【走馬灯株式会社】第1話「Disc1 関隆広 23歳」窪田正孝ゲスト回

そこに行けばさ…
自分の人生が記録されたＤＶＤが見れるんだ。

生まれた時から今 こうしてる瞬間までな。

自分の人生、ホントに知ってるって
言い切れんのか？

 

「走馬灯株式会社」第1話:Disc1 関隆広 23歳

 

　　　　　　　　

 

夏といえば海である！プールである！そしてホラー！

…と言う事で、久々に見ごたえある番組が登場したかもーーー！

「TBS　ドラマNEO」枠といえば、金曜深夜に「桜蘭高校ホスト部」で楽しく華やかに開幕…
したかと思ったら「桜蘭高校」以降は退屈で眠い枠…。

前クールから何故か月曜深夜というますます視聴率の取りにくい時間に移行し、しかも内容も
振るわなかったので実は今回もあまり期待していなかったのだ。

しかし、面白かった～～！

TBSが名作「新耳袋」を止めたんだか休んでるんだかしてしまってから、ずっと
くすぶっていたホラードラマ界に久々に明かりが灯った…かも。

ビデオで構成されているような…といっても「新耳」とは全く違う作りではあるけれども、
この「世にも奇妙」的感覚は楽しい。

ホラーといっても幽霊ものではないので(少なくとも1話目は)、幽霊ダメな方でも
お気軽に見れる内容かと。

演出は、「トリハダ」なども手掛けている三木康一郎さん。
恐がらせるのはお手の物…のはずだと信じて、ひと夏楽しませていただきたいです。

 

ちなみに、放送地域によって開始放映日時が違うのでチェックを。

TBSテレビ（TBS）・静岡放送（SBS）…7/16　月曜 24:20 – 24:59
中部日本放送（CBC）…7/23　月曜 24:50 – 25:30
毎日放送（MBS）…7/24　火曜 26:40 – 27:20
山陽放送（RSK）…7/30　月曜 23:50 – 24:30
南日本放送（MBC）…7/30　月曜 24:10 – 24:50
北陸放送（MRO）…7/30　月曜 24:25 – 25:10

 

では、「走馬灯株式会社」第1話:Disc1 関隆広 23歳レビューは以下から。

※以下の感想はネタバレしています。ネタバレはしないで見た方が面白い内容なので、
知りたくない方は視聴後の閲覧をお薦めいたします。

 

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隆広は、恋人・結子を連れて久しぶりに母がいる実家に帰省した。

母は女手ひとつで隆広を育ててくれた美しく優しい人。
今日も笑顔で2人を迎えてくれた。

父は隆広が生まれる前に亡くなった。写真嫌いだったという事で遺影もなく、顏も解らない。

 

ねえ、この人形なに？

仏壇の紙人形を見て結子が聞く。

ウチはさ、昔から誰か亡くなるとこの人形作って供養すんだ。

これが父さんで、こっちがじいちゃんとばあちゃん。

これは？

あ～…誰だろう？

 

3人でテーブルを囲んだ後、携帯に着信が入った。
地元の友達・圭介からの誘い。

久々に会うと、圭介は少し変わった体に見えた。
そして、隆広は奇妙な話を聞くことになる。

何だよ？ 走馬灯株式会社って。

そこに行けばさ、自分の人生が記録されたＤＶＤが見れるんだ。

自分の人生が見れんの？

ああ。生まれた時から、今こうしてる瞬間までな。

そこで映像見てたらさ、最初は懐かしくて涙出そうだったよ。
でも、だんだんつらくなってきてな…。

つらくなる…自分の人生なのに？

自分の人生、ホントに知ってるって言い切れんのか？

 

たかだか23年の人生に、そんな辛いことなんてあるだろうか。

隆広は、いつしかその場所に足を踏み入れていた。

 

ドアを開けると、そこには人形のような女が立っていた。

 

ようこそお越しくださいました。
私、「走馬灯株式会社」の神沼と申します。

人生をかえりみていただく場所でございます。

そちらのディスクにあなたの人生が収められております。
早送りやチャプター再生も可能です。

何かご不明な点がございましたらあちらの内線電話でお尋ねください。

マルチ商法とかじゃないですよね？

お気に召さなければすぐに帰っていただいて結構です。

ただし、ご覧いただく映像はあなたの人生そのもの。
それを受け入れるかどうかはあなた自身の問題です。
その点だけはご了承を。

それでは 関隆広様。
あなたの23年の人生を心ゆくまでかえりみてください。

 

1番目のディスクをセットすると、テレビ画面に赤ん坊をあやす若い夫婦が現れた。
たぶん、産まれたばかりの赤ん坊。
微笑ましい幸せそうな光景。

 

