NHK朝ドラ【とと姉ちゃん】 第32回 感想

学費を援助していたのは隈井(片岡鶴太郎)ではなく、祖母・滝子(大地真央)だった。
常子(高畑充希)は、次女の鞠子(相楽樹)と同級生の綾(阿部純子)に相談し、母・君子(木村多江)の気持ちを考え、秘密にしておくことにする。
そんなある日、君子は隈井に学費を返そうと居酒屋に向かう。
酔っ払った隈井は、酒の勢いもあって「おかみさんに返す」とつい口にしてしまう。
真相を知った君子は、一人で滝子の元へ駆け込むのだが…

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

連続テレビ小説「とと姉ちゃん」第6週「常子、竹蔵の思いを知る」 第32話

    とと姉ちゃんop

 

※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
…テンプレだす…。

 

簡単に…ほんとうに簡単に。

今日の回は、自分は結構好きだったりする。

好きというほど何かがあったわけではないけれども、

仕事する清が見れたから…
ぉぃ、そんなに清が好きなのか。

いや、好きなわけでは無いのだが、どうもただのトンチキ枠にしては闇がありそうに見えるので、ついつい見守っちゃうよね。もう母の気持ち(笑)

 

君子さんは昼間は森田屋で働き、夜は裁縫の内職をして、少しずつ隈井のじいに学費を返しているらしい。

それが彼女の「自力でやってる」誇りなので、学費は滝子お祖母さまから出ていると知っても常子たちは言いだせない。

ただ、父を病で亡くした子どもたちは母の身体も心配だ。

綾に相談すると、

お母様の気持ちを考えたらお伝えしない方がいいと思う。
ただ、おばあ様は仲直りしたいと思ってらっしゃるかもしれないじゃない?
だとしたら学費の事をお伝えするのが仲直りの切っ掛けになるかも。

そう。
お祖母さまの気持ち蔑ろだもんね。今の状態。

綾は両親から結婚を薦められているのだという。

 

今すぐって訳ではないのよ。
でも何だか男の方が気になるようになってしまって。
そもそも自分はどういう殿方が好みなのかさっぱり分からなくて。

とても乙女らしい悩みである。

 

材木を選っていかだを作る青柳の仕事を橋から見下ろす女学生…。
こういう構図はこのドラマの素敵な所。
景観にちゃんとした奥行きがあるよね。

そして、ちゃんと仕事する清の図。
 とと姉ちゃん32-2

 

この端の1本、替えてくれ。
よく見ろ。ここんとこ虫食ってるぞ。

とと姉ちゃん32

 

おおお……
清が仕事を………。

 

今の方…。若いのに遠慮なく指図して立派だわ。

そうねえ…。

あの方は?
常子さん、お好きではなくて?

そんなふうには…。義理だけど一応叔父にあたる方だし。

血が繋がってないなら結婚だって可能なはずよ。

あ…あ~そんな事考えた事もなかった。

あなたはいいわね。

ん?

身近に殿方がたくさんいらして。
私の周りには父くらいしか男の人はいないもの。

うん。 
勉強になりました。
ごきげんよう。

 

この「勉強になりました」に何か含み。

綾さんが清と一緒になってくれないかな。
清は君子や常子が残念がっているよりも、実はイイ所がいっぱい……ある……かも知れない…かも……

しかし、綾さんの佇まいはいいわ。
お嬢さんっぽくて、でも堅苦しすぎなくて頭の良さが滲み出ていて。
  とと姉ちゃん32-1

あのワケの解らない虐め女学生たちは、その後どうなったのだろう。
もしかしたらこのままスルーになるんじゃね…と思った通り本当にスルーだよ。
あの制服がナンたらってエピは一体何だったのだ……。

 

今日の好きな所のもう一つは、玉子焼きね。
 とと姉ちゃん32-3

しつこく言うけれども、料理描写が本当にいいよね。

大将は玉子焼きの味研究をしているのだと言う。

 

五八さまのお一人に甘すぎるって言われちまってなあ。
確かに甘いだけじゃ芸がねえと思ってよ、味を変えてえって言ったらばあさんに反対されちまってなあ。
その昔 「森田屋の甘い卵焼き食やあ心が穏やかになる」って言われたのが、いまだに自慢みてえでな。

いや、俺だってな、うちの卵焼きでこの界隈のけんかを減らすぐれえの心意気でやってんだけどなあ。

 

素敵。

すてき?

食べ物の味で人の心が動かせたら素晴らしいですね。

親の代が思っているよりも、子ども世代はちゃんと考えてやっているって話なのかな、今週は。

 

かかには言わないという約束だったのに、酔って学費の出所を喋ってしまう隈井のじいである。

 

いつから知ってたの?
ずっと私に隠してたの?

