかんじだよね。
タテブーは2億もアレだったけど豊増との3角関係の方で殺されちゃった感じだし。
宝くじにあたったことで始まってはいるけど(それで見始めたのもあるけど)その後はお金絡んでこないもの。
これも原作通りなのかな~?
役者さんたちは、みんなすばらしかった。
高良君、わたしゃ、竹井のイメージひきずりそうだよ・・(⌒▽⌒;)
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お久しぶりです。終わってから(30分だし早いし)えーー!!って言っちゃいました(笑)。2億円は本当に関係なかったなぁ。竹井の狙いが金だったらわかったけど。
残念!!
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あ~、おんなじです。
悪くとるなら 最後まで行き当たりばったりじゃない、ってくらい簡単だった。今まで面白すぎたので余計そう思うのかもしれないね。
ミチルさえよければ他はどうでもいいんかい!とも思った。
>私が一番腑に落ちないのは、このドラマにおいて2億円はほぼ不要なエピソードになっている事です。
全くです、2億当たってなくても同じ話になってた気がします。いつばれるか、見ている側が勝手に妄想しただけで これも最後あれっ?ってなりました。
唯一 竹井の顔はよかった!美しくて怖かった!!最後まで裏切らなかったよね。
いっそ「竹井リターン」という続編があると思えば今回の最終話もがまんできるかもww
殺人に遭遇する不幸のアイテム「2億」を教会に押し付けたミチルってのはいかがでしょうか?(黒くてゴメン)
「桐島」の件、私のフライングだったのね、ごめんなさい^^ くうさんが黙ってるわけないものね。光栄なレスをいただきましたが、すっごく好みが似てますが、ホラーが苦手です^^;(「ミチル」みたいのは大好き)
あと、ずっと結夏に似てると言っていたくうさんが 光生なところがあるとまさかの告白をした時、アハハ、いっしょだ~と思いました^^(わたしも両方) けどこの頃 灯里的な部分も自分のなかに感じてまして きらわれちゃいそうですね^^;
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おはようございます。
>何だか…とっても急ぎ足な最終回だったんですけど……。
この点は、みんな同感でしょう。
第8話の「正体」までは素晴らしかったのだから、第9話でミチルの「放浪」を描いたりせず、第9話は香月さんとの出会いから始めて、2話かけて夫婦の機微を丁寧に描くと説得力がもっと出たように思います。第9話は石橋蓮司の無駄遣いと思ったので、合津直枝監督も原作通りキツキツに構成するよりも、もっと柔軟性を持った構成をすればよかった気がします。ただ、その融通のなさが合津監督の個性なのかもしれませんが・・・
>竹井がどうやって警察も知らない香月の妻殺しを調べたのかもサッパリ解りません。
竹井が香月の犯罪に気づいたのは、同じ犯罪者ゆえの嗅覚によるものじゃないでしょうか。そう考えれば一応理解できます。
>そんな間抜けな警察が、竹井のような狡猾な男の犯罪をちゃんと捜査できるでしょうか。
警察が竹井を捜査して犯罪に気づくかですが、一応可能だと思います。まず、香月が告発しているので、逮捕は確実にされます。
そして、浜田山のマンションと料理学校の車を調べれば、死体の痕跡が出てくることは、現在の科学捜査では十分ありえます。竹井の巧妙なのは、死体を無造作に捨てることで、事件の存在を隠すことにあるので、事件の存在が警察に知られてしまえば何の意味もありません。行方不明者が3人も出ていればまず逃げられないでしょう。
ドラマのよくできている点をひとつ上げれば、久太郎の死体の後始末をしたのは、竹井と高倉だけで、ミチルはただ恐怖に震えて見ていただけで、あと久太郎のことで少し嘘をついた程度で、竹井とは明らかに罪の程度が違います。
>私が一番腑に落ちないのは、このドラマにおいて2億円はほぼ不要なエピソードになっている事です。
2億円はミチルちゃんという平凡な女性が動き出す動機になる何かで、別に他の物でも構いません。ご存知でしょうが、映画ではこういうものをマクガフィンと言ったりします。(映画では宝物が多いです)
実は、くうさんの見ていない「いつか陽のあたる場所で」が素晴らしいラストを迎えたので、「ミチル」は二の次になってました。
それと、次回は「極北ラプソディ」だって。主演は瑛太ですよ。もう気持ちはそっちの方へ行ってます(笑)
あと、同じ原作者の佐藤正午作品では、「アンダーリポート」がお勧めです。
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せめてもう一話増やして、ミチルと香月の関係を丁寧に描いてほしかったなぁ。
最終話はミチルそっちのけで、香月の回でしたよねー。
今までじわじわと怖さを積み重ねてきてくれたドラマだけに、駆け足で拍子抜けしてしまいました。
もうちょっと余韻の残る最終回にしてほしかったな。
全体としては、面白かったんだけど。
で、竹井はこれから先も竹井なんだと思うと、エンドレスに怖い(^^;
ほんと高良くん、よかったですよね~。
原作読んでみよっと♪