しかし、これは隆広とは無関係な光景だ。

だって、隆広が生まれた時に父は居ない。
第一、映っている女は母ではなかった。

何だ、これ。やっぱり騙されているんだ。

やがて画面は電話を受ける女性に変わった。
旦那さんに何か事故が起きたらしく、電話口で叫び、慌てて出て行った。

隆広は苦情を言おう、と内線電話を取った。

 

すると…

かわいい。ホント、かわいい。

 

赤ん坊を覗き込む別の女が現れた。

母だった。

内線の受話器を持ったまま画面にくぎ付けになる隆広…。

 

テレビ画面の中で、母は泣き叫ぶ赤ん坊を抱き上げて走っているようだった。

そして、やがて、母の背景は見覚えのある家の中に変わった。
自分の家だ。

 

今日から、私がお母さんだからね。

 

そこまで見て、隆広は走馬灯株式会社を出た。

 

家に帰ってからも隆広の頭は見てきたDVDのことでいっぱいだった。

結子にアルバムの事を聞かれたが、言われてみれば生まれた時の写真がない。

隆広はタバコをふかしながら、ボンヤリと庭の隅にある納屋を見た。

子どものころからなぜかイヤな気持になる所。

 

思い出したい。

隆広は、その夜、再び走馬灯株式会社に足を運んだ。

 

ディスクを入れると画面の中で女が言い争っていた。

 

返してよ！ねえ返してよ！私の子供返してよ！
いくら私の旦那に未練があるからってどうかしてる！

未練なんてありませんよ。私には隆広がいますから。

ひょっとして…あの人が死んだのって…。

 

女の1人は母だった。
どういう事だ…。

次のディスクを入れる。

隆広はだいぶ大きくなったようだった。
歌を歌いながら玄関を開ける。

いつもなら笑顔で出てくるはずの母が居なかった。
家の中に誰もいない。

その時、あの納屋の方から悲鳴が聞こえた。

画面の中の隆広がそっちに向かって走っていく…。

 

映ったのは…

血みどろで足を広げて座り込んだ女。

 

そして、血しぶきを浴びた鬼が手に刃物を持って、こっちを見ていた…。

 

次のシーンでは、優しい母が自分を覗き込んでいた。

 

大丈夫なの？ 隆広！

あっ！ お母さん！

あなた、納屋の前で倒れてて…お母さん どれだけ心配したか。

僕、オバケ見た。

そう。
あの納屋にはオバケが出るの。
だから、もう近づいちゃダメよ。

うん。分かった。

 

そして、あの見慣れた仏壇…。

 

それ、何？

紙人形よ。人が死んだ時はその人の人形を作って仏壇に置くの。

そうすれば死んだ人も未練や恨みを忘れて成仏できるから。

誰が死んだの？

隆広は知らない人。

 

そこからは…

もうあまり覚えていない。

隆広は自転車をゆっくり押して、歌を歌いながら夜道を歩いた。

頭は真っ白だった。

 

家に帰ると、母はいつもの笑顔で迎えてくれた。

 

お帰り。遅かったのね。

……母さん…。

何？

ううん…。
……何もない。

すぐご飯にするね。

 

…聞いてはいけない気がした。

とにかく、東京に帰ろう。
結子を連れて、とにかく東京へ……。

 

おかわりあるからね。
お待たせ。たくさん食べてね。

 

…結子は？

 

結子は、そこに居なかった。

 

　。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

ビデオの中は常に主役目線なので、本人は全く映らず。
映像もビデオ映像で普通に日常生活を描き出しているところがリアル。

リアルだから恐くて…ゾッとする。

 

そして、ラストのあの首つり………

あれがDVDの代金って事なのかなぁ…。

 

映像を見ている間は、見ている人のひとり芝居のような物なので、
ゲストの演技力が問われる作品だと思う。

窪田正孝くんは、今、「平清盛」にも出演中。
上手い。本当に上手いわ。

 

結婚後久しぶりのテレビ出演という香椎由宇さんは、主役というよりナビゲーター。

不気味な存在感。雰囲気に合ってた。

 

これは、次回も楽しみ。

 

　　。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

関隆広（窪田正孝）は彼女の結子（梶原ひかり）を連れて、田舎の母親の実家を訪れていた。
母親の広子（横山めぐみ）は女手ひとつで自分を育ててくれた大切な存在。
あるとき隆広は走馬灯株式会社という場所に迷い込み、神沼（香椎由宇）というミステリアスな
女性に自分の人生がおさまったDVDを見せられる。
そこで隆広が目にしたのは、まったく見覚えのない母親だった。

(上記あらすじはYahoo！TVより引用)

 

よろしければ→【2012年7月期・夏クールドラマ何見ます？】ラインナップ一覧とキャスト表と展望

　　
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【キャスト】

神沼…香椎由宇

・Disc1ゲスト

関隆広…窪田正孝

立花結子…梶原ひかり
宮本圭介…千代将太

関広子…横山めぐみ

 
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【走馬灯株式会社】Disc1