【功名が辻】第十九話

奉公は鈍なるが幸せ。

 

疑いは持つ。されどワシとお前とは違う。

 

 

毛利へ就けと言う六平太一豊は自分は織田から離れない事を宣言した。

 

しかし、わだかまりはあるのではないか。

 

織田を裏切った荒木村重を説得する明智光秀

 

明智殿、そなたは本当に信長を信じておるのか。

 

信長のどこが良くて使えておるのだ。

 

 

光秀も迷っている。

 

安土城の天守をお市お濃に見せる信長

 

荒木を落とす話をする信長に、お濃は抵抗の色を隠せない。

 

この城の美しさは名も無き者の怨念の上に成り立っているように思えます。

 

 

しかし、は兄を庇った。

 

恐れと賞賛は似たような物。

 

信と不信は紙一重でございます。

 

 

もはや、信長の味方はお市だけなのか。。。

 

陣中で死の床についた半兵衛の、秀吉への最後の言葉。

 

安土さまに天下は取れませぬ。

 

今少し命長らえましたならば天下を取る夢を殿と楽しめましたものを。

 

これが全てを予言している。

 

信長からは、人の心が少しずつ離れて行きつつある。

 

信長の世が終わりを告げる声がハッキリと聞こえてきた回であった。

 

しかし。。。

 

たぶん歴史上に全く事実がなく、ただの創作だと思われる

 

光秀の恋愛話。

 

何だか、とっても邪魔なのは私だけ。。。?

 

こんな設定をする事で、何か面白い事あるかな。

 

こんなお濃じゃ、最後まで信長に付いてきてくれるのか

 

不安でいっぱいになってしまう。

 

笛を握りしめて、光秀さま。。。って。。。

 

不要なシーンとしか思えないんですけど。

 

半兵衛の死の場面は泣いた。

 

死の床に付きそう男2人。

 

変に大声で泣いたり涙をボロボロ流すこともなく。。。

 

その静けさが涙を誘った。

 

このドラマの中で、一豊千代の周りの唯一の良心が消えてしまった。

 

そんな気がした。

 

・功名が辻 第十八話

 


 


コメント

  1. くう より:

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    >濃と光秀の話は創作なのですねー。

    史実は誰にも見えないので、わかりませんが、

    私は創作だと信じたい(–;)

    >劇団たぬきさんへのレスの

    >>最初に入れ込んだ事がある小説やドラマなどのイメージが付いてしまう

    >あたしにとってはまさにこのドラマ!ここで描かれてる事がが全て真実かのように勘違いするとこでした(笑)。

    >と、言う事は・・・市と信長のブラコン・シスコン的な愛情も、かなり大袈裟に描いてるのでせうか?

    お市と信長の強い繋がりは、史料もないのに、ほとんどのドラマでも

    映画でも小説でも。。。描かれています。

    何故か、と言うとたぶん、お市が美しかったから(これは史実)で、

    信長もそんな美しい妹だったら手放しづらかっただろう、

    と言う想像が働いて、創作しやすいから。。。だと思います。

    実際はどうだかわからないけれども、信長と言う人は

    身内をバンバン政略結婚に利用した人で、お市も現に

    浅井にやられているし、別にただの身内の1人だったんじゃないかな~。。。

    って気もするけど(^_^;)

  2. まこ より:

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    濃と光秀の話は創作なのですねー。

    劇団たぬきさんへのレスの

    >最初に入れ込んだ事がある小説やドラマなどのイメージが付いてしまう

    あたしにとってはまさにこのドラマ!ここで描かれてる事がが全て真実かのように勘違いするとこでした(笑)。

    と、言う事は・・・市と信長のブラコン・シスコン的な愛情も、かなり大袈裟に描いてるのでせうか?

  3. くう より:

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    >私も半兵衛の死にとってもがっくりしました。

    >画面の上でも数少ない美形だったし、

    私は、とりあえず一豊さまがいればいいかなぁ。。。(^.^)

    >お濃と光秀のシーンはちょっとまずいですね。

    >市から見たら不倫のようにも受け取れます。

    と言うか、不倫ですよね。あれじゃ。。。

    あれじゃお濃は信長の事を好きでも何でもないみたい。

    信長に同情してしまう。。。

  4. かりん より:

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    私も半兵衛の死にとってもがっくりしました。

    画面の上でも数少ない美形だったし、

    ストーリーの上でもその才覚は素晴らしかった。

    秀吉は半兵衛を失って大丈夫でしょうか?

    お濃と光秀のシーンはちょっとまずいですね。

    市から見たら不倫のようにも受け取れます。

  5. くう より:

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    >不破のおじさまが死の間際に一豊にいった「主君を選ぶは武将の知恵」という言葉が思い起こされます

    あの言葉はこういう事を示しているんですよね(^.^)

    もしも、一豊が毛利なんぞへ行ってしまっていたら、

    後に天下を取った秀吉の元にずっといる事も出来なかった。

    一豊は別に先見の明があるわけでも何でもなくて、

    ただ一本気で動かなかっただけだと思うのですが、

    動かない事で、上手く行った人、って感じですね(^.^)

  6. 山葵 より:

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    こんばんは(^-^)

    話的に信長への不信?というべきか、戸惑いみたいなのが一豊の中で大きくなったきたように思えますが、とうとう六平太にも毛利へ・・・といわれちゃいましたね。

    不破のおじさまが死の間際に一豊にいった「主君を選ぶは武将の知恵」という言葉が思い起こされます

    http://wasabi5cc.blog57.fc2.com/blog-entry-201.html

  7. くう より:

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    >「国盗り物語」では、帰蝶と光秀がひそかに慕い合うみたいな設定になってますから。

    そうなんですか~(◎-◎)

    私は、実は司馬は苦手で。。。

    あまり読んでいる物がないんですよね。

    帰蝶(←元々、これだって本当の名前かどうかわからないし^^;)にせよ、

    山内家にせよ、あまり史料がなくて創作しやすいんでしょうね。

    私にはお濃には山岡荘八「織田信長」の、信長の事を

    本当に理解している妻のイメージがあって、このドラマの

    お濃は本当にイヤ~な感じです(+_+)

    最初に入れ込んだ事がある小説やドラマなどのイメージが付いてしまうのも

    歴史の面白い所ですね(^.^)

    私は断固、お濃は浮気なんかしとらん派です!(^^)!

  8. 劇団たぬき より:

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    こんばんは!

    帰蝶と光秀については、おそらく司馬遼太郎さんの「国盗り物語」から引用しているんじゃないかと思います。

    「国盗り物語」では、帰蝶と光秀がひそかに慕い合うみたいな設定になってますから。

    帰蝶については、記録が少なくて、歴史小説家にとっては「創作」の対象としてはもってこいだと思います。ドラマや小説は「史実」そのものを描くわけではないので、ある程度の「創作」はやむを得ず。。

    ま、光秀と帰蝶が「いとこ」であるという説は有力で、道三が帰蝶の婿に光秀をと考えたこともありえるっちゃありえるのかなと。。そこから「恋仲」っていう設定もあながち否定は出来ないのかなと。。

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