違うんです。先日偶然耳にしただけなんです。

そうなんです。

鞠子も知ってたのね。

 

おばあ様は私たちを気遣って下さっているんです。

 

私たちを気遣う?ピキーーーン……

清の嫁にならなくて済むように気づかってやってんのはあたしなんだよってか…
 とと姉ちゃん32-4

 

この君子の思い込み賢母エピがめっさイヤだから早く解決させて、早く……。

 

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よろしければ→【2016年4月期・春クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

 

  
※キャスト

小橋 常子 … 高畑充希(子役期:内田未来)

小橋 君子 … 木村多江
小橋 鞠子 … 相楽樹(子役期:須田琥珀)
小橋 美子 … 杉咲花(子役期:川上凛子、根岸姫奈)
小橋 鉄郎 … 向井理

小橋 竹蔵 … 西島秀俊

青柳 滝子 … 大地真央

隈井 栄太郎 … 片岡鶴太郎
青柳 清 … 大野拓朗
森田 まつ … 秋野暢子
森田 宗吉 … ピエール瀧
森田 照代 … 平岩紙
森田 富江 … 川栄李奈
長谷川哲典 … 浜野謙太
中田 綾 … 阿部純子
星野 武蔵 … 坂口健太郎

玉置茂雄 … 大内田悠平
玉置正雄 … 加藤諒
玉置幹雄 … 藤野大輝
山田 … 田中幸太朗
杉野栄治 … 田山涼成
大迫博文 … ラサール石井

東堂 チヨ … 片桐はいり
花山 伊佐次 … 唐沢寿明
五反田 一郎 … 及川光博
谷 誠治 … 山口智充
水田 正平 … 伊藤淳史
早乙女 朱実 … 真野恵里菜
山岸 隆一 … 田口浩正

ナレーション(語り) … 檀ふみ

※スタッフ

脚本 … 西田征史
演出 … 大原拓、岡田健、藤並英樹、松園武大
プロデューサー … 盆子原誠
制作統括 … 落合将
音楽 … 遠藤浩二
衣装監修 … 黒澤和子

主題歌 … 宇多田ヒカル「花束を君に」

公式サイト http://www.nhk.or.jp/totone-chan/

 

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コメント

  1. とと姉ちゃん 第32回

    内容偶然、祖母・滝子(大地真央)と隈井(片岡鶴太郎)の話を聞き、学費を援助しているのが隈井では無く、滝子だと知る常子(高畑充希)そのことを、鞠子(相楽樹)や綾(阿部純子)に相談。母・君子(木村多江)には、黙っておくことに。だが同時に、伝えることが、仲直…

  2. 押すなよ!>『とと姉ちゃん』第32話

    先週の新発見を巡るドタバタと
    同じパターンで始まった月曜日

    良いのか、これで?

    本当に良いのか、西田!?

    …ひじゅにですが何か?

    「私がはべらせているみたい」by常子

    学校の様子が全然出てこないよな…
    と思っていたら

    今日は早速、綾さん登場!

    「お母様の気持ちを考えたら、お伝えしない方がいいと思う」
    「学費の事をお伝えするの…

  3. 押すなよ!>『とと姉ちゃん』第32話

    先週の新発見を巡るドタバタと同じパターンで始まった月曜日良いのか、これで?本当に良いのか、西田!?…ひじゅにですが何か?「私がはべらせているみたい」by常子学校の様子…

  4. とと姉ちゃん (第32回・5/10) 感想

    NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(公式)
    第6週『常子、竹蔵の思いを知る』『第32回』の感想。
    なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。

    学費を援助していたのは隈井(片岡鶴太郎)ではなく、祖母・滝子(大地真央)だった。常子(高畑充希)は、次女の鞠子(相楽樹)と同級生の綾(阿部純子)に相談し、母・君子(木村多江)の気持…

  5. くう より:

    SECRET: 0
    PASS: d0970f9a670a457ba04fd47a84598fe5
    >隈井さんが滝子さんは娘が飛び出してから丸くなったと言ってましたし
    娘にとって亡夫との絆はそれだけ大事だという事を少しずつ受け入れ結果的に
    常子達からみて剛柔の魅力を兼ね備えたお婆様になっていってるのかも。

    どうもねーーー週予告から考えるとそういう事でもないのかも~^^;

    たぶん、そんなに深読みしてあげる必要のないドラマって気もします。
    サブタイトルの通り、ととは生きている内に手を尽くしていた…という事なように思います。
    なのに君子はそれを理解していない。

    >本人に意思確認を行った筋の通った行動をとる滝子に対して
    戸主に据えただけで娘を立てているつもりで
    将来を話し合いもせず逆に立ててもらっている事に気づかない君子。

    あまり深く考えない性質の人のようですね。
    おっとりしていそうで短気で短慮。

  6. 巨炎 より:

    SECRET: 0
    PASS: ec6a6536ca304edf844d1d248a4f08dc
    >親の代が思っているよりも、子ども世代はちゃんと考えてやっている
    前回の我が子視点の話ですが結局、目下の者が自分の思う通りに
    動かない考えていない事態に直面して、それを
    どう受け止めるかの積み重ねなのだと思います。

    隈井さんが滝子さんは娘が飛び出してから丸くなったと言ってましたし
    娘にとって亡夫との絆はそれだけ大事だという事を少しずつ受け入れ結果的に
    常子達からみて剛柔の魅力を兼ね備えたお婆様になっていってるのかも。
    しかし君子の方は竹蔵との関係を神聖視するあまり
    その価値基準から少しでも外れたら否定しているのが現状。

    常子を跡取りにと考えても、まず母親である君子に、次いで
    本人に意思確認を行った筋の通った行動をとる滝子に対して
    戸主に据えただけで娘を立てているつもりで
    将来を話し合いもせず逆に立ててもらっている事に気づかない君子。
    [打消]↑経済力の有無という一点を除けば誰かに似ているような…。[/打消]

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